蜂女 インベーション・ビー・ガールズ 73年
2019年3/23〜3/25タブレット端末にて執筆し脱稿 3/25 夕方投稿
【 俗に言うヘイズコードの廃止⇒新たに業界が立法したMPAAによる自主映像規制の過渡期に製作された作品で、そ~ゆ露骨なSEXシーンが演技ですら検閲機関通さないといけなかった頃のイロモノポルノ映画ですが……実用性はうっかり幼稚園児が見ても安心な怖くないエロくないホラー作品で御座います。……一応脱い悶てるシーンは有るんだけれども黒髪&色白なラスボスが独特な髪型とサングラスのせいで女装してポーズ決めてるマイケル・ジャクソンにしか見えなかった(笑)あたしゃてっきり“榎本三恵子”さんが出てくるのかと期待し変なツボ入りました。 】
★最初に書いときますが今回のコレ、原始人専門女優=実は彼女出演だったからDVD化されたらしい(笑)ヴィクトリア・ヴェトリ演じるヒロインの“ジュリアス・ゾーン”が脱がされるシーン除くと『何処がガールズだよ(怒)平均年齢40越えてそうなババ○ばかりじゃねーか‼』となると思いますが英語には○○アなんて単語は存在しませんよ…40の大台越えようが全身シワだらけでそろそろお迎え来る歳だろうがダメリカでは“ガール=女の子(笑)”です。
原題:INVASION OF THE BEE GIRLS
這い寄る蜂女
別題:GRAVEYAD TRAMPS
直訳すると“墓地のトランプ達”ですが要するに“墓穴掘った男達”
犠牲者の名前=トランプカードの暗喩になってます
アメリカ劇場公開作品
日本ではDVDセルで21世紀に漸く公開
まずは“榎本三恵子”って誰だよ?という説明から…東大生が尊敬する政治家(あたしゃ、あのクイズ番組でそんな話聞いて心底彼等は勉強が出来るだけの阿呆だと思いました…アレが特亜と仲良くしたいと甘い顔見せたばかりに勘違いされ尖閣諸島や東北&北海道や沖の鳥島近海辺りまで領土や資源寄越せと蟲が湧き這いずり回る事になったから私はあの親子が大嫌いです(笑))である田中角栄のロッキード事件逮捕に繋がった筆頭秘書・榎本敏夫の元嫁で旦那に裏切られ無一文で放り出され子供も奪われた恨みから全てを検察庁に告白…俗に言う“蜂の1刺し”で事件解決にトドメ刺した女性です。嫌がらせ対策にワイドショー利用しヌード写真集出版、遂には“蜂の着ぐるみ着けてひょうきん族で馬鹿やらかした事で有名になりました。”詳しくはウィキペディアででも検索下さいな…何故彼女が親子の縁切られる覚悟でイロモノキャラ演じる必要が有ったのか?色々興味深い裏話満載です。
……突端から本編とは名前以外は無関係な与太噺から始まりましたが正直書いちまうとイロモノ作品満載な馴染みのレンタル店が閉店しなけりゃ、多分一生見なかったであろう放射脳キャラ満載のおマヌケホラーでした。つーか見ている間私の頭の中で流れていたのは全盛期の木村拓哉が歌うシーフード・カップヌードルのCMソング“貝柱のうた♫”と小学生がソプラノリコーダーで調子ハズレな演奏やらかしたボヘミヤ民謡にして童謡の“ぶんぶんぶん♬”で御座います……なんかもうラストシーンのアレは危うく生きたままバタフライで三途の川を渡りきった…そんな気分を味わえますぜお客様。
☆内容説明すんのに一番的確で笑える曲は93年に発売された桑原茂一プロデュースのCDアルバム“BlueFilmの死ぬ死ぬガールズ”なんだけど歌詞?そのものが殆ど掲載禁止だから無理なのね…確かとある大病院の救急処置室で断末魔迎えそうな男性患者の元に現れる死の天使(笑)…人前で流したら品性疑われ袋叩きに合いそうな歌とコントばかり入ってるCDだけどまさか廃盤なってるたぁ思わんかった(苦笑)…動画サイトでピエールとカトリーヌだけは試聴できるみたいです。
交尾した相手から生命エネルギー(後は自主検閲)その他を奪い仲間を増やす…せめて色々吸い取られた犠牲者が動画サイトに掲載され世界中で大爆笑を誘った日本のとある昼ドラ(復上死で浮気中の旦那が死んだアレ)の様に満面の笑顔だったり露骨に干からびてたらホラーコメディの傑作になり得たモノを、色々台無しな真っ黒なコンタクトレンズと蜂の羽音の間抜けな演出…腹立つぐらいエロさを感じさせない濡れ場シーンに最後のテーマ曲はまたしても“ツァラトゥストラはかく語りき”
とりあえず放射能が何もかも悪いってオチはどうかと思うぞ……ヒロイン以外は平均40代後半だから場末の風俗みたいで悲しくなるしな…うん。では無理やり辻褄合わせに挑戦してみたあらすじに移ります。あくまでも1回見た段階での独自解釈ですので事実誤認や多少の思い込みは御容赦下さいませ。
なんつーかもう繰り返し見ようなんて万が一にも思わないしこれ書き上げたらハードディスクから削除します(苦笑)畜生…同じ金額払うんだったら“まぼろしパンティー”か“けっこう仮面”や“ハレンチ学園”借りるべきだったぃ。
【 世の中間違ってるよと違う意味で泣けてくるポンコツ脚本ですから小見出しが思い浮かびませんでした。よって留意事項だけ書いときます…この物語は基本的に“女性のお尻とオッパイさえ映ってりゃOK”な観点で製作された物語ですので科学技術がどうこうとか捜査方法がどうこうとか突っ込むだけ無駄です。昆虫の生態説明だけでなく蜂女量産シーンもボケ満載ですが致命的なまでにエロとギャグが滑ってますので…見てて疲れたら映画の事を忘れて有意義な時間を過ごしましょう…私は部屋の拭き掃除やって現実逃避しました。 】
★撮影場所は例によってロサンゼルス〜ビバリーヒルズ近郊、73年当時は意外と貧乏臭……もとい鄙びた雰囲気が漂ってます。でスポンサーがペプシコーラな為プルタブ無い時代の缶コーラがやたら出てきます…瓶は普及してたからね。
事件の始まりは、ビバリーヒルズ近郊の小さな学術都市ペッカムを見下ろす連れ込み宿と化したドライブインから…多少は外観気にして花が植えられてはいるものの長距離トラックの運転手が不法投棄した廃タイヤがそこかしこに転がる其処で掃除のおばちゃんに発見されたのは研究機関で働く細菌兵器学者“グルバウスキー博士”の全裸死体。司法解剖の結果死因は腎虚から来る心筋梗塞だと判明したが結婚し其れなりに若い妻が居る筈の社会的地位も名誉も有る博士が何故見ず知らずの女性と其処に居たのか?合理的な説明は成されぬままその後も次々と下半身裸&腎虚状態で見つかる博士達。
大学研究室とは名ばかりの国防総省肝入りの施設で働く男性研究者の謎多き連続死に憂慮を抱いたワシントンの連邦政府国務省(エロ映画監督にとってFBIは恨み骨髄な敵です(笑)下手な事描いたら検閲されるから出せません…当時はね。)はノリが殆ど江戸川乱歩ドラマで活躍してた頃の天地茂みたいな“ニール・エイガー捜査官”を単独現地へ派遣するが元々彼は女の尻を追い回すのは得意でもまともな捜査能力も権限も持ってはいない……取り敢えずグルバウスキー博士の秘書であり愛人でも有った、おさげに眼鏡の姿の冴えないけど“ミニスカ”履いてて脱いだら凄そうなヒロイン“ジュリス・ゾーン研究員”を助手とし爛れた関係がまかり通る研究室の調査を始める…ノリは殆ど昭和の深夜テレビでやってたAV嬢と行く風俗街探訪だけどな。色々規制入る虚しさ含めてね。
☆まあ……小学生じゃ無くても最長5分でコイツが怪しいのに何故逮捕しないの?と指摘出来る“マイケル・ジャクソン”みたいな○バちゃんが『そうです私が伝染女です♥』とばかりに大活躍してっから探偵役はボンクラじゃないと時間稼げないのですよ。
ヒロイン自身も含め研究機関に所属する細菌学.昆虫学.放射線学のエキスパート(名前並べてもアレだから省略)として集められたオジサン達はその嫁含めて基本頭の中は交尾の事ばかり……街の住民もなんかテキサスチェーンソーの餌食になりそうな“ポン酢”しかおりませんので犠牲となる博士達は僅か2日間で8名にも及び、捜査を担当する“ピーターズ警部”と監察医の仕事は増えるばかり、遂には中途半端にハゲ散らかした頭が小杉課長な“ハーブ・クライン博士(実は嫁相手だと勃たない(涙))”の提案で街全体で禁欲日を設けようと集会所で提案するも街の住民に袋叩きにされる等…迷走は続きます。
増えまくるズボン脱ぎ散らかしたり全裸で見つかる犠牲者に業を煮やしたニール捜査官が政府と掛け合い“軍用トラック8台に分乗した2名の州軍動員(苦笑)”により街への出入口は封鎖されますが、電話で呼び出され裸ワイシャツに寄ってたかって全身撫で回され裸に剥かれ全身に蜂蜜…どう見ても“白いアレ…なんかスター隠し芸大会のハナ肇さん思い出したの私だけかね”を塗りたくられて全身にミツバチくっつけられて不思議な光と音楽で白目が無い蜂女に改造された未亡人により犠牲者は雪だるま式に増えまくり……遂には封鎖に協力する州兵達(但し予算の都合で総員2名)もその毒牙にかかる事になりますが…街の住民達は律儀にバリケードの前で待機中(汗)
うん…具体的なエロくないエロシーン書き連ねても書いてる私の頭が色々危ないから手短に纏めますが…なんせ書いてて辛い(笑)…事件の黒幕はこの映画で唯一黒髪に吊り目キャラなオバちゃん“スーザン・ハリス博士”共同研究者で放射線治療の権威であるチャールズ・スタッド博士の手違いでウッカリ致死量の放射線浴びちゃった事で不妊となった彼女は、思い余って多産である女王蜂の遺伝子を自身の身体に融合させちゃったのですが……気が付いたら蜂の本能に操られるがままに仲間を増やし雄と交尾して何もかも吸い尽くす蜂女に変化
遂にはヒロインのジュリスを裸に剥いて蜂女に改造しようとするのですが、野生の本能(多分フェロモン臭で探し出した)で地下の秘密基地を見つけ出したニール捜査官の威嚇発砲が蜂女製造マシーンを暴走させ裸ワイシャツの蜂女軍団諸共電流流れるジャングルジムに掴まり踊り狂って全滅。これにて一件落着…さあエロい事始めようと主人公がヒロイン押し倒したところで植木鉢の花に集まるミツバチ達と“ツァラトゥストラはかく語りき”のあの音楽が流れ漸く映画は終わります…………全ては放射能と核兵器が悪いらしいのですが見ているコッチはもう突っ込む気力すら残ってません。
そろそろ掴んで肩に載せられそうなオッパイとか異様にアンバランスなオッパイとか垂れまくりな尻と毛むくじゃらなオッサンズの裸とか出てきますがDVDパッケージの全身ラバーポイッ姉ちゃんは出てきませんし、別段デジタルリマスターもされてません……最初に書いた通りエロもグロも間違って幼稚園児が見ても大丈夫な安全仕様となってますので御注意を。
2022年2/13追記:最近何故かデジタル・リマスター及びレターサイズトリミングにモザイクその他なるべくカットしたバージョン出回ってますが 平均年齢アラフォーばかりな女性陣のアレやコレ見たいかと聞かれると色々迷う…………50円レンタルの時にでも借りるかどうか考えます。




