表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
884/1233

HANNIBAL ハンニバル シーズン2-⑥ 14年

2019年10/23〜10/26タブレット端末にて執筆し深夜脱稿 10/26深夜1時投稿

PV数250000突破記念として第111話に"麻衣・夏の扉 87年"翌々日10/30深夜に"サマーウインド ~少女たちが運んだ夏~ 87年"を割込投稿致しました。まあテーマがアレで当時は合法だけど微妙にエロな物語だし(苦笑)

【 物語後半にメイスン・ヴァージャー及び妹のマーゴ・ヴァージャーのエピソードは必要だったのか? 本来ならテレビに出せない18禁も良いとこな小児性愛者にして養殖されたサイコパス(メイスン)と実兄を嫌悪し恐れながらも植え付けられた服従心から逃れられない重篤な奴隷(マーゴ)の関係が余りに醜悪過ぎたから肝心要のグレアムvsレクター博士の緊迫感溢れる頭脳戦が台無しにされたと感じたのは私だけでしょうか 最終回にもつれ込む前に疲れちゃったんですよねぇ(苦笑) 】


★私個人は第3シーズンに回すべきだったと断言致します。レッドドラゴンはこの物語に出すには小物過ぎる。



 ちなみに原作小説"ハンニバル"にてメイスンとやらはボルチモア有数の億万長者であり"カトリック教徒の名士"なのですが男子児童を狙った性的虐待や暴行事案を繰り返しており、度重なる醜聞に業を煮やした裁判所から委託を受けたレクター博士が問診……アンジェ○○○・○○○ーみたいに金で買った孤児(せいドレイ)をいたぶってみせた挙げ句目の前で自慰行為やらかしたからブチ切れた博士に"お仕置き"され逆恨み…という顛末で勿論TV放映どころか映像化すら不可能です。 なお数年前から多くのセレブ達と共にそんな事を繰り返した挙げ句、2019年8月に留置場で謎の首吊り自殺を遂げた金持ち(ヘッジファンドマネジメント)が居ました…ジェフリー・エプタシュタイン……このドラマ公開当時はまだ保護観察処分中だった筈です。


この手の悪意のカリカチュアみたいな人間モドキを私は"感染源"或いは"マインド・ヴァンパイア"と呼んでます。元ネタは今も次々と後味最悪なホラー小説を発表してる"ダン・シモンズが綴った物語 殺戮のチェスゲーム Carrion Comfort 89年/94年早川書房で全3巻⇒恐らく絶版"から とどのつまり自己暗示による無敵化したサイコパスなんですが弱い存在を虐め苦しめてしまえば自分には幸運が舞い込むとか、蠱道(こどう)或いは巫蠱(ふこ)によるエネルギー強奪により自分は強大な存在に進化するなんて宗教作り出し妄想するゴミは何時の時代にもどんな社会にも一定数存在します。


日本での具体例を上げると、この間暴行傷害の現行犯で逮捕された100名越える保母&保父さん達や園児に対するパワハラや暴力を繰り返していた保育園副園長(♀)とか小学校で同僚を使いとある男性教諭の目にカレー擦り込み動画撮影し馬鹿笑いしてたキチ○イ女…後は関西電力に寄生してた同和地区を仕切る元助役(故人)とやらもそうかな? 社会的地位の有る人物にゴマすり這い上がるのが上手いとか法律に精通してたり他人をコントロールするのに長けた其れは、尊厳殺人や異端審問が当たり前に存在した中世の時代なら"神隠し或いは天狗や鬼に攫われた"または"魔女や悪魔付き"の罪業を押し付ける事で物理的に間引く事が可能だったのですが……こんなニュースを見てしまうと日本の刑法39条の心身耗弱が判明すれば刑事訴追の対象にならないみたいな人権擁護法やドラマ本編でも登場した司法取引による非公式刑事免責の推進は必ずしも良い事だけでは無いのかも知れません。


まあこの物語はあくまでもフィクションですからサラッと流してしまいましょう。相変わらず不真面目なのはご容赦を……私はレクター博士みたいに正義を貫いて壊れたくは有りません。



【 鶏同様、雑食動物で有る豚を使い人間を生きたまま貪り食わせる殺害処分方法はこのドラマがアメリカで放映された当時実際に行われていました……事件が発覚したのはその数年後。偶々逮捕された実行犯=テキサス州で対立抗争を繰り返すメキシコ系マフィア幹部から司法取引で引き出した証言によると悲鳴はこのドラマの比ではなかったそうです。死体の処分なら特亜ではセメント工場と並ぶ定番のやり方だとかで此処で書いたらドン引き必至な話を私は亡き父から色々聞かされた経験が有りますが怒られるから書きません。 】


☆本来は裸にひん剥いて放り込む訳ですが……テレビだし自重してます。



第12話:止め椀 (とめわん) 嫌がらせ回ラスト…だけど第3シーズンに(涙)


締めの1品=大仰な名前ですが要するに"味噌汁"沖縄の食堂なら"具沢山のドンブリサイズ"のコレに"ポーク卵"か簡易な"肉入り野菜炒め"と"御飯""飲み物"がセットで付きます。そういう所は"沖縄そば"ですら炊き込みご飯のオニギリ=ジューシーや漬物に飲み物が付くから本州から来た観光客が毎回パニックに…家は味噌汁にポークや溶き卵と大量の野菜やキノコが入るなぁ…本州旅行して初めて出された味噌汁に驚いた記憶が有ります…塩味キツイし具が少ないと(苦笑)



 激昂した息子(グレアム)に巻き込まれる形で街の名士=メイスン・ヴァージャーと対峙する事になったハンニバル・レクター博士。 感情の赴くままサディスト(メイスン)への殺意を露わにするウィル・グレアムの姿に青年時代の自分を重ね合わせた彼が提案したのは敢えて虫けら(メイスン)を殺さずに永遠に苦しめる方法を模索する事。密談の詳細を聞かされたジャックは法律上は無辜の市民で有るメイスンが2人が起こす計略に巻き込まれる状況を良しとはしないものの愛情を向けてくれたマーゴ・ヴァージャーの心と身体に一生残る傷跡を付けられ激昂する主人公を制止する者は何処にも居なかった。


そんな最中、判事惨殺〜チルトン所長逮捕以降レクター博士のカウンセリングを中断し行方を眩ませていた元精神科医"べテリア・デュ・モーリア博士"が司法取引による身辺保護を求めFBI本部へ現れる。彼女はかつて自身の患者に命を狙われ、患者として表れたレクター博士に醜聞を庇って貰った過去を持つ……だが真相はレクター博士に操られた患者により行なわれた自作自演の殺人事件では無かったのかと疑問を抱いていた……主人公に対しレクター博士を追い詰めたつもりなのかも知れないが其れは勘違いかも知れないと警告するが事態は最早誰にも止められない……養殖されたサイコパス=メイスンと中々尻尾を露わにしないレクター博士の対立を煽り立て共倒れ或いは事態打開を狙う計略にまんまと乗せられたメイスンは診療室のソファにナイフを突き立てる等、様々な挑発を繰り返すも全く相手にされず逆上。イタリアンマフィアを使った誘拐&拷問を企てるが襲撃メンバーの1人マッティオが致命傷を負う体たらくとなる。 


それでもスタンガンを使い何とか誘拐に成功するもマーゴを人質に協力者となった筈のグレアムの裏切りにより拘束から放たれたレクター博士の大立ち回りでマフィア達は生きながら豚の餌となり、メイスンに至っては大量の合成麻薬を投与され洗脳された挙げ句に、自らの顔をナイフで切り落としながらグレアムの愛犬達に食わせる行為を行うまで心を壊される。メイスンを死ぬまで放置するかそれとも首を圧し折り楽にしてやるか…師父(レクター)に選択を迫られた主人公が選んだ方法はその何方でも無い永遠の生き地獄。


記憶を奪われ、豚小屋に転落し首を折った上に飢えた豚達に顔を食い千切られた記憶を植え付けられたメイスンは寝たきり人生が待つ余生を送る運命となり其れを介護する役目に志願したのは今までのお返しをする気満々なマーゴ。延々4話に渡り視聴者の神経を逆撫でたサディストは此処で一旦退場となるのだが…………。


実はコイツも第3シーズンに出て来るんだよなぁ(泣)



第13話:水物 (みずもの) 一応最終回


水分の多い物="果物"或いは"デザート"となりますが曖昧なモノで有り"酒"や文字通り"水"、菓道では"水辺に咲く草花"も同じ意味となります。転じて"勝負は水物"=必ずしも強者或いは正しい者が勝つ訳じゃ無い⇒更に転じて"水を差す"と使われる様になりました。罠に嵌ったレクター博士と主人公の対峙を文字通り水物としたのは誰? 第2シーズン最終回は嘘と裏切りに塗れた結末となります。



 主人公に巻き込まれる形でとは言えボルチモアの名士を破滅に追い込んだ事で捜査陣の包囲網が狭まる事を警戒しほとぼりが覚めるまで海外へ、不在時に踏み込まれる可能性を考慮して様々な記念品や診療カルテを暖炉で処分するレクター博士とグレアム……恐らくメイスンを殺さなかった事で全てを察し告発する為現れるであろう何も知らない共通の親友="ジャック・クロフォード課長"を殺すのかそれとも見逃すのか? 末期癌(やまい)を押して面談を希望する親友(ジャック)(ベラ)フィリス・クロフォードから苦しむ患者を楽にさせなかった(ころしてくれなかった)事を少しでも悪いと思うなら私が死んだ後、彼を救ってくれと懇願されたレクター博士は悩み抜いた末にジャックにディナーへの招待状を送り届けた。


グレアムは行動科学課に匿われている"フレディ・ラウンズ"に最後の挨拶。レクター博士が捕まれば今度こそ捜査陣から去る事になるし、失敗すれば彼に殺されて終わり……実は昔は大衆紙に雇われたものの一面記事は男達の独占場。女だからと舐められていた私は根拠の無い無意味な癌治療の怪しい発明ニュースばかり書かされていた。と不意に昔話を始めるラウンズに、ああ彼女にはこんな一面も有ったのかと驚く主人公は最後にもし僕が戻らなくとも(アビゲイル)が犯した殺人の事だけは書かないでくれと懇願……まるで最初から負けるつもりじゃ無いと嘲笑われる事になる。 ああついでに隣部屋で同じく匿われてる負け犬女(アラーナ・ブルーム)との対話は今更だから省略します(笑)美味しい場面全てラウンズに持ってかれてるし…ところが事態は思わぬ方向に。



 今回行動科学課の囮捜査に介入し、レクター博士に仕掛けられた幾重もの罠を全て台無しにした阿呆は以前、主人公(ウィル・グレアム)を犠牲に事件の幕引きを図ろうとして醜態を晒した"ケリー・プラネルFBI監察官" とある人物からの内部告発で極秘捜査を行っていた彼等は以前のジャック・クロフォードと同じ様な間違いを犯す。社会的地位の高い著名な精神科医ハンニバル・レクター博士に有らぬ疑いを抱き囮捜査を行っている事実 / 切り捨てる筈だった役立たずの廃棄品(サイコパス)ウィル・グレアムを有ろうことか再雇用した事 / 正当防衛とは言えケモナー殺人鬼(ランドール)を殺害し尚かつ遺体損壊を黙認した事 / 果てはとある伝手で入手した解剖実習用の遺体を使いフレディ・ラウンズの死を偽装した経緯etc


裁判では要らぬ恥をかかされた。 今度こそあのサイコパスをFBIから追い出してやると部下を率い乗り込んで来たお馬鹿様の暴走によりジャックの警察手帳と拳銃は取り上げられグレアム逮捕協力を拒んだラウンズとアラーナは共に追い出される……部下も権限も取り上げられ激昂したジャックは独りレクターが待ち受けるチャンドラー・スクエアの診療所へ乗り込み脱出したアラーナは対決の準備を整える為に一旦自宅へ戻った主人公へ緊急連絡、自身は真相を問い質すため銃を手に診療所へ、事態急変を告げるグレアムからの電話で主人公の裏切りと罠に気付いたレクター博士は激昂する。 


「私は割れたお気に入りのグラスが元に戻った光景を目撃した君がどう反応するのか知りたかった。 なのに何故君は私の予想を覆すんだい? 」


そして物語は第2シーズン最初の格闘場面へ……ガラス片が突き刺さり行動不能となったジャック レクター博士に銃を向けたアラーナを窓から突き落としたのは殺された筈の彼女だった。 全てが台無しとなった惨劇の現場でグレアムが目の当たりにしたのは慟哭するアビゲイルと血塗れとなったレクター博士の姿…まるで子供を抱きしめるかの様にグレアムの頸動脈にナイフを突き立てたレクターは次いでアビゲイルに……瀕死の主人公は血塗れの彼女(アビゲイル)を抱きかかえ応急処置を施そうとするがやがて力尽きる。其処へ漸く駆け付けた救急車両のサイレンが響き渡る。



惨劇の現場を独り離れ捜査官達の包囲網をなんなく潜り抜けイタリア行きの飛行機の乗客となったレクターに付き従うのは疲れ果てた表情を見せるべテリアの姿。かくして舞台はアメリカを離れヨーロッパへと向かう。





本編とは無関係ですがメイスン・ヴァージャーを養殖されたサイコパス呼ばわりしたのは延々4話に渡り聞かされた陰惨な思い出からの推測です。 日本でも"ブタの居た教室"だったかな? 1時期情操教育として豚や山羊を小学校で飼育しそれを子供達の手で屠畜⇒食べるというアレな授業を導入する動きが有りました。其れは元々1神教(キリスト/イスラム/ユダヤ)における神の兵士育成=殺人に躊躇しない頑強な精神を作り上げつつ神の代理人=教師(じょうかん)の命令に忠実な信徒を生産する為のノウハウでヨーロッパ…特にそんな兵士が大量に必要なドイツを中心に行われている訳ですが……其れで精神を病む子供は一定数存在する上にサイコパスの増加につながった実績作る事になりました。ちなみにイスラムは羊で其れを実践してるからああなった可能性が有ります。


過酷な生存競争を生き残り子孫を残さねばならない動物や虫魚なら迷いませんが個人という概念や情緒を持ってしまった生物は無意味な殺戮に躊躇します。 其れを進化と呼ぶか野生化を失った=退化だと軽蔑するかは人それぞれなんでしょうね。モノによっては自然界でも狩ってしまった鹿の子供を育て大人になるまで面倒を見る虎や兎を愛でる狼が居るのですから。 私はハンニバル・レクターとはそんな存在なんだと思っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ