フューリー 78年
2023年8/26〜8/27タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿
【 俺のムスコを返せ‼ 下ネタ的な意味じゃ無く海水浴場でクロール対決し 砂浜でビキニパンツ1丁姿でプロレスごっこ くんずほぐれつした幸せな日々を取り戻す 劇場公開時御年62歳の割に滅茶苦茶良いガタイしてる元CIAエージェント役なカーク・ダグラスが実の息子設定とは言え23歳の超能力美青年を元同僚に拉致され謎の研究機関から取り返す云々なストーリーだけじゃ観客逃げるから同じく拉致された超能力美少女?のエピソードと人体破壊シーンが売りになったもう1つのキャリー狙ったんだけど微妙に外しました 】
★日本公開時のキャッチコピーは "怖くても最後まで席を立たないで下さい!" ……違う意味で怖かったです 勿論勃ちません
原題:THE FURY
激怒或いは激昂 語源はギリシャ神話の復讐の女神
アメリカ 劇場公開作品
同年日本 劇場公開
原作:ジョン・ファリス著 The Fury 1976年
翻訳版は1978年 三笠書房より出版 現在は絶版
令和5年8月26日 今年の旧盆は週明け月曜日の28日からですが 沖縄の場合 割と頻繁に墓参り有りますし夏は表を歩き回るもんじゃ無いので出迎え前に墓掃除と花にお茶と線香捧げる程度 日曜日は混み合うから土曜日に色々済ませ午後は親族が挨拶来るから其れに対応 つー訳で気が付いたらもう夕方だけど後はひたすら来客対応するだけだし炎天下の作業予定も有りませんから まぁ気楽なモノかな ……多分菓子やらオードブルとかまめに買い足さないといけないし 九州の大学行ってる姪っ子が里帰りしてくるけど実の親は私等に面倒見てくれと丸投げしやがった やはり今年もカップラーメンで過ごす羽目になるかも(溜息) という訳で別館で90分ドラマ枠で連続5話程度の滅茶苦茶重い歴史ドラマ取り上げたから本宅では久しぶりにイロモノ作品を
アメリカ本国ではスティーブン・キングとほぼ同期デビューなホラー小説の大家で、ついでに作風とか取り上げるテーマも結構バッティングしてる本作の原作者 短編の方はアンソロジー小説で割合取り上げられる機会は有るものの 長編作品の日本語翻訳版は此れ迄僅か3品 本作の続編含め英語版のウイキペディア検索すると30本以上の物語が未翻訳なまま 原因は日本側の消費税導入から始まったアメリカ側エージェントも絡んだ版権料の著しい値上がりと此れ迄あまりにも薄給で扱き使われてた翻訳者の人材払底 翻訳小説だと文庫本ですら再版物でも1500円越えるし 此れが上下巻だったり新書サイズのハード版ともなると下手すると一冊=4500円オーバー そりゃあ読むまで面白いか詰まらないか分からない娯楽小説に散財するぐらいなら 国内作家の方もかなり面白い作品供給してるし 人材払底で言い回しが難解だったりとある字幕の女王じゃあるまいしヘリとバイクの区別すら付かない阿呆な誤訳とかやられた日には読む気が失せる そもそも編集担当者もまともにチェックしてない作品増えたもんなぁ
調べてみるとデジタル・リマスター処理した映像に音声 偶然見付かった日本語吹替版を収録したBlu-rayが発売されてる様ですが其れに伴い大手レンタル店では軒並みラインナップから外され視聴困難 本作もレンタルサービス止めたTSUTAYAの那覇新都心店の終了セールで借りて来て今日まで放置プレイ ラストシーンだけ子供の頃に偶々目の当たりにしたものの通しで見た事無かったからしっかり楽しませて頂きました 色々計算しストーリー割り振ってるキャリーの二番煎じ狙った割にはイロモノ臭漂う辻褄合わせ端から放棄したトンチキ作品です でもなぁ国防やテロ阻止のため手段選ばず集められた超能力者を兵器として運用しようと企む云々って 案外、笹本祐一先生の"妖精作戦 84年"とか小林弘利先生の"いつか優しい雨が 85年"なんて作品にも何らかの形で影響与えたかもと妄想するのも面白いかな あくまでも戯言ですが
【 テレキネシスやサイコクラッシャー ソ連盟主なワルシャワ条約機構vsアメリカ盟主な北大西洋条約機構の冷戦たけなわな時代其れ以前からSF小説やパルプ・フィクションと呼ばれるアメリカ版のラノベな世界では進化した人間=超能力者を兵器化出来ないかなんて殆どオカルトな研究が実在します そういやナチス・ドイツに至ってはクローン兵士の研究してたし どうも日本では集団で祈祷し怨敵呪殺可能かなんて相当キワモノな研究もやってたっけ で此れをSF風に色々アレンジした結果がガンダムのニュータイプで有り強化人間となる訳です そもそも突然変異って劣勢遺伝子だから人為的には余程数熟さないと生まれない筈なんだけどな 】
★本作のオチ担当 超能力美少女(笑)ジリアン役は前作"キャリー"でヒロイン虐めに加担したけど反省し彼氏貸したスー・スネル役のエイミー・アーヴィング 確か当時の年齢は…………………………以下自主検閲
1977年中東イスラエル テルアビブ旧市街の海水浴場 当時としては割と煽情的な布地少な目のビキニ姿な若い女性達に目もくれず親子で競泳し砂浜で海パン1丁でくんずほぐれつしてるのは元CIAのエージェントなピーター・サンザーと彼が溺愛してる独り息子ロビン・サンザー 母親は産褥により急逝しておりオムツの世話から何からナニまで父親のピーターが付きっ切りで面倒見ていたらしい ちなみに此処って多分21世紀に入った辺りから同性愛者専門ビーチ・リゾートになったあの場所じゃ無いかと思うけど 詳しいお客様居たらコメントお願い そんな親子を生暖かい眼で見守るのはピーターと20年来の友人で元同僚のチルドレス 情緒不安定気味で度々テレキネシスと思われる能力の暴走起こしている23歳の箱入り息子ロビンをシカゴの超能力研究所兼病院で治療 たった数年治療受ければ社会復帰も不可能じゃない
だが超能力者を軍用兵器に転用しようと企む親友はピーターを殺し実験材料を拉致すべくPLO過激派に扮した非合法工作員による大虐殺が始まった 自ら囮となり民間人を逃がそうとするピーターはゴムボートの爆発により即死となる筈だったがしっかり生還 過激派に扮した男達を労うチルドレスと拉致された息子 咄嗟に撃ったAK47のライフル弾は工作員のリーダーを血祭りに上げたが裏切り者のチルドレスは片手引き千切られただけ そして舞台は1978年アメリカ合衆国五大湖近郊の大都市イリノイ州のシカゴへ 史実ではどうだか知りませんがこの世界のアメリカ合衆国で流行っているのは超能力者育成事業 ヒロインで17歳(笑)のジリアン・ビレーとその友人は超能力戦士候補生な女子高生 今どき大阪のオバチャンだって趣味が悪いと忌避する豹柄ビキニと黄土色なビキニの尻追い掛けるのはあからさまに不審者な探偵レイモンド・ダンヴァリー ちなみに出番はこのシーンだけな出オチキャラである なお撮影時期は冬だったから水着姿で歩き回るヒロイン達は悪目立ち でも馬鹿映画だから諦めて下さいな
レイモンドの電話を盗聴していたのは合衆国に拉致された息子ロビンの行方未だ追っているピーターを暗殺しようと動いているまるで中共の秘密警察みたいなCIAの暗部 番号逆探知でプリマス・ホテルに潜伏してる元同僚射殺しようとFBIに扮した工作員が突入するがパンツ1丁でホテルから脱出したピーターはとあるイタリア人家族が暮らすアパートに拳銃片手に押入り家主な婆ちゃんと意気投合 未だチルドレス指揮下、多くの非合法工作員で歓楽街を包囲する元同僚達を出し抜くべく老人姿に変装したピーターは偶々買ったばかりのキャデラックで歓楽街に乗り付けた非番の警察官達を脅しカーチェイス 2台の車に便乗し見境無しにマシンガン撃ちまくる阿呆を敢え無く返り討ちにしたものの 真冬のシカゴの海へ飛び込んだピーターは低体温症で凍死寸前 ちなみに警官2人は同じく出オチキャラな為、無傷だけど出番は此処で終わり 元カノでパラゴン研究所に潜り込んでる看護婦(多分原作小説じゃ名前有る筈だけど映画本編で名前出ません)に電話し助け求めたら変態のイタズラ電話と間違われる
あくまでもヒロインの魅力アピールさせるべくスローモーションにピンボケ演出 でも感情的に不安定になると相手の手握っただけで全身の穴という穴から血を吹き出させ未来や過去の情景をまるで実体験した様に見てしまう うっかり喧嘩売って来たクラスメイト殺し掛けたジリアンは母親の勧めで超能力研究所兼病院に検査入院するのだが此処はイスラエルから拉致されたロビンがかつて軟禁された場所 どうも波長が合ったらしくうっかりマッキーヴァ所長を掴んで見てしまったのは数日前此処から脱走しようとしてCIA工作員に取り押さえられたロビンの苦痛と怒り ロビン洗脳しようと薬物投与しグロ映像をスーザン女医と共に見せてたエレン女医をうっかり殺し掛け 落ち込むヒロインに声掛けたのはあの看護婦 彼女の協力でCIAの非合法工作員が台所のゴキブリみたいに沢山潜むパラゴン研究所から命懸けの脱出 工作員と撃ち合うピーターの詰め甘く看護婦は撃たれたCIAの車に跳ねられ惨たらしい最後遂げるものの ジリアンはピーターに保護され脱走に成功 だが既に大量の薬投与された洗脳でAKIRAの鉄雄レベルのキチガイと化したロビンの奪還は既に手遅れだった
アラブ人絶対殺すマンと化し 能力暴走させ遊園地でターバン野郎殺し尽くしたロビンはスーザン女医を高速回転させ捻じ曲げ惨殺 次いでハルコンネン男爵の様に空を舞いながら屋敷の職員達を皆殺し 屋敷に忍び込んだものの呆気なく番犬に包囲され捕まったピーターがロビンの説得に向かうが半ば正気に戻ったロビンは罪悪感に駆られ自ら建物から身を投げ脳挫傷となりヒロインに看取られる形で命を落とし失意のピーターも飛び降り自殺 で……断末魔迎えた二人とデータリンク 完全に壊れたヒロインのサイコクラッシャーにより眼球粉砕されたチルドレスに尚も憎悪の眼差し向けるヒロインはラスボスを汚い花火に変えエンドクレジットとなる
❖スティーブン・キング御大が自ら脚本執筆した"地獄のデビルトラック"や"バトルランナー"見てもお解りでしょうが小説家だから脚本も映像化も丸投げして十分だろうなんて遣り方が上手く行く筈有りません




