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パピヨン/リメイク版 17年

2024年10/12〜10/14 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 実はパピヨンは2人居た(ギアナ流刑地脱出だけならもっと沢山……) 当時センセーショナルな史実発覚(スキャンダル)で荒稼ぎしてた出版社が顔色変えたそんな裏話から色々弄りつつ真相探るスタイルなら面白かったかも知れませんが 再映画化であくまでもノンフィクションだと嘘貫き通し 物語丸ごと改変無しなのは流石に卑怯じゃ無いかな 勿論レンタルから殆ど外されつつあります。

【 原作者亡くなり半世紀近く…… 当時の出演者もその殆どが鬼籍に入って久しい頃に改めてリメイクした意味は有ったのか? まぁ此れ劇場で観た或いはDVDレンタルするなり購入したお客様もWEBの感想欄でボソッと書いてますが 長丁場だった前作端折ってBL要素追加 メリハリ無くなる形で見易くなった程度(勿論皮肉ですよ) しかもパピヨン役含め登場人物の大半が今回もフランス人じゃ無いのは明らかに嫌味かと 前作超えられないんじゃ意味は無い(苦笑) 】


★なお原作本は続編の"パピヨンは死なない 72年"含め母国では版権損失 アメリカでもジャンルはノンフィクション⇒文学小説に変更


原題:PAPILLON

アンリ・シャリエールの入墨から付いた渾名

アメリカ/セルビア/マルタ/モンテネグロ共同製作 劇場公開作品

とうとうフランスも仲間外れとなってます(笑)

アメリカでの劇場公開は翌2018年

日本劇場公開 2019年

原作その他は前作と同じなので省略


 2024年10月12日 家猫&通い野良が7匹体制となってからかれこれ3日目 何とか蚤取り終えたけど泥遊び大好きな白の暴君は車庫縄張りに好き勝手やってます 強面なオッサン猫共が遊んであげたり飯食う時も順番譲ったりと今までなら絶対有り得ない行為繰り返してるのはどういう訳なんだろう(汗) なお家猫♀3匹もアレが来たら屋内へ避難しますので尚更訳がわからない 先々月あたりから身体の調整兼ねてサンエーパルコシティ通い 下手な集落遥かに凌駕する無駄なまでに広い店舗を階段使ったり時にはエスカレーター ヘタったら途中に置いてるベンチで軽く一休み なんつーか此処クーラー効いてるし雨天も酷暑も無縁なので適度に脚使うならスポーツセンターよりも安く付く で、終わったら書店を覗いたり専門店で買い物して後はガンプラ探し帰りにヤマダ電機でかれこれ半世紀近い顔見知りだけど会話した事ないヴェーダ卿(笑)等濃い面々とニアミス


なおその隣に其れなりに規模大きいイオンモール出来てるけど 焼き立てパンコーナーはともかく後はな…… とかく人権費浮かせるために他のイオン系列店舗と同じ無人レジ並べてるけどセンサーがピーキー過ぎてやたら誤動作し、あからさまに人を万引き犯予備軍みたいに見てるアルバイトが駆け寄り 『 こんな事も出来ないの?この老害 』と罵られてる様で色々辛い という訳で数度通って後は隣のダイレックスか少し足伸ばし顔馴染みの店員多いサンエーへ 幾ら品質良くてそこそこ安かろうがやはり飲み物や食料品はそっちさね なんせ客層もDQN感満載な高校生とか此処に馴染めないタイプの面倒臭い移住者ばかりだし



【 映画脚本家&俳優として売り込みかける為、アンリ・シャリエールが自身の体験談として持ち込んだのが[パピヨン] だが書籍(ノンフィクション)化に辺り共犯者と糾弾されるリスクが有るから 共に逃げた仲間や匿ってくれた数人の記録を敢えて残さなかったり どうせ書くなら劇的にセンセーショナルにと編集者の意向がかなり反映されており実は本編の25%は作り話にせざる終えなかった で映画化の際は更に過剰演出加わってます 偽札作りで同僚となったドガより 同じく医務官として送り込まれた(ドガ)の弟に助けられたとかリストアップすると膨大な数に 】


★逮捕され実際は1年多い14年もの獄中生活だった原作者の文才は殆ど中学生レベル だからストーリー引用したり虐待の順番変えたりする際、参考にしたのは5度の脱獄の末にアメリカ合衆国に亡命 自身の過酷な体験談を出版した最初のパピヨンと言えるルネ・ベルブノワ氏の[渇いたギロチン1938年]だった 自分より遥かに恵まれたドン・ピアーズ氏のベストセラー[暴力脱獄(クールハンドルーク)1965年⇒67年映画化]に対する反発も有ったとか


 二度目の脱獄に失敗し5年間もの間沈黙を強いられる独房生活 パピヨン=アンリ・シャリエール彼は何故そんな窮状に追い込まれたのか…… 物語は1940年から1931年10月25日の夜のフランス首都パリへ マフィアに飼われるプロの窃盗犯として訳有な小金持ちの金庫から金目のモノを人知れずちょろまかす ダイヤと引換えに貰えるのは僅かな報酬だけだが故買屋との交渉は其れなりにリスクが伴うし雇い主を裏切ればセーヌ川に沈められるだけ 売春婦ネネットと享楽的な夜を楽しんだパピヨンを奈落の底に突き落としたのはその雇い主でやってもいない殺人の冤罪掛けられる 警察のスパイだったルグラン(史実はロラン・ル・プチ)を殺した容疑で捕らえられたパピヨンは安易な裁判員裁判により終身刑が言い渡され容疑を否認したことで流刑地ギアナでの重労働10年もついでに言い渡されてしまった


とは言え前作も割と大袈裟な演出有ったらしいが リメイク版は更に真実の物語(ノンフィクション)から程遠い演出ばかり 勿論フランス及びフランス領ギニアロケも許可貰えなかったので盟友ドガとの出会い云々は健康診断を終え船に乗せられる時となった 見てて引いたのが前作主人公(マックイーン)より若く美形寄りな主人公達の裸とか尻のアップだのポール・ニューマンさんの[暴力脱獄]よりも徹頭徹尾おホモダチ向け或いはガチムチなBL大好きな貴腐人向け リアルさよりも野郎の裸綺麗BL万歳とばかりに尻穴に隠したお小遣い巡っての命懸けな争奪戦だの 冷水浴びせたら出演者虐待になるからビートたけしや所ジョージさんがやってるバラエティ番組[世界丸見え!テレビ特捜部]なノリでスモーク散布し此れスチーム当ててるよなんてアレな描写ばかり で尻穴やら内臓ナイフで家探しされたリアルな死体が出てくるけど有難みは全く無いな此れとウンザリした所でギアナ到着 なおパピヨンとルイ・ドガが盟友となった理由は共に周りの先達に集団レイプされ掛けたからとなりました シャリエール生きてたら飛び蹴り入ったね此れ


お金は滅茶苦茶掛かってるけど明らかにオープンセットな刑務所とか 一応シリアス作品だけど[8時だよ全員集合]なノリの砕石場での強制労働 旧作に比べると暑さとか臭さとか感じない爽やか演出のままじゃ流石に怒られると始まる死体描写だけは前作よりはリアルなギロチンによる見せしめ処刑 死体運搬役命じられたドガが血塗れとなり錯乱 逆ギレした看守がホモホモしくドガに鞭振り下ろすのに激昂したパピヨンが衝動的に看守ボコり慌てて脱獄 だが多額の報奨金目当てで囚人に脱獄促し報酬二重取りする開拓者に捕まり2年間の独房生活 まんまアルカトラズ島の重犯罪者刑務所みたいに沈黙を強いられ飢えと隣近所の囚人の自殺により精神病みかけたパピヨンを救ったのは模範囚となったドガが看守等に金握らせ差し入れするココナッツ という訳で再び貴腐人限定の上半身裸でパピヨンが筋トレ励むサービスシーン挟みつつ物語は其れから二年後へ舞台を移す


精神を病み病棟に収容されたパピヨンとドガの再会 彼が敢えて入院を選んだのはおホモダチ……もとい盟友ドガを連れこんな一方的に掘られる忌々しい発展場(ハッテンバ)から逃げ出しノンケな生活を取り戻す為だった もう此処まで前作踏襲しつつも冤罪喰らい開拓民や街の売春婦や中国人農奴にまで犯罪者と決め付けられモノ扱いされる屈辱感とか 絶望感から自殺したりわざと脱走し撃たれ死ぬ囚人とか今作には徹頭徹尾存在しないブラックなユーモアは本当に皆無 此れは前作通りだけどブサイクな模範囚からおホモダチになれとセクハラ受けてる設定年齢10代後半のアンドレ・マチェットやいつの間にか仲良くなった囚人仲間で調達屋 しかもマッツ・ミケルセンそっくりなジュロ=ジョアン・クルジオ そしてルイ・ドガによる二度目の脱獄 明らかに定員オーバーな小型ヨット(ディンギー)でギニアを脱出したらいきなり嵐がやって来る 端から用済みとなったマチェットやパピヨン殺そうと暴れるジュロを滅多刺しにして殺したのはドガだった 


漸く辿り着いたコロンビア共和国 だがインディオの教化に勤しむ狂信者なシスターが地元警察に通報し村は武装警官隊に包囲されている ドガとマチェット連れ此処から逃げ出そうとしたパピヨンは敢え無く取り押さえられギニアに強制送還 そして二度目の独房に放り込まれ5年の月日流れた冒頭シーンへと 祖国フランスはドイツ軍占領下 国民解放戦線からヴィシー傀儡政権に代わり皮肉にも看守も囚人も同じ立場に とは言えルールだからと残る刑期を激流とサメに囲まれ脱出不可能な悪魔島に流される 囚人達だけで自給自足の生活強いられるこの島には色々掘られ心折れたドガも待っていた だけど俺は此処(ハッテンバ)から自由になりたいんだ 波が変わる大潮の日、ヤシの実とボロ布で作った即製の浮きで此処に残るというドガに見守られながら遂に脱獄に成功するパピヨン そして物語は其れから19年後 ベネズエラ国籍取得した元パピヨン=アンリ・シャリエールは未だ脱獄犯として指名手配中なフランスへ空路舞い戻る どうやら知り合いらしい編集者にシャリエールが手渡したのは"パピヨン"とタイトル付けられた手書きの原稿や数々のスケッチ 


画面は暗転し字幕のみで語られるその後のエピソード 1969年に17ヶ国語で翻訳され23ヶ国で出版されたアンリ・シャリエールの獄中記[パピヨン]は延べ1300万部が売れた なおギニア流刑地や悪魔島の関連施設がスキャンダル発覚により今も反社左翼(フランス・リベラル)からはアドルフ・ヒトラーよりも嫌われるド・ゴール政権下閉鎖されたのは1959年 映画ではパピヨンの影響の様に描かれてるが勿論嘘 その殆どが微罪や裁判員の思い込みとナチのゲシュタポ以下な検察官や捜査担当者の偏見だったギニア流刑 送り込まれたのは延べ推定8万……その殆どは二度と祖国へ戻ることは無かった


❖史実ではコロンビアやベネズエラでも2つの刑務所でえげつない虐待されつつ延々13年 史実の盟友ジョアン・クルジオやアンドレ・マチェットの3人で延べ10回以上も様々な手段で脱獄&逮捕からの再送還繰り返してたパピヨンことアンリ・シャリエール リメイク版ではドガに殺されたことになってますがクルジオが獄死したのは二度目の独房生活下 前作では死んでるマチェットはルイ・ドガと共に刑期終え南米で伴侶見付け人生終えてます 悪魔島から海賊シルバンと共にヤシの実使った浮きで脱獄果たしたパピヨンですがその後シルバンを殺してガイアナに漂着、陸路ベネズエラに密入国した所で再び逮捕され残る刑期を彼の国で強制労働させられ漸く出所したのは逮捕から14年目の1945年 第二次世界大戦の恩賜でした


その後ベネズエラ国籍取得し現地女性と再婚 一時は2件のレストラン経営で羽振り良かったパピヨンが破産し嫁に三行半叩き付けられ戻ることになったフランス どうも自伝となった[パピヨン]も出版社に激安で版権奪われ二作目の映画化と小説出版に本人出演で何とか食いつないでいたシャリエールの転記となったのはアメリカ合衆国での映画化 1970年に漸くフランス国籍再取得したもののお金や売名目当ての付き纏いに悩まされた彼は結局イタリアへ移住 末期癌の延命治療でその報酬も大半使い切ったシャリエールは60代でその生涯を終えてます。


❖改悪シーンに関しては軽くリストアップするだけでも本編あらすじ上回る分量になるので偶々レンタル出来たら見てくれと書いとくだけにするが 個人的にアウトだと感じたのは原作改変し信心深くなってるパピヨンに欧米を始めキリスト教圏では神罰とされたことで無人島に棄てられたハンセン病患者のコミュニティが官憲や賞金稼ぎから脱獄犯を匿うシーンや 映画公開前に密かに人食い人種としてスポーツハンティングで絶滅させられた漂流民なインディオに助けられ真珠養殖に携わった報酬で酋長から路銀として貰った真珠をヴァチカンへの上納金確保に四苦八苦してた修道院が詐欺同然の手口で主人公等から奪い地元警察に突き出すシーンが消えた事


ちなみにプロテスタントもカトリックも紛争地の武器密輸や戦災孤児を商品にしてる人身売買 戦後の日本でも麻薬や本来飢えた人々に渡される筈だった国連からの援助物資の転売等々…………下手なマフィアや毛沢東派共産ゲリラ或いはイスラム原理主義者のテロリスト顔負けな犯罪繰り返してるが今回の制作陣はフランス除いても軒並み隠蔽に加担した国々絡んでるので(黒い笑) まぁ其れは別作品で追々


❖アンリ・シャリエール始め真相知る関係者は皆居なくなったなら 案外パピヨン=ドガ説にしてもリメイク版として面白かったかと ところでシベリア強制収容所から日華事変中の特亜大陸横断しヒマラヤ山脈経由で殆どの仲間失いながらも冷戦終結後のポーランドに生還した人の体験談を映画化したものも借りて来たのでまたそのうちに

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