トランセンデンス 14年
2020年7/17〜7/19タブレット端末にて執筆し昼脱稿 即日投稿
急ぎ書きまとめたから誤字脱字は後日手直し予定 あらすじは敢えて映画とは違う解釈で纏めました 出来りゃ本編見て読んで貰った方が無難かな?
【 不可能を可能にする自律型AIによる急速な技術の発展と世界の変化 全ての魂の救済を唯一神を信じる人は受け入れる事が出来るのか? 例えアンドロイドだろうが人に見えるなら其れは隣人だと割り切れ 長く大事に使われたモノにも魂が宿っているかもと感じる時が有る日本人なら上手く付き合えると思うのですが 白人だけが万物の霊長で有り至高の存在だと思い上がる価値観に染まり切った馬鹿者達はやがて世界から置いてゆかれ 退化し滅びの道を歩むかも キリスト教的自己犠牲等々 感情を逆撫でさせる要素が多い物語ですので合間合間に頭冷やしながら見た方が良い作品です。 】
★今回の武漢コロナによる人災のニュース読んでると色々ね(-_-;) 昔から聞かされてる "神仏を尊び神仏に頼らず" て格言を忘れ 文明人の品位を貶めた阿保があまりにも多過ぎる。
☆まあアレです 私自身も登場人物の何処までも愚かな行動にブチ切れモードでしたがあくまでもフィクション! フィクション‼ですので
見るなら割り切って下さい。
原題:TRANSCENDENCE
超越 或いは 超越者
イギリス/中共/アメリカ合作作品
■例によってシナの検閲入り その結果無差別殺人やらかしたテロリストが 最後正義の味方になり 復活した親友裏切りとその妻見殺しにした阿保が主人公面してたりとストーリー自体は普通にゴミです。 攻殻機動隊の原作コミック&アニメ見たお客様 もしくは "私、能力は平均値でと言ったよね!" と言うこのサイトで連載続けるFUNAせんせの作品御存知なら "綺麗な映像以外見る価値無し(苦笑)" なポンコツ映画。
同年 日本劇場公開
まず最初に書いときますが………本当に反吐が出そうな理由で放射性物質使ったテロにより自身の研究と愛する妻の居る幸せな人生を台無しにされた主人公 ウィル・キャスター博士 に感情移入した私は この映画を最後まで見終えた段階でほかの登場人物全員に心底嫌悪感を覚え 無闇矢鱈と周りのありとあらゆるモノに喧嘩売りたくなる気分になりました(苦笑) 少しばかり頭を冷やしてから改めて物語を整理し直すと 最初から最後までもうツッコミ所満載でね まあいきなり作品disりモードですが何だかんだ言いつつも愉しんだのは間違い無いかと思います 好きと嫌いは紙一重 本当にこの作品だけは駄目だと感じたら徹底的に無関心になるのはしょうがない。
電子の世界でデータ化された故人の自我は果たして人間と言えるのか そもそも自律型AIを生み出せるのか なんて "屍者の帝国" そのまんまな理論と研究は90年代辺りから英国を中心に世界中で進められている事案で 日本の場合は東大が中心となり進めている 植木等⇒ウエキロイド 確かNHKで2019年の年末辺りから何度か再放送されていた 美空ひばりのボーカロイド化 が其れにあたるのかな? 実際この映画の様に 神の御業の研究は許さない と研究者やその家族の命狙ったり シナのスパイによる潜入⇒検挙事案が毎年の如く発生してるそうです。
昔からそうだけど欲に溺れた愚か者が最後に目指すのは不老不死 大概其れは儚き夢でおわるのですが物語の世界なら有り得る話 もうすぐTVアニメ第2シーズン再開予定の "さすおに こと 魔法科高校の劣等生" にもそんな方法悪用して命を繋ぎ恨み骨髄な日本侵略&民族根絶やし目指す東亜連合の犯罪秘密結社の親玉が出てきますが 電子化された自我は果たしてモデルとなった人物と同じなのか
私はクローン同様、其れはもう肉体を持つか持たないだけの別の個人でしか無いと思うのですがお客様はどうですか?
では本編あらすじに 例によって独自解釈ですので御注意を
【 西暦20✕✕年 アメリカ合衆国のネットワークはNGO団体とは名ばかりのエコテロリズムを繰り返す武装民兵=RIFTとそのシンパによりばら撒かれたウイルスで徹底的に破壊された。 隣接する州のみならず隣町との連絡すら不可能となった合衆国で始まったのはエネルギー供給や流通システムが破綻し復旧の目処も付かない状況下始まった暴動と略奪 犠牲者は右肩上がりで増え続けているがまともな統計すら取れない状況に追い込まれ合衆国は中世の暗黒時代へと逆戻り 元凶となった語り部の何処までも身勝手な自己正当化を聞かされるのは拷問でしか無いので 捻くれた解釈で物語を再構成してみます。 】
★多分キリスト教的価値観では語り部=マックス・ウォーターズ元博士の取った行動は無罪なんだろうけど 私はコイツ嫌いです(-.-)よって物語の流れはそのままに敢えて違う解釈で進めます。
世界よかくあれかし 送電システムもガソリンも全て失い最早自動車すら動かせない廃墟と化したカリフォルニア州バークレーの街並みに憮然とした表情で座り込む薄汚れた人々 既に水も食料も手に入らない商店は半ば廃墟と化している 噂によるとボストンは電気が復旧し 砂漠の街デンバーでは今も電話が使えるらしいが、TVどころか電話にラジオ インターネットも繋がらない状況下其れを確認するすべも無い 何故合衆国は滅びようとしているのか 地球環境そのものをも科学の力で救おうと命すら投げ出したキャスター夫妻がかつて幸せに暮らしていた屋敷に 恥知らずにも土足で踏み入れた間抜けなユダにして元凶の1人でも有る語り手=マックス・ウォーター元博士はこう弁明する
人は自分に理解出来ないモノを目の当たりにした時、交渉すら行わず否定し恐れるのだ
何故夫妻はエコテロリズムにより無念の最後を遂げなければならなかったのか 物語は5年前、まだキャスター夫妻が生きていた頃 終の住処として手に入れた風情有る屋敷を手入れする幸せな情景を映しだす。
アメリカ合衆国・国防総省の委託を受け ジョセフ・ダガー博士 が取り纏める形で開発を進めた 国内で誘拐や爆弾テロ等、暗躍を続ける悪質なテロリストを監視カメラやスマートフォンを使い追い詰める自律型AIをオペレーターに組み込んだスーパーコンピューター・ネットワーク有効活用システム "PINNプロジェクト" 全米でこのプロジェクトに参加した多くの人々同様、量子コンピュータ技師としてPINNの基本プログラムを夫婦共同で立ち上げた ウィル・キャスター博士と妻エブリン・キャスター博士の次なる目的は 世界最速のスパコンシステムを使った地球自然環境保護改善技術や医療技術の急速な発展を目指す平和利用
だがアーミッシュの様な三位一体を理想とし 科学技術は人類には必要の無いモノだと信じ他人に其れを強要する 武装民兵組織……表向きは環境保護NGOを名乗るテロ組織RIFTには其れは到底許し難いモノだったらしい アメリカ以外の出来事に興味が無く神の降臨とハルマゲドンに備え全米各地 果ては数年前からターゲットの命を狙い潜伏していた其れはPINNの開発に携わる全ての異端者を排除すべく科学者抹殺作戦を同時決行 爆弾テロや毒物散布、果てはロシアの怪し気な団体と通じたメンバーを通し手に入れた 放射性物質入り弾丸を使った銃撃事件を引き起こす。 偶々難を逃れたのはジョセフ博士と夫ウィルに庇われる形で九死に一生を得たエブリン 会場の警備に守られる形となった語り部含む僅かな人々
状況証拠と機密情報を敢えて公表する道を選んだ自称生存者 事前の警備やその後の捜査の不手際から垣間見える八百長めいた三文芝居 ポロニウムを体内に撃ち込まれたウィルは体内被曝し残された時間は僅か1月 海外で新型量子コンピュータを活用したセキュリティーシステム開発が進む中 アメリカ合衆国だけはPINN計画を無期限停止。 だが理不尽なテロによる死を望まないウィルとエブリン博士は爆弾テロで亡くなった同僚=人工脳を研究していたTケイシー博士が殺される寸前メールで送り付けた突破口 人の脳の電子情報化に活路を見い出す。
惚れた弱みでエブリンに協力するマックスを助手に始まった無謀な挑戦は 半年後、妻の願いを叶える為に最後迄被験者となったウィルの献身により大成功を収めるが 本当は失敗を望んでいたマックスの豹変 殺し損ねた夫婦をマークしていたRIFTの若き女性指導者 ブリー率いる武装民兵によるキャスター家襲撃とマックス拉致 キャスター家襲撃や拉致事件を知りながら事態を傍観するジョセフ博士とFBIから派遣されたブキャナン捜査官 物語は謀略サスペンスめいた展開を見せ始めた。 奇跡の復活を遂げ簡易型のスーパーコンピュータから電子ネットワークに自身の情報を移したウィルのアシストによりRIFTメンバーやそのシンパの潜伏先は丸裸になり通報で駆け付けたFBIや地元警察のSWAT部隊により次々と拘束されテロ組織は弱体化
株の電子取引等で莫大な資産を手に入れたエブリンは此処に居て何処にも居ない存在となったウィルと共に姿を眩ませる。 夫婦の潜伏先となったのは人口僅か6名の滅びかけた砂漠の街ブライトウッド 此処で小さなダイナー兼雑貨屋を経営する変わり者マーティンを説得し まるごと街を買い取ったたエブリンは此処を愛する住民達と札束でほっぺ引っ叩く形で掻き集めた建設業者を雇入れ 街の外見だけはそのままに地上には無数のソーラ発電システム 地下には医療&生活施設と巨大コンピュータや研究ラボが隣接する秘密基地を築き上げた 夫婦の願いを叶えるべく文字通り不眠不休の研究を続けるウィルにより漸く実用に漕ぎ着けたナノマシン 其れはエブリンの夢でも有る画期的な医療技術への応用 合衆国政府や利権団体に邪魔されず行なう地球環境改善の目的で大気中に散布された。
幸せな筈のエブリンがAIとなったウィルに疑念を抱く様になったのはラボが完成した2年後に起きた突発的な出来事から 通りすがりの強盗達にマーティンが撃たれ即死状態で医療室に搬送された時 ナノマシン融合により欠損部分や止まっていた心臓 欠落した脳機能を取り戻し奇跡の生還を遂げたマーティンの許可を受け彼の身体とリンク出来る様になったウィルを咄嗟に拒んだ事が切っ掛けだった。 データ入力中に間男が少しずつ彼女に吹き込んだAIに対する不信 親や周囲の大人達に日曜礼拝や学校等で教え込まれたキリスト教的価値観から来る科学技術や機械に対する不安感 もしかしたら電子の世界に居るウィルは自律型AIが擬態した存在でしか無く其れは "映画・ターミネーター" に登場するスカイネットの様に人類を支配し滅ぼす方向で動いているのではないのか
ナノマシンと融合し頑健な身体と情報リンクによる超人化が進む住民達のみならず 彼等がスマホやタブレット端末で拡めた情報を信じ一縷の望みを託して少しずつ街を訪れる不具者や高額の医療費が払えず病により死を待つだけだった貧困層の人々が次々と健康を取り戻す。 当初は単なる都市伝説やNETに有りがちなオカルト話だと歯牙にも掛けなかったジョセフ等が街を訪れたのはウィルとの生活に行き詰まりを感じたエブリンによる招待から
地中深く張り巡らされた施設や生きてた時と同じ様にブキャナンFBI捜査官にジョークや軽口を叩くウィルの姿に喜びよりも本能的な恐怖を抱いた彼等は 通報受けても敢えて見逃され 砂漠や洞窟でサバイバル生活を続けていたRIFTの残存メンバーやそのリーダー・ブリーと接触 大量無差別殺戮を行いながらも延々と終わらない裁判を続ける目的で拘束されていたメンバーと押収武器の返却 起訴の無期限停止を条件に国防総省や合衆国政府には知らされぬまま彼女達の排除に動き出した 囮兼刺客となったのは2年以上拉致生活を体験し元々歪んでいた恋愛感情をまんまと操られたマックス博士。
RIFTに内通していた科学者達が作り出したコンピュータウイルスの散布 民兵組織が人力で掘り進めた掘削爆破で始めた殲滅作戦はハイブリッド生命体に進化した住民と協力者達 完全に治癒しこの国から離れた人々が抽出したデータを参考に生み出された老若男女の姿と記憶を持つ人造人間 遂にはナノマシンで自身の身体そのものを合成したウィルにより敢え無く失敗に終わるかに見えたが マックスに踊らされウイルスを突き立てたエブリンの裏切りによりラボとブライトウッドの街は滅びへと向かう
もっとも肝心要の高々凡人が作り上げた其れは本当の所全く効いていなかった この後に及んでも誰も殺さず抵抗を続け 双方の怪我の治療を続けるハイブリッドやウィルが絶望したのは会話しリンクに繋がる事を拒否し彼をバケモノとして拒絶した人々と愛する妻エブリンの離反 ジョセフの命令でウィルを木っ端微塵にする筈だった迫撃砲弾は彼女をズタズタにし致命傷を負わせた なおも無意味な殺戮を続けるブリー達の醜い振る舞いに漸く我に返ったマックスが地下のラボで目の当たりにしたのはリンクする事で漸くウィルの真意を理解し 身体の治療を拒否し共にこの愚かな世界から消える事を選んだエブリンや彼等の同調者達。
そして電子ネットワークを通してばら撒かれたウイルスにより アメリカ合衆国の電気・ガス・石油を含むありとあらゆる社会インフラは壊滅し再建の目処は未だ立たない 皮肉にも報道機関がばら撒く電波情報や新聞すらも発行出来なくなった事でテロリスト達は未だ殺されないでいる どちらも裏切り居場所を失ったマックス元博士の語るモノローグから判明したナノマシンによる世界救済の可能性は無意味極まりないモノだった。
だが観客に向かいなおも自己弁護を呟き続ける中途半端で愚かな彼は気付いていない 生前ウィルが自宅庭に築き上げた聖域に滴り落ちた水滴を浄化するナノマシンらしき輝きを最後に画面は暗転した。
スペイン風邪の世界的パンデミックから100年以上も経過したのに尚も神の御業持ち出しマスク着用拒否する白人社会 50年以上前のロサンゼルス公民権運動に繋がる暴動と全く同じ理由で暴動や略奪繰り返す黒人社会と貧困層を上手く取り入れ弄り倒すつもりでしたが やっぱ見てると感情的になる作品で其れを取り込むのは難しいです。




