100ページ 空の底。
やってきましたオーガ軍団。
オーガだけでなく、いろんな魔物がそろってるね。
オーガの命令に従ってるので全部オーガ軍団でイイよね。
見渡す限りがオーガの軍団で埋まっちゃってるよ。
宣戦布告とかをする気も無いらしく石、岩、丸太、もちろん矢なんかも飛んできた。
まあみんな風魔法で弾き返したけどね。
やられっぱなしじゃあ居られないのでお返し。
三日も前から集めておいた雲。コレですよ!
「空の底が抜けた!」
あー、義賊の勇者さんの感想です。
何をしたかと言うと雹を降らせたんだ。
大きさはバラツキもあるけどテニスボールくらいかな。
アラレと雹は大きさが違うんだよ。
アラレは5ミリ以下雹は5ミリ以上のが全部なんだ。
雹は大きいものだと直径三十センチ近くて重さが三キロくらいのものまで
あったらしいよ。
カボチャとかスイカくらいかな。
そこまで大きくないけど空の高いところから降ってくる氷の塊だからねえ。
危険極まりないことは確かだね。
おまけにコレができるのは積乱雲の中なんだよ。
積乱雲は雷の住処でもあるんだ。
なので魔力で誘導して司令部らしきところに落とした。
でもコレは同じところに何度も誘導できないのがとっても残念な点だけどね。
と言うことで、そこらじゅうに落としまくりだよ。
下手な鉄砲も数打ちゃなんとやら。
勇者が五人もいるんで電魔法は使い放題だしね。
あー、でも雹を降らせたのはダチ勇者どもには不評だったよ。
「「「寒いじゃねーか! このアホ!!」」」
ス、スマン。
敵の数が多すぎたからなんとかしたかったんだよ。
ホントは隕石を降らせてみたかったんだけど
どう考えても無理なんだよね、オレだと。
師匠な勇者さんなら軽いだろうと思うけどね。
なので自然現象を魔力で誘導してみたんだよ。
結構効いたみたいだね。
おや? それでも攻撃に来る頑丈な方々がいるねえ。
門に向かってるということはやっぱりあそこが入り口だと思ってるんだよね。
でも仕掛けがあるんだよ。
折角来たんだからおもてなしといこう。
いやぁ、魔法って便利だなぁ。
雹の被害は結構多くて日本でも死者や負傷者がゾロゾロでてます。
ウィキペディアによるとインドとかバングラデシュですが
百人とか二百人くらいの死者がでたこともあるんだとか。
日本だと最近では二千年に千葉・茨城で負傷者百六十二人
なんてことがありました。
負傷者がでると軍隊の機動力は落ちます。
だから地雷が無くならないんです。
アレは負傷者を増やすための兵器ですからね。
死者は放って置けても生きてる負傷者はそうはいきません。
戦闘要員を救助に使うことになって戦闘力、機動力が
落ちるわけです。
でもコレは魔物の軍団ですから負傷者も放置でしょう。
さてマモルくんたちは勇者さんが来るまで持ちますかね?




