HANNIBAL ハンニバル シーズン1-③ 13年
2019年9/13〜9/15タブレット端末にて執筆し夜脱稿 9/16深夜投稿
ノリと勢いに任せて第1シリーズをなるべく早く書き上げてから映画やアニメ、小説の話に戻る予定です。 ご迷惑をお掛けしますが…終わらせないと踏ん切りがつかないんですよ。
【 それぞれの理由で人生で一番大事な時期に家族を喪った3人の男女。 片や病んだ狩人で有り片や恐ろしい捕食者、そしてどちらの可能性も併せ持つアビゲイルは何処へとゆくのか? 案外ハンニバル・レクター博士が望んだ物は、捕食者としての自分を理解してくれる家族を手に入れる事だったかも……まあそんな気分になるエピソードでした。もっともやる事成す事傍から見てると品位溢れる紳士なのに受ける印象はえげつないサイコパスな辺りが嫌過ぎるのですがね(笑)つー訳でノリと勢いで書き綴る第4話〜第5話で御座います。 】
★DVDなら実質2巻のエピソードになる訳ですがノリに任せて色々好き勝手書いてみたら敢え無く5000字越えました(泣) 以前投稿した文章読み返して見ると私の場合大体その程度で1話構成にするスタイルが読みやすそうですので割り切って進めます。
本編入る前に軽く時事ネタから始めますか 丁度、中秋の名月だったから気分転換も兼ねて庭に寝転がり色々書いてみようと思い立ちましたが……家の周辺、モノレール延長工事に伴ってアパートやらテナントやらの建設ラッシュなんですよねぇ 満月は辛うじて見れるけど夜中近くまで煌々と明かり灯されて風情もへったくれも有りませんので自室に戻ります。 来月からは観光客と鉄道マニア (ところで…モノレールも鉄道扱いなんでしょうか?) でそこそこ賑やかになりそうです。
では今回も成りゆき任せで書いてみます。4話見てて私が思い出したのは96〜02年まで続けられた "北九州一家監禁連続殺害事件" 恐怖と歪んだ愛情で家族を縛り用済みとなった家族を次々と身内に殺させる…何故かウィキペディアでは実行犯の名前が匿名になってるんですよね…解せぬ話です。
アクセス数が相変わらず低空飛行やってる顧客限定なエッセイなんで好き勝手遊ばせて貰いますが どんな猥褻なモノ或いは品位を汚すレベルの存在で有れ、掲載止めろなんてやらかし実行した挙げ句の果てに出来上がるモノは誰も見向きもしない都心の公園とは名ばかりの荒れ地でしか無いと思っています。"自分のちっちゃい器量を剥き出しにした価値観を他人に強要する類いの検閲" は見せない或いは見ない権利同様、使い方を誤り何もかも滅ぼし自由を奪う諸刃の剣です……矢鱈めったら見境無しに他の執筆者に噛み付き否定する為の道具ではないのだよ明治時代の文士様かべリヤ気取りの○○や●●●とやら(笑)
では本編あらすじへ こんな文章読んでくれて有難うと感謝を込めつつ。
第4話:ウフ=卵料理 アメリカでの放映禁止エピソード
☆コース料理では省略されたり前菜と統一される事も多いメニューですが有ればメインディッシュへの期待を高めてくれる一品。
2014年 12月末. コネチカット州 スタンフォード 裕福な資産家として地元の名士だったターナー家の4人が射殺されたのは感謝祭 (11月の第4木曜日) のディナー時だったらしい 家族揃っての長期休暇が増える季節だった事から事件発覚は遅れに遅れ、暖められた室内で急速に腐敗したご馳走と犠牲者をそのままにした現場検証は凄惨を極めている。 殺戮者の行動を追体験したウィル・グレアム捜査官のプロファイリングと現場に残された余りに多い証拠物件から実行犯及びその共犯者は少なくとも12歳以下の子供達だと判明。 ターナ家は丁度1年前に次男ジェシー・カームが行方不明となっており地元警察による誘拐或るいは失踪事件事故の双方で懸命な捜査が続けられていたと言うが…暖炉の上にこれみよがしに飾り立てられている明らかに空虚な嘘に塗れた家族写真に主人公は吐き気を堪えることになった。
未だアビゲイルのPTSD治療で手が離せないアラーナ・ブルーム博士 …ちなみに常に作り笑顔で前向きな綺麗事しか話さない上に夜は師匠の元を訪れ平然と患者のプライバシーをぶち撒ける彼女の不誠実にも程が有るカウンセリング風景見てると何故主人公の病状が良い方向に改善しなかったのか良〜く分かります。特亜のキャバ嬢かよ‼(怒)… に代わり泊まりがけの出張仕事に駆り出されたグレアム家のワンコ達の面倒を見ていたのはハンニバル・レクター博士。彼等向けに調整した手作りソーセージ(材料は誰だろう?)を手土産に忽ち家族の地位を手に入れた彼は、嬉々として部屋を掃除し独りオルガン演奏を披露しグレアムが趣味として行っている釣り道具で色々と遊ぶ光景が映し出される。夜は夜で相変わらず主人公に疑いの念を抱くジャックを宥めるためディナーご馳走したりアラーナの愚痴を聞き突然訪問し泣き付いて来るグレアムを慰める。 昼間は昼間で途切れない患者達のカウンセリングで忙しいレクター博士の日常は"ドラえもん"もかくやと思わせる慌ただしいモノが有ります(苦笑)
敢えて省略しますがアビゲイルは不機嫌の極みです……あの手の人間に有りがちな、子供みたいな歳不相応の高い声で親切めかして話し掛ける阿呆って時々無性に殴り倒したくなりますよね(笑) あの事件以降も担当医師に内緒で度々病室に見舞いにやって来ていたレクターは"最早大学へ進学する機会も将来FBI捜査官になる夢も絶たれ帰る家も無いと嘯く"アビゲイルの気分転換を図るため朝食会へ招待。 同じ頃ターナー家に残された遺留物の検査を行っていた主人公達は死体や靴跡から、10ヶ月前ジェシー同様に車で連れ去られ行方不明となったコナー・フロストの指紋を検出。 バージニア州レストンに有るフロスト邸にSWAT部隊が急襲を掛けるが突入した彼等が目撃したのはクリスマスの飾り付けが施された室内で射殺されている4人の惨たらしい犠牲者と頭を撃ち抜かれ暖炉に吊るされローストポークとなっている幼児の変わり果てた姿。
「リーダーはリンカーンだけじゃ無い!発達障害の彼等を攫い支配し操って殺人行為を強要しているサイコパスが居る。逆らえば餌食にされるんだ‼」
どうも幼少期、母親に虐待されてたらしい主人公は似た様な経験が有る様です。 ちなみにスティーブン・キング曰く彼の暮らすメイン州にはキリスト教原理主義拗らせたそんなサイコパスが多くてホラー小説のネタが尽きないそうな…具体的にはキャリーとかミザリーとかね。
当初は子供達により行われている連続殺人…12ヶ月前メイン州バーコンで発生していた1家惨殺事件の容疑者として追われていた少年"C.J.リンカーン"が彼等のリーダーではと目されていたが偶々ドライブインでの食事後 (アメリカでコンビニ形式の店に進化したのはガソリンスタンドも兼ねたドライブイン) 緊張感から粗相を犯した行方不明者の1人"クリス・オハロラン"の世話を焼く中年女="自称マザー"がリンカーンや他の3人子供達と共に監視カメラに捉えられた事からグレアムとジャックはSWATチームと共にノースカロライナ州フェイエットビルに有るオハロラン邸に急行 臆病者の処刑人役だったリンカーンは肩を撃たれ残る3人も拘束、クリスを操り尚も殺しを続けようとするマザーはSWAT隊員に撃たれた。
だが5人の子供達はもう家へは戻れない……家族を手に掛けたリンカーンやジェシーにまともな未来は無い 手を伸ばせば届く距離に居た筈なのに何故僕はマザーに従ったんだろう…家に帰りたい、お母さんに逢いたいと呟くクリス・オハロランにかける言葉をジャック・クロフォード課長は持ち合わせてなど居なかった。同じ頃、承認を得てレクター博士が彼女に投与し共に飲み干したのはシロシビン或いは幻覚キノコと呼ばれる合法ドラッグ…分量さえ加減すれば幸せな気分になれるがそれに頼る事はある種の逃げだとも言える…まあ精々酒で泥酔した程度のダメージで未成年=アメリカでは21歳まで酒は駄目(笑)だしドラッグは酒やタバコなんかより依存性が高いから其れなりに危ないのだけれど…患者を奪われた事実に気付き激昂するアラーナだったが果たしてまともに患者と向き合う覚悟を持たない彼女にレクター博士やアビゲイルを罵る権利が有ると言えるのか 挙動不審なジャックの妻フィリスを映し出し物語はエンドロールへ。
第5話:コキーユ=海鮮グラタン
☆パスタは使ってませんから正式にはグラタン風でしか有りませんがイタリア料理からフランスに持ち込まれたメニューになります。
なまじ思い込みが激しいのみならず、言葉巧みにレクター博士に誘導されアビゲイルが自分の娘に見えて来た…ついでに度々現れる雄鹿の幻覚にも悩まされ人食い鬼そのものに同化しつつ有るグレアムは防衛本能を迷走させた末に夢遊病を発症させてしまう。端から患者と向き合う積りの無いアラーナ博士はそもそも頼りにならず依存し甘えられるのは…断じてホモォな意味では無く(汗)レクター博士だけ 何だかんだやらかしつつも自身が認めたライバルや患者には極めて誠実な人間らしい二面性を持つ彼が疑念を抱いたのは最近楽しい玩具を使い熟せ無い程苛ついているジャック・クロフォード課長の異変。
気配りな人でも有る博士の度重なる招待を受けて遂に手料理を振る舞うディナーを楽しむ事になったジャック夫妻、初対面の彼女の身体から微かに漂う体臭に混ざる抗生物質や抗癌剤の匂いを誤魔化す為に敢えて食事を楽しむのに向かない香水を身に纏っている事に気付き様々な誘導尋問……外科医で有り精神科医としての経験からジャックの妻"フィリス・クロフォード=通称美女"が夫に隠している秘密を薄々察したレクター博士は友人の妻で有る彼女の心を救うために行動する事を決意した。 フィリスが患い長年隠して来た秘密=それはステージ4まで進んでしまった肺の癌。放射線治療を施しても苦しむだけで最早助かる見込みが無いのだと言う彼女は敢えて夫に嫌われる事で彼を苦しませない様にしようと考えていた。
2014年 2月.ニュージャージー州トレントンの幹線道路近くに有る監視カメラの無い訳有の客がたむろする自動車ホテルで、不眠症に苦しむ放浪生活の末に幻覚で罰すべき対象の顔が燃え上がって見える信心深い男が猟奇殺人を実行した。 殺されたのは"ジョン・スミス或いはアンダーソン夫妻"を名乗る偽名で宿泊していた中年夫婦…筋弛緩剤入りのサービスドリンクで動きを封じられ生きながら背中の皮肉を剥がされ肉の翼を付けられた様にディスプレイされ吊り糸で固定されたその惨たらしい姿から"天使製造機"と惨たらしいにも程が有る現場の惨状に閉口したビヴァリー・キャッツ捜査官に名付けられた其れは、精神&体調不良気味の主人公にさらなる精神的ダメージを与えるには充分な光景だった。眠るのが怖い、狂気に身を委ね知らず知らずに操られる事が恐ろしい…犯行を追体験した主人公が感じたモノは果てしない絶望と罪悪感。
犯人のモノと思われる嘔吐物から見付かったのは脳腫瘍の病状進行抑制に使われる大量の抗生物質に抗癌剤。 オハイオ州クリーブランド.3人目の犠牲者となったのはホームレスの黒人男性。 殺害現場に残されたのは何故か自身で切り落としたと思われる○○タマ…犯人は天使になりたいらしい…ジャックにはサイコパスが何を考え犠牲者を選び奇妙奇天烈なディスプレイを施してるのか本当に解らない 進行が進む夢遊病と殺人現場での追体験に恐怖を感じ苛立ちを隠せなくなりつつ有るグレアムと、家庭問題で神経質になっていたジャックは細やかな言い争いから危うく殴り合い寸前に だが犠牲者の意外な正体が判明する。3人はいずれも連続レイプ殺人や連続強盗殺人の実行犯で有り警察や賞金稼ぎが追い掛けていた賞金首だったのだ 天使製造機は自警団上がりの人物なのか?
監視カメラや不特定多数の目撃情報から浮かび上がって来た人物は "エリオット・ブディッシュ" 誠実な人柄で有り妻や2人子供達の良きお父さんだったという彼が不眠症に苦しみ自分でも制御出来ない攻撃的な態度を取る様になったのは脳腫瘍で残された時間が僅かとなった頃かららしい、家族と距離を置き自宅から姿を消した経緯をブディッシユ夫人から聞かされたジャックはあまりにも自分の妻の最近の不可解な態度や行動と重なる証言に動揺を隠せない。 天使製造機が向かった場所が判明した。其処は犯人が幼少期に火事に巻き込まれ奇跡の生還を果たした始まりの寒村。納屋に突入した主人公達が目の当たりにしたのは自らに大量の薬物を投与し犠牲者達と同じ姿となりぶら下がり死んでいるエリオットの姿。
結局の所、俺は妻が何に追い詰められているのか理解出来なかったしグレアムの苛立ちや犯人の行動も予測出来なかったと自省するジャックと、エリオットが何故自ら死を選んだのか……彼の最後を追体験した事で心が救われた様に感じてしまった主人公。自宅へ戻り真相を問い詰めた挙げ句頑なな妻の態度と迫り来る最後の時に絶望するジャック 対照的に自身の闇と向き合う事を決めたグレアムの姿を映し出し物語はエンドロールを迎えた。
まあアレです…バナー広告で目に入って来る○○ット○○○ーには色々思う所有りますが(苦笑) 所詮は絵ですしねぇ〜 ギャーギャー騒ぐのは大人気無いにも程が有ると書いときます。




