スズメバチ 02年
2014年3/22早朝ガラケー投稿 2020年4/29タブレット端末にて改稿開始〜2021年10/24作業終了
5/27 正直入手諦めてたけどDVD発見 手間暇掛け何とか纏めましたが元の話がアレだったので何か尻切れトンボ(苦笑)
【 7月14日 無数の花火が空を彩り誰もが馬鹿騒ぎ繰り広げてるから銃声なんて気にもしない巴里祭の夜 フランス北東部の端 ストラスブール・ドイツ国境沿いの人里離れた高速道路脇で繰り広げられたのは倉庫荒らしの強盗団/マフィア幹部護送中の警察特殊部隊/訳有りの過去を持つ老警備員の即席混成チームと撃たれても死んでも悲鳴を上げず遺体すら何一つ現場に残さない不気味なアルバニア・マフィア部隊との壮絶な殺し合いの結末を描いた異色作。 メインテーマは強盗団がボイスパーカッションで奏でる "荒野の7人 (原題は高潔な誇り高き7人)" なのはアンバランスで魅力的だけど 惜しむらくは前半の説明長いのと登場人物多過ぎてキャラ立ち出来なかった所かな? 】
★巴里祭:共和国誕生の切っ掛け "バスチーユ監獄襲撃事件" を祝う馬鹿騒ぎだったそうですが後年イスラムテロの標的になりました 公開当時は誰もそんな事になると予測出来なかったのが何とも……。
☆イタリアでは2015年 "NID DI VESPE (蜂の巣)" のタイトルで吹替え公開 動画サイトでは此方で検索出来ます 日本国内のレンタル店からはほぼ消えました 転売屋に高い代価払わないと再視聴はかなり難しそうです。
原題:NID DE GUEPES
ハチの巣
英題:THE NEST
まんま "巣" を意味します
フランス劇場公開作品.
同年 日本公開
旧稿書き直すに辺り何が印象に残ってるかと思い出すと間違いなくあの名前も顔も思い出せ無い男女5名 (日常会話がほぼ成立しない多国籍多民族メンバー) が繰り為すボイスパーカッションと口笛による "荒野の7人" でした。 当時は確か "ハモネプ" だったかな テレビで素人参加の勝ち抜き合戦を目玉にしたモノが有りまして確かRAG FAIR辺りがメジャーデビュー果たした筈ですが、番組終わってからはどんな活動してたのか そもそもCDが売れたかどうかも記憶があやふやです 出来りゃAKBや乃木坂はともかくK-POPなんて見たくも聴きたくも無いから歌番組どころかテレビそのものと疎遠気味 何が流行ってると聞かれても困ります。
映画の基本コンセプトは2004年の統一選挙で新たな世界へ踏み出す事がきまっていた 欧州連合=EU の結成記念。 生き方考え方どころか会話や肌の色すらも違う多国籍なメンバーが意思疎通すらままならない状況下で困難を乗り越える……EUは2020年現在、武漢コロナと中国マネー 沈む船から真っ先に逃亡図ったイギリスの離脱以降かなり危険な状態 まあ御花畑の理想は大凡机上の空論でしか有りませんので自業自得かなと 国境線無くしたら貧乏な国の不穏分子が福祉や職求め押し寄せる危険性は18世紀辺りからず〜とイギリスの経済学者達が指摘してた筈なんですがね 歴史学ばないのかヨーロッパ?
あらすじ再構成するに辺り流石に登場人物それぞれがどんなキャラクターで名前や年齢 何処でどんな終わりを迎えたなんて細かい描写は正直これっぽっちも覚えてなんか居なかったのであちらこちらのレンタル店ハシゴしましたが何処もレンタル終了 動画サイトですらもイタリア語版 しかも字幕無しの1部だけな辺りかなり冷遇されている作品です。 仕方無いネットでキャラ名検索して当てにならない記憶を頼りに……となった頃に漸く発見 クリーニングやり過ぎてラベルが悲惨な事になってますが何とか視聴可能だったんでレンタルしHDにブチ込んだ所です なんか何時視聴不可能になるか分からん状態ですから見逃して下さいな 纏め終えたらデータ消去しますので……勿体無いけどね。
【 最初に書いて置きますがこの物語はあくまでもフィクションです……但し20世紀末頃から其れまで旧ユーゴスラビア秘密警察により弾圧され 徹底的に封じ込められていたアルバニア犯罪組織が欧米のほぼ全域で野放しになった事であちらこちらで組織による凶悪犯罪が増加しているのは紛れもない史実だと書いときます。 根本的な原因は、NATO軍及びアメリカ合衆国軍が仕出かした "コソボ紛争介入" セルビア側を空爆しマフィア殲滅作戦を徹底的に妨げてしまったのみならず 犯罪組織に最新鋭の武器供給と戦闘技術教え込み イスラム難民受け入れる際に大量の犯罪者が紛れ込んだのが原因です 施しを逆恨みし同情を弱さだと侮る 自分達は何世紀にも渡り大国に搾取されて来たから奪ったり殺したり犯す権利が有る……そんな連中だから元々評判悪いのよ彼等 】
★今作で登場したのはコソボ紛争でセルビア人のみならず ギリシア正教に帰依した同じアルバニア人を虐殺してたイスラム原理主義勢力 彼等の資金源はアフガンで生産したヘロイン密輸と異教徒誘拐による奴隷売買 但しフィクションだからあんな戦い方になりました。
2001年7月14日 21世紀最初の革命記念日=巴里祭を迎えたフランス全土はお祭りモード1色だった。 北東部ドイツ国境近くに有るライン川沿いの地方都市ストラスブールでも昼前から地元の軍や警察に消防士達のパレードがテレビで生中継されている 物語の前振りとなるのはペプシセロスと呼ばれる体長17cm程の大振りなベッコウバチのグロな繁殖方法 (字幕と日本語吹替版ではスズメバチの仲間扱いされてますが勿論違います 翻訳間違えたまま劇場公開したから嘘で塗り固めただけです) 事件に巻き込まれる3人の登場人物のスケッチから始まるが……彼等の名前や経歴が明らかになるのは随分後の話になるからバッサリ省略
消防士を辞職しライン川沿いの倉庫群で夜警勤め糊口を凌ぐ訳有りなオジサン=ルイは何時も通り遅刻し雇い主に罵られるが知らん顔 精神安定剤の過剰服用と言うか依存症が雇い主にバレ失業 弟共々生活追い詰められたサンティノは、幼なじみのチンピラ=ナセルに誘われ 男女5人の多国籍メンバーで祝日と週末重なり警備が手薄な貨物倉庫への押込み強盗に参加 小ネタだけどかなり印象的なボイスパーカッションにより演奏される映画・荒野の七人(原題は誇り高き7人)のテーマ曲 警察特殊部隊に所属するシングルマザー=エミーヌ・ラボリ中尉は臨時の重犯罪者護送警護任務を命じられ こんな時でもさり気なくモーション掛けてくる既婚者な同僚ジョバンニに軽く八つ当たりする等不機嫌モード
ヨーロッパ連合参加国合同捜査チームにより逮捕 週明けのストラスブール裁判所で裁かれるのは 悪名高いアルバニア・マフィアの幹部アベディン・ネクセップ 誘拐に人身売買、麻薬密輸に密入国斡旋 大国レベルの特殊部隊も運用してる元コソボ民兵上がりの凶悪犯のプロフィールと位置情報を喜々として垂れ流す間抜けなワイドショーのアナウンサー 警備担当責任者が阿呆な野次馬や自称正義の味方を警戒する中、難民名目で潜り込んでる構成員から携帯で情報が………幹部の居場所を掴んだ当のマフィアは イベント駆り出され国境警備がザルなアウトバーン使いドイツの高速道路経由で下手な特殊部隊なら返り討ちな装備固めた武装集団を送り込む
護送チームはドイツチーム率いる鉄仮面ヴィンフリート/イタリア人運転手/ラボリとジョバンニも含め1個分隊12名 コルマール軍用飛行場を出発し国道83号線を経由して35号線へ ところがストラスブール市内へ向かう道は原因不明な玉突き事故により通行止め 避難路として使われるライン川沿いの工業地帯へ路線移動 トラックが横転したのは運転手が狙撃され殺害された事が原因だったが誰一人気付かない ナセル率いる押込み強盗犯のメンバーで軽業師のマルシアルが工業地帯の携帯アンテナを破壊し通話遮断 監視カメラも次々と無効化されたがイベント優先な警察の対応は後手後手に回る
夜10時 花火打ち上げのタイミングで宿直室襲撃するナセルとサンティノ 銃を奪われ地下室に閉じ込められたルイとゲーマー警備員のスピッツ ほぼ同じタイミングで川沿いの道路では護送隊がアルバニア・マフィアの襲撃受け RPGロケット弾とマシンガンによりバイク2台とライトバンに分乗した護送隊の大半が殉職 護送車にもRPGが命中し運転手2名が昏倒 そのまま包囲され皆殺しになる所だったがラボリ中尉の機転で危地を逃れ 暇だから敷地内を見張り役の名目で追い出されほっつき歩いてたセリムと目が合い シャッター開けて建物内へ逃げる男追いラボリは護送車を倉庫内へ飛び込ませ 其処へ中尉達を追いマフィア達の車列が敷地内へ突入 倉庫屋上へ逃げ隠れたナセル達は這い登って来た暗視装置で顔が見えない男達に見付かり問答無用で撃たれた事からつい反撃
強盗団は高所からの落下で下半身不随となったナセル救うため警官隊と合流 圧倒的火力によりハチの巣にされそうになったから手を組む事に 敵は一時撤退、今度は屋根裏から銃撃を加え催涙ガス弾を撃ち込んで来た 昏倒中だったイタリア人警官が即死 残ったメンバーで辛うじて二度目の突撃を撃退 ガスを何とかして貰うためサンティノは地下室に拘束してた2人の警備員ルイとスピッツを解放 ルイのシステム操作により換気扇とスプリンクラーで催涙ガスは無効化 警報押して助けを呼ぶがサイレンは狙撃され即座に音が出なくなる 仕事仲間の番犬はマフィアに撃たれ死んでいた ガンルームからライフル取り出しラボリ達の仲間に加わるルイと倉庫の内外に転がる死体に怯えテーブル下に逃げ込むスピッツ まるでGなあん畜生の様に沸いて来るマフィアにもう1人のイタリア人警官が殺され 怯えた警備員は下着姿でマフィアに投降しようとするが敢え無く撃ち殺される
銃撃戦は花火の音と勘違いされ 強盗団により携帯基地局は全て壊されてるから警察署へ救援要請を出す事は不可能 マフィアやスピッツの死体も即座にコンテナへ放り込まれたから 連絡途絶えた護送隊探し時折現れるヘリも上空ウロウロするだけで地上の戦闘に気が付かない 俺が基地局壊したせいだ 罪悪感に駆られたマルシアルは下水道通り包囲網を突破 救援呼ぶため倉庫からの脱出に挑み 何もかも厄介事持ち込んだ警官隊が悪いとラボリ等を逆恨みするセリムは銃口を味方に向け元凶のネクセップを解放しようとするが ネクセップは隙きを突いてジョバンニを惨殺 其処へマフィア達が放り込んだモノはマルシアルの特徴的な指輪が嵌められた切り落とされた手首 お前達は誰も助からない 得意満面に叫ぶネクセップ殴り倒すウィンフィールドと自らの軽挙妄動が警官の命奪った事に呆然とするセリム
一か八かで行われたウィンフィールドとセリムによる大型トラック使った突破作戦も失敗 クレーン使ってコンテナ動かし要塞化した倉庫内にブルドーザー戦車代わりに突入して来たマフィア達 宿直室から動かせないナセルが撃たれ死に残るメンバーは地下室へ立て籠もる ルイはサンティノと共に建物内にガソリンバラ撒き独り残ったルイが其れを起爆 虫みたいな悲鳴上げ転げ回るマフィア達を嘲笑いながら最後の刻を待つルイ 彼の生死は尺の都合で明らかにされないまま 其処へ漸くトニーの通報で駆け付けた警官隊 夜明け前に事件は漸く解決するがナディアは重症 満身創痍状態のサンティノとラボリは其々別の救急車へ マフィアも全滅し無傷で警官隊に取り押さえられたのはネクセップ只1人だけ
終わってしまえば何か虚しいだけの物語のエンディングは勿論 壊滅した強盗団が奏でるボイパによる荒野の七人
★何故マルシアルは手を切断されたのか?:タリバン始めイスラム原理主義勢力が昔から使う脅迫方法 生首投げ込んだら捕まれば殺されると相手は最後の1人まで抵抗しますがもし手なら……捕まった奴は未だ生きてるかもと疑心暗鬼に陥るので色々都合が良いのです 映画"カーツーム 66年"でもそんな描写が有りました。
2021年10/24 ネタに使う予定無いから此処に書き逃げ……地球温暖化対策会議COP26 予定通りスコットランドで開催されてますが 一部のブロガーが懸念してた通り現地は武漢コロナ再発で大混乱 燃料価格高騰とガス会社大量倒産で石炭発電や石油燃料使った自動車の廃止とやらは絵に描いた餅に終わり 原子力発電所再開を呼び掛けるトホホな状況に 小泉グレタエネ次郎を解任しといて本当に良かったとなる結末迎えそうです。




