ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 19年
2019年12/26〜12/28タブレット端末にて執筆し深夜脱稿 12/28 3時投稿。
2021年6/3追記:本当はモスラが日本で復活(卵産んでた)するシーン入る予定でしたが中華人民共和国の圧力で全面カット あの世界では日本は壊滅なんだとよ
【 暴れまくる怪獣達のシーンやオリジナルをリスペクトした音楽については私が今年見たハリウッド映画のなかでも最高位だったのですが……人間を地球喰い潰す疫病扱いしたり怪獣をモンスターと呼称しつつも其れを神々扱い、同時に高々音声兵器で操れる便利な道具扱いする舞台設定にモヤっとしたのは私だけですかね 本編の人間ドラマや後半戦が予告編を遥かに下回るポンコツ脚本&お馬鹿演出となったのは本当に残念です 特に露骨にも程が有る"ラドンの風見鶏=或いは親分に土下座で詫び入れるチンピラ"だった場面はなぁ…ぐっすん。 】
★実は予告編第1弾で使われたドビュッシーの"月の光"使った号泣必至の演出期待したんだけど……人類の味方ゴジラな映画になった上に最初から最後まで考え無しの脳筋作品でしたね(泣) まあ中華検閲じゃそんなモンかも知れません。本編ガン無視してLGBTを意識したドラマや白人だの黒人だの騒ぐシーンが無いだけマシです。
☆2014年版もそうだったから今更ですがゴジラの体型が……微妙にガマガエルポイッのは何とかならないもんだろうか(T_T) 良いも悪いもリモコン次第は鉄人28号だけで充分です。
原題:GODZILLA : KING OF THE MONSTERS
ゴジラ:怪物王
アメリカ劇場公開作品.
同年日本公開.
劇場公開からかれこれ半年、いくらDVDorBlu-rayレンタルが始まったとは言え感想書くついでにあらすじネタバレするのは危くないかとは思いましたがかれこれ2年以上手を付けてない"君の名は"とか"ひるね姫"みたいに死蔵させておくのもアレですので取り上げさせていただきます。 そういや"幼女戦記"もテレビ版&劇場版共に取り上げて無いや(汗) ゴメンネ来年こそは頑張るから多分・きっと・めいびい……。 小見出しで色々突っ込み入れてますが映画館に見に行って間抜けなトラブル連発で味わったGODZILLA2014版やサミュエル・ジャクソンvs巨大サミュエル・ジャクソン……ついでに吹き替え版の主役2人が繰り出す棒読み攻撃で脱力させられた"キングコング髑髏島の巨神"よりは遥かに面白かったのですよ。
惜しむらくはまたしてもハリウッドの悪い癖=ギャラの高そうなベテランと飽きた女性キャラは2作目退場な脚本が心底鼻に突いただけでね。スターウォーズやスター・トレックもそうだけどAJクイネルの70年代風バイオレンス小説や若手刑事が次々と殉職するから数年後ラジオ深夜放送で目茶苦茶ディスられた"太陽に吠えろ(元ネタはアメリカでもそこそこ人気有った昭和版・宇宙戦艦ヤマトじゃないかなんてツッコミは無しで)"じゃ有るまいし安っぽく薄っぺらな感動狙って主要人物や邪魔になった女性キャラを無駄死にさせる間抜けな脚本はもううんざりです。
核兵器の恐ろしさを知っている"芹沢猪四郎博士"と前回の名補佐役"ヴィヴィアン・グレアム博士"を呆気なく使い棄て、最強生物"キングギドラ"をあんな形で滅ぼして次回はどうするのさと心底不安に駆られました。 大体アメリカ映画って三作目は大概イロモノ……酷い時は続編でパート3は無かった事になる場合が余りに多いのです。 ついでに書き逃げしますが予告編で活躍したラッセルファミリー……本編では単なる迷惑な奴等でしかありませんでした(笑) 親子喧嘩や夫婦喧嘩で周囲の人間大量に殺すなよ。 タランティーノ作品じゃ有るまいし。
私は初期のシリーズは1作目のみ、80年代中頃から復活したエキストラがウザい其れとコレでデビューした沢口靖子が怪獣よりも怖い"ビオランテ(笑)"平成に入って作られた宇崎竜童のサングラス&棒読み演技が今見ると最低な"ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃"に会議会議でうんざりモードな"シン・ゴジラ"ぐらいしか見てません。 平成ガメラ三部作程には思い入れが有りませんがゴジラは破壊者だからこそ魅力的だと思っています。
んじゃまぁあらすじで遊んでみますかね。
【 ちなみに製作会社が中共に買収されて何が変わったかと言うと"アメリカ軍の出番&撮影協力が陸/海/空/海兵隊/果ては州軍含めてほぼ無くなりました(笑) "未確認巨大生物=タイタンと戦うのは合衆国を遥かに上回る武力とあの髑髏島を始めとする古代超文明の遺跡調査で様々なパテントを手に入れ潤沢な予算で運営されているMONARCH機関 (本来の意味は主権者or君主) の軍事部門。 前作で上陸した数体のムートーによる大規模災害により合衆国政府&4軍は未だ再建中。 ついでに真赤なスポンサーからの意向で核兵器の使用が禁止になった辺り 広島や長崎筆頭に日本中で暗躍してる自称反核平和NGO同様、アルカニダの臭いがプンプンします。 】
★アメリカ=核兵器だろう(怒)となる私は間違ってますか? 今回アレの役割は覚醒剤だった様な……そもそも人間じゃ無いから目覚めの1発になりましたけど普通は死ぬ……オキシジェンデストロイヤーなんて出落ちでしたもの。
☆事実関係は変えてませんがオッペケペーにも程が有る物語そのまま書いてもお客様が精神汚染されるし何より私の理性が持ちません。 独自解釈で遊んでますので公式な粗筋は公式サイトで閲覧下さいな。
神々は飼いならす事も抹殺する事も不可能だ。 ハワイ州やカリフォルニア州を中心にアメリカ西海岸に壊滅的な被害をもたらした巨大生物災害から5年後。 事前の避難勧告が遅れ人的物的被害を防げなかったのみならず研究の過程で手に入れた超技術のパテント利益を独占。 巨大生物抹殺を理由に大国を上回る軍事力を持ち、国家の枠組みを越え世界中で怪獣の捕獲或いは封印を行ないながらも当該国へは何一つ情報を与えないMONARCH機関に対する抑え難い不信感。 国際社会&環境保護団体の物的政治的圧力は日増しに悪化していった。 特に4軍全戦力及び国内経済に壊滅的な被害を被ったアメリカ合衆国政府は、超法規的措置による機関の内部監査を要望するまでになる。
タイタン=巨大生物の保護 特に最強生物"ゴジラ"については共存すべき存在だと主張するオブザーバ"芹沢猪四郎博士"と"ヴィヴィアン・グレアム博士"の意見は今や少数派となりつつある。 生物研究&古代超文明遺跡探査により莫大な利益を産み続けるパテントや研究成果の奪い合い 怪獣をコントロール可能な兵器或いは家畜として利用する手段の模索 機関内でも科学者達の対立あるいは軍事安全部門の暴走と機関設立当初の目的=怪獣抹殺に固執する原理主義者の組織からの離脱が始まっており 終わりの始まりとも言える不協和音が鳴り響く世界を更なる悲劇が襲う。
5年前息子アンドリューを怪獣災害で喪った事を切っ掛けに、機関の人命より機密保持を優先するやり方に疑念を抱き組織から離反した"マーク・ラッセル博士"が廃棄した筈のタイタン・コントロールシステム"冥界の女王" その研究を夫に告げす受け継ぎ完成させた"エマ・ラッセル博士"とその娘"マディソン"が、軍人上がりの"アラン・ジョナ導師"率いる環境テロリスト達に誘拐され"モスラ"を保護していた雲南省研究所の職員達は辛うじて護衛と共に脱出に成功した巫女の末裔"アイリーン・チェン博士とリン・チェン博士"を除いてほぼ皆殺し。 遺跡は崩壊し封印を解かれた幼生体は繭玉になった。
動物研究者として第二の人生を送る主人公は、突如押し掛け親子救出と事態解決に協力して欲しいと頼み込む芹沢博士等から"タイタンを兵器としてコントロール可能なオルカシステムの開発を妻が続けていた事実"を聞かされ 5年前の災害以降行方不明の筈な"ゴジラ"が太平洋の海上施設に匿われている事実を知り激昂するが、南極基地から突如発信されたオルカシステムの電波の探知と通信途絶 休眠状態だったゴジラが覚醒し南極へ向かい出した為に言い争いを中断。 グレアム博士やお調子者の"サム・コールマン" 救出部隊を指揮する女傑"ダイアン・フォスター大佐"と共に一路南極基地へ急行。
実は誘拐は偽装工作。 タイタン出現後に被災地で活性化する植物の繁茂と生物の多様化の事実に舞い上がり "息子の死を忘れるために 神々の力に頼ろうとする彼女を非難し離反した夫を見返すために" 過激な環境テロリズムの思想……神々をコントロールし選ばれた人々による愚民の大粛清と現代文明をリセットすべきだという極論に染まり果てた"ラッセル博士"は"ジョナ導師"と接触。 オルカシステムを使い愚かにも温暖化に邁進しているとしか思えない現代文明を終わらせる。 母親を見捨てられなかった"マディソン"を連れテロリスト達に合流した彼女は、最早自身の理想を実現させるためにかつての同僚を死に追いやる行為に何ら躊躇する理由は無かった。
南極基地で暮らす数百名のみならず救援に駆け付けた同僚を殺すために自身だけでなく娘すらも囮にしたラッセル博士は 主人公すら犠牲にするつもりで氷漬けになっていた"モンスターゼロ=キングギドラ"を封印から解放。 冬眠状態から覚醒したギドラは救援部隊のみならずグレアム博士も餌食にした。 基地消滅の爆風で地面に叩き付けられ最早万事休すの主人公達を救ったのは皮肉にもギドラと戦うために現れたゴジラの登場。 怪獣同士の壮絶な対決が始まり辛うじてオスプレイに辿り着いた主人公達はラッセル博士の裏切りとギドラ復活の情報を伝え対策を練ろうと芹沢博士が待つ海上基地へと帰還する。
自身の理想に酔い痴れるラッセル博士はモナーク首脳陣に宣戦布告。 オルカシステムにより世界中の封印施設が解放されメキシコでは"ラドン"が覚醒 機関による住民避難を待たず行われたテロリズムにより多くの人々が焼かれソニックブームで建物や移動手段毎吹き飛ばされる。 環境テロリスト達に協力し世界救済とは名ばかりの大虐殺をおこなう母親を娘は必死に止めようとするが最早聞く耳を持たなかった。 多くの子供達を含む避難民を1人でも助け出すため惨たらしく犠牲となってゆく職員達 海上ではキングギドラvsラドンvsゴジラによる三つ巴の戦闘が始まり戦闘機隊は全滅。
最早モナークには事態打開の手段が無いと判断した合衆国軍により新兵器オキシジェン・デストロイヤーが投入されたがダメージを受けたのはゴジラだけ(汗) 核兵器とは比べモノにならない有毒物質によりメキシコ湾の全ての生命と逃げ遅れた人々は死滅し音速で飛行可能なギドラとラドンは姿を消した。 怪獣王が負けた……新たな怪獣王となったギドラにより世界中で20体を超える巨大生物が人間に牙を向く ありとあらゆる大都市が壊滅し数十億を超える人々が殺されてゆく。
「世界を滅ぼすのは環境汚染でも怪獣達でも無い……アナタだ。」
この後に及んでなおも世界を滅ぼす行為を止めようとしない母と決別した娘はテロリスト達の隙を突いてオルカシステムを奪還し独り姿を眩ませた。 細かい説明は省略しますが、巫女達によりゴジラの秘密を知らされた芹沢博士は神殿に眠る怪獣王を覚醒させるために核爆弾と共に人身御供となり、復活したゴジラは同じく羽化したモスラや世界中の残存兵力&主人公を含むモナーク機関の生き残り達と共に反撃を開始。 ボストンの避難所に拠点を築いたマディソンはオルカシステムを使いギドラや母にコントロールされていた怪獣達を開放。 激昂したギドラは反逆者を抹殺するためにボストンへ向かい電波を受信し娘の生存に一縷の望みを託す主人公達に漸く自分の過ちを自覚し環境テロリスト達と決別したラッセル博士も駆け付けた。
ボストンで多くの避難民を容赦無く巻き添えにして始まった最終決戦の末、ラッセル博士は怪獣同士の争いに巻き込まれ消し炭となりボロボロになった主人公は多くの兵士達を犠牲にして娘を救い出す。 最終決戦はモスラの尊い犠牲の末にゴジラの勝利……細かい描写と状況説明は営業妨害になるから直接DVD見てね♥……再び王座を奪還した怪獣王の勝利の雄叫びと傅く怪獣達を映し出し物語は大団円を迎えると思われたが…………環境テロリスト達は世界再構築の夢を諦めてはいなかった。
……とまあ書いても書いても終わらないから後半思い切り端折りましたが、本編のメインはあくまでも伊福部昭の音楽バックに繰り広げられる壮絶な怪獣同士の殺し合い。 やれ温暖化阻止だの人類救済だの他糞巫山戯た諸々は真面目に付き合うと馬鹿を見る事になりますので此処では一々ツッコミません。
多分コレが2019年=令和元年最後の投稿になるかな? 皆様良いお年をm(_ _)m
ちなみに今年取り上げたのはコレで漸く96本(前後編に別けた分を1本換算するともっと減りますが眠くて頭回らないから勘弁してね。) 出来りゃあと1本ぐらいは投稿したいけど……年明けになるかな? 映画これから見るし。
追記:予告編第2弾は"虹の彼方に"でしたがアッチは違和感全開でしたね。 後20体近く出て来た怪獣ですがその大半は名前だけ……ベヒモスやクモンガ?はデザインが雑でした。そしてムートー……何故しれっと居るの(爆笑)




