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ドクター・スリープ/原作版 13年

2019年12/12〜12/14タブレット端末にて執筆し昼過ぎ脱稿 同時投稿

一応ネタバレ無しに挑戦しあらすじは冒頭部分のみになってますが我慢出来ないお客様はブラウザバックお願い致します。 でも映画版は色々違うのよ♥

【 両親を失い境界の彼方から垣間見える啓示と能力に翻弄され1時はアルコールや麻薬に逃避の場所を求めた"ダン(ダニー)・トランス"が人生折返し地点で漸く掴んだモノとは? 売れれば問題ないだろうとスタンリー・キューブリックが勝手に原作改変し暴走しまくった映画版では無く あくまでも原作&TVシリーズの続編です ホラーと言うよりダークファンタジー寄りな物語 原作版最大の魅力は全裸にシルクハットだけのラスボス(ロリ婆)を嬉々として罵り煽りボテクリこかす、笑顔がニコルソンな凶悪ドS美少女"アブラ・ストーン12歳" 】


★鳥居なごむ 著 KAエスマ文庫で出版されたラノベ作品を元に、京アニがテレビアニメ&劇場アニメ製作に関わった"境界の彼方"を視聴してると尚更楽しめる物語になりました……製作時期も色々重なるし本当に偶々似ただけなんですが……案外夢の世界からの啓示(シャイニング)は距離や言語の壁を越えるのかも知れません。


☆どうも前作は"バリー・リンドン"売れず、ず〜とヤサグレモードだったとかでジャック・ニコルソンが共演者をフォローしなかったら撮影不可能だったかも何てエピソードが有るそうな。


原題:DOCTOR SLEEP.

眠りの医師

実際の所、彼の役割りは看取人 相棒は同じく看取り猫のアビー

アメリカ ホラー小説.

スティーブン・キング著.

2015年文藝春秋社より翻訳出版.

2018年同文庫版発売 何れも上下巻.

2019年映画版劇場公開.

PG12(日本)R15(アメリカ)だそうです。



 最初に……コレ投稿した2019年12月に日本公開されたばかりの映画原作ですので最後はどうなるのかと言うネタバレは可能な限り自重しますが、世界観の説明を知りたくないお客様は出来りゃブラウザバックお願い致します。 劇場版は"大人の事情+映画版も大好きだった監督のリクエスト"でキューブリック版の続編要素(双子の幽霊とかね)も加えないといけなくなり、LGBT要素やポリティカルコレクトネスに気を使いヒロインの年齢設定や人種等を慎重に考慮したお馬鹿(リラベルさん)達に忖度……正直言うと私はアチコチに忖度しないと作品映画化出来ないなら辞めちまえと思っています。 ついでに忖度って言葉が大嫌いです……しまくりな物語となりました。まあ色々妥協せざるを得なかった映画版に抱いた感情は何れこの作品がDVDレンタル始まった段階で"具体的にからかってみようかな"と思います(黒い笑)


実は"シャイニング"と"スター・ウォーズ"そして日本の"ガンダムや幻魔大戦"の善悪の概念や理力(フォース)啓示(シャイニング)、ニュータイプやサイキック戦士vs幻魔或るいは虚無の対立は同じ概念なのですが キネマ旬報社の出版物みたいな理屈倒れな物語の創作論を此処で繰り広げても面白くも何とも有りませんから今回もスルー。 映画見てて"フォースと共に在らん事を"と心の中で何度か祈った私は悪く無いと思いたい……だって主人公(ダニーボーイ)がオビ=ワンにしか見えなかったんだよぅ。 原作版のヒロイン(アビー)も垣間見える凶気が"TS化したアナキン・スカイウォーカー"にしか見えないし(笑)


当初動画サイトの予告編やネット上での事前宣伝で"主人公が落ちぶれ⇒アル中に"と言う中途半端な状況説明と再びあの"雪に閉ざされたホテル景観荘(オーバールック)に閉じ込められたかの様な"シチュエーションでしたから、景観荘(オーバールック)?ボイラー室の爆発事故で燃え落ちたじゃん?(原作ではね……映画版ではそのまま廃墟と化したらしい。)挙げ句の果てにヒロインの命とシャイニングを狙う"真結族"って何だよ!吸血鬼か⁉ と色々首捻りたくなる描写だらけ……今回小説版読んで漸く彼等の正体が"境界の彼方から貰った其れを憎しみの発散や自己の欲望に注ぎ込んだ末に暗黒面(ダークサイド)に堕ちた能力者の成れの果て"だと理解する事が出来ました。 下手すると主人公やヒロインもそちらに堕ちる可能性が有った訳です。


実は白状させて貰うと、原作版のラストだけちょこっと本屋で立ち読み⇒主人公の自己犠牲により母子と助けに駆け付けたホテルの料理長=ディックことリチャード・ハロランが這う這うの体で脱出した辺りで安心し未だ前作シャイニングに手を出して無い(汗) 


キューブリック版に至ってはなんか尽くタイミングが合わず"ツイスター(96年)での双子登場場面(ドライブイン映画館崩壊シーン)"しか見てないので此処まで読んでくれた"映画版シャイニングのファンから「じゃあ何故見に行った(怒)」"助走付けて飛び蹴り喰らいそうですが……実は映画も小説も続編から見たり読んだりするのが好きなんよ私。 "ターミネーター"も"エイリアン"も"ダーティハリー"も2で嵌って後日ビデオ(当時其れしか無かった)で1作目に手を出したしね。 逆に1作目と3作目しか見てないのは"ジョーズ"くらいかな? まあ動画サイトやネットで次々とアップされてる自称ホラーマニア様の否定的なコメント迂闊に読んでしまうとコレから映画本編見るお客様は⇒映画見てから原作小説読破⇒前作シャイニングの原作又はキューブリック版やドラマ版を楽しむ方がより楽しめるのかも知れません。


★ついでに動画サイトで97年ドラマ版の"トニー=ダニーの別人格"登場シーンも好奇心に負けて見ちゃったけど……アレは酷かった(苦笑)


とは言え映画公開直後からレンタル店じゃ軒並みシャイニングは貸し出しラッシュ。 まあ後何軒か回って駄目だったら間置いて再チャレンジしてみようかなと思います。 駄目だったら図書館で原作借りますかね……では原作から読み取った物語を冒頭部分のみ独自解釈してみます。 映画ではこの辺りの説明が何故か描き切れていないのよ。そもそも映画版シャイニングは呪いの正体(虐殺された先住民の怨み)が全く違う訳だし。



【 1978年の冬、豪雪により孤立したホテル景観荘(オーバールック)で起きたアレは事故だったのだ。精神的に追い詰められ後天的に能力を発動させてしまったジャック・トランスが引き起こしたのはホテルに澱として残った怨嗟の具現化で有り無垢な幼児だったダニー=ダニエル・トランスが引き起こしたのは残されたモノで有れば善きにしろ悪しきにしろ物理的な怪異を具現化させてしまう能力 戦友=ディック・ハロランは真相を告げる事なく啓示(シャイニング)のコントロールの仕方を教えようと奮闘するも未来と今の2つの人格を持つダニーはちょっとしたトラブルから、母や父を精神的に追い詰めたのは自分の力なのではと勘違いしてしまう。 】


★尚 母の末期癌&アルコール依存症は原作者が実際に体験した事でも有ります。この物語は同じ小説家の道を歩む息子への応援歌でも有るのです。



其れは景観荘(オーバールック)焼失の3年後1981年3月から始まり2016年=ヒロイン(アビー)15歳の誕生日の夜まで続く35年に渡る物語。



 ダニーが自身の持つ両刃の剣(シャイニング)の恐ろしさを理解したのは8歳の頃、うっかりホテルの悪霊の1人マーシ夫人(風呂場の腐乱死体(くされショタ))を具現化させてしまった事が切っ掛けだった。 息子の異変に気付いた母ウィニフレッド"ウェンディ"トランスに電話で呼び出されたリチャード"ディック"ハロランがフロリダ州キーウエストの再就職先から駆け付けて的確なアドバイスを与えてくれた事で辛うじて救われた彼はその2年後再び現れたホテルの悪霊(ラスボス)ホレス・ダーヴェント=支配人を独りで封じ込める事に成功する。 大人になればこの能力は師匠(マスター・ディック)の様に弱まり悪霊も具現化出来なくなる筈だ。そう信じていた彼を絶望のどん底へ突き落としたのは共依存関係に有る母ヴェンティの異変を察知しながらも彼女を救えなかった事と能力の活性化。


やがて彼は能力を麻痺させる酒や薬物に逃避先を見出し、同時に自身の血に流れる父と同じ"酒が入ると感情が制御出来ない"恐怖に打ちのめされる事になる。 90年代末期、渇望感に苛まれながらあちらコチラを放浪し職を転々としていた彼をどん底から救い出したのは苦しみながらも能力を使い熟し前向きな人生を手に入れた親子程歳の離れた親友"ビリー・フリーマン"との出会いと同じ様にアルコール依存症に苦しんでいた過去を持つビリーの雇い主"ケイシー・キングズリー"の親身なアドバイス。 ビリーと共に公園の清掃や観光客向けの玩具みたいな機関車の整備そしてホリデーシーズンの運転に挑むダニーは漸くかつての笑顔を取り戻す。 "ダニーボーイ"は良き友人達に助けられやがて自身の能力をどう使うべきなのか漸く向き合える事になった訳です。 


キングズリーに紹介され断酒センターに通いミゼス・ロバートソンの紹介で公園の仕事が無い季節はホスピスで働く日々を送る主人公。 様々な病気により末期を迎えようとする人々が最後の刻を過ごすホスピス"リビングトン館"の看護師達の間から何時しか彼に付けられた称号はドクター・スリープ。 患者の死が見えるらしい"介護猫アビー"と共に怯える彼等の魂に平穏で優しい最後の夢を見せ看取る聖者となった主人公が再び命懸けのトラブルに巻き込まれたのは産まれた時からダンの存在に気付いていたもう1人の"アビー=アブラ・ストーン"との黒板を通しての交流が始まって10年目の事でした。



物語は主人公と同じ様に人生のどん底を体験しひたすら堕ち続ける少女だったモノの運命も同時に映し出す。 "アンドレア・スタイナー" 8歳の時から実の父親にレイプされ続けた彼女が能力(シャイニング)を覚醒させたのは16歳を迎えた夜。 対象相手を昏睡状態に陥れる力を手に入れた彼女が最初にやった事は積りに積もったケダモノへの怨みを晴らす事……父親だったモノを生きながら解体し各地を転々としながら言い寄る男(その大半が彼女の倍は生きているらしいロリペド爺)を昏睡状態にしサイフを奪う生活を続けていた彼女がその同胞と出会ったのは1981年の夜だった。


純粋な魂とシャイニングを持つ子供を嬲り殺し味わう事で南北戦争の頃から老いる事無く生きてきた真結族のリーダー"ローズ・ザ・ハット"に見出されたアンドレアは回生の儀式により人を辞め"スネークバイト・アンディ"となり、RV車を足としアメリカ大陸中に存在するオートキャンプ場を拠点に根無し草な狩猟生活(獲物は輝きを持つ子供達…其れを食べる事で若返る為に戸籍は誤魔化さないといけない)を送る事になる。 


だが本当の所、真結族は滅びの刻を迎えつつ有った。シャイニングを持つ子供達は世界中で年々減り続け街や道路には監視カメラが増える……漸く手に入れた獲物に潜む麻疹や癌は人間としての身体を持たない真結族にとって致命的な毒にも成り得る。全盛期にはアメリカ中に200名以上存在した血族は遂に40名を残すのみ。 もしかしたらあの日自分の心を覗いていた幼い少女(アビー)が起死回生の食材と成り得るかも知れない…彼女に固執したローズの命を受け血族による捜索が始まろうとしていた。



★一言書き忘れてましたね。大人になったダニエルが何故ダニー⇒"ダン"と自己紹介するようになったのか? そりゃあいい年こいて"ダニーボーイ(あの歌)"でからかわれたくないからです(笑) 後アイルランド系の名前=酔っ払いのイメージ有りますのでね。スタンダップコメディじゃ落語で例えると与太郎扱いだし……。



本当は"境界の彼方"ネタも色々ぶっこみたかったのですが……バレちまうんだよなぁ色々と。


535話にゼロの迎撃 14年 / 536話にゼロの激震 16年 割込投稿しました。

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