地球が静止する日 08年
2020年3/21〜3/23タブレット端末にて執筆し深夜1時脱稿 3/23深夜3時投稿
細かい手直しは後日やる予定です。 余りに腹立つ子役の演技?とポンコツ極まるストーリーをどう解釈したもんか……悩んだ結果こんな風に纏めました。
【 目玉はキアヌ・リーブスとジェニファー・コネリーの共演だけ 評判良かった前作を遥かに下回る悪意に満ちたストーリーと性格最低な義理の息子くん (ウィル・スミスの息子が怪演⇒多分地だわコレ(汗)) のウザ芸とサイコパス演技が得意なオバちゃん=キャシー・ベイツ演じる国防長官筆頭にアメリカ政府の無為無策振りが酷過ぎて本編なんかどーでも良くなるSF映画って誰得なんでしょうか? 怪獣&宇宙人来訪映画の定番キャラ=カイル・チャンドラーも出演しています。 】
★検索したら "クソガキ" "子役が酷い" だのもう散々です(-_-) 期待してたロボット大暴れも普通に酷い(苦笑) お陰でストーリーに集中出来ない困ったポンコツ映画 つまらない訳では無いんですよ……子役の発言にかなりイラッと来るだけで
☆小ネタで "モンティ・パイソンのバカ歩き省" のジョン・クリーズがノーベル賞科学者&ヒロインの祖父として登場するのですが、ラストのロンドン・バカ歩き省職員ネタも含め気付いた人は何人居るやら せめてキアヌ・リーブスがシリー・ウォークやってくれたら……何にしても馬鹿映画だから無理かな?
原題:THE DAY THE EARTH STOOD STILL
地球が静止する日
アメリカ劇場公開作品.
同年日本劇場公開.
原作:ハリー・ベイツ著
FAREWELL TO THE MASTER 主人への告別 1940年
1951年 地球の静止する日・リメイク版
主人公等除いて脳筋度が "手遅れレベル" 要するにDQN化進んでます
2020年3月 お彼岸 本州は相変わらず武漢コロナ感染者発生&重症化でドタバタやってますが、此処沖縄では感染者と直接対峙したタクシー運転手等2名の治療が終わり犠牲者は皆無になりそうです。 尤も図書館なんかは相変わらず椅子やテーブル使用禁止だし銀行窓口も厳戒態勢維持してますので何ともはやでは有ります 映画館やショッピングモールに務める飲み仲間からは終日満員御礼で休みが取れないと愚痴られました。 まあ一番泣きたいのは中国人観光客目当てで営業してる宿泊業やブランドショップに国会中継で無為無策振りを晒した間抜けな上層部が原因で落選の可能性高まった県議会議員の皆様らしいけど……成田での検疫振り切り逃げ戻った阿呆がやらかしやがった(汗)
もう抵抗する奴は射殺すら考慮しないといけないかもです。
今回紹介するのはウッカリ手違いで借りて来ちゃった "地球が静止する日" 実は1951年版の "地球の静止する日" を借りて来た積りが中身入れ替えられてたんよ(涙) "の" と "が" で内容は大分異なりますが……タイトルだけだと間違える事確実です。 前々からウィル・スミスの息子の台詞が演技とは到底思えない程、悪意に満ちてて酷いと聞いてたからなるべく手を出したく無かったのだけど 今更お店に戻って取り替えて貰うのも一手間だからつい見ちゃいまして聞きしに勝るクソガキ振りにもう本編なんかどーでも良いからこの餓鬼一発殴らせろ‼ となった作品です。 娯楽作品として楽しみたいのに自分の黒歴史見せつけられる気分を味わうから正視出来ないのですよアレ
旧作に存在した来訪者と一般庶民の交流場面は全面カット 出逢う人々は50年以上前の其れと異なり基本DQNとお花畑ばかり 見てて連想したのが今回のコロナ騒ぎでトイレットペーパーや消毒液を転売目的で買い占めてた恥知らずな老若男女 暴徒対策でしこたま弾丸纏め買いしてた髭モジャ野郎に教会で纏まって祈祷したり最期に楽しい事やろうぜとパブに集まるお馬鹿ちゃん。 いきなり撃たれて死にかけ次は拷問……今作に出て来る宇宙人も大概阿呆だけど相手の話を端から聞く気が無い愚か者しか居ないのかアメリカは……そりゃあ殲滅を図る訳だ つーかそもそもあの国の汚物が人類代表なら私でも死刑判決出すなきっと(-_-)
ではあらすじへ 正直どちらも傲慢にも程があると嫌悪感感じたのでストーリー遵守しながらも独自解釈で色々弄ってます 本編見るか公式ホームページで内容は確認下さい。
【 まずは説明しないと意味不明なプロローグ 1928年 吹雪に覆われたインド・カラコルム山脈に何故イギリス軍人が居たのかと言う話から……当時英国領インドは中華民国との国境線を確定させる為の地図製作の只中に有りました。 要略すると地質学の権威持つ士官達による命懸けなカラコルム回廊における測量報告書によりインド・中国・パキスタン・ネパール・アフガニスタンの国境線が確定したのだけれど興味無い人には何がなんだかな。 史実通りなら周りに多数のポーターが居た筈だけど現地人だから映りません(棒) 】
★侵略者が引いた国境線を承認しない……カラコルム山脈は隣りのヒマラヤ山脈同様、今も中国とインドにパキスタンが領有権巡って争いが続いています。 此処から供給される水資源=ウラニウムやプルトニウム精製に必要な重水工場建設と農業用水の独占が狙いらしいのですが興味を抱いたお客様はウィキペディア等を参照下さい。
☆先進国のエリートで有る私が国の境界線を決める……よりにもよってそんな存在を調査員のサンプルにした結果訪れたのが世界の破滅だったと考えると……この映画もっと面白くなった筈ですが、説明不足にも程が有りますな。
1928年 インド・カラコルム山脈 吹雪を吹き飛ばすかの様に現れた光り輝く氷の球体 偶々其れを目撃した測量技師にしてイギリス軍人=ケネス・メイソンは思わずピッケルを振り下ろしたが内部から溢れ出るナニかに意識を奪われる。 数刻後漸く意識を取り戻した彼の右手に遺されたのは不可解な切除痕……そして舞台は2008年 アメリカ合衆国ニュージャージー州に有るプリンストン大学へと移る。
まずはこの物語のヒロインとなる地球外生物学者 "ヘレン・ベンソン博士" が背負う極めてプライベートな問題から説明してゆこう 恵まれた容姿で生まれ育ち経済的な貧窮も挫折も経験した事が無い彼女は、それ故に自身が何処までも高慢で有るという自覚が皆無だった。 数年前に知り合った黒人兵士と結婚したものの程無く海外任務で死別 前妻の忘れ形見で有る血の繋がらない義理の息子 "ジェイコブ" を引き取った美談を持つ彼女の周りは何時も多くの学生や独身男性が取り囲む……そんな彼女を1年半前から見ていた義理の息子がああも腐ってゆくのは自然の道理。 肉親は戦死した父親だけ 優しいだけの同居人を母親呼ばわりなんかするものかと卑屈さや劣等感を剥き出しになんかしたく無いからゲームの世界に逃避し何もせずに居る 義理の息子 は面倒臭い そう感じ始めていた矢先、彼女は信頼する同僚 "マイケル・グレイニア博士" の推薦により世界破滅レベルのトラブルに巻き込まれた。
太陽系外から様々な惑星の重力圏を無効化する速度で飛び込んで来た "隕石の様なモノ" は軍が準備していた核ミサイル等々様々な防衛システムを無効化しマンハッタンへの直撃コースへ 拉致同然で集められた様々な分野の科学者達と対応に当たっていたヘレンは人生の終焉すら覚悟していたが 何もかも吹き飛ばす筈だった隕石は大気圏突入後いきなりスピードを落とし爆発する事無くセントラルパークへと着陸。 周囲を囲むホームレスや駆け付けた警官隊に軍の対応部隊が騒然とする中、光り輝く球体から現れた銀色の人物に手を差し伸べられ其れに対応しようとしたヒロインを狙った銃撃は間違ってエイリアンに命中 瀕死の重症を負った其れを庇う様に現れた10m程の "一つ目の銀色巨人" は激昂し反撃行動を起こそうとするがエイリアンの命令により停止 その後意識を失ったエイリアンは士官学校に臨時に設けられた対策センターに緊急搬送された。
色々有って手術は無事成功したものの胎盤の様な宇宙服の中身は人間の様なナニか……初めて発した言葉から "クラトゥ" と名付けられた異星人のエージェントは忽ち英語を覚え各国の首脳との対談を申し入れる。 だが政府代表者として現れた "レジーナ・ジャクソン国防長官"と"ジョン・ドリスコル主席補佐官"は 居丈高にエイリアンの無条件降伏を要求 端から喧嘩腰でクラトゥを動物呼ばわりするその態度に嫌悪感を抱いた科学者達は尋問任務を半ばサボタージュ ヒロインに至っては敢えて情報を漏らし脱走を手引きする。 電子機器に自由自在にクラッキング出来て相手の脳から情報を引き出す事が可能なクラトゥは国防省から派遣されて来た工作員達を無力化し脱走に成功。
ドサクサに紛れ他の科学者達と共に職務放棄したヒロインを巻き込む形で50年以上前から地球に潜伏している調査員=Mrウーと接触 このままでは人間により地球環境が破壊されると判断したクラトゥにより人類浄化作戦が始まろうとしていた。 セントラルパークではアメリカ軍による宇宙船と思われる球体への攻撃や "ゴート" と名付けられた巨大ロボットの捕獲作戦が展開され 世界中の大都市では避難する人々や無秩序な暴徒による略奪行為が始まりテレビが其れを伝え続ける。 対話にすら応じる事が出来ない人類の惨めな有り様にますます嫌悪感を剥き出しにするクラトゥを思い留まらせようと必死に説得を続けるヒロイン ヒステリックに宇宙人は皆殺しだと騒ぎ立てスマホで官憲密告に勤しむ義理の息子の妨害 兎に角宇宙人殺せば何もかも上手くゆくと考えてるレジーナ国防長官 何故かゴートに嫌悪感を顕にし暴走するドリスコル主席補佐官により事態はドンドン最悪の状況に雪崩れ込んで行く
世界各地に降り立った宇宙船と数百年前から此処に潜伏していた探査機により人類を除く全ての動植物の生体サンプルは確保され大気圏から避難した。 後はナノマシンによる全人類の消去と文明の解体を残すのみ だが余りに醜い人類……特にジェイコブの有り様を見続けたクラトゥは深刻な自己矛盾に陥っていた。 人類に絶望していながらも人として生きる事を楽しんでいたMrウー 有意義な時間を満喫したヒロインの祖父=カール・ハンバート博士との対談と美しい音楽 この星の住民ですら無く地球の監視を行っている宇宙人ですら無い私は何者なのか? そもそも我々に彼等を安易に見下し断罪し神罰を執行する権限は存在するのか? 端末機器は何一つ納得出来る答えを送って来ない
我々は傲慢からこの世界を滅亡に追い遣ろうとしているのでは無いのか?
ドリスコルの暴走により誤作動をおこしたゴートはナノマシンを動かしありとあらゆる物を破壊し始めた。 浄化作戦を止める為に国防長官と直談判したヒロインとマイケル博士はクラトゥとジェイコブを連れメイン端末で有るセントラルパークの宇宙船を目指すが其れは国防長官が宇宙人を殺す為に仕組んだ罠。 航空爆弾に吹き飛ばされマイケル博士は即死 ナノマシンと接触したヘレンとジェイコブも残された時間は後僅か 敢えて自身の身体にナノマシンを吸収したクラトゥは自らの身体を解体させながらもギリギリのタイミングでナノマシンを緊急停止させる。
話し合いを拒否しあくまでもエイリアンの抹殺に拘った合衆国の傲慢がもたらした物は少なくとも数千万人の犠牲者と完全に分解され虫の大地或いは砂地と化したニュージャージーとニューヨーク そして強力な電子パルスにより二度と動かない地球上のありとあらゆる機械達。 漸く親子関係を構築し始めたヒロインと義理の息子はともかく 大災害に見舞われた近代文明は土台から崩れ去る事になった。
★巨大ロボット=ゴートの身体を構成するナノマシンは見た目が芥子粒サイズのゴキブリ こんなのが金属やガラスすらも腐食させ人体に潜り込み身体を食い尽くし増え続けるから気持ち悪さが凄いです。 勿論ラストの砂地に見えるアレは全部虫……迂闊にルーペで直視した日にゃ鳥肌立ちそうだね。
傲慢が世界を滅ぼす 不快感しか感じない対立を描いた意図はなんなのか? 私はそう読み取りましたけど違う意見も多いかと思います。




