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向田邦子さんのブログを読んでみたい

作者: ミュウ吉

        「向田邦子さんのブログが読んでみたかった」


 まず驚いたのはこのサイト、エッセイの投稿が多いのですね。おそらく若い方が多いと思うのに。私の若い頃はエッセイなんてつまらなかったですよ。ストーリーを追い求めるから。横溝正史の原作を読んで新着の映画観に行く生活でしょうか。

 だからエッセイなんてつまらないと思っていたのです。今の私ではないですよ、ピチピチの若い頃です。年を取るとね、人が死ぬとか、恋愛でドロドロするような話は見たくも聞きたくもなくなるのです。だからエッセイの愛好者は年齢の高い方が多いのではないでしょうか。

 当時私は20代半ばでしょうか、キオスクでなにげなく小説雑誌を買ってつり革につかまりながら読んでいたわけだけれど、これが「新宿のライオン」という作品だったのです。車窓からライオンを見たという話です。状況が最高でしたね、乗っていたのが中央線かどうか覚えていませんが。文章うまいし、おかげで私は若くしてエッセイに触れることができたのです。

 この人は職業作家だったので完成度は高いです。どちらかと言えば感情を抑えるタイプだったと思うので、どこにもほころびはないですよ。

 だからもし彼女がブログを書いたとしても感情をストレートに表現することはなかったと思います。それでも本音は書くと思います。そうでなければ書く意味がないからです。だから読んでみたい、叶わないことではあるけれど。

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― 新着の感想 ―
[良い点] なるほど! 向田邦子という作家に傾倒しましたか。 私は、半村 良を読み漁りました。 人それぞれ、作家もそれぞれ。 ただ、そういう出会いは好いものですね。
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