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HANNIBAL ハンニバル シーズン1-② 13年

2019年9/12 タブレット端末にて執筆し当日脱稿 9/13深夜投稿

陰惨な物語は敢えて整理してバラして晒すと筆が進みます……かなりハイペースで書き上げる事が出来たから続けて投稿します。 誤字脱字は後日手直しかな?

【 シーズン1の実質ヒロインは "アビゲイル・ホッブス" だと言えるでしょう。 肉親=殺人鬼〜果てはレクター博士にもてあそばれたり何もかも容疑者呼ばわりするFBIのジャック・クロフォード捜査官や無責任な野次馬とマスゴミに執拗に疑われる哀れな犠牲者と当初思われていた彼女の意外な正体が物語の進展と共に徐々に判明し、グレアムを気に入り仲間に引き入れようと暗躍を始めるレクター博士の悪趣味な遊戯と視聴者を恐怖と混乱へと追い詰める肉の仕込み⇒調理⇒実食シーンが遺体発見&検死場面に挟まる事でストーリーは陰惨な方向へと突き進んで行きます。 つー訳で前回からの続きです今回は2話〜3話まで。 】


★実は意外とお茶目なレクター博士=マッツ・ミケルセンの撮影NG集がとある動画サイトに掲載されてるのだけれど雰囲気ブチ壊しとなるので本編楽しんでから見た方が良いと思います……シーズン4作りたくなる気持ちが良く分かりますね。


 そもそも何でPV数やブックマーク数の激減覚悟でこんな長い陰惨な物語を紹介しているのかという話から……別段"なろう"のみならずカクヨム等の各種小説投稿サイトやタブロイド紙、いや…元々紀元前の時代から問題になってる事案なんですが 無責任にも正体を隠し根拠が無いくせに出鱈目や噂話に果ては日本は終わりだとか日本アニメやラノベ業界が滅びるだとか…まあ此処まで書いたら具体的に誰の事揶揄してるのか分かりますね♥ 不安感を煽り集団ヒステリーを扇動する自称文士や恐怖と暴力を交え言葉巧みに他人を操ったり支配する卑怯な輩が大嫌いで有ると同時にそんな連中の詐欺のやり口をおちょくりまくる事で騙されたり犠牲となる人を少しでも減らしたいと思ったからです。


ではあらすじを始めます…例によって独自解釈に悪ふざけや毒が混じるのはご容赦下さいませ。




第2話:アミューズ・ブーシェ=おつまみ


☆アペリティフと共に楽しむ1口サイズのスナック 但しこの物語のおつまみは独特な癖が有ります。



 2013年9月. ネットタブロイド紙タトラ・クライム.comを運営する性格最低の女性記者 "フレディ・ラウンズ" による無責任な捏造報道と情報リークによりイメージばかりが先行した連続誘拐殺人事件 通称“ミネソタの百舌鳥=犠牲者は推定10名” の捜査現場は精神疾患により現場を退いた筈の"元殺人課刑事=ウィル・グレアム"による容疑者射殺により混迷を深めていた。 ラウンズは身分を偽装し所轄警官を騙くらかしてまんまと封鎖された筈のホッブス邸や犯行現場と目される解体小屋に乗り込み好奇心に駆られるかの様に現場を荒らし、またしても猟奇的に演出されたスクープ写真と推測しか入っていない悪意に満ちた飛ばし記事により唯一の生還者=アビゲイルは本人が知らない内に殺人鬼の共犯者として祭り上げられる。


人生初めての狩り(さつじん)を体験し情緒不安定となった主人公はまるで彼の保護者の様に付き添う"レクター博士"と共に未だ意識が戻らないこの事件唯一の生還者にして殺人鬼の娘 "アビゲイル" の容態回復を待ち続けているが同時に冴えないアカデミー講師⇒食人鬼=ギャレット・ホッブスを追い詰め抹殺した英雄として持て囃される現状に苦しめられていた……だが本当にグレアムを苦しめていたのは別の理由だった。殺人課刑事時代に肩を刺され、後遺症で銃を撃っても当たらなくなった彼は食人鬼(ホッブズ)を射殺した時に悪党を退治する喜びしか感じなかった。人を殺して楽しいと感じるこんなバケモノが捜査官として現場復帰して良いのか?……だがそう激白する主人公の精神状態をチェックしたレクター博士は異常無しと判断を下す。



 9月半ば. メリーランド州エルネック州立森林公園 トレッキング中の子供達が発見したのは無数のキノコと地中から飛び出す右手と注射器。キノコを培養する為に生きながら埋められていたのは9人の犠牲者達……ジャックに呼び出され現場に連れて来られプロファイリング中だった主人公は、偶々偶然にもキノコの培養土になりながらも生きていた最後の1人に犯人と勘違いされ押し倒されかける事に…だが彼或いは彼女も救急車の中で死んだ。司法解剖から判明したのは犠牲者達が全員インシュリンに混入された大量のブドウ糖により昏睡状態にされ少なくとも数日は生きていた事実…彼等全員が糖尿病患者だった。 歯医者等の記録から漸く全員の身元が判明し同じドラッグストアの老境の薬剤師"エルドン・スタメッツ"が捜査線上に浮かび上がるが、機密情報がフレディ・ラウンズによりネット情報で丸裸にされておりSWAT突入による逮捕は失敗に終わる。グレアムの機転により置き去りにされたスタメッツの愛車に閉じ込められていた10人目の苗床"グレッチェン・スペック"が瀕死の状態で助け出されただけだった。


ジャックとグレアム、そして騙され情報漏洩に協力する形となった所轄刑事は犯罪教唆の疑いでラウンズを取り押さえ逮捕しようと踏み込むが法律を悪用し"知る権利"を喚き立てる彼女を拘束する事が出来ない。調子に乗った彼女はグレアム捜査官を破滅させる目的でレクター博士の治療室に潜り込もうとするがこの手の屑の扱いに手慣れた博士(レクター)に全て没収され追い出された。逆恨みを募らすラウンズは今度は "FBIがサイコパスを捕まえる為にサイコパス(グレアム)を現場復帰させた" と無責任で悪意に満ちた飛ばし記事を書きたてた事で依願退職となった所轄刑事が殺され、主人公が足繁く通う病院に隔離されている大事なモノ(アビゲイル)が狙われる……色々有ってグレアムは彼女を攫おうと医師に化け忍び込んだスタメッツを撃ち何とかトドメを刺すのを踏み止まった。 まあサイト記事に感化され主人公を自分と同じ○チガイ呼ばわりする描写は不快極まりないから書きません。


お気に入りの玩具を傷物にされかけ屑女(ラウンズ)に憎悪を抱くレクター博士(笑) 自称ジャーナリストや同僚の監察医ビヴァリー・キャッツ等々、無責任な好奇心や悪意に散々振り回されたグレアムはこの事件を契機に巨大な雄鹿(エルク)の悪夢を見る様になる。



★追記:余りに巨大な為に英語では間違えられて箆鹿(エルク)と呼ばれるアカシカ…実は奈良に沢山居る鹿と同一種です。但し北米産はメタボ(笑) その大半は悪性コレステロールの塊で御座います。




第3話:ポタージュ=スープ


☆フランス料理では主にジャガイモベースの物が定番 刺激の強いアミューズの後味は軽く流してしまいましょう。



“病室で未だ醒めない悪夢を見続ける "アビゲイル・ホッブス" が追体験するのは…鹿撃ちと獲物の解体作業…殺した獲物を何一つ無駄にせず綺麗に有効活用しなければ其れは単なる殺戮になってしまう。そう教えられ刃物を突き立てた鹿は次の瞬間、自分そっくりな同い年ぐらいの少女に変わってしまった。”


 2013年.9月下旬 頸動脈を切られ昏睡状態だったアビゲイルが目を覚ました。だが彼女を連続誘拐殺人事件の共犯者では無いかと疑うジャックに屑女(ラウンズ)が無責任に煽り立てた世論、事件に深入りし危うく壊れかけたグレアム捜査官の病状再発を警戒する“アラーナ・ブルーム博士”の反対で主人公と現場で応急処置を行ったレクター博士の面会は当面禁止。マスゴミの潜入を阻止するためメリーランド州ボルティモア.ホートヘイブン精神病院に密かに移送された彼女(アビゲイル)を観察していたアラーナは心を読まれ無い様に沈着冷静な態度を崩さず、逆に質問をぶつける相手を観察し言葉巧みに操り情報を引き出そうとする彼女に脅威を抱いていた。


実は意識が戻った時、何が有ったか覚えて無いの一点張りで捜査官の追求を躱していた彼女はあの時起きた惨劇を全て覚えていた。番号非通知でかかって来た謎の電話を聞いた瞬間、優しい父は豹変し止める母を殺し彼女の首に刃物を突き立てた……現場に飛び込んで来たFBI捜査官(グレアム)が父を撃ち殺し死にかけた彼女の蘇生措置を行うレクター博士の姿も覚えている。 あの電話を掛けて来たのは一体誰? 繰返し見続けた悪夢が意味するモノは? またしても身分を偽り病室に潜り込んで来た屑女(ラウンズ)から言葉巧みに全ての情報を絞り取ったアビゲイルの前に現れたのは、ジャックの要請を受けて現場検証に立ち会ってもらう為病院を訪れたグレアム捜査官とレクター博士。


取材行為(但し悪意に満ちてますがね)を妨害されたラウンズは面白可笑しく事件を引っ掻き回す目的で接触を続けていた9人目の犠牲者(模倣犯がやらかしたアレ) キャシー・ボイルの実兄 "ニコラス・ボイル" を操り現場検証に立ち会う共犯者(アビゲイル)に自分の代わりに真相を突き止め弾劾しようと焚き付ける。



 私は父に似ている…だから何れ狂い連続殺人鬼に成り果てるかも知れない。繰り返す悪夢で彼女(アビゲイル)が抱いた罪悪感を少しでも軽くしようと悲しい嘘を吐くグレアム捜査官と穏やかに2人を取りなすレクター博士に説得されて漸く事件現場…両親が死に自身も死にかけた現場であるミネソタ州の自宅に向かう覚悟を固めたアビゲイル。アリーナ博士も合流し無責任な野次馬やマスゴミの集り取材を躱すためお忍びで訪れた彼女の家の壁にスプレーで書き立てられていたのは“食人鬼”のレッテル貼り。 現場検証が終わり綺麗に清掃された応接間やキッチンに並べられているのは証拠品を押収する目的で並べられたダンボール箱。犠牲者の遺族が起こした民事訴訟によりホッブス家は鹿狩りが出来る程膨大な土地も家屋も全て競売に掛けられる事になっていると言う。


出鱈目な記事が広まった事で唯一生き残った彼女(アビゲイル)に向けられるのは近隣住民の嫌悪感。 そんな現実に打ち拉がれる彼女の幼馴染みの“マリッサ・シュアー”だけは親友を勇気づけるために家族の反対を押し切りアビゲイルの前に現れ慰めようと声を上げるが、其処へ屑女(ラウンズ)にけしかけられたニコラス・ボイルが現れる……アビゲイルを人殺しと罵り手を挙げようとする(ニコラス)は激昂したマリッサが投げ付けた石が頭に当たったことと叫び声を聞いた主人公達が駆け付ける光景を見て慌てて姿を眩ませた。何故かニコラスに当たった血塗れの石をグレアムやアリーナに気付かれない様密かに隠すレクター博士の珍プレー?を他所に通報を受け現場に駆け付けたジャックの判断で恐らくは遺族の誰かと推測される不審者からの身辺警護を決断した。


だがニコラスらしき不審者に襲われたのはマリッサの方だった。


 翌朝早朝、アビゲイルの帰郷を聞き付けた魔女狩りの群集やマスゴミが殺到する前に終わらせようと始まった解体小屋の現場検証。些細な質問の遣り取りから彼女は真相を知らされぬまま自身や殺された母が証拠隠滅の手助け=彼女達の肉を鹿肉として食べさせられていた可能性に辿り着いてしまった。其処へ頭上から滴り落ちる血が……二階の鹿角保管場所に飾り立てられていたのは物言わぬ骸と化したマリッサ。 その姿はかつてグレアムが幻視した8人目の犠牲者=エリス・ニコルズが吊るされたイメージと寸分違わぬ光景。 ネット配信されたラウンズの記事を読み駆け付けた群集とマスゴミによりホッブス邸の前はパニック状態、挙げ句の果てに(マリッサ)が殺されたのはお前のせいだとヒステリックに泣き叫ぶ彼女の母親に突き飛ばされそうになったアビゲイルの心はポッキリと折れていた。


遺体に付けられていた執拗な殴打跡と殺される前に反撃したらしい彼女(マリッサ)の口の中から発見された容疑者の皮膚片の鑑定結果…そしてアビゲイルが目撃した不審者がやらかした詰問から "ミネソタの百舌鳥・模倣犯の正体はキャシーの兄=ニコラス・ボイルの可能性が濃厚となる" 疲れ果て応接間に置き去りにされた父が作ったクッションを抱き締めるアビゲイル…ふと違和感を感じ分解したその中身は大量に詰め込まれた人間の髪の毛だった事を知り絶望の悲鳴を上げる……だが恐怖はまだ始まったばかり、ラウンズの手引きにより群集に紛れ屋敷の中に侵入していた不審者=ニコラス・ボイルに取り押さえられ


「俺はあの娘を殺してない。あの娘をあんな風に飾り立てたりしない‼」


そう泣き叫び"自身の無実を警察に証言する様脅し付けるニコラスの包帯が巻かれた右手"を見てしまったアビゲイルは理性を失い自衛用に隠し持っていた解体ナイフを容赦無く心臓に突き立てる。 同じ頃騒ぎ回る群集に隠れコソコソとホッブス邸から逃げ出すラウンズを取り押さえた主人公達は白を通そうとする疫病神(ラウンズ)をグレアムとジャックに託しレクター博士とアリーナ博士が断末魔の様な悲鳴が聞こえたホッブス邸へ駆け込むが呆然と立ち竦むアビゲイルとニコラスの惨殺遺体を確認したレクターはさり気なくアリーナの意識を奪い殺人犯となった彼女(アビゲイル)を正気に引き戻しとある提案を持ち掛けた…………結局アビゲイルとアリーナ博士に襲い掛かった"殺人鬼=ニコラス・ボイル"は屋敷から忽然と姿を晦まし現場から逃亡した事にされる。


タトラ・クライム(ネットニュース)が原因で実の父親ギャレット・ホッブス/薬剤師エルドン・スタメッツ/模倣犯ニコラス・ボイルという3人の連続殺人鬼に命を狙われた悲劇のヒロインとしてマスゴミに書き立てられた"アビゲイル・ホッブス"は、再びホートヘイブン精神病院でカウンセリング治療を受けた後、ニコラスが逮捕されるその日までFBI捜査官達の厳重な警護に守られる未来が待っている。 もっともあの日ホッブス邸で起こった殺人事件と番号非通知で掛かって来た電話の人物の正体は闇へと葬られた。有る意味本当にグレアムとレクターの娘となったアビゲイルの未来に待ち受けるのは……勿論この段階では誰一人見通せてなど居ないのだ。



★生きながら肺を奪われ殺されたキャシーを飾り立て恐らくは殴り殺されたマリッサをあたかも"ミネソタの百舌鳥"の様にディスプレイしたのは誰なのか……まあ彼にとって死んだ人間は単なる食物でしか無い訳ですがね……殺した可能性も皆無では無い辺りこのドラマ、かなり意地悪です。



ちなみにドラマ版のフレディ・ラウンズ(原作と映画ではメタボ男性)はあちらのテレビ番組でWASPに嫌われる典型的な特徴 赤毛にウーマンリブの勝ち気な性格と他人を貶めるのに喜びを感じる嫌な女性の総合総社を狙ったそうです(笑)

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