GATE 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり アニメ版⑤ 15年
2020年2/28〜3/1タブレット端末にて執筆し脱稿 3/1 18時投稿
【 死なない・いや死ねないから思い出が増えてゆく 流浪の生活を送りながら罪人達を断罪し 出会った友人や知人達を見送る日々 亜神とはどういう存在なのかと言う割とヘビーなテーマと アニメでは敢えて語らないし語れない少年時代の伊丹耀司を知る後輩兼幼馴染みキャラで元妻=葵梨沙の想いとか色々有りましたが 割と丁重に描かれた接触編は此処で修了し全12話の第1クールは炎龍編へと突入するプロローグで幕を閉じます。 】
★改めて物語を原作⇒アニメ再視聴して考えてみると 民間人だから関係ないと敵国の人々にあんな対応取れる人々が多いこの国って良い意味で変わってるよね まあフィクションだからってのも有りますが可愛ければOKって巫山戯てる様で真理なのかも知れません。
今回のシリーズ基本2話を1枚のDVDorBlu-rayに収録したシステムなのですが、延々書き続けてたらお客様より先に私が物語を整理再構成するのに心折れそうだから出来るだけ3話構成でハイペースで頑張りたいと思います。
様々な理由でデマ撒き散らす輩も多いSNSと端から真実伝える気皆無なマスゴミの弊害や、事実を有りのまま伝える事で巻き起こるリスク描いた総撃編を読んだばかりだったから色々ツボに嵌って爆笑する事になりましたが 武漢コロナウイルスの問題で無責任なワイドショーの煽り報道やSNSのデマに踊らされ 量販店でトイレットペーパー買い占めしたり飛行機の中に金属腐食させる消毒液持ち込む愚か者 休校呼び掛けを国の命令だと曲解し逆ギレする自治体責任者や親も大概酷い……学校は託児所かね そして不特定多数の人間が出入りする都心や観光地と誰も来ない過疎地域を一緒にする阿呆にはちょっとねぇ 読解力がどうこう以前に言葉も文字も書けるんだから分からない事が有ればちゃんと聞いたら如何?
流石に知事が質問すれば官僚も対応しますよね あと大人なんだから自分でも少しは考えろ 自己責任って言葉は本来そんな風に使います 小泉親子の様に結果論で他人貶したり貶める使い方は論外です。 公共機関止めてでも感染者絞り込まないと医療サービスがパンクするからって発想が出来ない愚か者はいっその事○んでくれた方が次の世代の糧になってくれるかも。
では本編へ入ります。
■第10話:絶望と希望 (接触編 最終話)
★コミカライズ版ではかなり号泣モノだったらしい梨沙に対する主人公のプロポーズですが、原作には描かれておらずマンガ購入するかレンタルするしか無さそうです。 そもそも読まないと感想書きようが有りませんのでそちらはまたの機会に
前回の引きで危うくズルズルと行きそうだったロウリィと伊丹のアレは……まあ大体コレ読んでる皆様も御存知か或いは予想通りな邪魔が入ります。
と言う訳で邪魔者が居なくなり 無粋な侵入者=アメリカ軍CIA工作チームは、主人公達が泊まる温泉宿・山海楼閣に突入 だが其処で鉢合わせたのは中華人民共和国の対外工作員チームとロシア共和国の国家保安省部隊。 一触即発の雰囲気漂う中、恋路邪魔されブチ切れモードで乱入する亜神様 "ロウリィ・マーキュリー"の逆鱗に触れたお間抜け共は其れぞれを相手に殺し合い 或いはハルバート振り回すエムロイの神官により神罰執行され全滅。 合衆国大統領直々の脅迫受けて妥協したかに見えた本居首相の細やかな意趣返しだったんですが、状況確認も周囲警戒も怠り話し合いすら拒否した阿呆が悪い(嗤)
なお昭和生まれで、ポリティカルフィクションと呼ばれる創作物を楽しんだ世代はちょっとモヤっとしたかと思いますが 東西冷戦終結以降、諜報機関は何処もリストラや経営統合の嵐が吹き荒れてメガバンクの汚れ仕事や多国籍企業へ人材が流出し 結果起きたのが犯罪者よりたちが悪いテロリストの跳梁です。 防諜目的だった筈のエシュロンに至っては味方脅迫したり産業スパイ目的でしか使ってないから今に至るまで特殊部隊受難の時代は続いています。
伊丹は未だ酒盛りの余韻が抜けてないメンバー連れ、CIAが手配していた支援要員を襲撃し車確保 総理大臣辞任で機能不全起こした日本政府のバックアップが得られない状況で安全な門の向こうを目指し銀座へと向かいます ちなみに警戒要員だった富田と伊丹に未成年のレレイとピニャ殿下やボーゼスは勿論飲んでません。 こんなゴチャゴチャした状況下でどう動くか? 打開策を思い付いたのは第三者的な立場だった梨沙でした 参考人招致から始まった彼女達の人気にあやかり 戻る前に銀座事件犠牲者を悼むため献花に向かいますよと通知し人々を集めよう 大勢を動員すれば事情知らされてない警察や連絡取れない公安も動かせる。
高速インターチェンジで飲み物補給やトイレ休憩 タイミング良く2人切りになった瞬間を見計らい 誰が本命なのかと尋問始める梨沙と伊丹のイチャイチャシーンを挟みつつ 夜明け前に都心へ戻って来た主人公達を待ち受けていたのは問答無用の大渋滞。 丁度お昼前の銀座ではレポーターに就任したばかりの栗林の妹 菜々美が女性陣ばかりの撮影スタッフと共に深夜辞任会見行い緊急入院した本居総理をどう思うかインタビューの真最中 フェンスに囲まれたGATEの周りには緊急動員されたCIAチームに、中国やロシアの工作員達が群れを成して待機中。 最悪強行突入して来るであろう目標取り押さえるか 通りがかりの一般市民を巻き添えにした無差別テロで誤魔化そうと考えているのは大統領にどやしつけられた日本支部のリーダー グラハム・モリス……ちなみにアニメでも原作でも出番は此処のみ(笑)
想定外に集まった人々で銀座周辺は大混雑 車での侵入を諦めた主人公達はペーパードライバーな梨沙に後を託し ロウリィ.テュカ.レレイを守りながら献花台へと歩み始める ほくそ笑むグラハムを絶望させたのは駒門率いる公安チームの妨害 私達はあなた方の行動を止めるなと言われてますが、武器を隠し持ち私服でウロウロしているロシアや中国の工作員達とアンタらは区別が付きません(嘲笑) トドメにびっくりしてる菜々美と再会した栗林志乃が国会出てから始まった各国諜報機関の妨害行為やテロを面白可笑しく公共電波でぶち撒けたモノだから何もかも台無しとなった。
献花台ではヒロイン達とピニャ殿下にボーゼスが花を手向け 神官であるロウリィのリクエストに応えるかの様に鳴り響く時計台の鐘 GATEへ向かう彼女達を驚かせたのは群集の罵声では無く 犠牲者の冥福を祈った事に対する多くの人々感謝の声とまた来てねと響く歓声だった。
アルヌス駐屯地に戻り疲労困憊な伊丹をからかう柳田二尉 レレイが本と共に持ち帰ったノートパソコンに好奇心を掻き立てるカトー老師 ドレスと一緒に購入した黒レースのストッキングの履き心地に満更でもないロウリィ 仲間達と談笑しつつも居ない父を探すテュカ 舞台は再び特地へ移る。
明日、此処を立ち帝都へと戻る……未だ抗戦派が多数を占める帝国を和平交渉のテーブルに付かせる覚悟を決めたピニャ殿下は腹を括る。
☆前話では具体的な名前出て来なかったけど中国.ロシアの名前出しました。 でもホワイトハウスは出て来ません(笑)
■第11話:来訪者 (炎龍編 第1話)
★今回の視聴者サービスは原作でも描いてない寝起きモードのレレイかな? 原作者からもぶっちゃけ冷遇されている "ヤオ・ハー・デュッシ" 他アルヌス在住亜人メンバー登場回。 ロウリィが当初彼女にいぢわるしたのはダークエルフ達が崇拝してるのが炎龍管理してるあのハーディだからでも有ります。
開戦から5ヶ月が経過したアルヌス駐屯地周辺には街が出来つつあった。 避難民協同生活組合を介して始まったイタリカとの交易を切っ掛けに各地から日本の特産物を求める商人や護衛として雇われた傭兵達に彼等を相手にする様々な商売が始まり 亜人差別が無く駐屯する自衛官と住民との関係も良好な事から人口は急速に増加。 フォルマル伯爵家の好意で派遣されたメイド達により行政サービスは何とか回っているものの慢性的な人手不足。
自衛隊との決戦に備え 正規軍再編と徴兵が始まった帝都ウラ・ビアンカに舞い戻ったピニャ殿下達は、寝る時間も取れない多忙な日々を送っている。 薔薇騎士団に同行した外交官 "菅原浩司" と共に貴族の会合パーティに参加し日本製の胃薬の有り難みを痛感しつつ 持ち込んだ様々な贈答品や日本で捕虜となっている貴人の名簿や解放リストを武器に主戦派の切り崩しを図る戦いが始まっていた。
非番の黒川茉莉二曹に呼び出され 留守中の駐屯地周辺情報を仕入れがてら桑原惣一郎曹長を連れ街を散策する伊丹耀司は待ち合わせ場所 "組合食堂あさぐも" で偶々始まったヴォーリアバニーのウェイトレス "デリラ" と酔客のトラブルに遭遇 MPとして雇われたセイレーンの精霊魔導士 "ミューティ・ルナ・サイレス" と共に街を巡回していたロウリィ・マーキュリーもメンバーに合流し、助け出されて以降 境界性人格障害と思われる問題行動を続けているテュカ・ルナマルソーをどうするかの話し合い
何時撤退命令が出るか分からない俺達に出来る事は何もない 敢えて嫌われ役を演じる伊丹と痛飲するロウリィ 心に住まわせる女性は1人にしときなさい そう迫る良い雰囲気に乱入し、年端も行かない子供に飲酒をさせてどうする積りだと激昂する間抜けなダーク・エルフ "ヤオ・ハー・デュッシ" にムカついた彼女は全力で悪ふざけ 主人公にもロウリィにも逃げられた彼女が探していたのは 避難民を襲う炎龍を撃退したという英雄 "緑の人" 持ち込んだ巨大なダイヤモンドの塊と自身の身体 討伐に参加してくれるなら何もかも捧げると話す彼女の相手になってくれる者は誰も居なかった つーか下手に突っ込んだら面倒事に巻き込まれるし、亜神様の機嫌損ねた相手に構ったら命が危ない(苦笑)
アニメ版ピニャ殿下よりも年季入る不幸体質は何処までもヤオを追い詰めます。
翌朝 菅原の支援要員として赴任して来た外務官僚藤堂鉄雄と様々な調略物資を護衛する任務で帝都へ向かうヘリに乗り込んだ伊丹率いる第3偵察隊。 ものの見事に探し続けた英雄と入れ違いとなった事に気付かないヤオは、アルヌス駐屯地上空で自由な空を駆け回る神子田瑛二佐・久里浜純二佐のペアと西本進士二佐と瑞原誠二佐ペアが織りなすF4ファントム戦闘機の勇姿に希望を募らせていた。
☆F4ファントム・ライダー達のキャラデザインは整備担当の今井班長も含め史村翔&新谷かおる公認 但しあの番号とダンダラ模様はアニメではオミットされました 因みに原作版では後2機登場しますが外伝1巻読み終えた時点で未だ不明です。 もしかしたら田中林達か民間パイロットになった伊達や高田かな?
■第12話:伊丹なら (炎龍編 第2話)
★物語は突如現れた炎龍に襲われ壊滅的な被害を被るシュワルツ村の惨状場面から 犠牲者は220名……出生率が極めて低いダークエルフにとって其れは種族存亡の危機でした。
第1シーズン最終回 高い所に登れば必ず落ち 無駄に濃い "愛人フェロモン" のせいで恋愛関係も連戦連敗な ヤオ・ハー・デュッシは何故かくじ運だけは良く命拾いした経験は数多に登るそうで 実は行く先々で伊丹耀司とすれ違っていますが気付いてません。 エルベ藩王国 ダークエルフの谷を出立しかれこれ3ヶ月も帝国中を歩き回った彼女は、遂にアルヌス駐屯地へ辿り着きましたが門番務める "緑の人" と全く会話が成立しない事実に崩折れる事になりました。
ならばとアルヌスの街に駆け戻り 散策する緑の人に場当たり的に声掛けしますがエルベ&ダークエルフ語訛りで早口な彼女の帝国語は全く通じず フェロモンに惹かれ良からぬ目的で声を掛けて来た男達を返り討ちにしたら 何故か毎回サイフ拾うハメに……実は路金はとうの昔に使い果たしていた事から有り難く頂戴していたヤオは偶々拾ったノック式ボールペンに誘われるかの様に自衛隊がオープンさせたPXへ入店。 店番をしていたのは先日面接に受かりあさぐもで祝杯上げてた呑気なキャットピープル メイア
年端も行かない少女がカウンターで緑の人と普通に会話してる光景に動転したヤオは いや何故当人達と会ってるのに気付かないと冷や汗かいてるメイアに迫るのですが 其処へ現れたのはカツアゲ犯の通報受けて駆け付けたMPチーム 漸く帝国公用語が通じる緑の人に会えたと喜び抱きついたヤオは問答無用で連行されてゆく事になります。 日本で購入した物理の教科書を参考に新しい魔術を生み出し森で訓練していたレレイが呼び出されたのは数刻後 定住せず各国を行き来するルルドの民である彼女の通訳と 女性がカツアゲ行為って可笑しくねぇか? と通報者拘束して来たミューティの機転により彼女の冤罪は晴れ特地派遣軍首脳陣との会談が始まりますが結果はアウト
シュワルツの森は帝国では無く 交戦相手のエルベ藩王国に有り大部隊を越境させての討伐戦は国会からは侵略戦争の烙印を押され許可が下りない 最悪の場合は藩王国との全面戦争に拡大しかねない ましてや少数戦力では返り討ちとなる可能性が高い そう力無く呟く狭間浩一郎陸将や 降りしきる雨の中 取り敢えず仮の宿へレレイと共にヤオを送り届ける柳田明二尉は図らずも同じ言葉を呟きます。
"伊丹ならどうするだろうな"
その頃、帝都近郊の山林に密かに設営されたヘリポートに降り立った第3偵察隊はヘリから馬車に乗り換え薔薇騎士団から派遣された連絡係 "ハミルトン・ウノ・ロー" と合流。 だが街合わせ場所でハミルトンやグレイ等と共に自衛隊と外交官到着を待っていたメンバーの中にピニャ殿下の姿を見つけ驚く事に 新任の外交官藤堂との顔合わせを口実に アルヌス駐屯地で3人の同僚達と語学留学に励むボーゼスから託された "ゲイ術作品" を受け取り喜びの雄叫び上げるぴにゃ殿下。
雨上がりの晴れ渡ったアルヌスの街 昼間は喫茶店として営業してる食堂あさぐもで 日本から送られた茶葉に茶器 ミルフィーユ・グラッセをはじめとする様々なスイーツを堪能しながら 次回ピニャ殿下へ翻訳し送り届ける芸術作品を選んでいるのは黃薔薇隊隊長ボーゼス・コ・パレスティーと白薔薇隊隊長パナシュ・フレ・カルギーに2人の副官達 (ツインテールと茶髪のロング 多分ロングの方がスイッセス・コ・メイノかな?) 全員騎士団の正装でお孃様感漂わせてますが 周囲に漂う腐のかほりに必死にポーカーフェイスを貫いているのは彼女達の監視を上官から厳命され部下達と共に執事修行して来た第2科長今津一佐。
だめだコイツら腐ってやがる どう報告したら良い?
それとは対照的に交渉決裂に落ち込み続け 遂には泣き出したヤオを宥めるレレイの姿にやりきれない思いを抱くのはカフェには場違いにも程が有る制服姿のオジサン達 泣いてる女が居るのに力になれないのは悔しい 俺達ならどう炎龍に立ち向かう 第1戦闘団団長 加茂直樹一佐と副官 柘植修二佐の提案で始まった炎龍討伐会議は第4戦闘団 団長 健軍俊也一佐や副官 用賀二佐も巻き込み昼前まで続いた。
"伊丹ならどうするだろうな"
実はフォルマル家から派遣された間諜も兼ねているデリラがこっそり聞き耳を立てていたのだが 揉め事に巻き込まれたくないガストン料理長に釘をさされている描写から再び帝都近郊へ舞台は移る。
そのまま変装し帝都へ潜入する伊丹達と別れたピニャ殿下 普通に婚約者が居るハミルトンは彼女が抱えるゲイ術にドン引きしてるが本命はそちらだけでは無かった 彼女が欲しかったのは伊丹耀司とは何者なのかと言う情報 雑誌新聞を参考に翻訳された主人公の経歴を閲覧するハミルトンはその凄まじいまでの戦歴と評価に驚愕する事になった。 アルヌスでは組合で働くテュカ・ルナ・マルソーと宿を求めて来たヤオ・ハー・デュッシが対面を果たし 帝都へ向かう馬車の中では相変わらずな倉田武雄三曹と主人公が悪所と呼ばれる貧民街で暮らす様々な亜人種族の情報に期待募らせ栗林二曹に怒られる 黒川二曹に託されたコダ村の子供からのメッセージに微笑みを浮かべ空を見上げる伊丹は願う
早く戦争終わらないかな
帝国歴687年 年の半ばを折り返した騒乱の時代は未だ終焉が見い出せない。




