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ミスタア・ロバーツ 55年

2024年5/17〜5/19 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 ビル・マーレー主演な"パラダイス・アーミー"の海軍バージョン だけど草臥れた雰囲気で悪ふざけ全開なアレと違い主演がリアルに海軍士官として最前線勤務やってたので……割と生真面目 こんな昔のハリウッド映画が大手レンタル店に置かれてる理由は勿論沖縄戦絡みだから

【 1945年4月太平洋戦線 こんな愚鈍で阿呆な上官のお守りする為に俺は海軍に志願入隊した訳じゃ無い ヒステリックな艦長相手にあくまでも紳士的に愚かな振る舞いを止めさせようとしたロバーツ中尉が遂にブチ切れた ハッピーエンドで終わるかに見える物語の最後に起きた悲劇と其れまで傍観者気取りだったパルヴァー少尉が遂に動いた時何が始まり終わるのか 一応コメディだそうですよ 】


★戦争映画だけど戦闘シーン皆無 無能な上司や落ち着いて人の話聞かない同僚にストレス溜め胃を痛め付けられた経験有るなら共感出来るかも 私も結構嫌な記憶が蘇ったよ


原題:MISTER ROBERTS 

紳士的に振る舞う主人公の渾名から

アメリカ 劇場公開作品

同年 日本劇場公開

原作:トーマス・ヘッケン著 Mister Roberts 1946年

翻訳版は1955年 おんどりポケットブックより出版

❖1948年〜1951年ブロードウェイで舞台劇化


 令和6年5月17日 改正道路交通法が国会を無事通過 今回徹底的に取締りの対象となるのはやっぱり死傷者多発してる電動アシスト付も含む自転車によるながら運転や信号無視に対する厳罰化 沖縄の場合は自動車の其れも含め糸満市で暴れるDQNが全国ニュースで悪名馳せたけどな スマホ見ながら運転するなら最大12000円で信号無視とか煽り運転の現行犯は5000円〜6000円相当で勿論未成年者でも青切符切られるのは一罰百戒兼ねてもう仕方が無いかと ガンプラなんて厄介な趣味増やしてから結構出掛ける機会増えたけど 本来自転車や原付きバイク立ち入り禁止な場所でも曲芸披露してガラス割ったり車に傷付け逃げるアホウが増えたしな……次はきっとスケボだわ アレも車行き交う一般道で好き勝手やられると軽くぶつけてやろうかなんて怒りが沸々と まぁ考えるだけなら罪にはならんわな


土曜日から一足先に梅雨に突入 毎年の事だけど家の中に拠点作るミツアリに咬まれ痛い思いすること増えたので殺虫剤やら色々買出しに そんなタイミングでGEOからレンタル割引クーポンも届いたのでDVDのデータ破損で再生出来ず視聴断念した"マネー・ピット"とか劇場未公開だったりそろそろレンタル落ちで借りる事すら困難になりそうな作品とか巻数多いアニメ作品を なお未だ最終章どころか第2部すら見てない"進撃の巨人"とか興味有りまくりだけどあの巻数はなぁ〜となってる"JOJOの奇妙な冒険"もそそるけど今回はモノは試しと"ルルーシュ"の総集編にチャレンジを 割と波長が合えばこっちも纏めて借りる予定 "亡国のアキト"なんて動画サイトで予告編しか知らない とにかく見てない作品多過ぎる 偶々テレビ独占出来たからデジタルリマスターされた"機動戦士ガンダム"もしっかり堪能させて貰いつつ今回はこんな作品を


第2次世界大戦では海軍に志願入隊 3年間太平洋で戦死リスクの高い最前線勤務 とはいえ実際勲章貰うレベルの活躍を何時何処で行ったのかはウィキ閲覧しても詳細書かれていなかったけど 対日戦勝利の後帰国したヘンリー・フォンダ氏が挑戦したのは脚本に無い臨機応変な対応と演技が求められる舞台劇 もしハリウッドに復帰するならこの物語を この作品、フォード監督とフォンダ氏の其れと被る描写が多々有り大喧嘩しながら撮影したとか 本作が劇場公開からテレビ放映を経てソフト化され早四半世紀 20世紀末に漸く閲覧規制解除された公文書により明らかとなったのが沖縄戦におけるアメリカ海軍の補給及び修理休養拠点は戦場に程近い渡嘉敷島沖 空母機動部隊や浮き砲台扱いな戦艦があまりに悪目立ちしてたので狙われ無かった 特攻機や夜間攻撃の矢面に立たされたのが二線級の急造駆逐艦やフリゲート艦 被害は甚大だったけど本土無差別爆撃で相当撃墜されてる史実がバレたB29爆撃機の其れ同様に色々隠蔽されてたとか だから頼ってはいけないソ連をけしかけ2発も市街地に原爆落とした訳だ毛唐共は



【 似たような話は多々有ったけど此れはあくまでもフィクションなんでばっさり説明省かれてるが乗組員は定員70人に若干足りない65名 任務は小型艦艇への補給を主としている所からバケツこと補給艦気乗りしない号(リラクタント号)は恐らくはリヴァティ船と呼ばれる戦時急造艦でも小型のタイプで総量7500㌧ だが全長は今の中型巡視船レベルの125mで全幅も最大17m程度 レシプロエンジンとクレーンの重量が結構嵩む 勿論自衛用の武器は気休め程度だし粗製濫造の極みみたいな代物だから居住性は護衛駆逐艦やフリゲート以下となる 】


★なお18の造船所でブロック工法で製造された結果、1941年〜45年までの生産数は2710隻 3日で2隻が就航した計算となる なお本船ベースに護衛空母やタンカータイプ果ては工作艦まで作られた 勿論乗組員も粗製品なのは言うまでも無い


 1945年4月16日はフィリピンのとある島の近海 此処に他の補給艦や応急修理担当する工作艦や潜水母艦に飛行艇母艦と共に配備についてる"補給艦バケツ号" この戦争が終わる前に一度は最前線の軍艦勤務をと軍令部に出してる転属願いは艦長により握り潰されたまま2年と4ヶ月 後方勤務だから当直以外殆どの乗組員が未だ夢の中な補給艦(バケツ)の展望デッキからダグ・ロバーツ中尉が双眼鏡で羨まし気に眺めているのは日本攻撃に向かう正規空母とその護衛艦艇の出撃風景 志願兵の大半がそうである様に願いと現実は反比例したまんま なお申請は毎週律儀に文面変えて提出しその度に大尉(艦長)と大喧嘩 殆どケダモノな水兵達に戦意旺盛な取り纏め役からの突上げ この戦争には既に終わりが見えている 後少しで憂鬱で女っ気も無しの退屈な日々から解放されるのに奴等何で苛ついてるんだ 


ストレス溜まり捲りな艦長の唯一の癒やしは上層部から勤労感謝で貰った鉢植えの椰子の木 だけどアホウな乗組員は此処に煙草の吸い差し棄てる 居住環境最悪な狭い船内で寝泊まりし既に2ヶ月 下士官や水兵達の数少ない娯楽はBBCのニュース放送と週に一度の映画だけ 偶にすれ違う病院船で数少ない看護婦達がシャワー浴びてないかと双眼鏡片手に大騒ぎ 吸い殻捨てた全体責任でまた映画見れないと流石に皆キレるぞと激昂するダグ中尉と軍医に機関長だったがお調子者なフランク・パルヴァー少尉も含め下士官の不服従も艦内の雰囲気悪化させる元凶なんだけど自覚は無い 何とか艦長から1時上陸許可を取付けたダグ中尉が港湾担当官に賄賂として手渡したのは後方勤務には滅多に回って来ないスコッチウイスキー パルヴァー少尉も其れを肴に補給艦に久し振りに会ったアメリカ人女性看護婦を船に誘うが勿論現物見付からず空回り こんな感じで当時は笑えるコメディだったシチュエーションが展開されるけど此処まで読んだお客様は大凡察しが付いているだろう お笑い要素はまんま日曜夕方のアニメ・サザエさんレベルで有る


賄賂(スコッチウイスキー)効果覿面(こうかてきめん) 看護婦達の表敬訪問で色々壊れるパルヴァー少尉と水兵達のあれやこれ 久しぶりに貰えた上陸許可はポリネシアのリンボ諸島に設けられた保養施設 ちなみに海軍御用達の其れの経営任されたのはペプシ・コーラ社だったけど本作のスポンサーは映画館御用達のコカ・コーラだったから勿論お色気シーン含め軒並みカット 艦長のパワハラと水兵からの突き上げで思わず妥協に応じた主人公の葛藤 当時はギャグ扱いだった水兵と下士官のらんちき騒ぎシーン ブチ切れたMPにより保養施設を追い出されたバケツ号乗組員にはより過酷な使役任務が回されてくる 1945年5月ヨーロッパ戦線はナチス・ドイツの無条件降伏により幕を下ろす はしゃぐ水兵等と対照的に俺は医大を途中休学してまでも海軍に志願したのに何も出来なかったと落ち込むダグ中尉 


まぁ色々有ったものの水兵達や同僚の協力により艦長のパワハラが表沙汰となり漸く沖縄で作戦行動中の護衛駆逐艦リヴィングストン号の防空士官として転勤許可貰う主人公は仲間達に感謝しながら補給艦を離れるのだが1ヶ月後漸く届いた手紙と共にパルヴァー少尉に渡された手紙には皮肉な結末が記されていた


❖多分10年前なら部下をろくでなし呼ばわりし厳格なルール徹底させる大尉(艦長)に嫌悪感抱いたろうけど今なら艦長寄りだね 大学休学してまで前線緊密希望するのは勝手だけど艦長は自身も含め乗組員65名の生殺与奪権持たされてる訳だから無駄死になんて許せないし犯罪やらかし船に逃げ戻るアホウには怒りしか抱けない


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