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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 68年

2019年2/10〜2/12脱稿 タブレット端末にて2/13深夜投稿

【ロメロ監督のゾンビ・クロニクル3部作の栄光有る第1作だけど……致命的なチョンボをやらかした為に意外と怖くなかったりするのがツボかも知れません。他にもタイトルとか色々法律面でもやらかした事…ゾンビの商標登録を敢えて行わず流行らせて欲しい願いから…で著作権切れちゃって、リンクフリーというか個人が投稿した動画サイトでも無料で閲覧出来る物語になりました。本編よりDVD特典のおっかない裏話がお勧めです…レンタル或いは購入した方が得なのかもね。】


原題:NIGHT OF THE LIVINGDEAD

生ける屍の夜.

アメリカ劇場公開作品.

意外ですが日本未公開でビデオ

或いはDVDorBlu-rayのみ

原作はジョンAルッソにより74年に小説発売つーか

本人も出演し稼いだ資金で出版にこぎつけてます。


 ちょっと間が空きましたゴメンナサイ…長年愛用してた馴染みの店が(BOOK・BOX(沖縄限定書籍文具販売&ビデオレンタル)時代も含めるとかれこれ○○年ぐらいはお世話になってた所)急遽店じまいが決まり今現在連休期間利用してありったけのDVDレンタルしマラソン視聴と後色々(敢えて書きませんが法律の範囲内で…)やってる最中です。多分他の大手ではレンタルどころかネットでの有料配信の可能性すら皆無な色物とか漁ってます。流石に日本映画…特に任侠物やアイドル映画は諦めましたがそれでもなぁ…大体新作だろうが旧作だろうが大手のソレはテープ擦り切れるビデオ時代なら妥当でもDVDでソレかね?って価格帯だしねぃ。


マカロニウェスタンとヤクザ映画に寅さん映画、時代劇と香港映画そしてAVやエロアニメ関係の品揃えも最強…つーか梯子使わないと届かない高さまで並んでるあの店(汗)ちなみに世界名作劇場(厳密には違うけどロッキーチャックからこんにちはアンまで)とか藤子不二雄作品(ドラえもんからエスパー魔美まで)も全て揃えてる県内唯一の店でしたがコレも時代の流れかな…今後のアニメ視聴はネット或いは通販に頼らないと不可能となりました。大手のレンタル店って○○人観光客向けの○流ドラマ優先でアニメの扱いは実写化されたソレがスポンサーの都合でオリジナルより宣伝されてたりと店のセンスが酷すぎるしね…売る側に売れる作品が分かってないから酷いモノです。


 とまあそんな理由で暫くは古典的な名作や迷作(苦笑)後、多分私が書かなきゃ誰も取り上げ無いであろう面倒臭い作品が増えると思いますのでご容赦下さいませ。その第1作目が名前だけなら恐らくは皆様ご存知なコレです…困った理由でザビーニのカラー作品でシネマサイズなリメイク版は置かれてますが意外と大手レンタル店では取り扱って無いかも知れません…なんせ版権切れてるから何処でも視聴出来るしねこの物語だけは…。


私自身もこの作品知ったのは随分昔…確か高校の視聴覚室で“死霊の餌食”見た頃かな、なお出世作の“ゾンビ”を見たのは今から6年程前の話です。リメイク版の走るアレはイマイチ後味悪くて楽しめなかったので口直しで見て物凄く気に入ってるんだけど何故か携帯投稿やってた頃は取り上げ無かったんだよね。後“28日後”や“ランド・オブ・ザ・デッド”も見たけどストーリー覚えてません…まあそちらはメジャーも良いトコですから何れ再挑戦するとして今回のコレ……今回初めて見て正直書いちゃうと良く眠れるぐらいにはショボイ(笑)


予算は持ち出しだし人員もボランティア、特殊効果も勿論手作りなのは仕方がないにせよ致命傷だったのは白黒映画だった事、普通の作品だったら別段問題は無かったのですがモノクロ画像だと誰が生者で誰が死人(ゾンビ)なのか本気で分からない……まあソレ以前に気持ち悪さがイマイチ伝わり辛かったんです。考えてみりゃゾンビ映画やスプラッタホラーが売れる様になったのは低予算でもカラー作品が撮れる様になってから…勿論画質解像度がイマイチな上、血が真っ黒にしか見えないから昔のソレはアイディア優先でした。


 ストーリーも熟知してるしバッドエンドな虚しいラストも承知の上…つーか“ショーン・オブ・ザ・デッド”の細かいギャグのあのシーンって全部コレからインスパイアしたんだ(汗)…と気が付いた辺りから妙に楽しくなったんで出来りゃ比較して楽しむのも有りかなと思います。なお撮影場所となったペンシルバニア州ピッツバーグのエヴァンズシティ墓地ですが後日周囲の森ごと竜巻で根こそぎ吹き飛ばされ辺り一面に掘り返えされた棺桶やら腐敗した遺体と墓石が散乱、当然誰が誰やら最早判らなかった為に纏めて埋め戻したそうです。


土葬もコンクリートで囲わない埋葬のやり方も合衆国ではやっちゃいけないと思います…何より後始末が大変だわな。


荒野にポツンと佇む一軒家(勿論撮影当時は既に廃屋)も建物自体は既に木っ端微塵となりテナントビルで撮影された地下室以外は最早何一つ残ってないそうな…とは言えアレ大量生産品だったらしくリメイクの舞台には事欠かない…という訳であらすじは簡単に、割とその手の雑誌や書籍で色々書いてますし物凄い数のリメイク版が有りますので今回は手短に進めます。当時としては有り得ない白人なんぞより遥かに臨機応変な黒人主人公(映画公開する丁度数ヶ月前にキング牧師が殺され、ピッツバーグで黒人貧困層の暴動が起きたばかり)の活躍とか娘がゾンビとなり親を食べるシーンとかあの国のタブーに触れた作品なんだと説明しても今更感があるんだよ。


【生者に襲い掛かり肉を喰らう死者が歩き出し世界が終わる……誰もが馬鹿馬鹿しいと笑い飛ばす不可解で(おぞ)ましい状況は文明を呆気なく終わらせる。これは始まりの物語で有り、同じ状況下キリスト教文化圏のみで致命的なダメージを与えたソレを再現したもの…結局の所人間が創り上げた物で人間に壊せないモノは存在しないのだ。】


★そういや高校時代に“死霊の餌食”見た夜、悪夢に(うな)され飛び起きた後で妙に可笑しくなったのは大半の国…特に日本は衛生管理の観点で荼毘に付すのが当たり前でソレがウロつけるのは精々富士の樹海ぐらいじゃねーかと思い付いた瞬間でした。イスラム教やユダヤ教も荼毘はやるなとクレーム捲し立てるけど本当に怖いのは死体よりもそれが招き寄せる疫病なのな。



 バーバラとジョンがソレに巻き込まれたのは兎にも角にも運から見放されたとしか言いようが無い、場所はピッツバーグ郊外のエヴァンズシティ墓地…夏時間により夕方でも明るい日曜夜8時の事だった。顔も覚えていない父親の墓参りを母から懇願されわざわざ都会から6時間も掛けたドライブの末、黄昏の世界で待ち受けていたのは見ず知らずの不気味な中年男性だったモノ…兄ジョンは墓石に叩きつけられ即死。尚も追い縋るソレから逃げ出す為に鍵の無い車のサイドブレーキ外しある程度距離を稼いだものの車はもう動かない、追い詰められたバーバラは郊外の一軒家(元ガソリンスタンド)へ逃げ込んだ。


荒れ果てた室内は物色され電話は故障し使えない、階段で見つかったのは恐らくはこの家の住人だったモノの成れの果て……パニックに陥ったバーバラは即座に家から飛び出そうとしたが同じ様に都心部で異変に遭遇し、辛うじて車での脱出に成功したこの物語の主人公で黒人の若者“ベン”に取り押さえられる。錯乱状態バーバラは既にまともな受け答えは不可能などころか自身の身すら守れない状態だった為、バールで侵入者を殺し焚き火やバリケードで侵入を防いだ主人公の行動が無ければ物語は約15分で終わるとこでした(笑)


一軒家の周りには10名に増えた不気味なソレ、ちょっとした親切心から助けだ出した(バーバラ)黒人(ベン)を嫌悪しヒステリックに喚き立てるだけの役立たず、取り敢えずなおも暴れる彼女の意識を奪い何とかバリケードや窓を木材で防いだ主人公にさらなる不幸が降り懸かる。そもそも此処に隠れていたのはキチガ○女だけでは無かったのだ…全てが終わった所でノコノコ地下室から這い出てきた白人のハゲオヤジ“ハリー・クーパー”と気弱そうな若者“トム・レノックス”地下室にはハリーの妻“ヘレン”とその娘“カレン”そしてトムの彼女“ジュディ・ジャクソン”も居た。


 食料や情報を居丈高に求めるだけで、何一つ自分ではやろうとしないハリーは最近またしても暴動起こした黒人だからとベンと対立。だがラジオから情報を知り2階に有ったテレビを動かす事に成功した彼等は此処で漸く何が起きているのか知る事となる。この日金星探査から戻った無人探査機が北米上空で爆発…撒き散らされた大量の放射線により死人が動き回る様になり人々に噛み付き肉や血を貪り出した…噛まれた者はやがて死にそして同じ様に動き回り生きている人間に襲いかかる。


テレビでは生き残った人々に避難所へ集まる様呼び掛ける…此処から何とかガソリンを調達し包囲を続けるバケモノ達から逃れよう。主人公とトムそしてジュディはゾンビを倒しガソリンを確保する為にクローゼットから見つけ出したライフルとバール片手に隣りの給油スタンドに駆け寄るが迫るゾンビを追い払う為に迂闊にバラ撒いたガソリンスタンドは燃え上がり主人公見捨てて車で逃げようとしたトムとジュディも車ごと火だるまに…結局成すすべなく松明使って主人公は逃げ戻る。


焼き肉となったトムとジュディを食べ尽くしゾンビは再び家の周りに集まって来た、多少は知恵を付けたのか今度はブロックやレンガ片手に窓を割りまくる…そんな最中遂に電気も止まった。暗闇の中銃を奪おうとしたハリーと主人公(ベン)は仲間割れし結局撃たれて地下室へ…そこで待ち受けていたのはゾンビとなった娘の姿。続けて逃げ込んで来たヘレンも娘によりスコップで殺され敢え無くご飯。漸く武器を手に抵抗始めたバーバラはゾンビ?と化した兄に連れて行かれた…地下室に逃げ込んだベンはゾンビとなったハリーとヘレンを撃ち殺し崩れ落ちる。


 そして夜明けが来た。ヘリと共に大挙して押し寄せたのは、化物退治を口実に人間狩りにやって来た自称自警団と警察犬を連れ完全武装した警察官そして物見遊山で現れたテレビ局のクルー達。“正しく昼間の幽霊と化した”ゾンビは容赦無く狩り出され皆殺し…次いでに助かった筈の主人公もゾンビと間違われ頭を吹き飛ばされた。映像は再び死体となったゾンビを掻き集めガソリン掛けてゴミの様に燃やす風景を映し出す…真ん中に転がるのは無残な最後を遂げた主人公。結局行方不明となったバーバラ除いて誰も助からなかった。


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