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アダルトボーイズ 青春白書 10年

2019年5/30〜6/1タブレット端末にて執筆し脱稿 深夜2時投稿

【 サタデー・ナイト・ライブ出身の芸人映画主人公(オールスター・コメディアン)達がほぼアドリブ状態で大暴れする“見てて色々身につまされたり悲しくなってくる萌え無いオジサン達のロウきゅーぶ!”後日談。 ぶっちゃけR40作品でコレを絶賛する10代〜20代なんて存在しないと思いますが…結婚し子供が生まれ等色々有って、気が付いたら人生折り返し地点過ぎたと慌てる男女しか理解出来ない笑いと悲哀に夫婦愛や家族との繋がりテーマにしたドタバタ劇ですので見る人を選びます。まあ笑うというよりしんみりさせる物語なのかな? 】


★蒼山サグの出世作を性別変えて映画化したらこんな話になるのかも…まあそんな印象受けました。 多分そんな感想書くの私だけだと思うけど。


☆メタボにハゲ、白髪やシワがそろそろ気になる40代のオジサン&御年72歳超えのメイン・ヒロインによる“誰得なんだよ(泣)なお色気シーンが満載です” グロ画像に耐性無いお客様はエチケット袋或いはトイレ避難の準備を整えてからの視聴をお勧めします。


原題:GROWN UPS

直訳すると“大人達”だけど“俺達は(…多分)大人になった”かな?

アメリカ劇場公開作品.

本国では大ヒットし、日本では当初“俺達グローン・アップス”のタイトルで公開予定だったけど色々有って同年DVDorBlu-rayリリースに変更.

アダム・サンドラーって日本や中国文化が好きなオジサンだけど日本で主演作品が劇場公開された事が殆ど無いのですよ。子供オジサンは嫌われるのかね?



 2019年5月末 沖縄本島に梅雨が戻って来ましたが降り続けたのは精々半日程度、家の辺りは北風が強く吹付け空気は乾燥気味な為か畑の野菜がやたら元気になりました。で…例年よりちょっと早めにアブラゼミが鳴き始めてます。 うん…梅雨というより夏ですなコレは…で、歌唱力ジャイアンか中居正広並な甥っ子=ミュージシャン志望の大学生はコレ書いてる私の部屋の縁側でギター片手に歌い出してるから大概ウザいです……そろそろ殴って良いかな♥ という訳でどう言う訳で最近割と血塗れな題材取り上げている事が多いから気分転換にコメディ映画を何本か見てみました。冒頭から何故に『小学生は最高だな!』の主人公(すばるン)の迷台詞で深夜アニメを見ていた物好きなアニメファンの腹筋を破壊しまくった蒼山サグ(おまわりさんこのひとロリコンです)の“ロウきゅーぶ!”なんだよ? と御思いでしょうが映画冒頭のニュー・イングランド地区小学生対抗バスケットボール大会優勝決定戦のノリが性別変えただけ(……本当にそれだけか(笑))なんだよ。


“ロウきゅーぶ!”のソレとは違い徹底的に冴えない5人の男子小学生達が、熱血気味だけど酸いも甘いも知り尽くした初老の教師に鍛えられミニバスケ大会優勝候補の最強チームに逆転勝利しハッピーエンド……物語はそれから30年後の2008年6月末〜7月4日の夜迄、故郷を離れそれぞれに仕事や家庭を持ち必死に生き抜く最中に知らされた恩師の訃報。賑やかな馬鹿騒ぎが好きだった彼を偲び再び集まったお馬鹿な親友達と久しぶりに再会したライバル達との試合再戦を描いたドタバタコメディで、基本コンセプトは勝ち組には勝ち組なりの負け組には負け組なりのドラマやトラブル等の人生が有り永遠に勝ち続ける事や負け続ける事なんて無いんだよ…とまあそんな感じの物語です。


ストーリーはそんな設定なんですが出演者ほぼ全員の出身番組SNL=サタデー・ナイト・ライブって1975年〜2019年現在も続いてる名物番組で有りなまじ歴史が長いから無茶やらかして早世した先達の葬儀や製作スタッフの追悼イベントとかが多い…なんせ96歳で亡くなるまでナレーション担当したメンバーも居ますから…登場人物達の設定も彼等の悲しい私生活とか過去の醜聞ネタを徹底的にパロディにした為本国で大ヒットした訳です。


そんな理由で42歳になってもやる事為すこと悪ガキそのまんまな“イマイチ大人に成り切れ無い(アダルト・ボーイズ)オジサン達+α㌁”だけど子供達の将来を心配したり妻や夫との関係が微妙だったり(そんな妻役やった彼女(マーヤ・ルドルフ)のSNLでの持ちネタ…ヒラリー・クリントンしかも本人公認(笑))メンバーの中には色々やらかし過ぎて未だ独身な駄目オヤジとか年上好きで3回も結婚と離婚を繰り返し漸く出逢った最愛の相手(因みに30歳年上)も何れ自分が看取る事になるんだなぁと寂しげに呟くオッサンが居たりと色々考えさせる描写と頭の悪そうなギャグシーンの落札が激しいストーリー…しかもアドリブだから役割以外はほぼ本音…ですので続編を見るかどうかは自己責任で判断下さい……笑えるか?という意味では色々駄目なコメディ作品なんだけど嫌いにはなれないのよ。


では独自解釈有りなあらすじに移ります。



【 恩師=フェルナンド・コーチのモットーは“人生もゲームも同じなんだ、だからとにかく楽しめ”やるべき手立てを全て出し尽くし終了のホイッスルが鳴った瞬間満足出来た者こそが勝者なんだ…とは言え彼のコーチ生活で唯一地区大会優勝まで辿り着いたのは俺達だけだったらしい。 あれから30年の年月が流れ、俺“レニー・フェダー”はハリウッドでそこそこ成功し必死に仕事こなし生きて来たがある日不意に鏡を見て変わり果てた自分に気付く…永遠に勝ち続ける人生(ゲーム)なんて存在しない。いつか負ける日も有るし悔やむ日も有る、でも多分それすらも楽しむのが人生なんだってね。 】



 勝ち続ける人生ってのはとどのつまり負ける事を恐れ続ける闇を怖がる子供みたいな人生なんだと今の(レニー・フェダー)は断言出来る。全力を尽くし楽しみ続けてかれこれ30年、故郷を離れハリウッドで映画に関わる仕事を選びそこそこ成功。ビバリーヒルズに家を建て新進気鋭のファッション・デザイナーな妻(……但しメキシコ育ちで英語慣れしてないから割と失言癖が有るのでフォローが大変(笑))“ロクサーヌ・チェイス”と知り合い恋愛結婚。生意気な長男“グレッグ”にシモネタ好きな次男“キース”博愛主義がちょっと心配な長女“ベッキー”の二男一女の子供達を授かり家の事は大半が家政婦の“リタ”任せな俺の最近の心配事は、グロい無差別殺人ネトゲをやりたがる困った趣味を持つ息子達の将来。


人生の恩師フェルナンド・コーチの訃報が届いたのは、休日の朝から血塗れなゲームをやり始めた奴等に昔ながらのオールドゲームを勧めているそんな最中の事だった。セレブ生活に甘やかされエステサロンにまで通う不健全極まる子供達の環境に色々思う所が有った俺は、ミラノへ仕事で出掛けようとしていた妻を説得し葬儀に参列する為、3人の子供達と家政婦のリタを連れ生まれ故郷の東海岸北部の自然豊かなニューイングランドに有る小さな街へ数十年振りに舞い戻る。最近じゃ専ら電話でしか会話していなかったフェルナンド・チームの再集結……実は口裏合わせて家族全員連れて来いとやらかしたのはこの街に舞い戻り初恋相手と4度目の新婚生活を満喫中だと惚気けていた“ロブ・ヒルヤード”のアイデアだった。


 教会の前で待ち合わせ、出迎えてくれたのは主夫業に勤しむ“カート・マッケンジー”と妻“ディアン”彼等の子供達で有るアンドレとシャーロットそしてカート家で同居中のディアンの母ロゾニー……何故に彼女(ディアン)の母が何処からどう見てもアフリカ系なのに娘は白人風なのかは長い話になるから突っ込まないでくれ。 例によってTPOをガン無視したお気軽礼装で現れたのは色んな女性の家を泊まり歩く自由人“マーカス・ヒギンズ” キャデラックに妻サリーとちょっとぽっちゃりな娘ドナと何故か4歳になっても母親の乳大好きなビーン、近所のクレームで声帯奪われた愛犬カーリーを乗せ現れたのは全体的に貫禄増した“エリック・ラモソフ” 72歳の新妻グロリアを連れ出迎えてくれたのはリーゼントが輝く“ロブ・ヒルヤード” 小学校以来の宿敵達やフェルナンドを見送る為参列する多くのクラスメイト達も次々と集まり、出来りゃ笑って見送って欲しいとの故人の要望に応え葬儀&ガーデンパーティーは色々小ネタを挟みつつ楽しく慎ましやかに行われる。


5家族が滞在するのは30年前にもお世話になった地元の名士アーンショー家の所有する湖畔の別荘。わざわざこんな所でネトゲを始めようとしてる長男達を家の中から拉致した俺達は自然の中で遊び倒す……早く母親と一緒に早くミラノへ行ってジェラートを食べたいなんでゴネる息子達に教えるのはゲームじゃない本物のバスケットボール…あれから30年、プロになるのは早々に諦めたし身体は年相応にメタボ気味に成りつつ有るけどこれだけは息子には負けない…夜かつてのライバルがオーナーを務める小学校時代の同級生達や地元の人家族連れが集まる昔ながらのダイナーで白髪が増え貫禄も付いた“ディッキー・ベイリー”から30年前のリターンマッチを申し込まれた。まあ他にも細かいトラブルが多数発生してたり通信教育で中国語覚えたカートとリタが意気投合しちまって気まずい雰囲気になったりロクサーヌがトイレに仕掛けられたトラップにまんまと嵌ったりと少々やり過ぎな事態となっていたのだよ。


 2日目の朝は早めの朝食から…妻の為に健康食オタクと化したロブをからかい、その匂いだけは許せないと怒る妻達の反対でバルコニーで誘蛾灯を使ってベーコンを焼いてマッキンタイア島へ散骨に向かう…スナック代わりはKFCのバーレル、ラジカセでフェルナンドコーチが好きだったヒット曲を流して散骨。最近泣き上戸になったロブを訪ね別荘にやって来たのはフィリピン系の父親とは似ても似つかぬ金髪美女で最初の妻との間に出来た“ジャスミン”に二番目の妻との娘で東洋系の美女“アンバー”まあ三番目の妻との間に出来た娘“ブリジット”はまんま父親そっくりだった為、笑い堪えるのが大変だった……因みに俺の長男グレッグとカートの長男アンドレはジャスミンやアンバーの揺れる胸見てガッツポーズ決めてたがスルーする事にして…とにかく俺が嬉しかったのは子供達が自然に囲まれた別荘で活き活きと遊び始めた事だ。ロクサーヌもその事に気付いてミラノ行きを喜んでキャンセルしてくれた。


3日目の昼間はウォーターパークで泳ぎウォータースライダーやターザンダイブに挑戦。此処にもやっぱり子供達を連れ遊びに来てたライバル達…特にベイリーJrとグレッグは対抗意識丸だしで張り合い、次男のキースはシャーロットやドナ、アンドレと遊び倒す。夜はラジカセから流れる昔ながらのヒット曲で夫婦で踊り……とまあソレ以外にもグデングデンに酔っ払ったマーカスで遊んだり4日目の朝、思わぬ諍いからそれぞれが隠していた秘密を明かしグロリアがロブとはお似合いな性格美人だとはっきりしたりと色々有ったんだ。そして7月4日=独立記念日、俺達はディッキー・ベイリー率いるリベンジチームと5✕5でバスケットボールを始めた……因みに俺と張り合ってターザンダイブでヤムチャやらかした“ワイリー”は全身ギブスのYマークと化したから見学(笑)


とは言えあれから30年…俺とベイリー、カートとマルコムに年中フリーなマーカスとハンプティはともかく弓矢ゲームで足を怪我してるロブや動くだけでも億劫そうなエリックとパスタのメタボコンビはそろそろ限界……2✕2で勝負を決めよう。俺とグレッグvsベイリーとベイリーJrの行き詰まる対決を制したのはベイリーJrの逆転シュート。俺達は30年振りに敗北を味わう事になる…………もっとも俺が迷った末にシュートを外したのを妻ロクサーヌにだけはしっかり見抜かれていたけどね。


俺達は故郷に帰り漸く家族や子供達と向き合える様になった。独立記念日の今日ぐらい勝利を30年前悔しさに塗れた奴等に味わってもらいたいなと…ふとそう思ったんだよ。



2019年6/4追記:ロブの30歳年上な嫁グロリア役演じた“ジョイス・ベグニア・ヴァン・パタン”ってその昔“がんばれベアーズ”で演説が栄える面白ヒロイン“クリーヴランド校長役”だったんだそうです。 そりゃアメリカで50代以上の集客集めた訳だわ(笑)

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