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アナと世界の終わり 17年

2020年7/26〜7/27タブレット端末にて執筆し午前脱稿 同日お昼投稿

ところで何故黙示録なのかと言いますと 世界の終わりに全ての死者が復活し信徒とそうでない者を区分けする作業とやらが始まるそうです。 

【 早世した友人が関わった短編自主制作映画を残されたメンバーで劇場公開作品に……作り手の気負いは分かりましたがミュージカルとゾンビ映画の定番ネタをマッチングさせようとした結果は 何かイマイチ(苦笑) 馬鹿に徹し切れない脚本とイマイチ感情移入しきれない登場人物に対する違和感がねぇ せめて要所要所でゾンビが明るく派手に登場人物達と踊ってくれたら傑作に成り得た映画でした やってる事は今年最低のアニメだと断言出来る日本沈没2020とどっこいどっこい 】


★評論家や賞レースではかなり良い評価貰ってるみたいだけど 頭から尻尾まで楽しめたショーン・オブ・ザ・デッド知ってると馬鹿さ筆頭に色々足りない あのどうしようも無いDQNヒロインに好感抱けた物好きな方は高評価かな。 

私は駄目でした(=_=)


原題:ANNA AND THE APOCALYPSE

アナと黙示録

イギリス劇場公開作品 但し2017年先行映画祭上映

2018年 イギリス・アメリカで劇場公開

2019年 日本劇場公開

原作:ライアン・マックヘンリーの短編映画

Zombi Musical 2010年発表

■動画サイト閲覧可能 キャラ設定無しな此方の方が正直好みです



 ガス抜き回に選んだのは期待した程でも無かった前評判倒れのポンコツ作品。 私は工業高校出身ですから普通高に進んだ連中が抱える社会への葛藤とか将来への不安、果ては親への反発なんて精々小説や映画にアニメ作品で疑似体験した程度でしか有りませんが 小学校高学年か中学生ならともかく高校生になってまで其れに悩み当たり散らすこの映画の登場人物達見てて、本気でイギリスの将来が心配になりました 今時何もかも海外から学べ北欧なんか教科書すら使ってねーぞと日本下げに忙しいお馬鹿ちゃん達は此れ見てどう反論するのかな? 


リアル現役高校生が綴った発言でも無いフィクション作品だし、実際はかなりまともだと信じたいけど 海外の底辺はインスタやYouTube映えするからと死体と記念撮影したり誰彼殺したりするDQNや○○ガイが普通に存在してるからイマイチ信用性が皆無 そもそも文明社会の筈なのに都心の夜道を独りで歩けない辺り 下手な南アフリカのスラムやインドの貧民窟以下なんじゃねーかと疑いの目を向けたくもなります ホント子供の頃は見た目早熟でかなり大人びて見えた (……まあ本当に25歳以上が演じてたと後年知って心底がっかりしましたが=_=) アメリカやイギリスの俳優や女優って憧れだったんだけど 何時から間抜けな珍獣を檻の外から眺める状態になったんだかね 


まあとにかく、ミュージカルなのに歌と踊りはイマイチ切れが無いし 演義のみならず脚本もギャグも微妙に滑り 見る人により露骨な迄に好みが別れる作品です。 案外10年先に再び再視聴したら評価が変わるかも知れませんが阿呆でベタな笑いを求めていた2020年7月末の私にとって色々残念な物語でした 本編で評価出来たの コメディを意識したアニメ=エンドロールぐらいかな。



【 唯一、ミュージカルらしかった場面は オリジナルの其れをスケールアップした ヒロイン本人はイヤホン使って音楽聞いてて気付いてないけど周囲は大惨事な新しい朝が来た♫とやらかすシーンですかね 何にせよ 小さな楽園(リトル・ヘイブン) は宇宙人に侵略されたりゾンビが大発生したりと色々危ない街の様です それにしても敢えてトランスジェンダーの登場人物追加してその物語無理やり挟んだり 尽くギャグが滑り最早痛々しさしか感じないこの映画 何故評価されたんだろう? 】


★まあアレだ いっその事インド映画でリメイクしてくれないだろうか


☆此れから見る人に警告しときますが舞台はX'masシーズン迎えたロンドン近郊のニュータウンです。 まかり間違っても夏場に見るもんじゃ無い(*_*)



 幼少期から此処で暮らす主人公(ヒロイン)アナ・シェパードにとって反吐が出る程退屈なロンドン近郊の新興住宅地リトル・ヘイブン。 住人はどいつもこいつも顔見知りだけど 最近ロンドンから流れて来たホームレスが橋の下やトンネルにダンボールハウス築いて治安は最低 ゴミは散らかり放題だし何か野良犬の様な臭いがするそんな街。 勿論クラブなんて洒落たモノは存在せず、若者達の溜まり場は時代遅れなボーリング場とスーパー兼ねたホームセンターぐらい   


自分は誰からも縛られる事無く もっと自由に生きたい


(はは)が早世し、男手1人で娘を育てるため自分が通う高校の用務員の仕事についた父トニー・シェパードを負け犬と軽蔑し 幼馴染で不器用な好意を寄せて来るジョンを内心見下している彼女の "もうすぐ高校卒業し大人の仲間入りしないといけない年齢の割に余りに幼稚で自分勝手な願望" が皮肉にも実現したのは 2017年のX'masの夜だった。 大学に進学したら寮生活が待っているし色々物入りだからと父を説得しジョンと共に始めた街のボーリング場でアルバイト その金の本当の使い道は数年休学し実行する筈だった 憧れの地オーストラリアでの貧乏旅行(バックパッカー)と羽目外しだと発覚 


12月22日朝 車内での世間話から始まった最後の親子ゲンカは 必死に取りなす幼馴染(ジョン)と どっかの国の間抜けな製薬会社から漏れパンデミックを引き起こした疫病のニュースを流し続けるラジオを切り替えヒップホップ調な曲をバックに延々と続く事になる 高校はニュータウン世代の卒業契機に生徒の数が激減するので規模を縮小する事が決まっており 既に若手教師の大半は転勤済。 残っているのは此処を離れずに済んだ少数と引退が決まっているお爺ちゃんお婆ちゃん先生ばかり 校長先生も定年引退 生徒や同僚達に徹底的に嫌われているクソ野郎 アーサー・サベージ教頭 が何故か校長に抜擢されたらしい

 

映画じゃあるまいし正直者として生きても現実は必ずしもハッピーエンドとはならない 卒業寸前に同性愛(レズビアン)をカミングアウトした男装女子ステフ・ノースはクラスメイトのみならず教師や両親からも距離を置かれ アナの元カレで不良気取りのニックは3人の子分グラハム/ジェイク/ディクシーを引き連れ周囲の人間に誰彼構わずケンカ売りまくる様になった。 楽しい季節なんだしもっと馬鹿にならなきゃ 電飾付きX'masツリーのセーター披露しアナを笑わせようとしたジョンの気遣いも空回り 元気なのは今夜のファッショナブルで前衛的にも程が有る舞台劇の準備に余念がないリア充カップルなクリスとリサぐらい バイト先での些細な口論から雇い主に怪我負わせたアナとジョンは多分クビ 雪が降り積もる公園でヤケクソの様に転がり回る。

 

酔っ払いか麻薬中毒(ジャンキー)? うめき声上げ街の中をフラフラ歩き回る見知らぬ人々 深夜異変に最初に気付いたのはサベージ教頭だった 学校の外で生徒が貪り食われてる パーティー会場は立て籠もり現場に早替わり。



 12月23日早朝 どうやら父はイベントの後始末で家へ戻れなかったらしい。 昨日の今日で不機嫌モードな分からず屋との対決を免れたとご機嫌モードのアナは出来合いの朝食を早々に済ませお菓子を食べて何時もより早めに家を出る ニュースは退屈だから絶対見ない スマホに配信された音楽で踊り歌う彼女は気付いてない あちらこちらで家が燃え隣近所の住民がゾンビに襲われているのに 同じく公園での無邪気なやり取りで告白する勇気を決めた幼馴染(ジョン)も周囲の異変に目を向ける余裕は無かった 学校への近道となる公共墓地で歌い踊る2人が異変に漸く気付いたのは顔面がズタズタとなりうめき声をあげ襲いかかる雪ダルマのオジサンの頭をウッカリシーソーで吹き飛ばしてから 首だけになってもあうあう喚く此れはいったい何 スマホも繋がらなくて何も情報が入らないし 辺りには銃声と悲鳴そしてサイレンが鳴り響く 


今更ゾンビがウヨウヨしてる自宅へは戻れない 取り敢えずフードコートやトイレにテレビも置いてるボーリング場へ逃げ込むアナとジョン 其処には同じ様に惨劇を目撃し立て籠もるクリスとゾンビ化したホームレスに襲われそうになり逃げ込んで来たステフも居る。 窓の外で始まる軍とゾンビの戦い テレビニュースや動画ネット配信で漸く事態を把握する4人 だがスマホ片手にスクープ映像狙うクリスとこの後に及んでも 的外れな悪ふざけを続けるジョンの態度に閉口したアナとステフは取り敢えずトイレ だが其処にはゾンビと化したボーリング場のオーナーと従業員達が居た 頭潰せば奴等は死ぬ 傍から見てると間抜けそのものな潰し合いを続け何とか咬まれずに生き残った4人は此処で1泊 


12月24日 軍隊は全滅 ビニールプールに隠れ家族や恋人が避難しているであろう学校を目指すが 爺婆ゾンビに囲まれ身動きが取れない 其処へ現れたのはカートを押し金属バットや鉄パイプを武器に ゾンビ虐殺と食料品やゲーム機の略奪に勤しむニックと3馬鹿 だけど近道だからとホームセンターの園芸コーナー通ったら3馬鹿は呆気なくゾンビの餌食に(-_-) ボロボロになりながら学校に到着した5人を待ち受けていたのは 逃げ出そうとしたサベージ教頭により開けられたドアから大量に入り込んだゾンビの群れ 


既に大半の生徒や教師達は喰われて退場 心臓発作起こしたクリスの祖母を看取っていたリサとクリスは無事再会出来たものの 取って付けた様なトラブルにより敢え無く咬まれた 体育館で何故か始まる父トニーを人質にしゾンビけしかけるサベージ教頭vsアナ.ニック.ジョンの戦いはアナを庇ってジョンとトニーがゾンビに喰われ退場 舞台から突き落とされたサベージも結局喰われた 助からない2人を囮に体育館を脱出したアナとニックを包囲するゾンビ 最早此れまでと覚悟決めた2人を助け出したのは屈めない奴等を出し抜き 匍匐前進でゾンビの攻撃を回避して車を確保して来たステフ いきなり始まる血塗れのリサとクリス 同じくゾンビになり掛けたジョンとトニーの別れの歌が視聴者のSAN値をガリガリ削ったのは書くまでも無いかな(-_-) 


アナ、ニック 君達が望んだ通り自由が手に入ったよ 何処へ逃げるか決めてくれ


同性愛カミングアウトを気持ち悪いと完全否定した2人に強烈なカウンターを喰らわせるステフ お疲れ様ですと書かれた看板の前を通り過ぎ追い縋るゾンビ達を振り切った車はあてどない旅へ 突如現れたサンタクロース姿のゾンビがメリークリスマス叫ぶ? アウアウ言ってるだけだがが多分其れだろうなとなる場面を最後に物語はエンドロールを迎える。





追記させて貰うと日本語吹き替え版はかなり健闘してます いっその事昭和の海外コメディのノリでアドリブ全開でやれば逆転の目も有り得たかな?

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