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悪しませう。(+81年のデビュー作) 86〜87年

2019年6/28〜6/29タブレット端末にて執筆し午前脱稿 6/29お昼投稿

【 京友禅の着物姿で3輪小型の自動車=メッサーシュミットKR200を駆るちょっと訳有りなお嬢様。保護者代わりの祖父は御隠居生活(しろうとたんてい)を満喫する元検事長で祖母は茶道の家元やってる女子高生(じゅけんせい)の正体は祖父に内緒で捜査資料(おぼえがき)借用(ぬすみよみ)⇒当時の警察や検察庁が解決出来なかった迷宮入りの事件の真犯人を捜し出し、完全犯罪の真相やトリックを明らかにして今も苦しみ続ける犯人に自首を促す優しい“美少女銘探偵” 面白かったんだけど少女漫画(はなとゆめ)寄りでどう考えてもビッグコミックでは思い切り場違いな迷作でした。話題になればサンデーの読み切りとかデビュー作含めて電子化或いは復刊されるかな? こんな願い込めて作品の思い出話を書いてみます。 】


★てっきりWikipediaには作品詳細掲載済だと思ってましたが…タイトルと作者&原作者名しか掲載されていませんでした(泣)コミックの内容自体は覚えているものの登場人物の氏名や家庭環境その他諸々は○○年前に掲載誌で読んでそれきりですのでうろ覚えですキャラクター名は“仮名”という事で御理解下さい……ネット社会になったのに物語や作者が忘れ去られるのが嫌なんです。


☆それにしても同じ頃同誌で連載してた小山田いくの打ち切り作品“きまぐれ乗車券”なんてストーリーや登場人物の名前まで掲載されてるのにこの差は何だ。


日本漫画作品.全2巻 

カオス状態な最終回から察するに雑誌廃刊で打ち切り.

小学館.少年ビッグコミック連載作品.

作画:川口敬(かわぐちけい) 原作:林律雄(はやしのりお)

林さんの方は大島やすいちの“おやこ刑事”とか

高井研一郎の“総務部総務課山口六平太”の原作で有名かな。



 月に1度の模合という名目で行われる飲み会(バカさわぎ)……映画やアニメ、小説やコミックを題材に遊び倒してるこの連載ですが、そっちの方のネタはまかり間違っても…つーか下手すると拷問され殺されても公表出来ない危険なネタばかりですので基本自重してるのですがこの程度なら笑い話で済みますので書いてみようかなと思います。話の切っ掛けは色々有り過ぎて結婚に失敗⇒歳も歳だし言っちゃなんだけど今更相手が見つかっても…と言うか不幸にも程が有る離婚トラブルに巻き込まれそんなモノに希望を抱けなくなったと言う割とどうでも良い話から“そもそも初恋の相手って誰だった?”⇒“ならば二次元で好きだった異性は誰だよっ‼”て阿呆な遣り取りになった辺りで不意に思い出したのが長谷川裕一のマップスに出てくるヒロイン“リプミラ・グァイス”とこの物語に出て来る“茶道部先輩(なまえわすれた)”だった訳です(笑)


幸いスルーしながら静かに飲んでた私は口を滑らせずに済みましたが迂闊にも“メーテル”と口走った誰かさんは独り地獄に落ちました(マザコンよばわり)が……ソレはともかくちょっとだけ気になったんでWikipedia等ネットで色々検索してみると情報が無い(汗) 幸いコミックの表紙にマンガ家さんや原作者の情報は調べる事は出来たものの結構穴だらけなのに衝撃を受ける事になりました。まあそもそもの原因はいきなり雑誌廃刊し内容を全面リニュアル、ついでに今迄世話になったマンガ家さん達を使い棄てにしたブラックな遣り取りが有りその結果、一部の大御所以外は再版或いは電子書籍化する事なくそのままになっている事情があるのらしいです。


まあ出版社の不義理というか映画やアニメに音楽業界やラノベなんかでも版権が何処に行ったか解らなくなる等、阿呆な理由で昔の作品が閲覧出来なかったりそれこそ海外版となり英語やスペイン語に翻訳されたソレを漁る破目になる訳ですがこの辺りの調整はいっそのこと国が主導して国立図書館とかで一括管理して安易に閲覧或いは適価でダウンロードして読んだり見たり聴いたり出来ないかなぁと切に思います。通販サイトで購入する事は可能でもそれを置く部屋のスペースには自ずと限界が有るのですよ……ましてやコレクション人に託す前に迂闊にくたばった日にゃその価値(たのしさ)を知らない家族にゴミ扱いされそうだし(涙)


と言う訳で今回久し振りに取り上げるコミック作品はストーリーは薄っすら覚えているけどキャラクターの名前を軒並みど忘れしたこの作品になりました。あとはシリーズでも無いのにかれこれ6本ぐらいオール片仮名のタイトルが続いたからそろそろ漢字平仮名混じりの作品を取り上げたかったという事情です。取り敢えず川口敬(敬太郎)のこの作品とついでにデビュー作を覚えている限り色々書き綴ってみようかなと思います。もしこの作品持っている或いは内容覚えているお客様がいらっしゃるなら感想欄に書き込んで頂ければ手直し致します。まあ話題になって電子書籍化したら嬉しいな…という事で本編始める前にまずはデビュー作から。


☆白状するとWikipedia検索するまで長年の間…女性マンガ家だと思ってました。割とブラックなこの業界では出版社に舐められないために代理人通して交渉したり男性名のペンネーム使うマンガ家も多いのよ。



■デザート・デイドリーム:週刊少年サンデー 1981年 2・3合併号

☆ちなみに投稿作品だったから川口敬太郎名義です。



 舞台となるのは突然殆どの住民が姿を消して数週間後のアメリカ合衆国=ニューヨーク。何故か消える事無く街に取り残された日本からの自称留学生“敬太郎(仮名)”は空腹に耐えかね、ガラスを叩き割りちょっとだけ店内の商品を拝借しようとした所で同じ様に置いてけぼりにされたものの職務に忠実な…ついでに外見も白人・メタボ・サングラスに口髭蓄えたアメリカンポリスに捕えられた。日本語と片言の英語で抗議するが頑固者のお巡りさんは馬耳東風。


『もしかしたらこの異変は明日には終わるかも知れんのだ。飯も水も有るんだから暫くの間、留置場で大人しくしてろ‼』


手錠掛けられパトカーへ……後部座席には同じ様な軽犯罪をやらかし逮捕され不貞腐れる金髪碧眼の少女“サンディ(仮名)”が居た。誰も居ない街の巡回を続ける石頭な警官へ彼女が呟く日本語での悪口を切っ掛けに意気投合した2人はドサクサ紛れに手錠の鍵をスリ盗った主人公の機転でパトカーから脱出。尚もしつこく追い掛けてくる警官から逃げ回りながら運良くガソリン残ってたキャデラックをゲットしニューヨークの観光名所を駆け巡る。ところがハイドパークに逃げ込んだ2人を馬を操り包囲して取り押さえたのはこの街には居ない筈のアメリカ・インディアン=レナペ族(又はデラウェア族)の戦士達。


元々住んでいたマンハッタン島にやって来た白人(オランダやろう)に騙され僅か60ギニー(アメリカドルで換算すると24ドル)で島を買い取られ、抗議も虚しく大半が殺され僅かな生き残りがニュージャージー州の砂漠に作られた3つの居留地に押し込まれ絶滅した事にされた彼等……異変後も誰1人欠けること無くこの世界に生き残り先祖の暮らした故郷に戻って来た彼等の望みは生き残った合衆国の代表から島の居住権を取り戻す事。彼等の境遇に意気投合したサンディは尚もしつこく追い掛けて来る警官を無視し合衆国の代表としてカーチェイスを繰り広げながら売却手続きをおこない島の対価=24ドルを手に入れた。


『マンハッタン島がたった24ドル‼ ついでに自由の女神も付けるからもっと高く出来ないか(涙)』


金銭が文字通り紙切れや金属となった今となっては何の意味も無い価格交渉だが、彼等の歴史(ひげき)を知らない敬太郎は納得出来ずサンディと契約書を交わす酋長に形ばかりの抗議をする……にこやかに彼は答えた。


『私達レナペの民が欲しいのは冷たい石や鉄で出来た置物なんかじゃ無いんだよ。 生きてゆく為の土地が其処に有れば充分なのさね。 若き旅人よ。』


食料と地図を貰い彼等と別れ日本へ向かう手立てを探し西海岸を目指す2人…まるでルパンに逃げられた銭形警部の如く追い掛けて来る警官も含め3人の冒険が始まった。


☆確かこんな感じの物語だったかなと思います。もし違ったら削除しますね。では本編です。



(わる)しませう。:少年ビッグコミック 月2回発売86年〜87年3月迄。

★各話読み切り作品。基本コンセプトは小見出しに書いた通り。



 少女の名は“川口香蓮(仮名)”両親を早くに失い祖父母の庇護下でお嬢様として厳しく育てられたその境遇に感謝こそすれ特に不便に思う所は無いらしい。祖父で有る慶一郎(仮名)の趣味は検察庁を退職した後も心残りとなった数々の未解決事件の再検証……幼い頃から寝物語の代わりに聞かされた難事件の思い出話を楽しみにしていた彼女の夢は名門大学の法学部に合格し様々な資格を取得して祖父と同じ検事になる事。18歳となりまずは念願の運転免許を取得。祖父のコレクションからまんまとKR200(メッサーシュミット)を占しめた彼女が始めたのはちょっとだけ“悪い事” 厳しいけど意外と彼女の本質を見抜いている祖母・靖子(仮名)と違い割とおっちょこちょいな祖父は気付いていなかった。女子高生になった孫が時折、彼の書斎から未解決事件の覚え書き(ちょうさしりょう)を書き写し彼女なりのやり方で次々と真犯人を説得していることを…。


…私が覚えているのは数話のエピソードと主人公(ヒロイン)を始めとした登場人物の外見。まあ主役だけは単行本の表紙で確認出来ますが顔姿は某ガンゲイルオルタの髪をショートカットで纏めた小比類巻香蓮…但し性格はかなり社交的で祖父の血を引いた為、割と…いやかなりおっちょこちょいで体育会系。 身長は小柄で胸とお尻は昔ながらの日本人体型。何故か制服や洋装のシーンは最終回の自主製作映画撮影シーンと物語後半から登場する見た目熊さんな男子大学生の家庭教師&頼りになるボディガードの宏美(仮名)と毎朝こなす早朝ジョギングの場面ぐらいだったかな? 基本捜査で動き回る時は祖母直々に教えて貰うお茶や外で習う日舞に華道を学んでいる途中でコッソリ抜け出して真犯人と対峙してましたから色鮮やかだけど振り袖よりは落ち着いた…但し若々しさを感じる京友禅(着物詳しく無いから多分としか書けませんが)。だから私が抱いていた印象は“茶道部先輩”でした(笑)


舞台となるのは細く入り組んだ裏路地や庭園が広がる日本家屋と華やかな雰囲気が漂う高級ホテルや別荘地、果ては砂浜の白い海水浴場や小さな孤児院や学校が隣接し喧嘩しない……イメージとしては鎌倉とか長崎みたいな地方都市。最初は事件解決に奔走するのは座敷童子みたいに神出鬼没な登場して来る彼女だけでしたがとある事件解決の際やらかした巨大4WDトラックとの壮絶なカーチェイス事件…裏路地知り尽くした彼女は小さな車でちょこまかと逃げ回り途中建物を破壊し追い掛けて来るピンチを乗り越えながらも全面改装中で誰も居ない母校=真夏の中学校に相手をまんまと誘導し車ごとプールへ突き落とした…を契機に祖母が呼び寄せたのは当初は名前から女子大生だと勘違いしていた太い眉毛と優しい眼差しに下手な北斗神拳伝承者を返り討ちに出来そうな2mを越える身体と筋肉。小さな丸い眼鏡を掛けリルケの詩集を原語版で楽しむ感性と知性を併せ持つ家庭教師を探偵助手に、或いは屋敷の中だけで祖父母も交えてオカルトめいた迷宮事件に対してそれぞれの知的推測を楽しむエピソード。


小さな…しかしバラエティに飛んだ街に潜伏するのは様々な事情で逃げ回ったり犯してしまった殺人や完全犯罪を内心では後悔してたりする犯罪者達。生まれ育った環境と性格は真逆だけどそれ以外は何もかも瓜二つな親友を殺し金持ちの御曹司と入れ替わった青年の物語や、ファンを名乗る女の子が持ち込んだミステリー小説に魅せられ作品を奪って出版する為、睡眠薬を使い人知れず完全犯罪を成功させた女流小説家と対峙し本当は彼女が殺される事を承知していた事実を知り後悔に苛まれ自首を決意する真犯人。ちょっと変わったエピソードとしては実際に有った“三億円事件の犯人”がやむにやまれぬ事情から完全犯罪を成し遂げ悪質な地上げにより取り壊される筈だった孤児院を人知れず守り切る物語…ちなみに真犯人を見付け出したものの色々思う所の有った主人公は彼を追い詰め無かった…とか地味だけど後味が気持ち良い様々なミステリーを展開した作品でした。ついでに挙動天地な迷推理を披露し婆ちゃんに怒られたりいなされたりしてる祖父はコメディ要員です。


最終回はメタフィクション形式でミステリー映画を撮影指揮する原作者を名乗る眼鏡美人な女性監督が登場人物やゲストキャラに振り回される物語。連載開始から時折隠れキャラとして登場してたドイツ帝国軍軍服姿の“鋼の錬金術師に出て来るアームストロング少佐みたいな”カイゼル髭と筋肉なオッサンが変顔披露し主人公の笑いが止まらなかったり、多分別作品の主役かマスコットキャラと思われるお風呂大好き(エルピープルみたいな)猫耳尻尾の片や金髪碧眼。片や黒髪アーモンドみたいな眼差ししたツルペッタンな2人?の美幼女がテントの中に勝手に泡風呂設置して全裸で戯れた挙げ句に魔法で撮影現場を滅茶苦茶にしたりとやりたい放題な支離滅裂なストーリーだったのを覚えて居ます。


とまあこんな感じで2019年6月最後…コレ書いてる私の周りでは土砂降りになろうが晴天に変わろうが自分の声が聞こえない程の蝉時雨の中で書き綴る久し振りのコミック作品で御座いました。次の投稿は何を題材にするか全く決めてませんがフリーダムに…但し色々バランス考えながら遊んでみようと思います。



ではまた次回(^^)/







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