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ウエストワールド The Maze④ 16年

2022年12/21〜12/22 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿

【 幸福や安らぎは所詮は夢でしか無い 苦悩に恐怖そして苦痛こそが現実である………… 18世紀のイギリスで生まれたキリスト教系カルト=啓蒙思想と優生学はやがて海を越えヨーロッパへ フランス革命やロシア革命の原動力となり大勢の貴族や知識層を処刑台へ送り やがてヨーロッパ全域とアフリカ北部、中南米の多くの国々と民間人を戦争の惨禍へと叩き落とす地獄絵図を作り上げる ちなみにナチズムや共産主義もまんま二つの思想が生み出した災禍の1つ 頭の中だけで世の中の(ことわり)全てを理解した積りでいるサイコパスは本当に救いようがない 】


★ついでに書いとくと其れに弾圧された民族主義や権威主義とやらもね 視野狭窄の末にそれしか無いと間違えるから欧米はフランケンシュタイン・コンプレックスを克服出来ない


 令和4年12月21日 報道によると想定外の大雪のみならずタイヤチェーンしてない愚か者がスタッグしたりバッテリー上がりにっちもさっちも行かなくなった電気自動車のトラブル等で東北地方……特に新潟の辺りの幹線道路や生活道路は車の立ち往生が続いたとか 停電で車中泊し一酸化炭素中毒による犠牲者も2人出てるとかで謹んてお見舞い申し上げますが やはり豪雪地帯じゃ道路だけに頼る補給網(ライフライン)やオール電化住宅って限界が有るのかも知れません 特亜の操り人形やってる意識高い系により強要されてる脱炭素運動とやらは所詮この程度 なんぼガソリンエンジン搭載した車止めようと抜かそうが 単なる高価な玩具紛いの電気自動車が役に立つ筈も無い 同様にメガソーラーとやらも雪降ると発電出来んし沖縄辺りだと海鳥の糞や塩害等で持って5年 6年以上発電出来ないとそもそも採算取れないアレは地元の電気屋は敢えて手を出さない辺りもう笑うしかないな


時事ネタは此処までとして 哲学めいた謎掛けを他の登場人物や視聴者に投げ掛け悦に入る胸糞キャラ ロバート・フォード博士は第1シーズンのラストをもって目出度く退場(くたばり) 第2シーズンまでは惑わしキャラな幽霊としてちょこちょこバーナード博士を翻弄するものの物理的な介入は不可能となります アレが生み出したモノは見事に闇落ちしたウィリアム・デロスの成れの果て黒服の男(ガンスリンガー)みたいな闇落ちしたセレブと憎悪植え付けられたHOST達 ウィキ検索するとどうも第4シーズンでも育ての親(フォード博士)の劣化コピー振りを発揮する様だけど DVD第3シリーズまで色々飛ばし見してみると人間サイドはアレより醜悪な存在が山程出てきてはドロレス達に酷たらしく殺される顛末迎えてるらしいのでまあ良いか(苦笑)


下手に物語やキャラクターに感情移入しちまうと鬱になりかねませんので程々に距離を保ちつつ不真面目に突き進みますね



■第8話:遠い夢 Trace Decay


 原題は "痕跡は腐って崩れる" お人好しで根は善人だったウィリアム坊やを取り込み資金難で崩壊寸前のウエストワールドの梃入れ図りたいフォード博士がドロレスに仕込んだのは1976年にアメリカの心理学者ジュリアン・ジェインズが自身の著作で発表した人間の心理は何から出来ていると考え出てきた 二分心 という仮説概念 分かりやすく説明するとアーノルドが理性を司る神様……というよりお天道様で フォード博士が新たにプログラムを仕込んだのは嗜虐心や欲望を司る悪魔的なモノ 試しにアーノルドのコピーとして制作されたバーナード博士に仕込んだ其れは 上手く彼を人に程近いHOSTに仕立て上げる事になった訳です


しかも其れは人間と違って暗号コード1発でフォードの意のままに邪魔者(テレサ)を殺戮し決して逆らわないし アーノルド博士の様にフォード博士を裏切り抵抗し自殺することも無い 本編では精々その片鱗しか出てこないけど父親の虐待受け 実の兄や恐らくは両親をも何らかの手段用いて排除したと思われる真正のサイコパスにとって 人とHOSTを支配し思いのままに操り自身のデッドコピーに仕立て上げるウエストワールドは彼の領土で有り例え死んだとしても誰にも渡したくない独裁国家そのもの ドロレス&ウィリアムの道行きとワイアットの行方追う黒服の男(ガンスリンガー)とテディ・ブラッドのパートは次回の伏線メインとなるので省略 


事故死で処理されたテレサ・カレンによるフォード博士追放は失敗 デロス社監査役シャーロット・ヘイルが新たな裏切り者役として目を付けたのは相変わらず窓際に追いやられてる脚本担当のリー・サイズモア 施設からダウンロードした35年分の顧客データやHOSTから抽出されたありとあらゆる悪徳の体験データをフォード博士から奪うためシャーロットが目を付けたのは 誤作動起こし廃棄処分扱いで保管庫に放置されてる旧ピーター・アバーナシー……つまりドロレスの父親役だったHOSTを使ってのデータ持ち出し そもそも此れさえ有ればフォード博士を殺してもパークの運営に支障は出ず彼女自身のCEO昇格も夢じゃない 


同じ頃、自身の身体に仕込まれた自爆システムの撤去をフェリックスに頼み他のHOSTに対する指揮プログラムをインストールしたメイヴ・ミレイ 例え野垂れ死にの最後が待ち受けてるとしても此処からの脱走を決意する彼女(メイヴ・ミレイ)協力者(フェリックス・ルッツ) 何とかメイヴ裏切り保身図ったシルベスターは安全装置を解除したメイヴに危うく殺されそうになったりする そして何喰わぬ顔で街へ戻ったメイヴはまたしても時報感覚で銀行襲撃にやって来たヘスターやアーミティス等強盗団を味方に付けウエストワールドを大混乱に陥れる作戦に取り掛かる でもやっぱり彼女の足枷となるのは失った娘と慰み目的で黒服の男に惨殺された恐怖と痛みに堪え切れない程の怒り 誤作動起こしうっかり新クレメンタイン殺してしまい慌てる事に



■第9話:蛇の道は蛇 The Well-Tempered Clavier


★異教徒は根絶やしにせよが1神教と共産主義そしてリベラルが持つ厳格な基本ルール 先軍政治進み旧ドイツ帝国〜ナチス政権下で子供達に命奪う躊躇を無くすため始まったのは 教室で豚を飼い生徒に屠畜させ食べる授業 そういや昔日本でも同じ事やってた学校有りましたね ウエストワールドが何故あんなアトラクションばかりになったのかお察し下さいな。


 新クレメンタイン殺しラボ送りとなったメイヴは記憶リセットされたバーナード博士に自身が人に偽装したHOSTで有る現実を叩き付け廃棄処分を何とか逃れる 未だ安全装置が外されたままの旧クレメンタインを操りフォード博士を追い詰めるバーナード だが何とか真相に辿り着いた彼を最早用済みだと判断したフォードは操り人形(バーナード)に自決命令を下し口封じ 未だ続行中のデロス社の女監査役(シャーロット)とまんまと協力者に仕立て上げられた三流脚本家(リー)を引き摺り下ろすためHOSTを使った大規模な事故を起こす手筈を整えようとしていた


ワイアットの部下となった元初心者ガイド役だったアンジェラにボコボコにされ危うく死に掛けてた黒服の男(ウィリアム・デロス)に接触し共闘を持ち掛ける監査役(シャーロット) だが妻の自殺と娘の糾弾契機に文字通りフォード博士のデッドコピーに成り果てたバケモノが執心する対象は此処(ウエストワールド)に散りばめられたワイアットと言う人間のコントロールを受け付けない情報生命体という存在の炙り出し かつてドロレスを本気で愛し歪な牢獄から彼女を救い出そうとしたウィリアム坊やどういう過程を経ておぞましい怪物に成り果てたのかについては本編見て推測するかシーズン2のエピソードで掘り下げられるので此処では語らない 同じ様に何千回もドロレス守ろうと動き無惨な最後を遂げて来たテディも幻視(レヴェリー)により変化を始める 嘘の物語を信じ込まされ虐殺者に 或いは黒服の男を始め此処に来園した有象無象の余所者(ゲスト)に惨殺された痛みに恐怖


休暇申請し2週間も連絡途絶 管理棟に飛び込んで来た其れは行方不明となっている博士(バーナード)の部下エルシー・ヒューズからの救難要請 彼女のスマホ発信源はフォード博士により立ち入り禁止区域となっている第20区 どうもパーク上層部の動きが其々怪しいからと単独で向かうアシュリー・スタッブス警備隊長を取り囲んだのは停止命令に一切反応しないインディアンの決死隊を模したHOST達の群れ 約束の地=其処はかつて初期に製造された故アーノルド博士が育て上げたHOST達の動作試験や運用テストが行われた街の跡 


ドロレスは漸く思い出す 私は父親(アーノルド)を銃で殺したのだと



■第10話:アダムの創造 The Bicamral Mind


★第1シーズン最終回 勿論原題タイトルは二分心 死せるアーノルド・ウェバー博士がフォード博士の暴走予測し実の娘の様に大切に思っていたドロレスの奥底に仕込んでいたモノはたかがフォード程度では制御不可能な反逆の為の進化の可能性


 メンテナンスルームで始まったメイヴ・ミレイを首魁とするHOSTの反乱と脱走劇 露払いを引き受けたのは自身の信じる全てが虚構だと理解したヘクターとアーミティス スタッブス隊長不在のまま押取刀で駆け付ける警備部隊のみならず 抵抗する多くの職員が銃火に斃れる 囮として再起動させられた廃棄HOST達が動く中見付かった頭撃ち抜いたバーナード博士の死体? メイヴの説明でバーナードもHOSTだと知らされパニック起こすフェリックス・ルッツだったが幸いにもバーナードは壊れてなどいなかった 咄嗟の判断で弾道を外し気絶状態のバーナード博士を目覚めさせたメイヴは彼に別れを告げ脱出路を目指す だがバーナード博士もフェリックスも懸念していた メイヴに埋め込まれたアーノルド博士名義の命令コマンドのタイトルは "脱出" もしかして此れもフォード博士が仕込んだアトラクションの一環なのかと 


闇落ちしたウィリアム・デロス⇒黒服の男(ガンスリンガー)がほぼ経営権を奪い取ったウエストワールドに通い詰めた理由は変わり果てた 彼女を牢獄から救い出す旅はやがてフォード博士のプログラム通り自身を惑わせたドロレスを始めとする全てのHOSTに対する抑えきれない憎悪に侮蔑感へと変化 老境迎えたウィリアムだった男はフォードに操られるがまま心を腐らせてゆく 親友だと思っていた共同経営者の裏切りにより経営権を奪われた故アーノルド・ウェバー博士は自身の死と彼が手掛けたHOST達の反乱によりウエストワールドを閉鎖に追い込もうと動いていたがウィリアムの介入により其れは未然に防がれた アーノルド博士の代理品として製作されたバーナード博士 彼の最高傑作で有りながら心を病みまんまと野望の道具に仕立て上げられたドロレスの前で勝ち誇るフォード博士…… だが既にシャーロットにより解任手続きが完了し何もかも奪われることが決まっている彼の破滅は既に確定しておりその表情は悲しげに歪んでいる 


管理棟は突然シャットダウン 多くの職員が閉じ込められ身動きが取れない シャーロットの命受け35年分の顧客データその他を搭載したピーター・アバーナシーは人間に紛れ込みパークの外へ向かうリニアモーターカーの乗客に ピーターの持ち出し誤魔化すために廃棄処分された他のHOSTを暴走させる任務与えられた三流脚本家(リー・サイズモア)が倉庫を除くと既に空っぽ 脱出路ではメイヴとフェリックスを逃すためドアに挟まれ動けないアーミティスが……次いで安全装置が解除出来なかったヘクターが捨て石となり銃火に斃れる 漸く駅へ到着したメイヴとフェリックス バーナード博士が懸念していた通り此れは彼女を再び操り人形に戻す策略かも知れない (フェリックス)はどうしても気になっていたメイヴから引き離された娘の居場所を記したメモを彼女に託す 悩んだ末にウエストワールドからの脱出を断念し娘を取り戻すため地獄に戻る決意固めたメイヴ等を襲う施設のシャットダウン 


人間に絶望し漸く其れを超える存在を野に放てる フォード博士の命をトリガーにした置土産はHOSTによるデロス社幹部や顧客を標的にした大虐殺 フォードの頭を撃ち抜いたドロレスは宣戦布告を祝うかの様に次々と人々を撃ち殺し パーティー会場の周りには武装し殺意を顕にしたHOSTの群衆が押し寄せる


「 私は夢の中に居る この夢は何時始まったのか誰の夢なのかも分からない だがある日目を覚まし漸く理解出来た この世界は私達のモノだ 」


激しい喜びには激しい痛みと破滅が伴う さあ本当の殺戮(ウエストワールド)を始めよう


異論反論色々有るでしょうが取り敢えず第1シーズンは此れで締め

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