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112ページ 謁見希望。

 オレ程度の転移魔法だと遠いし初めての知らない場所に飛ぶほど無謀でもないので

魔王城までは送ってもらった。


ペットボトルに閉じ込めた魔王さまの城よりは大きいね。

門番さんに名乗って魔王さまに取り次いでもらう。


ココの世界の神官さん達と勇者の一行が来てることは皆知ってるらしく

執事風な魔族さんが出て来た。


「神殿で神さまからココの魔王様のお相手をするようにとお言葉をいただきました。

友人の勇者と魔法使いをお返しいただきたいです。

帰りを待っている者もおりますので」


どうみてもガキなオレがこんなことを言っても信用されないかなぁ。

なんて思ったんだけどそうでもなかった。


お目通りできるかどうかお伺いしてみようと言ってくれた。

ありがとうございます。

お会いできないと話が進まないもんね。


通されたのは丸い中庭だった。

執事さんはいつの間にか居なくなっていた。

入ったのとは反対側の壁が開いて魔物が出てくる。


あーコレって謁見希望者の選抜試験なのかな? 


オークみたいだけど大きいからオークキングとかなのかね。

一体だけだけど大分興奮してる。

掴みかかって来たので一本背負いで投げ飛ばした。

おーい、もう終わりかい? 


気絶したようなのでまわりを見回したらちゃんと観客がいた。

執事さんと神官さんらしき2人、そして偉そうな美少女。


執事さんに聞いてみる。

これで終わりなんですかぁ?


「まだだ! 次はオーガだ!」


オーガはヤだな。トラウマだもん。

なので瞬殺した。

アイテムボックスから出した槍の石突を割れた腹筋の間に突っ込んだだけ。

まあ、単純な胃袋攻撃だね。


三番目に出てきたのはグリフォンだったけどなんかめんどくさくなってきたので

電撃を落としてみた。

死ななかったけど意識は飛んじゃったね。


美少女が魔王さまなんだろうか? 

高校生か中学生かはっきりしないけどオレよりは多分年上だろう。


さてこれで謁見を許可いただけるかな?

高校生勇者と魔法使いのクラスメイトを帰してくれるといいんだけど。

 う~ん、勝利条件が提示されてないよねえ。

オークキングが気絶した時点でオーガに切り替えだったから

別に殺さなくてもよかったみたいですよね。


美少女魔王……いいですねえ。

攻撃しにくいところがね。

まあ、マモルくんは差別も区別もしないでしょう。

このまま魔王戦……かなぁ? 

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