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GATE シーズン2 2.謀濤編 ① 18年

2020年4/12〜同日夜タブレット端末にて執筆し脱稿 4/13深夜投稿

【 第2シーズンの基本コンセプトは "試練を乗り越えろ! 其れが出来なければ明るい未来も生きる権利すらも無い‼" 唯一神を信仰しないと社会的に抹殺される国家や共同体 或いは全体主義や共産主義(コミュニズム)の元で平等を称え、均一なサービスを寄越せと泣き喚く我儘な幼児じみた正論主義者(ポリティカル・コレクトネス)を全否定するのは "ありとあらゆる生物は生まれた時から平等では無いし、そんな価値観は勉強が出来るお馬鹿ちゃんの頭の中にしか存在しない" れっきとした現実。 】


★要するに理想は大切だけど現実も直視しなさい 貴方が動かなければ誰も手を差し伸べないよ それだけの事ですが ヨーロッパや北米に逃げ込みながら差別するな俺達の信仰やローカルルール認めろとやらかす輩には死んでも理解出来ない事。 今回退場する自称ジャーナリストはその最たる存在でした。


☆私個人は 唯一神を盲信する者と共産主義者(コミィ)にヴィーガンは 信じる宗派が違うだけの同じ生き物だと思います 神仏を尊ぶのでは無く権威に頼り他人を引き摺り下ろしたり上から目線で見下す輩は正直死ぬ程嫌いです(-_-)


日本 ライトノベル作品

柳井(やない)たくみ 著

Daiske Izuka 画

アルファポリス出版

謀濤(ぼうとう):多分造語ですが怒濤の如く押し寄せる

特地&地球サイドの各勢力が謀議を企てる内容から



 その行動と判断は典型的なアクション作品の主人公(ヒーロー)なのに やる事成す事何もかも微妙に的外れな上にどことなく気持ち悪いのは何故? このシリーズ読んでてずっと疑問抱いてたのですが文章に起こしてみると色々気付くモノです。 とどのつまり彼の本質は "誰かに教えられ社会通念上正しい行為をプログラミングに添って行っているだけの綺麗なお人形" その中身に有る筈な感情の揺らぎや躊躇(ためら)いが抜け落ちている……前作の主人公伊丹耀司(いたみようじ)も動乱編辺りまではそんな歪みが多少有りましたが、あのオッサン其れなりにタヌキだったし敢えてフザケて見せたり韜晦(とうかい)してたから中々見抜けなかった。 レレイ.テュカ.ロウリィにヤオが頑なな彼を変え そこにぴにゃ殿下が加わり少しづつ真人間になる訳ですがそれはともかく


喜怒哀楽の感情がアンバランスなピノキオ=徳島甫(とくしまはじめ)二曹を真人間に育て、彼の料理に深みや苦味を与えるならば 試練を 洒落にならないレベルの絶望と悲しみを理解させなければならない。 問題児の教育係 江田島五郎(ブラックじょうし)一佐が抱いた主人公の人物評は的確で だからこそ彼に惹かれるのは人として大事なモノがごっそり抜け落ちていたり 物理的に色々欠けているヒロイン達 特に今回から再登場する心臓奪われた亜神 "メイベル・フォーン" や自分の立ち位置は道具だと割り切っていた酔姫 "プリメーラ・ルナ・アヴィオン" なんてその最たる存在なのかも知れません。


とは言え歪な人形で居る事に焦りや疑念を抱いた主人公と彼女達は、様々な試練を乗り越えることで深みを増してゆく 前シリーズでは出来なかったギャンブルはどんな結末を迎えるのか? 最後のエピソードまで読まないと結論も出て来ないでしょう。 ではあらすじ纏めてみますかね 例によって独自解釈ですので実際に読んで判断してくれたら嬉しいな。


 

【 鎧鯨(コルヌ・ケートゥス)に襲われ両脚を膝から切断せざるを得なかった翼皇種(アヴィ)の少女 "オデット・ゼ・ネヴェラ" は意識不明の重体。 数度の逢瀬を重ねただけだとは言え、夫ディジェステフ公を喪い自身も海に投げ出され溺死しかけ……挙げ句の果てに親友が両脚切断されるのを目の当たりにしたプリメーラ⇒プリムは錯乱状態。 自分は何を間違った? 生まれて初めて体験する動揺に戸惑いを隠せ無い主人公。 だが未だ危地を脱した訳では無かった 襲い掛かる鎧鯨の群れかをどう撃退するのか? 物語は冒頭から修羅場に入ります。 】


★部下を全て喪い自責の念に駆られるアイパッチ少女 "シュラ・ノ・アーチ艦長" 動揺隠すためプリムのフォローに専念するメイド "アマレット" 自身が初めて目の当たりにした潜水艦(ちょうへいき)に内心パニックな暗部の少年 "オー・ド・ヴィー" オマケのアレも含む9人の詳細は原作参照。



 周りを多数の鎧鯨に囲まれた状態で始まったオデットの緊急手術。 夫を殺されたのに本当は悲しく無いのは何故? 自身の我儘と見栄により300名以上の民を鎧鯨に貪り食われ、悔いる親友(シュラ)に向き合えず もう1人の親友(オデット)が生死の堺を彷徨っているのに何故私は自身の身体と所属する祖国=ティナエ共和国の将来を心配しているの? 錯乱状態の彼女が感情を爆発させたのは全身血塗れ状態で応急処置室から戻り 彼女(オデット)は無事です 安心して下さいと微笑みかける徳島甫(しゅじんこう)の作り笑顔に気付いた瞬間。シュラが喚き出すプリムと口論になる寸前に始まった鎧鯨の追撃を逃れるため ディーゼル潜水艦きたしおは急速潜航……軋み出す船体に動揺するヒロイン達を余所に緊急処置室でメスを振るう医官 (みなと)三佐 戦闘指揮所でオデット号撃沈後から姿を見せない大物鯨の不意打ちを警戒する黒川艦長と乗組員の奮闘。 


きたしおは鎧鯨の奇襲攻撃を受け縦舵を破壊され、黒川艦長が頭を強打し昏倒。 多くの乗組員が戦闘不能となる中、久し振りに艦長として辣腕振るう江田島と的確な対応見せる主人公の活躍により死地を免れた 危険な任務を勝って出た人魚族(アクアス)のケミィやユーリィ等の協力を得ながら 原始的な水棲蛮族やタコかハブクラゲを連想させる危険な寄生獣パラニダが潜むブルーホールを突破しエルベ藩王国バーサ市に設けられた海上自衛隊基地に緊急帰投。 巨大河川ロマの河口中洲に設けられた基地からオデットはUS-1飛行艇でアルヌス自治区中央病院へ搬送。 


主人公達はまず藤堂等と共に待ち構えていた合衆国の諜報機関員と国際弁護士へジャーナリスト(エドモンド・チャン)を引き渡し、前回の調査任務で大規模な修理が必要となった潜水艦にししおを乗せた台船に便乗 川を遡りアルヌスへ向かう。 未だ麻酔で眠ったままなオデットを心配しつつもティナエの危機をどうにかしなければ……帝国や日本と繋ぎを作らなければいけないと決断するプリム達も許可証を手に台船へ 23隻もの戦艦と1万を越える乗組員そして次代の侯爵を失ったシーラフ侯国では既に内乱が始まっている 数度身体を重ねただけの夫の家族 海賊と鎧鯨により失われた人命にどんなお悔やみの手紙を送る? 悩み続けるプリムの巻き添えになったオー君や友人の八つ当たりを詫びるついでに徳島や江田島と交流するシュラ


アレは仕事へ出掛ける度に地雷女を連れて来る。 もっと()を甘やかせろ美味しいモノを食わせろ厄介さんとは縁を切れと呟きながら 帝国領外れの港村ロパスの埠頭で毎日主人公が帰って来るのを待っていた "自称押し掛け嫁で 蒼髪の亜神 メイベル・フォーン" も途中からメンバーに合流 (ちなみにキャラの区別が付かないから原作のレレイの髪は水色では無く銀髪になりました GATE接続儀式では腹黒な江田島の提案でカツラ被った弟子達がレレイの影武者演じてます。) ロウリィやレレイ相手に色々粗相やらかしアルヌスでも日本でもかなり肩身が狭い3人は "三竦み或いはグー・チョキ・パー" と書いた方が分かり易い関係でプリムのみならず 江田島を慕ってるファザコン気味なシュラ艦長の嫉妬も注がれる事に……もっともメイベルの方は豊かな胸部装甲持つショートヘアな僕っ娘シュラを羨望しています。 


ロウリィ同様亜神は身体不老不死だしね。


治療を終え義足製造とリハビリのため"オデット"とその付き添いに志願した "アマレット" は1足先に自衛隊中央病院へ搬送。 言葉に不自由し不安な思い味わっている筈な彼女達と合流するため動こうとするが問題が……特例措置が取られた彼女等と違い日本と外交の無いティナエ国籍のプリム達は帝国の通行許可証を申請する必要が有った。 最も其れは世間知らずのお嬢様が後先考えずに動いて有象無象の面倒くさい勢力が接触し謀略巡らせるのを恐れた特地担当副大臣佐嶋将久(さじままさひさ)の懸念受けて江田島が敢えて与えた試練だったが 悩み苦しんだ末に行動力だけは有るプリムはシュラやオー君の分も含む3人分の許可証を帝国から直談判する形で手に入れる。


 そして舞台は日本へ 実は試練を突破出来ないと予想していた江田島(どくしん)のアパートは狭くて無理。 ヒロイン達は主人公やメイベルと共に徳島の兄が所有する大型ヨット マリーンジェム号に滞在する事になった。 値段は軽く高級マンション建てられる程なヨットの操舵を満喫する 江田島&シュラの父娘のイチャイチャ場面に 相変わらず酒が抜けると挙動不審でメイベルやオー君から珍獣扱いされ凹むプリムの描写挟みつつ 数日後漸くお見舞いの許可が降りたオデット&アマレットと合流果たすべくリハビリ病棟へ 徳島の悲しむ顔は見たくないといきなり結婚し子作りをしようとやらかしたオデットにブチ切れたメイベルによりシリアスは心肺停止


双方からボコボコに殴られた徳島を余所に開催される筈だった第2ラウンドは巨大注射器片手に乱入した婦長 "黒川茉莉(くろかわまり)" により関係者一同正座で怒られる説教へと転換。 リハビリ病棟の天使として人気者となったオデットがヒロイン達のフォロー受けながら手探りの歩行訓練に挑戦する一方 プリムは国交の無い日本へ繋ぎを付けようと帝国大使館へ 


帝国でもアルヌス自治区の自衛官達も そしてエムロイの使徒達も動き出している。 技術の悪用を懸念し秘蔵されていた爆轟魔法を海賊へ流出させたのは誰なのか? そもそも何処の勢力が地球にしか存在しない筈の洗練された大砲技術を特地に持ち込んだのか? 帝国外務省が疑いの目を向けたのは多くの犠牲者を出す不祥事を起こしつつも 皇族で有った事から国外追放=アトランティアに降嫁されたはずの "レディ・フレ・バグ(旧姓ランドール)" だが故ゾルザル派で爆轟魔法の研究を進めていた 未だ行方が掴めない魔道士や彼等を匿う反体制貴族の可能性も有り容疑者が絞り込めないでいる。


偶々日本側の次世代担う議員を招待してのパーティの準備を進めていた 在日帝国大使館 駐日大使 "グレンバー・ギ・エルギン伯爵 (ちなみにエルフ)" とその親友(こいびと) "アー・ド・モア参事官(魔道士でしかも男)" 実は銀座事件の悪印象払拭する目的で、帝国大使館のメンバーは裏方除いてほぼ全員が亜人か魔道士に或いは女性騎士 は突然訪問して来た旧アヴィオン王家のお姫様登場に戸惑いつつも 敢えて日本政界やドタバタしてる本国を動かしあちらこちらに潜り込んだネズミを暴く……ついでにサングラス取ったらかなり美形な護衛 "オー・ド・ヴィ少年" を気に入り(……理由は聞くな(汗))協力を確約。 とにかく酒が入ったらかなり社交的で政治家としては帝国の現皇帝 "ピニヤ・コ・ラーダ殿下" よりも有能な彼女と サングラス外せば男女問わず惑わされる程の美少年で色々貞操が危ない "オー・ド・ヴィ" のパーティ外交は始まった。



★実は前半最大の目玉は "自分達は弱者だ だから権力者は何の力を持たない俺達を助ける義務が有る" とこのなろうでちょくちょく湧いて来る日本終わったとか老人や権力者が悪いと演説ぶちかます文士様みたいな 自称ジャーナリスト エドモンド・チャンを幼稚な宣教師みたいだなと嘲笑し徹底的に貶める "オー・ド・ヴィ" の名台詞なんですが 出来りゃ原作読んで爆笑して欲しいかな。 まああらすじがどっか行っちゃうから惜しいけどオミットしました。




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