トラ!トラ!トラ! 70年
2014年3/17ガラケー投稿 2020年12/9改稿開始〜中断 2022年4/9タブレット端末にて改稿再開〜4/11朝作業終了
【 日本版製作サイドの迷走と暴走&アメリカ合衆国民主党と融和派名乗る当時の裏事情熟知してる恥知らず達の嫌がらせにより飛行可能な本物のゼロ戦をハワイ上空に飛ばせなかった等々 様々な製作妨害や検閲をかいくぐり日本&合衆国海軍サイドの全面協力で何とか完成まで漕ぎ着けた超大作 福岡県芦屋の遠賀川河口近くに建築された実物大の戦艦長門と空母赤城はオール木製だったから建築基準法の問題で後日取り壊せざる終えなかったそうですが……勿体無い話です 残してたら艦これブームで聖地になった筈なのに。 】
★当時、飛行可能機が現存しない99艦爆や97艦攻はともかく零戦まで改造機にしたのは "JAPの戦闘機をハワイで飛ばすな" と民主党下院議員達の猛反対が有ったから そもそも日本が勝ち逃げする作品が許せなかったそうな。
☆映画盛り上げたオープニングの劇伴について 初期レンタル&私が当時4800円で買ったセル用DVDに再録された其れは雅楽から電子楽器によるお粗末なリメイク 今回借りてきた其れはやっぱり色々シーンがカットされてるけどオリジナル音楽 AFNが隔年でテレビ放映してるバージョンは渥美清さん等出演シーン他追加した音響に加え画質もベストな日本公開版 マイケル・ベイのゴミ映画が出て隔年になるまでは12/8夜7時の定番でした 今はBSの定番かな?
原題:TORA!TORA!TORA!
我奇襲に成功せり の暗号文
アメリカ/日本合作劇場公開作品
原作①:ゴードン・ウィリアム・プランゲ著
God's Samurai:Lead Pilot at Pearl Harbor 多分60年代
翻訳版は トラ・トラ・トラ! 太平洋戦争はこうして始まった
日本リーダーズ・ダイジェスト社より1970年
並木書房より再版1991年 新訳文庫化は2001年
原作②:ラディスラス・ファラーゴ著
The Broken Seal: "Operation Magik" and the Secret Road to Pearl Harbor 1967年
翻訳版は 破られた封印 多分翻訳されてる筈だけど出版データ不明
令和4年4月9日 今読み返しても割と支離滅裂だった初期の原稿手直しに掛かったものの どんな前振り書くか……そもそもやたらと登場人物多いこの物語をどんな風に纏めようと悩んだ挙げ句再び塩漬けにしてましたが手元に有ったDVDが日焼け云々で再生不能となり先日改めて再入手 折角だから少しずつ手直しを
今作で取り上げた真珠湾攻撃はある意味現在の日本を形作る物凄く大事な歴史のヒトコマなのに 今思い返してみても小学校〜高校生の頃体験した歴史の授業ではそっち系の狂師団体の圧力でもあったのか それともあの戦争を未だに絶対悪を正義が打ち破るなんて歴史にしておきたいアメリカ合衆国を始めとする旧連合軍の意向があったのかまともに習った試しがありません(苦笑) 図書館で読んだ文献だとあくまでもあれは不幸な行違いから始まった悲劇だと言い張る日本側と騙し討ちだ "真珠湾を忘れるな" とことある度に喚き散らすアメリカの保守の其れで解釈は真っ二つ 何キレイ事で飾り立てようが戦争映画はあくまでも娯楽作品 素直に爆発やら人の生き死にをワーギャーやってりゃ良いと思うのだけれど 随分前に亡くなった私の祖母みたいに当時者として巻き込まれた人々にしてみれば悪趣味極まる悪ふざけとしか受け取れない
だからザナックプロデューサーが大ヒットさせた前作 "史上最大の作戦" の時は思いっ切り予算削られたのみならずフィルムは当時激安だったモノクロ ついでにテレビ放映で売り込もうとビデオテープで撮影したカラー版も作られたのですが 朝鮮戦争の理不尽な停戦協定とベトナム戦争の泥沼振りな報道に 内心ほとほとうんざりしてる殆どのお客さんは勧善懲悪でハッピーエンドなオチに大喜び だから今作は在郷軍人会とその家族達をターゲットに狙えるからと端から大予算組んでますが 起用した監督はよりにもよって黒澤明 完全主義者でかなり我儘なおっさんが毛唐の話に聞く耳持つ筈は無く 実物大の戦艦と空母作られ頭抱えたとか とかく相手が悪かった(苦笑) 結局黒澤監督はクビとなり他の監督で何とか辻褄合わせ完成させたものの 今度は民主党議員と在郷軍人会が臍曲げてあらすじは二転三転 かなり揉めたとか 其れは日本におけるテレビ放映も同様で特にオープニングシーンの海軍将兵が礼服姿で山本長官迎える姿はかなり物議醸したようです。
何にせよ私がこの映画を最初から最後までまともに視聴出来たのはレンタルビデオ料金の低価格化と出店ラッシュ そして2000年代初頭に始まった低価格のセル用DVDによるもの 在日米軍向けラジオ&テレビ局のAFNではあの悪名高いパールハーバー(ヒロインびっちで主人公は正真正銘のアホだから当のアメリカ人からも評判悪いそうな マイケルベイだし(苦笑))が出るまで、毎年12月8日に放映していた記念日の定番 当時は子供だったし製作に纏わるトラブル云々なんざ知る由も有りません オープニングの帝国海軍の漢達に圧倒され 物語中盤に登場する厨房取り仕切る渥美清さん演じる食事当番と松山英太郎さん演じる食卓番の日付変更線を巡る小噺を楽しみ クライマックスの帝国海軍航空隊による奇襲攻撃と破壊シーンに大喝采 そのうち怒りが収まったらマイケル・ベイの其れも取り上げてみようかと思いますが 此れはあくまでも悪趣味なガス抜きとして楽しむべきかと 今見直して見ると当時のアメリカ人から見た日本人観も見え隠れするから中々興味深いかな 歴史的な正しさや正確さは文献や写真そして記録映像で検索するべきです
ウクライナ共和国とゼレンスキー大統領繋がりで開戦前から日本のボロ負けが決定してた情報戦争云々を書いてみるのも悪くないけどいまいちしっくり来ないから今回はこんな感じであらすじに なお渥美清さんと松山英太郎さんのコント 宮城=皇居での遣り取りその他はアメリカ劇場公開版では全部カット レンタル店に出回ってるモノは収録されてません
【 新たに手に入れたフロンティア=フィリピンとグアム島を足掛かりに中国大陸を含めたアジア全域の利権を独占する 1898年に王族断絶に追い込みハワイ諸島を併合 遅れて来た帝国主義に目覚めたアメリカ合衆国が艦隊増強と占領地域の要塞化を始めたのは1919年より 仮想敵国としたのは自分達と同じ成り上がり者で遅れて来た帝国主義者=大日本帝国だった フィリピンへ台湾を狙う長距離爆撃機を開発し配備 新設した第7艦隊の基幹戦力は当面旧式戦艦で代用 42年に実戦投入出来る空母と搭載機開発に支援艦艇の増産 乗組員やパイロットの大量養成が纏まるまでは可能な限り時間を稼ぐ 公共工事に農政の失策を勝てる戦争で挽回する 1939年オアフ島要塞及び海軍基地完成 戦争は既に秒読み段階に入っている 】
★映画ではあくまでも平和的解決望むアメリカ政府と振り回される軍部vs日本陸軍首脳陣と海軍軍令部の暴走止められない連合艦隊司令長官山本五十六中将の悲劇として描いてますが 実情はこんなモン とはいえ此れはあくまでも歴史的事実をベースにしたフィクションですのでご注意を……未だ生きてる奴も居たし遺族の意向も煩かったんだよ
1938年8月30日 瀬戸内海に投錨する大日本帝国海軍 旗艦戦艦長門の隣に並ぶのは新しい連合艦隊司令長官がかって艦長職を勤め上げた空母赤城 本日を持って海軍大臣に就任する吉田善吾中将の後任となったのは海軍軍令部の大艦巨砲主義を時代錯誤だと切り捨て中国大陸進出を愚策だと罵り 好戦的な軍上層部や自称愛国者に睨まれていた山本五十六中将 今作で連合艦隊首脳陣を演じる俳優とエキストラとして動員された将兵はその大半があの時代に軍務付いてた本物ばかり アメリカサイドの緩さとは全く無縁なオープニングは最早再現不可能なのかも
上空を飛び交う97艦攻の編隊 護衛艦艇の祝砲が鳴り響く中、軍楽隊が奏でる 海ゆかば 新長官を臆病者かもと軽口叩く淵田美津雄海軍中佐と航空戦力を重視する山本長官を擁護する同僚士官達 何にせよ4万余名を越える連合艦隊の鎮守府でテロを仕掛ける阿呆など居る筈も無い 既にオーストリアやチェコスロバキアを無血閉合したナチスドイツの躍進 映画では訳有りで敢えて語られ無いが 当時は未だその実情がだいぶ歪められていたドイツの盟友ソビエト連邦のバルト三国閉合に着目し 少数のエリート軍人による中央集権化夢見る関東軍に陸軍の若手将校達 何とか中央が画策する無謀なギャンブルに歯止めをかける吉田善吾は最後まで食い下がるが彼をしても時代の流れを変えられない テロを恐れ日和見主義に舵を切る近衛政権と官僚達 既に新聞にラジオも泥沼化するシナ戦線により暴走中 同年9月27日 日独伊三国同盟は締結されてしまった。
1939年ドイツ軍とソ連軍はポーランドに対する武力侵攻を開始 イギリスとフランスを中心とする連合国は日本除く枢軸国へ宣戦布告 かくして第二次世界大戦は始まった 1940年11月11日深夜〜12日未明、英国海軍航空隊は地中海戦線においてイタリア海軍の戦艦郡が閉じ籠もるタラント港を空襲 其れまで航空魚雷では不可能だと言われた浅瀬での夜間雷撃成功させ自軍のソードフィッシュ雷撃機損失2機と引き換えに戦艦1隻を撃沈し2隻を大破その他数隻の支援艦艇に損害を与える ちなみに参加した21機は夜間だった事もあり護衛無しで突入 昼間だったら全滅必至だが日本やアメリカにも都合の良い情報しか伝わらない 同盟締結した以上、恐らく連合国との開戦はもう避けられない もうすぐ大和級戦艦2隻が進水し実戦配備に向けた訓練が始まる予定だが現行の戦艦戦力では新設予定のアメリカ海軍第7艦隊が所有する戦艦郡に数で劣勢
「 航空戦力で真珠湾をやれないかね? 」
あくまでも艦隊決戦に拘る軍令部の意向を無視する形で始まった真珠湾奇襲攻撃の作戦立案と机上演習 連合艦隊の将校達の中にも依然大艦巨砲主義を妄信する者や南雲提督の様に駆逐艦と巡洋艦による魚雷攻撃に拘る者 果ては潜水艦による攻撃 或いは同じく英国海軍が成功させた小型潜水艇による湾内潜入による一撃を なまじ東京と広島鎮守府に別れた対立は最早誰にも制御が出来ない そもそも連合艦隊は基本海の上 跳ねっ返りの陸軍過激派のテロや妨害工作を恐れ陸には申し訳程度の連絡事務所と要員のみ 此れも映画では軽く触れてる程度だが台湾に居る海軍航空隊は開戦のタイミングに合わせ陸上攻撃機とゼロ戦投入しフィリピンはクラーク基地のB17爆撃機郡を狙う訓練始め 独自の海軍や輸送船団持つ陸軍は開戦と同時にマレーやインドネシアにシンガポールに攻め入る準備を始めるし大陸では関東軍がアメリカ陸軍のフライングタイガースと中華民国をどうにかすべく準備中
いったい何処が日本軍の本命なのか? 様々な情報行き交うワシントンは大混乱 映画では思わず無言でこんな脚本書いたアメリカサイドの脚本家張り倒したくなる綺麗事呟いてる米軍上層部に官僚達の緊迫感溢れるドラマが展開されるがなるべくあらすじは手短に済ませたいからバッサリカット(苦笑) ぶっちゃけると日米共に亡くなってる人物以外はかなりその実情に捏造入ってるので本当はどうだったかに付いては歴史書や図書館で文献をどうぞ 確か戦後キリスト教に帰依して戦死した仲間やかつての敵の慰霊行脚やってた淵田さん以外はあくまでもGHQが纏めた報告書や資料が参考で 陸軍と連合国中枢に潜り込んでいたソ連工作員の暗躍などの真相綴るヴェノナ文書が公表されたのは1995年になってから 夫婦揃ってソ連シンパだったルーズベルト大統領の意向受け実行不可能な最後通牒を突き付けたコーデル・ハル国務長官 同じく大統領に引き立てられ1939年からひたすら日本を滅ぼす作戦計画立てているジョージ・マーシャル陸軍参謀総長
『 最初の1撃は敢えて日本にやらせ孤立主義が大半占める国民世論を扇動する 』
日本は必ず何らかの形で真珠湾を攻撃する筈だ 生贄として選ばれたのはドイツやソ連に対する警戒よりも反日活動最優先なルーズベルト政権に批判的だったハズハンド・キンメル海軍大将とウォルター・キャンベル・ショート陸軍中将 いきなり階級上げられた彼等が左遷同然にハワイに送り込まれたのは1941年2月 文字通りつんぼ桟敷な立場となった2人は其れでも少しでも先制攻撃による被害を最小限に抑え込もうと奮闘するがワシントン中枢の意向により緊急連絡は後回し 其れでも日本側の情報収集と分析を陸海軍共同でおこなう職員達は必死に真珠湾へ連絡を送り続けるが不可解な理由でその大半は後手後手に回る 日本軍連合艦隊出撃の情報は握り潰され分析班は消えた空母6隻の行方をロスト
『ニイタカヤマノボレ』 千島列島の単冠湾に集結していた空母6隻/戦艦2隻/巡洋艦3隻/駆逐艦9隻は其々のポイントに事前待機する補給艦船や支援艦艇から連日補給受ける形でハワイ諸島へと向かい それよりも1足早く哨戒と先制攻撃をおこなうべく合衆国沿岸部や特殊潜航艇を積んだ潜水艦郡はハワイへ先行 同時期に兵員や装備満載し島伝いに南下続ける日本陸軍の船団と海軍から派遣された護衛艦隊 ベトナムや中国大陸でも日本陸海軍の怪し気な動きが ワシントンの情報部は必死に動き回り参謀本部やホワイトハウスに警戒を呼び掛けるが週末という事のみならず感謝祭やクリスマスシーズンも始まった合衆国には緩みが生じ始めている 全力稼働は4時間しか持たない対空レーダーは自然保護団体の反対により湾岸部に付設 漸く電話が設置されたのは41年12月6日 本国から到着予定のB17爆撃機12機を出迎える準備で大わらわなヒッカム飛行場 他にも小ネタ満載だけど全て書いてたら延々終わらないしあまりに多い登場人物に振り回される事になるのでかなり端折ります
皇国の盛衰この1戦に有り ウクライナ侵略し民間人虐殺してるロシアが悪用し滅茶苦茶悪いイメージ付いたZ旗のマーク 空母赤城の実物大セットとアメリカ海軍の空母ヨークタウン使った大迫力の発艦シーン 練習機改造しそれらしく仕上げた飛行可能なゼロ戦に97艦攻や99艦爆が次々と発艦し明け方の空を埋め尽くす 淵田中佐等が率いる第1次攻撃隊183機は日章旗を連想させる払暁の太陽の来光を視認しつつオアフ島へ 民間人に危害加える事態はくれぐれも避けろ いきなり大量の日本海軍機に囲まれ大慌てな民間飛行学校の教員と操縦必死でそれどころじゃない生徒の描写 早朝のパイナップル畑で収穫作業に勤しむ日本人移民を唖然とさせながら攻撃ポイントへ
『 トラ・トラ・トラ 我奇襲に成功せり 』
担当者が朝飯食べに行くためレーダーは止まっており 空母2隻も哨戒任務でミッドウェー島やウェーク島へ向かって不在 更には日曜朝だったから哨戒任務付いてる陸海軍の航空機も皆無 国旗掲揚と国歌演奏の途中だから対空砲にも兵員居ない 未明に発生した駆逐艦ウォードによる特殊潜航艇の撃沈は報告受けた担当者があの船の艦長は若僧だから間違えた可能性も有るとキンメル提督への報告は後回し ハワイへ向かう航空機の不時着や遭難対策のため24時間ハワイアン流すラジオの誘導 原因不明な電話回線の不調でワシントンから送られた緊急電報はうっかり至急印押し忘れ電信局に留め置かれる そして始まった日本海軍による奇襲攻撃 対空砲火や戦闘機の阻止攻撃も皆無だったから魚雷や爆弾は空前絶後の命中率となり大惨事
延々30分も遅れた駆逐艦ウォードの敵発見報告に慌て司令部へ向かう準備始めたキンメル将軍とショート将軍を絶望させる火柱と爆発音 日本人移民による破壊工作警戒し新型戦闘機や爆撃機を滑走路中央に纏めて並べ警備していたヒッカム基地を筆頭に陸海軍の飛行場は草刈場と化し 辛うじて難を逃れた戦闘機も機銃掃射でその殆どが離陸叶わず火だるまに 農業用の滑走路や個人経営の民間飛行場に上層部の意向に逆らう形で分散配備されてた僅かなP40戦闘機が出撃し敵の第2次攻撃隊167機に立ち向かうも僅かな成果を上げたのみ
日本連合艦隊の損害は航空機29機と特殊潜航艇5隻 その他対空砲火や着艦作業による損傷機74機で戦死64名に捕虜となった1名 攻撃当時70隻程の艦艇と400機以上の航空戦力持っていたアメリカ側の損害は戦艦3隻沈没に1隻座礁 残る戦艦や各種艦艇も深刻なダメージ被り飛行機の損失はほぼ全機 戦死者述べ2334名にその数倍もの重軽傷者 此れ以外にも陸海軍の誤射や戦闘中の巻き添えで民間人68名が犠牲に 明らかに日本側の誤射となったのは懸架装置故障でホノルル市街に落ちた爆弾1発のみでそれによる犠牲者は無し 民間人被害者の中には日本軍工作員と間違われアメリカ兵に撃たれた日系移民や彼等が乗った漁船が多数含まれる
皮肉にも空襲の最中日系移民のメッセンジャーボーイにより届けられた緊急電報を激昂しながら参謀達の前で読み上げるキンメル提督 戦死者こそ最小限に抑えきったものの損傷機多数 空母2隻の行方は未だ判明せず敵潜水艦の動向も不明なまま 艦隊司令任された南雲提督は残された弾薬と燃料を考慮に入れ第2次攻撃を断念し渋る将兵を抑え込み日本への帰途へ就く 旗艦長門では南雲提督からの戦況報告と大本営発表のラジオ放送に喜びの声を上げるが 手違いにより宣戦布告が30分遅れた事に苦渋の表情浮かべる山本司令長官 此れは騙し討ちだとアメリカ側の世論の後押しする形となった真珠湾攻撃 もし宣戦布告後に奇襲攻撃が成功していたら最悪の事態を免れたかも知れないのに
「 我々は眠れる獅子を起こしてしまったのかも知れない 」
独り悄然と席を立ち長門の艦上から太平洋の向う側へ思いを馳せる山本五十六連合艦隊司令長官 真珠湾で燃え上がる戦艦群に戦意燃え上がらせるチェスター・ニミッツ提督と空母エンタープライズの乗組員達 全ての責任を負わされ少将に降格、以降令和4年現在も不名誉な立場のまま早世したキンメルとショート両提督
アメリカ合衆国による第二次世界大戦参戦は先制攻撃に失敗し首都陥落寸前に追い込まれたソビエト連邦や民国軍と日本軍双方から袋叩きにされていた中国共産党の窮地を救う事になるのだが勿論当時の映画だから其処までは突っこまない
と言う訳でガラケー執筆による旧稿よりは幾分マシになったけどとかく上映時間長いし登場人物も桁違いに多いからこんなモンかね?
そもそも何故この話を書き直そうと思ったのか……多分テレビニュースで嫌になる程聞いたと思いますがウクライナ侵略を口実にした日本政府による小麦卸売り価格上昇とガソリン価格の急騰の根本的な元凶はロシア共和国では無くアメリカ合衆国の便乗値上げや制御不能な先物取引だから そもそも日本はロシアからもウクライナからも小麦殆ど輸入してないのよ つまりまたもや岸田政権と財務官僚達の対処が後手後手に回った挙げ句の庶民負担 何故かニュースじゃ此れ告発しないのな




