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アメリカン・デス・トリップ 下 01年

2020年7/16〜同日タブレット端末にて執筆し午後脱稿 割り込み投稿

急ぎ書き上げたから誤字等は後から直します。

【 父親の脳梗塞による現役リタイア 兄を見殺しにする事でマフィア撲滅&政界での地位向上に邁進する ロバート・フランシス "ボビー" ケネディ司法長官 過激さを深めてゆく黒人社会の公民権運動を取り纏める指導者 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師 とその相棒で白人の裏切り者 ベイアード・ラスティン に忌避感を抱いたフーバー長官主導で始められる 黒人勢力封じ込め作戦 ブラック・ラビット アメリカ国内の権力闘争は様々な立ち位置に居る暗部達をも巻き込み 終わりの見えない潰し合いへと雪崩れ込んでいった。 】


★此れに加えて未だキューバ奪還を諦めて無いCIAによる資金調達=ヘロイン生成&合衆国貧困層への販売作戦とか何故か主人公(ウェイン)気に入り 暗部のノウハウ仕込んでゆくピートの目的とか入るからかなりややこしい事に



 我ながら何で読んでると身も心も穢れそうな気がする 陰惨な上に極めてややこしい物語を紹介しようなんて思い付いたのか まあそもそもの切っ掛けは2020年5月に紹介した面白いけど毒気皆無でLGBTに配慮した最近のアメリカラノベ "償いの雪がふる" だったりするのですが 改めて自分が書いた感想や纏めたあらすじ比較すると 本当にあの国の思想表現の自由は大丈夫かと心配になります。 この調子でゆくとローマ帝国や異端審問が罷り通った中世へ退化まっしぐらじゃねーか 


間抜けな事にわざわざこのサイトで文章の検閲=自分で自分を死刑にしろと喚き立てる 某R氏とその取り巻き みたいな私みたいに其れなりに歳を経たおっさんから見ると知識も文章も稚拙な全共闘世代=全体主義者が居ると空気が淀むし反対意見を平然と削除するあの面の皮だけは真似したく有りません だから醜悪でも版元が増刷諦め絶版にしてもこの物語を残したい 少しでも興味抱くチャンスを…………まあそんな感じでPV見てもユニーク検索しても悲惨な数値が飛び出すこの物語を書き残して置こうと思います。


まあ流石にこのシリーズだけはスルーされそうですが 此れは自己満足と修行兼ねた御遊びと言う事にしといて下さい(笑) では続きです。



■第3部 厳戒 SUBVEERSION 1964.10月〜1965.6月


★冒頭から長々とCIA主観によるかなり偏った南ベトナム近代史が流れますがウザいので省略 要するに半島同様、ソ連の核がバックに付いた北ベトナムとの全面戦争は避けたいがベトコンはウザい ただ其れだけの話です。 そもそも合衆国は戦争に勝つ気皆無 南米の様に白人セレブが搾取出来る奴隷が欲しい そんな程度


 CIA⇒特殊任務でラオス国境地帯に派遣された軍属は相変わらず血塗れな人生満喫してるピート・ボンデュラント 共にキューバ沿岸を荒らし回り頭の皮を集めてた ローラン・ケリ フラッシュ・エロルデ ジャン・フィリップ・メスプレート チャック・ロジャース(チェイフィー)とその紹介で入った新入り ボブ・レリア二等軍曹 (実はFBIからの監視員) そして大学理工学の博士号持ってた主人公 ウェイン・テッドロー・ジュニア の7人 土産屋で手に入れた本物のベトコンを干し首にしたモノで巫山戯回る○チガイ達は 南ベトナム軍を退役或いは脱走しフランス軍から奪ったケシ畑を運営する現地マフィアを皆殺し ラオス国境地帯の3つの麻薬村を手に入れサイゴンのアヘン窟を不法占拠 ヤク中や脱走兵 娼婦達をモルモットや作業員にしたヘロイン生成とその投与実験を始めた。


ラスベガスではハワードヒューズの傀儡を演じる専属法律顧問 ウォード・J・リテル によるカジノ買収作戦と共にFBIによる黒人過激派勢力の封じ込め計画 ブラック・ラビット作戦 が始まろうとしていた マフィア/白人至上主義/FBI/公民権運動の支援を続けるウォードは多忙な日々に忙殺される中、付かず離れず付き従うアーデン=ジェーンと 或いは離婚調停を通じ肉体関係を持った主人公の元義母ジャニスとの逢瀬を重ねている。 


アーデン……あの女は見付からない事になっている 


暗殺命令出しときながらそう吐露したマルチェロの表情に疑いを抱いたピートはベトナムとアメリカを行き来しながら私立探偵やCIA、果てはマフィアの調査機関を使い 謎多きアーデン・スミス⇒ブルウィック⇒今はジェーンを名乗る黒人女の正体を探り続けて遂に尻尾を掴んだ。 アーデン・ブルウィック 彼女のかっての飼い主はウォードが名簿を盗んだ事で自殺した事にされた全米トラック乗組員組合の金庫番ジュールズ・シフリン そもそもダラスの出逢いこそが罠だった可能性が出て来る。 ベトナム戦争は泥沼化 当初合衆国に送り込まれ黒人層や貧困層から莫大な金がCIAに流れ込みキューバ国内の反政府ゲリラの武器購入費に当てられたヘロインは戦地で負傷し死を待つばかりのアメリカ軍兵士に対する安楽死薬 やがて戦いで精神を病んだ兵士達にも合成麻薬(アンフェタミン)と共に珍重される様になった。 


そんな最中、両親にJFK暗殺事件との関わりを知られてしまったチェイフィーがアメリカへ逃亡 自宅に駆け付けたピートが目撃したのは殺されバラバラに切り刻まれシンクや冷蔵庫に保管された戦友の両親だったもの 1家皆殺しの猟奇殺人はテレビ報道を賑わし最早隠蔽不可能 錯乱しベトナムから大量の爆発物も持ち込んだチェイフィーは何をするか解らない 公民権運動のデモの監視&支援を続けるウォードが目撃したのは多くの黒人層が集まった教会を木っ端微塵に吹き飛ばす爆弾テロ 実行犯はチェイフィーだった。 潜伏先に乗りこんだピートとウェインの前で得意気に犯行を仄めかす馬鹿(チェイフィー)を処刑したのは現場から血塗れ姿で駆け付けたウォード・J・リテル 多くの女子供を死に追い遣った爆弾テロはガス爆発として処理される。



■第4部 展開 COERTION 1965.7月〜1966.11月


 チェイフィー=チャック・ロジャースはFBIの潜入工作員だと判明 ウォードの身の安全を守るため彼は行方不明という事になり 死体はワニの餌として処理された もうたくさんだ マフィア幹部達と接見し最後に1仕事する形で暗部の仕事から引退する覚悟を決めたウォードは司法長官(ボビー・ケネディ)により様々な微罪付けられ収監中の大物ジアンカーナと交渉を始める アーデンはマルチェロが送り込んだスパイの可能性が高い 状況証拠を固めたピートは行動を開始。 アメリカに舞い戻り取り立て屋の仕事を始めた主人公(ウェイン)はとある汚れ仕事で遂に妻の敵=ヴェンデル・ダーフィーの消息に繋がる手掛かりを見付け出す 漸く掴んだ証拠を手にウォードの身柄保証をマルチェロに要求するピートは代わりにちょっとした汚れ仕事を引き受ける事になった。


自分と同じ様に幾つもの顔を使い分け キング牧師のお膝元 南部キリスト教指導者会議に潜り込む ライル・ホリー ウォードの同業者との痛飲 ライルは上層部への報告を敢えて怠っていた ノーベル平和賞を受賞し公民権運動に関するフーバー長官との直接会談も実現させたキング牧師が爆弾テロ以後、黒人のみならずユダヤ人や東欧諸国からの移民団体も傘下に収め始めたベトナム戦争反対運動 その真意は何処に有る ライルをぐでんぐでんに酔わせ自宅に潜り込んだウォードが見付けたモノは アメリカ全土で同時多発的に行われる予定の大規模な市民決起計画 資料を盗み車に小細工を施しライルの口封じに成功したものの その行為は兄で麻薬取締局のドワイト・ホリーやフーバー長官に感づかれてしまう。


死んだチェイフィーや心臓発作を起こし命は取り留めたものの既に50の大台が近いピートに代わりキューバ沿岸部へのテロ攻撃に参加するウェイン その合間に行われたヴェンデル捜索は過激さを増した黒人暴動等々でタイミング悪く行き違う形で終わる。 奴はあちらこちらをたらい回しにされた末ロサンゼルスに潜伏してるらしいが暴動の激化により迂闊に立ち入る事は出来ず かと言ってベトナムでやった様に無差別のナパーム弾投下なんて不可能だ ウォードの周りで再び始まった監視活動 チェイフィーやライルを手に掛けた事が発覚したら自身のみならずピートも含む全ての関係者が破滅する 一縷の望みを託し証拠書類を送った相手はロバート "ボビー" ケネディ上院議員 


アーデンの本当の目的は父を殴り殺し湖へ捨てたジミー・ホッファへの復讐 ウォードの元から盗み出した資料でホッファを破滅させた彼女と偶々偶然見付けた証拠からアーデンの正体を知ったウォードの最後の逢瀬は悲劇を孕む 元夫ダニー・ブルウィックと共にマフィアの口封じを逃れるため船で逃げ出した2人の脱出行がどんな結末を迎えたのか 真相を知るウェインは口を紡ぐ道を選んだ 恐らくマルチェロが2人を殺した ウォードの憎悪はマフィアを保護し公民権運動を弾圧するフーバー長官に向けられる ベトナムでは秘密警察がヘロイン流通に1枚咬む事になり帰還兵を通して白人社会にもヘロインが蔓延る事になる


■第5部 限界 INCURSION 1966.11/27〜1968.3/18


 ヘロインで身を持ち崩したバーブことバーバラ・ボンデュラントは色々有ってピートの元を去った 彼の家族は猫だけとなる 其れなりに冷却期間を置いた後ウェインの介入により停戦協定を結ぶ もう二度とベトナムへ行かないこととヘロインには手を出さない事 1967年1/3オズワルドを殺し死刑判決を受けていたジャック・ルビーは再審請求の最中癌が見付かり病院へ治療のかいなくこの世を去る。 ウォード抜きで行われた南部キリスト教指導者会議の立役者ベイアード・ラスティンを狙った盗聴による脅迫作戦は マイクの配置を間違えた新入りのミスでハウリングが発生し失敗 


FBIの潜入捜査官ボブ・レリアとCIAの資金調達担当課ジョン・スタントンはピート達を裏切っていた。 ベトナムから運び込んだ麻薬の売買資金で掻き集めた多くの武器の行き先はカストロ政権政府軍に搬入され彼等が有効活用しているらしい 沿岸部で襲撃チームの標的に充てがわれているのは何も知らない政権の邪魔者達 ロサンゼルスで起きた暴動契機にFBIはキング牧師の排除に動き出す 軍に多くの伝手を持つ主人公(ウェイン)の父シニアとフーバー長官が交わすのは牧師暗殺で使えそうな要員の選択 我々は既に大統領をも排除した今更恐れるモノは無い 1963年3月28日 謎の密告者(ディープ・スロート)から入手した様々な資料 共闘を持ち掛けた南部キリスト教指導者会議の支援の確約を受け 兄を死に追い遣ったフーバー長官とマフィア達を追い詰める術を手に入れたロバート・F・ケネディ上院議員は民主党代表に立候補を表明した。



■第6部 崩壊 INTTERDICTION 1968.3/19〜1968.6/9


 ピートは解雇された仲間と共に再びサイゴンへ足を踏み入れ全てを知った ジョン・スタントンの裏切り ヘロインの顧客はアメリカ兵達とバーブの様な芸能界の女達 大量の資金はスタントンとマフィアで山分け 船便にはカストロへ上納される多くの高級車。 ウェイン・シニアは義理の娘リテルの敵ヴェンデルの行方を手に入れる 情報提供者はフーバー長官本人 1968年3月30日 ヒルツホテルに偽名で潜伏するヴェンデル・ダーフィーと復讐者ウェイン・テッドロー・ジュニアの対峙は呆気なく終わった。 空港で待ち構えていたのは因縁浅からぬドワイト・ホリーとフレッド・オタージュ 控訴されたく無ければマーティン・ルーサー・キングJrの暗殺作戦に協力を ヴェンデルは主人公を誘い込む餌の役割を与えられていた


ベガスへ乗り込もうとしたピートを引き留めたのはマルチェロの代理人として現れたウォード マフィアを裏切り資金の中抜きで利ざやを稼いでいるかつての同志 スタントン ローラン フラッシュ そして仲介役のキューバ人を殺し頭の皮を剥いでくれ 勿論其れは用済みとなった猟犬を処分するためマルチェロが仕組んだ罠 だが徒手空拳で戦い武器を手に入れたピートは重傷を負いながらもターゲットを皆殺し輸送船は港へと帰投する キング牧師の狙撃を命じられたジミー・レイが上手く事を運んだら口封じする任務を与えられた主人公(ウェイン) 暗殺は成功したもののFBIと市警側の不手際でジミーは現場からまんまと逃亡 ジャニスは末期癌が判明 延命治療が始まったが長くは無いだろう ボビー・ケネディは再びウォードを裏切った 


FBI捜査官達から全てを知らされたウォードの人生は破滅確定 だが彼には今更何も未練は無い 唯一の気掛かりはウェイン・シニアとフーバー長官達が準備を整えたボビー暗殺計画 だか警告は伝わらず間一髪ピートに助け出された彼は何もかもが無に帰した事実を理解し銃口を口に咥え自身の人生を終わらせる。 主人公が掻き集めた様々な証拠からマフィアはピートとバーブの処刑命令を撤回 何もかも今更だ 引退を決心する2人は日常の世界へと そしてウェインはジャニスの復讐の手助けをするため父を拘束 ゴルフクラブで滅多打ちにされたシニアの断末魔を窓から眺める主人公の姿を映し物語は幕を閉じる。





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