RE:BORN リ・ボーン 17年
2019年3/7〜3/10タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿
【 対象年齢=永遠の中学2年生男子向け……自衛隊等で実演普及進めてる零距離戦闘術の創設者.稲川義貴が戦術&戦技アドバイザーを務めた作品ですが……格闘もとい人間屠殺シーンがメインでストーリーと役者の棒読み演技は後回し…台詞やドラマなんて適当で良いかと放り投げたスタイルで取り組んだ“平成版・野生の証明”で御座います。しかも物語本編は極め付きの駄作でして……畜生(涙)ドニー・イェン先生の絶賛と川井憲次の音楽&大塚明夫出演のニュースに騙された(笑)本物志向の接近戦闘は映像化すると滅茶苦茶地味です。まあ怪鳥音とか動きが派手なら撃たれて終わりだもんなぁ。 】
☆ちなみに森村誠一の原作版でもそれに準じたテレビシリーズでもなく高倉健と薬師丸ひろ子が松方弘樹隊長率いる並の自衛隊員なら纏めて瞬殺出来る間抜けな特殊工作員と戦うあのバージョン(笑)
★注意:画面が暗く非常に見づらいのと厨二病全開な発言連発するラストバトルの視聴については昼間は絶対に見ない様に…昔描いた同人誌や友達と北斗の拳の技やスタンド攻撃演り合った黒歴史を思い出し我と我が身を振り返って無性に死にたくなります(笑)自分に酔えない私みたいな人間は特に危険です。
原題:RE:BORN
まあ要するに“生まれ変わり”なのかな?
日本劇場公開作品.
但しほぼ自主制作だった為公開は難航.
実際に完成したのは2015年.
ジェイソン・ボーンことマット・デイモンが駆使するボーン・アイデンティティシリーズのカリ&ムエタイやスティーブン・セガールの沈黙シリーズで応用された合気道と違い、なまじ娯楽作品で映像化するとあまりの地味さに何だかなぁと色々モニョる零距離戦闘術で人間殺しまくる主人公。予告編見て、電撃通文庫版の“ザ・ディフェンダー”を期待してたんですよね……お笑い芸人の“笑い飯”の陶芸家みたいなオッサンが街中や閉店したコンビニで派手にストリートファイ……いや一方的な屠殺作業かな? 拳で語るスポーツどころか相手を同じ人間として覚悟を決めて討つ概念を持つ武道ですらも有りません。正直言わせて貰うと自動的で効率のみを重視し相手をモノとして処理するその腐った概念…いやそれすらも中途半端ないい加減さに私は吐き気すら感じます。
それ自体は凄まじいモノが有るけど、まるで小学生が思い付いた“僕が考えた最強の主人公”或いは稚児趣味お持ちな変質者=黒田敏郎を筆頭に登場人物の厨二病さ加減と背景の薄っぺらさがギャグにすら成り切れてないから…ストーリー?下手な文化祭の自主制作映画か保育園のお遊戯発表会レベルのドラマなんざどうでも良いわ。それよりもコイツ一体何人殺してるんだ、いやソレ以前に傭兵やってる割には余りにお粗末なコイツ等、一体今迄何で殺されなかったんだと愕然とするので、何かもう勘弁してくれと土下座かましたくなる正真正銘のポンコツ映画で御座います。お爺ちゃんや幼児でも相手にしてたのかね?あまりの戦闘能力の低さ加減に見てて泣きたくなってきたんだけど。
まあアレだ…コンビニの商品使って効率良く人間殺す場面と俳優に明らかに向いてない稲川義貴が演じたアビス・ウォーカー(笑)相手のアジトでの最終決戦以外見る価値無いです。大塚明夫さん演じる声が渋いだけのクソ間抜けなラスボスや石田壱成に元AKBの篠田麻里子演じる殺人鬼=ニュートに至っては出た=死んだってアレなキャラ(苦笑)一応主人公の元部下とソイツの舎弟らしきキャラクターも2人出てきますが数名除いてイタいにも程が有る厨二病全開なリングネーム使ってますので昼間のシラフな状態の時に冷静に見るもんじゃ無いですコレ(汗)案外リアル格闘技マニアかグデングデンに酔っ払って正気失ってたら楽しめるかも知れません。
では突っ込み所満載……つーか巫山戯てるのかとブチ切れて何故開き直ってギャグにしなかった(怒)廊下に製作スタッフ正座させて小一時間程お説教始めたくなる様な痛いあらすじ書き連ねますので駄目だ黒歴史思い出して耐えられないお客様はスルー願います。なお私、今作のストーリーと主人公が本当〜に嫌いです…よって本編唯一の真人間であり善意の第三者でしか無かった精神科医が事態を掌握していたIFバージョンで無理矢理物語の辻褄を合わせ再構成しました。映画のソレと全く異なりますのでご容赦下さいませ。
まあ怒られたら修正致します。
【 実は映画見終えて色々情報漁ってる最中 ケーキをナイフでガツガツ食うひたすら下品なキチ○イ殺人鬼=キャスパーの正体が少女なんだと最後の最後に漸く気が付き、何故初潮前の女の子以外は皆殺しも辞さない主人公が部下の舎弟殺したアレ処分しなかったのかやっと理解しました(苦笑) でもなあ 血の味を覚えた野生の羆がそうである様に、殺人に忌避感抱かず息を吸うように他人を手に掛けるバケモノを手負いで逃したらソイツの甘さのせいで無辜の人間が大量に死ぬ事になるんだとそう思わないのでしょうか。だとしたら迷惑な話です。 】
★まあフィクションだからどうでも良い話なんだけど納得出来なかったんだよなぁ。
“リボーン・ゴースト”それはベトナム戦争〜対アルカイダ戦争と呼ばれた半世紀以上に渡る地域紛争を生き残った兵士達の間で語り続けられた伝説の傭兵に纏わる御伽噺。対峙した者は確実に殺され敵対する国や組織はもれなく滅ぼされたという個人で有り集団で有ると言われたソレは何処に所属していたのかはっきりせず顔どころか性別や年齢も不明なまま……だが2012年にとある国に雇われた特殊部隊を皆殺しに追い込んだ日を最後に幽霊は消えた。これはそんな巫山戯けた伝説とは無縁のまま老境を迎えるまで生きてきた私“松本静香”がカルテを全て破棄し今では顔すら思い出す事も無い人の姿を模したバケモノの記憶だ。
勿論此処に書き連ねた彼等の名前は全て偽名で有りマックス=サチの二人目の保護者となる人物やトシが消えてから程なくしてこの病院から消えた真壁健二を名乗る車椅子の盲目の青年が教えてくれた話を嘘偽りも交え悪趣味なフィクションとして再構成した物騙りだ。未だにニュースにすらならないあの電話BOXでの惨たらしい殺戮の夜を最後に“あの歪なバケモノ”は私の前から姿を眩ませたままだ…結局中途半端な人間で有り血で血を洗う生活にしか生き甲斐を見いだせ無い類いのソレは最後の最後まで戦場に居るのだろう。
東京でちょっとした失敗から立ち直る事が出来ず、結局故郷である石川県加賀町の総合病棟に精神科医の仕事を見つけた私の最初の患者が“黒田敏郎=トシ”と名乗るコンビニの店長を生業とする貧相な中年男で有り、結局その後の人生で公私を含め面倒を見る事になる重篤患者がその義理の娘ということになっている“黒田佐智子=サチ”だった。まずは色々致命的な欠陥は有ったにせよ殺人機械そのものだった養父と違い辛うじて人間の範疇に留まる事が出来たサチの事から話そう。あの子が黒田佐智子という名前を貰う前、何処でどんな風に生まれどんな親に育てられたのか?そもそもどのような経緯で闇組織の商品となったか其処でどんな日々を送ったのか?彼女は今もその頃の事を頑として話そうとはしない。
育ての親とその友人以外の人間には徹底して無関心、同級生や見知らぬ他人に対して“常に正しい行動をする普通の人間であれ”と振舞う幼女の数少ない趣味は養父が与えてくれた童話の本を読み返す事と例え血や臓物に塗れようが車に撥ねられた動物の死骸や道路脇に捨てられたありとあらゆるゴミを拾い上げソレ等を海岸線の砂地に埋葬し弔いの祈りを捧げる事。もっともソレすらも最初の養父の行方不明以降滅多に行なう事が無くなったそうだ。新しい養父となったマックスと共に一時この町を離れ、成人し庇護を離れただ1人此処に戻って来た彼女は普通の女性の様に振る舞う事が出来るようになってはいたが殺人に対する忌避感が致命的なまでに欠落しているのを悩み続けていたらしい…だが最初から欠けているソレを埋める事は不可能だ。私は最後まで彼女の側に居る事でそれを暖和するつもりでいる。
サチにとっては優しいお父さん、ソレ以外の人間に対しては屠殺対象という認識しか無かった殺人鬼=黒田敏郎はこの町で知り合った優しいノイズとも言えるダーツバーの経営者・角川の紹介状を持って元部下“真壁健二”の治療とリハビリ。ついでに無為な時間を潰す為に私の所へ定期的に訪れる様になる…結局の所倫理観が決定的に欠けた怪物であろうがアレはやっぱり人間だったのだ。何の気負いも覚悟もなく人を殺める正真正銘のバケモノならば足手まといでしか無い真壁やサチを助けようとはせず私や角川の様な殺し合いとは無縁な人間とは対話すら望まなかった筈だ…だからこそアレは私を手に掛けず黙っている様懇願し姿を消したのだろう。
加賀町で不可解な連続殺人事件が始まったのは、2015年梅雨の季節の事だった。個人経営の小さな喫茶店や商店が襲われ店の主や運の無い常連客…深夜街を闊歩するストリートギャングが刃物により一撃で命を絶たれる…犠牲者は僅か数日で20名を超えたが捜査の進展は一向に進まず町は不穏な空気に包まれる。それは組織の裏切り者である黒田親子を抹殺する為にとある半島経由で日本海を越え上陸した特殊部隊ゴーストによる無差別報復の始まりだったと判明したのは、何時の間にか転入届が出されていた300名近い人間が全て黒田と真壁の舎弟としてこの町で暮らしていたマックスとマサルにより処分され行方不明となってからの事だ。
但し真昼間の人々が行き交う繁華街で銃や刃物で黒田に襲い掛かった数名は身元不明の不審者として警察に回収されたらしいのだが何故かマスコミもソレを目撃した筈の多くの人々もその事を語ろうとはしなかった。大方半島から多くの不法移民が雪崩込む此処では大して珍しくも無い地元ヤクザと移民の縄張り争いと勘違いされたのだろう。私が電話BOXで刃物振り回す挙動不審な短髪女を瞬殺する黒田敏郎を目撃し腰を抜かしたのは金曜日の夜の事だった……それまで私は他人に対して徹底的に冷酷な彼の発言を心の何処かで信じていなかったのだと思う。
その数日後、カタをつける為にサチを敢えて攫わせ特殊部隊の潜伏地を炙り出した黒田達は約200名程で待ち受ける兵士達を主に刃物やスコップと殺した相手から奪った銃器を使い皆殺し…子供兵士キャスパーに躊躇したマサルは殺されたもののマックスは無傷で生還。アビスウォーカーという厨二病患者みたいな通り名を名乗る伝説の殺人鬼と死闘を演じ重傷を負った黒田は特殊部隊の指揮官を瞬殺し姿を消した。マックスとサチはある日何時もの海岸に養父からプレゼントされた本を埋めアメリカへと旅立った。
私があの事件で知っているのは精々この程度だ。
そもそも辻褄なんて存在しないポンコツ作品のあらすじをどう説明しようか?色々二転三転した結果がコレです(笑)何処をどう弄ったら面白くなるか…何か思い付いたら書き直そうかと思います。




