涼宮ハルヒの分裂 07年
2020年1/17〜1/20タブレット端末にて執筆し脱稿 1/26お昼投稿
シリーズ取り上げるなら最初からやれよと怒られそうですが書き上がるのが早かった題材から投稿してますので勘弁を
【 小学生の頃はともかく中学生時代の私に親友どころか友達居たっけ? と思わず我と我が身を振り返りたくなった物語。 高校時代の友人達とは未だ月1で飲み会やってますがあれから数十年……子供の頃の友人の名前や顔 果てはどんな奴が居たかとか恋愛話なんて全然覚えてません(苦笑) そもそも高校時代も馬鹿な事を楽しみ、量が滅茶苦茶にも程が有る課題提出と単位取るのに精一杯でラブコメ要素なんてこれっぽっちも全く無かったね。 つー事でマトモなラブコメやれそうな所は普通高ぐらいかなと思うのですがどうなんでしょうか? 】
★キョン君中学時代の女友達 "佐々木" 登場回にして "驚愕" の前哨戦。 何れOAVの形でアニメ化して欲しいのですが今更同じキャストは揃えられないかな……キョン役の声優さんも "飲み会や職場で女性声優に変わった渾名付けるのが好きな陽気な遊び人" のイメージついちゃったし
☆別に進学校に居た訳じゃ有りませんが眠る時間削ってでもろくろ回したり作品自宅に持ち帰って描いてる事が多かったです。 今と違いネット検索なんて出来ないから休日も図書館や資料室通いの日々でした。
日本ライトノベル作品⇒角川文庫移転
谷川 流 著.
いとうのいぢ 画.
令和元年にスニーカー文庫から角川文庫移転
その際にイラストと作者後書きが無くなりました。
本文の文章+ゲスト後書きだけだと有り難みが薄れます(笑)
人と人との距離感の取り方は難しい 特に男女における友情以上恋愛未満な関係は無関係な第三者として傍から見てても色々モヤっとするものです それが意中の相手なら尚更かもね。 まあ最近のラノベなら割と有りがちなシチュエーションだけど リアルな男女交際がかなり珍しかった私等みたいな世代だったら只こう言い放つのが関の山だと思います。
リア充爆発しろ(-_-;) 書いててアレだな……間違いなく死語だねコレ
そもそも随分昔に読んだきり 精々主人公の親友にして "涼宮ハルヒ" と対極をなす理屈好きな困ったラスボス "佐々木" が出て来るぐらいしか覚えておらず、その後色々有って手放さざるおえなかった物語を再び読んで七転八倒する羽目になるとは思わなかった。 何もかも人を悪の道(笑)に引き摺り込んだ京都アニメが悪いと戯言を零しつつ未だ多くのファンが居るこのシリーズの未アニメ化作品を取り上げてみたいと思います。 まあ "涼宮ハルヒの驚愕" もそうだったけど会話や議論を楽しむ友人以上な男女の関係って下手にスキンシップやらナニやら有るそれに比べると本当にこそばゆいものです。 こんな居心地の良い雰囲気が何時までも続いたらとそう考えてる内に無性に悲しくなるのはどういうことなんでしょう。
"驚愕" まで読み進めてゆくと分かりますが、多分キョンと佐々木はそれぞれ別の相手を見付け結婚し家族を持ったとしても 例え何年何十年も連絡を取り合わなくともこんな感じで何処かで再会し、穏やかな会話を続けてゆくのかも知れません これが恋愛関係になるかどうかはどちらがどう1歩踏み込むかだし、結婚してメデタシメデタシとは中々ならないのが世の中の常で有り悲しかったり面白かったりするのだと漸く実感し理解出来たのは30の大台を越えた頃でしたね。 高校生活終わったら時の流れは滅茶苦茶早くなります。 まさか同級生が初孫でデレるとは ちなみにソイツは再入学果たした高校1年の時点で妻子持ちでして、義理の娘は10代後半の息子より遥かに歳上のほぼ同い年だとかでリアル "おねがい☆ティチャー" だの外見詐欺だのと飲んだくれてましたが見事に豹変しました(苦笑)
ではあらすじに入りますか
【 中学校では会話する事も無く 接点が無かった彼女=佐々木が主人公と親密になったのは3年の春に高校進学を危ぶむレベルの成績を叩き出した結果、母親に半ば強制的に放り込まれた学習塾での他愛もない遣り取りからだった。 出会い頭に彼がその渾名を内心嫌っている事を見抜いた彼女は巧みな推理と反応速度から主人公の本名とその読み方を当てて見せつつもその読み方の響きが良いと言い切ったそうだ。 そんな彼女を塾の日が有る週3回、バス代が浮くからと自転車に乗せて送る日々が終焉を迎えたのは受験シーズンが終わった春の季節。 で……何で古泉頭抱えてんの? とまあこんな感じで今回は始まります。 】
★そういや2007年当時この遣り取り読んだ時は無性に壁が殴りたくなったなぁ 当時の小説では流行りでしたが 本名も名字も推測しか出ていない恋愛音痴な主人公って今の学生はどう感じるんだろうね。
☆なお佐々木が自分を"僕"と呼び男言葉で話し掛ける相手は主人公だけらしいと本人が失言し古泉の苛つきと傍証に確信与えてくれてる訳です 他の連中には女言葉な辺りモヤっと来ませんか まあ私が父親なら思いっ切り後頭部引っ叩いてます。
1年前の春 宇宙人や超能力者に未来人を探すためのSOS団結成以降、 アグレッシブに動き回りトラブルを巻き起こしつつもストレス皆無な高校生活を送っていた彼女が再び "閉鎖空間と神人と呼ばれる巨人" を睡眠中無意識に発生させる事になったのは、恋愛音痴にも程が有るこの物語の主人公にして語り手兼幼馴染み兼ダメダメな下僕の "キョン" にも彼女が知らない面が存在する事を知ったかららしい
4月を迎え中庭で行われていたのは弱小文化系クラブ合同による新入部員勧誘イベント 例によって文芸部只1人の部員兼部長とSOS団員を兼ねている "長門有希" の好意に甘えるというか黙認の形で始まった其れを楽しむためチャイナドレス姿の "涼宮ハルヒと朝比奈みくる" ちなみに彼女はやっぱり何時ものメイド服で校内に突撃かまし留守役を命じられた主人公は連日残業続きでお疲れモードな "古泉一樹" に余計な1言吐いたが為に軽く説教される事に。
事態がこうなったのは1月前の事。 春休み最終日のフリーマーケットに要らない物を持ち出し参加する事になり1足先に待ち合わせ場所に出向いたキョンが中学時代の友人 "佐々木" と偶然再会し遅れて駆け付けたSOS団メンバーに彼女を紹介した事が切っ掛けだった 何時もなら大暴れし現実世界への侵食を図る神人も何処か戸惑っているのだと呟く古泉から珍しく異性に対する配慮の無さや朴念尽振りを怒られながら始まった回想シーンを挟んだり 以前の事件を契機に長門有希に御執心なパソコン部メンバー達のアピールとか相変わらず喜緑江美里書紀に絶賛片想い中で覇気溢れる生徒会長と不毛な嫌味合戦をやらかすハルヒを止めたりとドタバタした状況を映しつつ物語は漸く動き始める。
一度目は偶然二度目は必然 週末ハルヒの発案で集まる事になっていた集合場所で主人公を待っていたのは相変わらず楽しげな "佐々木" と2月の朝比奈さん誘拐事件で敵対した謎多きエスパー "橘京子" に長門と同じ地球外高次元生命体に作られたというエージェントを自称する不気味な少女 "九曜周防" その場で行われた一見他愛のない遣り取りとも思える対峙により同じ時系列の世界が2つに分岐したのはその夜の事だった。
■αコース:謎の後輩少女&SOS団入団希望者殺到ルート
湯船で一息ついてる最中 空気読まない妹から託されたのは親子電話。
"名前を名乗らず非通知で掛かってきた訳の分からない其れ" は後輩を名乗る少女からの悪戯めいた挨拶。 佐々木を囲む橘京子と九曜周防がどう動くのかそもそも2月の事件の黒幕で有るいけ好かない未来人が何を考えているのか……古泉や長門と連絡を取り合いながら対策を検討するキョンは月曜日の放課後に予想外な展開を迎え右往左往する事になる SOS団に志願した1年生が11名も現れたのだ。 しかも何時の間にか志願者の数は1名増えて12名となっている 古泉や朝比奈さんのみならず此処を結界にしている筈の長門が仕掛けた防衛システムを敢え無く掻い潜り潜り込んだ人物は誰なのか?
キョンはとある少女に疑いを抱いていた。
■βコース:佐々木&もう1つのSOS団ルート
湯船で一息ついてる最中 空気読まない妹から託されたのは親子電話。
「明日 駅前の広場に午前9時来てほしい どうも彼女達は平和的な話し合いを望んでいるようだ。」
日曜学校 佐々木に頼み込まれる形で彼等とのコンタクトを要求された主人公は駅前の喫茶店で 橘京子 九曜周防 そして未来人を名乗るいけ好かない男=藤原と対峙する事になった。 一種即発な様相を見せる店内席で主人公の味方になってくれたのはある種人質状態となっている筈の彼女だけ ただでさえも面倒くさい状況下を更に引っ掻き回すのは臨時アルバイトととして潜り込んでいる喜緑先輩。 グダグダな状態で月曜日を迎えた主人公は何時も通り授業を受け相変わらず閑古鳥が鳴いている文芸部兼SOS団事務所へと足を向けた。 他愛のない会話の最中異変に気付いたのは朝比奈さんが何時も通りお茶を入れ始めてから 長門が部室に姿を現さない 風邪でダウンしていると聞いたメンバーは慌ててアパートへ
風邪を引く筈の無い長門が 1日の大半を文芸部部室で過ごしている筈の彼女が何故学校を休んだ? キョンは混乱の最中に有った。
まあ他にも相変わらず陽気で豪気なSOS団名誉顧問=鶴屋さんのお花見イベント参加要請+長門と百人一首暗唱遊びやってる場面とか佐々木とキョンが中学時代繰り広げた無意識をテーマにした長い長い恋愛談義とか色々あるのだけれど敢えて割愛させて頂きます。 かわいいというか健気過ぎて読んでてのたうち回りそうになったしねぇ(苦笑) 私彼等の親ぐらいは歳離れてる筈だけどさ。




