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生存者ゼロ 13年

2019年11/30〜12/2タブレット端末にて執筆し朝脱稿 12/3深夜投稿

【 東日本大震災で対応が後手後手に回り醜態を晒したあの政党の政権が未来永劫続いていたら、2018年9月に起きた北海道胆振(いぶり)東部地震の救助救援活動はかなり悲惨な事になったろうなと思いつつ読んだ震災プラス人災によるパンデミックホラー 総理のモデルはあの東大出な宇宙人(はとや……)か優柔不断で追い詰めると子供の様に泣き喚くアレ(えだ……)だと思われます。 手間暇掛けたアニメでも無い限り映像化は不可能な物語でした……コミカライズ版についてはノーコメント(-.-) 細かい描写まで原作通りにやっちゃうと何もかもトンチキな展開になりそうです。 】


★取り敢えず虫…特に羽根生やして夜間群れでやって来るシロアリ(ちなみにコンクリートも破壊するGの仲間 つーか進化系らしいです。)が苦手なお客様は特にご注意下さいな グロ描写満載です。


☆本音としては普通に日本映画で見たい作品ですが…人材無いしCGがお粗末になりそうだし特亜から入り込んだアレや"空母いぶき"みたいにパヨクな政治信条勝手に組み込む阿呆が湧いて出そうだから無理かな(-_-)


英題:SURVIVOR ZERO(正式にはアラビア数字の0)

日本ポリティカルフィクション小説.

安生(あんじょう) (ただし) 著 宝島社出版.

2014年同社文庫版出版 "下弦の月"から改題.

2018年同社より舟木涼介(ふなきりょうすけ)によりコミカライズ化スタート

ネット配信先行 続刊は未定(涙) 原作通り映像化したらそりゃあねぇ…。



 以前から読んでみたいとは思いつつ中々手が出せなかったゼロシリーズの第1作目。 小見出しにも書いた通り出版当時はリアル⇒今では思い出したくもない無責任で無能な革新系連立政権内閣首脳陣の右往左往振りがあまりにも情けなさ過ぎて物語そのものは面白いんだけど灰色な結末を迎え責任者は誰1人報いを受けないオチで最後までイライラさせるストーリーとなりました。 シチュエーション自体は以前紹介した"コンテイジョン 接触感染 11年(477話)"と色々重なる部分が有りますが事態進行と平行して3人の人物に取り憑き(かんせんし)幻聴を囁く"姿が見えない何か"をどう解釈するかで評価がはっきり分かれるのかなと思います。


作者自身はどうも其れを神だの悪魔だのと勘違いさせたいようですが、アレは地球上に存在するどんな生物にも存在する"何もかも打ち壊したいという破壊衝動と守り育てる遺伝子存続の意思"を衝動化させる程度のモノで、微生物から人間までどんな生き物ですら その中には当然ながら植物も含みます 持っている其れを単純に善悪論で2極化するなんてちゃんちゃらおかしい話です。 物語に不気味な雰囲気振り撒いたり見聞きした相手をミスリードさせるだけの存在でしか有りません。


描写が古く無理が有る自衛隊のソレとか  こーゆー事態は海上保安庁か厚生労働省、果てはWHO等国際機関のお仕事でいきなり自衛隊が防護服無しで突入なんて今時有り得ません。 先日宮古島で発生した核燃料棒の違法投棄騒ぎ (誰かのいやがらせでした) でも緊急出動した彼等は防護服で動いてたぞ 惨劇に巻き込まれ右往左往する人々の描写が昭和40〜50年代のまんま ネットもスマホも出て来ないし真相追求よりも社会的地位や面子に拘る特亜政治家みたいなゴミが事態を悪化させるシチュエーションってどうよ? と色々突っ込み所満載なんですがジェットコースターみたいな勢いで突っ走る展開ですのでそこら辺りの辻褄合わせはこの作品をコミカライズしたりアニメ化に挑戦する奇特な皆様に丸投げしちゃいましょう。 間違いなくノリと勢いで出版した原作者や編集者は今頃あわあわしてると思いますが130万部も売れちゃった以上手遅れです。


当然ながらウイキペディアがスカスカなのは原作通りのストーリー書いちゃうとボンクラ小説扱いされそうで皆んな躊躇してる結果があの惨状なのではと推測します。 ではあらすじに挑戦してみますかね 原作版は年代表記を記載しない等色々誤魔化してますが敢えて平成○○年(勿論伏せ字よ)と設定し、物語を再構成したいと思います。 流石に特亜に武装進駐でもされない限り夏休みや冬休みを高額報酬付きでエンジョイしてる税金泥棒達(きせいちゅうたち)が政権運営する時代なんて最早天地がひっくり返っても有り得ませんしね。



【 平成○○年 中央アフリカ・ガボン南西部ニャンガ州 大西洋沿岸部の小さな集落ツバンデ村郊外を覆い尽くすマングローブの熱帯雨林の中に建てられた研究所とは名ばかりな貧相なバラック 研究機関内部の醜い主導権争いにより祖国に居られなくなり、起死回生を夢見て家族と共に其処に移り住んだ富樫裕也(とがしゆうや)を更なる絶望に追い込んだのは妻 由美子(ゆみこ)と息子 祐介(ゆうすけ)を死に追いやった正体不明の出血熱と遠く離れた日本に居る卑怯者=鹿瀬(しかせ)部長の悪意に塗れた嫌がらせだと言えるだろう。 人を救うべき者が全てを呪う者へと変わり果てたその日……物語はそれから2年後 冬の北海道へと舞台を移す 】


★ちなみに冒頭シーンの犠牲者数は記載していませんので検索サイト等の情報ベースに推測。掘削プラットフォームについては24時間休まない海上運用型の必要最小限人数がこの程度で交代要員や支援要員入れるともっと増えます。


☆今では考えられない事ですが社会党連立政権下で起きた95年の阪神淡路大震災以降、報道機関は権力握った革新政権にべったりだったんですよね。よってこの物語では国内大手マスコミの活躍シーンは皆無で寧ろ政府の事実隠蔽に協力してます。この辺りも時代錯誤になったかな?



 平成○○年2月4日早朝 北海道根室半島沖。 200名を越える人員が24時間体制で作業を続ける東亜石油掘削プラットフォームTR102との通信が途絶。 直前にゴミ回収船と衝突事故を起こし沈没した不審船の存在からテロ案件を想定し突入させられた廻田宏司(かいだこうじ)三佐率いるレンジャー部隊が目の当たりにしたのはエボラ出血熱を思わせる全身を破裂させ血塗れの肉塊に変わり果てた作業員達の姿だった。 生存者は皆無、飛沫感染の可能性を疑われた隊員10名とヘリパイロット2名は緊急隔離。 だが回収された犠牲者達と不幸にもモルモット扱いとなった彼等数人 廻田隊長と新米の館山雅広(たかやまさひろ)三曹 から発見された無害な "絶対嫌気性桿菌" を除き如何なる科学物質もウィルスも細菌も検出されず原因究明は手詰まりに。


事件発生から6日後、ガボン共和国から生還し茨城県の理化学研究所であれ以来耳元で聞こえる幻聴に悩まされながらも妻と息子の命を奪った謎の出血熱の研究を独り続けていた富樫裕也(とがしゆうや)博士は警察官を名乗る男達に拉致同然に連れ出され、クレムリンの独裁者気取りな大河原総理大臣や宮内厚生労働省長官等々による脅迫めいた要望を受け入れる形でかつての職場 国立感染症研究所村山庁舎へ移送され正体不明の病原体を探し出す任務にあたるも 僅か2週間後、研究所所長=鹿瀬細菌第1部長の調査妨害により隔離状態だった自衛官達は禄な調査も行えないまま強制退院させられ富樫博士は鹿瀬部長を突き飛ばした事を理由に研究所を追われてしまう。


3月11日 主人公同様、突入以降原因不明の幻聴に苦しめられていた館山三曹が二度目の飛び降り自殺。 みすみす三曹の自殺を止められなかった主人公(かいだ)はその事を理由に数週間後 査問委員会にかけられ市ヶ谷中央情報隊へ左遷。 200名以上の犠牲者は事無かれ主義の内閣府と自衛隊上層部。 革新連立政権の太鼓持ちを演じるマスゴミの"報道しない自由"により闇に葬られる形となるが原因究明を行う者が誰も居なくなった事で事態は最悪の方向へと突き進む。


 11月26日早朝、北海道標津郡(しべつぐん) 人口500人前後の小さな集落・川北町がまたしても正体不滅の出血熱により壊滅。 事態把握と住民救援に向かった中標津署の警察官達も全員命を失った。 偶々事務官として帯広に派遣されていた廻田三佐(しゅじんこう)は直属の上官・竹之内一佐の命により夜明け前にヘリでの状況偵察に駆り出される。 最初の事件から半年以上経過するも富樫を追放した感染症研究所は何ひとつ真相に辿り着けず政権では誰をスケープゴートにするのかと内部抗争優先で感染封じ込め対策はまたしても後手後手に回り何も知らない地方自治体に委ねられた。 政府マスゴミによる事件隠蔽を告発する覚悟を決めた富樫博士は機密漏洩の容疑と幻聴対策として密かに常用していたコカイン所持を理由に公安に連れ去られ警察病院に軟禁。


自衛隊幹部の1人として連立政権の恥知らずな隠蔽体質に振り回された 寺田(てらだ)陸上幕僚長は主人公とその元部下達にフリーハンドを与え事態解決にあたる事を決心する。 当初は何か有ったら上層部に切り捨てられる事が確実な貧乏クジそのものな任務に気が進まない駒田(しゅじんこう)が戦う覚悟を決めたのは、原因不明の疫病で行方不明とされたまま情報が流れない親族の安否を問い詰める昆虫学者"弓削亜紀(ゆげあき)"との不本意な衝突と何も知らされないまま犠牲者埋葬に駆り出され防護服姿で働き続ける警察官や消防士達の姿だった。


 年が明けた1月25日深夜、感染封じ込めは失敗に終わる。 北海道の足寄町病院には手足が破裂した瀕死の患者が次々と運び込まれ、螺湾(らわん)地区 中足寄(なかあしよろ)にも道路に飛び出し破裂し事切れた人々が蔓延。 朝9時までに紋別(もんべつ). 北見(きたみ). 足寄(あしよろ). 帯広(おびひろ)も感染者が発生したらしく最低でも8万2千人が即死。 この後に及んでも住民封じ込めと地方自治体への丸投げに政権維持に勤しむ愚か者達によりなし崩しの自衛隊動員命令。 海外の報道機関により実情を把握した在日米軍は不甲斐ない日本政府に代わり独自行動を開始し周辺諸国も怪し気な動きを見せ始める。 3000名を越える避難民を載せ上海へ脱出を図った民間船は中国軍艦に容赦なく沈められ飛行機は追い返された。 


国立精神・神経センターに麻薬中毒患者として隔離され最早死を待つだけだった富樫博士は間に合う筈だった救助活動を妨害し妻や息子を死に追い遣ったのが鹿瀬部長だと元部下から全てを知らされ激昂。 北海道では封鎖区域から避難しようと動き出した群衆を止める為、警察&自衛隊による武力鎮圧が開始される。 当初はゴム弾やスタンガンによる拘束だったがやがて双方の対立は殺し合いへと発展。主人公達は監視カメラに映る断末魔を迎えた被害者達の異常な反応や、壊滅区域に残されたナスカの地上絵を思い起こさせる不可解な地面隆起現象。更にはパンデミックが新月の夜のみ起きている事実を手に入れたものの未だ原因究明には至っていない。


何処かにヒントは有る筈だ。


コカインのみならず出血熱のデータも引き摺り出す為、様々な薬物が打ち込まれ廃人と化した富樫博士を強権振り翳し回収した主人公達は、全ての始まりの場所で有る石油掘削基地で無数の人食いシロアリと対峙。 辛うじてサンプルを手に入れ非合法の対策チームに加わった赤一点=弓削亜紀(ゆげあき)博士により出血熱の正体は石油と共に地表に吹き出したウィルスに感染し凶暴性と繁殖能力を増した無数のシロアリの襲撃により食い尽くされた結果だと判明するも、日本政府は大量に準備したスーパーナパーム弾による北海道の住民皆殺しを前提とした感染爆発封じ込め作戦を実行に移そうとしていた。 


本州脱出が許されない住民と共に残り人肉求め札幌に押し寄せる無数の群れと化したシロアリ退治。 寺田幕僚長の判断で不甲斐ない政府の代わりに住民の盾となる為動き出す志願者&自衛官&警察官&消防士達の死闘が始まった。 最後に正気を取り戻した富樫博士は赤ん坊を守る為に命を投げ出しあの日石油掘削施設に降り立った主人公の部下達全員を含む多くの犠牲者を出す形で事態は漸く収束へとへと向かう。 血塗れの勝利 政府首脳陣による北海道住民皆殺しを前提とした封じ込め作戦は市街地爆撃を拒否した自衛官達の反抗により頓挫し、海外報道機関により全てはぶちまけられた。 内閣は解散し事態を悪化させた者達は全員その椅子を追われる事になる。 北海道の産業経済に人的物的被害は文字通り天文学的なモノとなり復旧の見込みは未だ検討も付かない。


其れから7ヶ月後、主人公は富樫の遺灰を埋葬するためガボンに居た。 


事件は本当に終息へと向かっているのだろうか? ドイツやアメリカではガボンから持ち込んだ実験用の猿が感染源となった出血熱で190名が死に未だ治療や予防に繋がるワクチン開発には至っていないし羽アリとなった人食いシロアリは新天地を求め本州へ、或るいは海外へと飛び立ち生き残る可能性は否定出来ない。 もしかしたら富樫は狂っていなかったのかも知れない、研究所跡に残されたノートを読む主人公の中でその確信はますます深まってゆく


下弦の月と共に巻き起こるパンデミックは再び始まろうとしていた。



本編とは全く無関係だからオマケ扱いで書いときますが、コレ書くに辺り色々調べたのだけれど 今の自衛隊って装備科でパワードスーツの試験運用始めてるんですね(汗) 思わずAll You Need Is Killのアレを想像するお客様も多いと思いますがメインは震災時等の救難活動や復興支援目的なんだそうです。 なんせバッテリーが最短2時間、駆動中は其れなりに音が出ますので未だ未だ先は長そうです。でもメリットしか無い以上導入は時間の問題かと思われます。


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