宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士達 嚆矢編 17年
2017.4/20~4/24脱稿4/25投稿
すいません法事で遅れました。ついでに原因不明のアクセス不可が数日の間、夜21時~0時まで続き文章書けませんでした小説は読めるのにログインが出来ない(泣)
旧作のアレと違い<ヤマト2199>のキャラクター達は割とお気に入りで<星巡る箱舟>を最後に幸せな人生歩んで欲しかったのですが…頼むから敵味方双方皆殺しは勘弁して欲しいなと思います。
【アンドロメダ級戦艦は観たいけどあのキャラクター達の悲惨なラストは観たく無い…流石に乗員戦死率90%超えな旧作通りだったら泣くぞ…なリメイク版が始まりました。という訳でネタバレ上等の感想です。未見のお客様はバック下さいな。】
※嚆矢(こうし.あるいは“かぶらや=鏑矢”と読む事もあります。)戦国時代は法螺貝同様、開戦を告げる合図→転じて破魔矢となりました。音が鳴る=魔除けの意味を持つ弓矢です。勿論私も読めなかったから自戒を込めて書き残します。まあ普段は使わないしねぇ。
元版は映画館を阿鼻叫喚の渦に巻き込んだバッドエンド作品(でも昭和だったから破滅の美学で売れたのよこれが)ワイドショーで色々情報仕入れてた幼児の私は絶望的な展開がしっかりトラウマとなりました。で、あまりの映画の人気に第1シリーズの再放送だけでは終わらず当時絶大な人気が有った<銀河鉄道999>と同じ時間に勝負を挑んだ作品が今回の物語のオリジナル版<宇宙戦艦ヤマト2>です。確か原作者“松本零士(色々壊れる前)”は<メガルーサ級戦艦>やキャラクター原案に協力してました。
※当時、銀河鉄道999が確か金曜夜19:00の王者として君臨。<ムーの白鯨>に<宇宙空母ブルーノア>等様々な作品が帰り討ちにされ苦肉のアイデアが同じ松本零士(厳密にはキャラクター・デザインと漫画版担当)作品だった訳ですよ。対決は<宇宙戦艦ヤマト3vs1000年女王>迄続きます。映画がヒットしたから様々な物語で“さらば”あるいは“さよなら”が乱用されました。<さよなら銀河鉄道999>てのも在りましたっけ、もっとも近頃じゃ“縁起を担いで”敢えて使わない事が多いそうです。
尚、映画の元ネタは1972年に翻訳されたアリステア・マクリーンの滅びの美学を描いた名作小説<女王陛下のユリシーズ号:H.M.S.Ulysses 1955発表>の応用作だったりします、第2次世界大戦時代の北極圏における壮絶な船団護衛の顛末(勿論架空ですよ)未読なお客様には是非挑戦して下さいとだけ書いときます。2005年迄延々と再版されて第25版まで日本で増刷された物語です……映画化して欲しいけど、壮絶な気象状況の映像化に絶望的な状況を我が身を犠牲にくぐり抜ける登場人物達を再現出来る役者が居ないから多分アニメでやるしかない作品かも知れませんね。
前作<宇宙戦艦ヤマト2199>の完結編<2199星巡る箱舟>を最後に出渕 裕 監督が降板。流石にあそこまで綺麗に纏めたラスト…正直テレビ放映のラストはアレにするべきだったと思います。デスラーの最後~森船務長死にかけからの復活は今回必要無かったと感じたのは私だけでしょうか。
沖田艦長のアレは必要だったけどな。
ニュースサイトで新シリーズ製作&監督が<ガンダムUC>の福井晴敏(実際は物語再構成と脚本による辻褄合わせ担当)&羽原信義(古いアニメ知ってる人なら究極のシスコンヒロイン.レイナ・ストールの産みの親<ヤマト2199>でコンテと演出担当)コンビと聞いた時、私はかなり複雑な気分でした。
まあ今回は余計な心配だったかも。但し<ヤマト2199>同様、ちょっとだけ物足りない点やイラッと来た場面は有りましたけどね、とにかく<メガルーサ級戦艦>が大量登場→しかも弱いって何故なんですかロム兄さん(笑)映画でガミラス艦隊を壊滅状態に追い込み、あのヤマトすらも接近戦でギリギリの勝利だったアレが<ムサイ級巡洋艦>みたいに<改金剛級戦艦ゆうなぎ=古代艦長>の機動戦で簡単に沈むのは微妙に納得がいきません。むしろ対策知ったガミラス艦隊が帰り討ちにするならなんか合点がゆくのですがどうなんでしょう?
【今回は物語のプロローグという事でズヴォーダー大帝やテレサ・テレザートは顔見せ程度。初恋の相手が今回はあのバケモンの娘が演じてると知り色々複雑な気分です。まあ、変なアイドルよりは期待出来るけど妖精キャラは無理じゃね】
※冒頭テレザート星攻略シーンが始まりますが“イミフ”な理由で攻撃中断→ガトランティス地球へ移動となりますまあアレは第二章以降に説明あるのかね?
地球滅亡の危機はコスモリバースで救われたが、戦いは終わりません。ガミラス総統.アルベルト・デスラーの失脚を継起にイスカンダルのスターシアの仲介でガミラスとの和平を結んだ地球は、今度はアンドロメダ星系を占拠し他星系へ魔の手を伸ばすガトランティス帝国との泥沼の戦争に突入してしまいます。物語は太陽系からそう離れていない辺境星域.ガミラスが第8浮遊大陸を設置し後方拠点とした星系がガトランティス側に占拠→奪還作戦のシーンから始まります。
<メダルーサ級戦艦の火焔直撃砲対策>の為、改装されたガミラスの<装甲板増設型ゼルグート級戦艦>を先頭に地球・ガミラス連合艦隊は大損害を受けつつも戦闘を続けますがガトランティス側が<カラコルム級超大型戦艦>投入により形勢は一転不利、ところが地球艦隊には禁断の奥の手がありました。極秘に投入された新型戦艦アンドロメダの<拡散波動砲>によりガトランティス艦隊を殲滅。戦闘は終わったかに見えましたが、波動砲を生き延びた大戦艦は空間跳躍(ガトランティス版ワープ)地球圏へのカミカゼ攻撃の危機を直感的に察した<古代艦長>と<森雪>そして<真田さん>の機転でかろうじて最悪の事態を免れます。
ヤマト元乗組員全員が体験した怪奇現象と、ヤマトだけが受信した謎の星図とメッセージという謎を残して。
ガトランティスのイメージって<箱舟>の大都督やガミラスの捕虜収容所のアレを観た為か今回の登場シーンは<カラコルム級大戦艦>出現シーンも含めなんかイマイチでした。やっぱ戦闘開始は“太鼓叩いたり、剣を抜いて気合いをあげるシーンがないとガトランティスじゃないです”地球艦隊についてもなんか素人臭い戦い方が目立ちます。ガミラス艦隊も今回はガイペロン級多層式航宙母艦(リメイク版は4層式に近代化・旧三段空母)ゲルバデス級戦闘母艦(旧戦闘空母)もポルメリア級強襲航宙母艦(円盤型のアレ)すら無くなんか“ロボット(ガミロイド)操艦”な感覚抱きましたが実際の所どうなんでしょうか。ここら辺りは次回を待つしかない状態です。
※買ってて良かったDVD(笑)映画館もテレビ放映も沖縄だとアニメの視聴自体なかなか厳しいからAmazonで購入したのよ。レンタルDVD店が激安でも採算取れる理由はテレビ自体“左寄りで番組つまんないと”誰も見ないからです。ちなみにプラモデルは当時一個100円。アンドロメダも主力戦艦も沢山揃えて親にどん引きされた馬鹿は私です。
※映画版は上田みゆきさん(佐々木いさお氏の嫁・南原ちずる)が演じてた筈ですが<ヤマト2>版は岡本茉莉さん(ヤッターマン2号ことアいちゃん役)がテレサ役でした。ついでにPS2版のゲームでは岩尾潤子さん(カードキャプターの知世役)が演じてます。悪いね、声フェチなのですよ私は。
【西暦2202年.地球圏の人口はガミラス戦以前から1/3に激減。だからってイスカンダルのスターシアさんとの約束破る言い訳にはならんわな。何故かヤマト反乱未遂事件の黒幕でガミラスとの戦争を引き起こした無能=芹澤がいけしゃあしゃあと未だに地球連邦上層部に居たのは不愉快でした。】
ヤマト地球帰還から3年……地球連邦の全権大使を兼任していた筈の沖田艦長とスターシア女王陛下との約束は“たかだか1戦艦の艦長による口約束だから関係ないもん”と政権代われば総てご破産な中国や●国みたいな倫理で反故にされ<波動砲艦隊整備構想>の元、アンドロメダ級戦艦の大量配備が始まっています。
※アンドロメダ.アキレス.アルデバランまでがアンドロメダ級前期型.因みに艦載機はヤマト同様36機。サイズを拡大して艦載機180機搭載.24機同時発艦可能な戦艦空母型はアポロノームとアンタレス。アンドロメダ級は第2話段階で5隻が進水式を迎え実戦配備。更に“旧名・主力戦艦”が大量建艦中。技術協力にはガミラスのある勢力が関わっています…まあ、肌の色から判断したんだけど、もしかしたらガミラスの披征服を受けた星系の人々の可能性もありますね。
ここら辺りは続き待ちです。流石に旧作の設定や時代背景は使えませんから。
<波動砲艦隊>による先軍政治に批判的な土方さん等のメンバーにヤマト元乗組員達は、復興支援あるいはガトランティスの脅威に対抗する名目でバラバラに配置され密かに監視されていました。失望したメンバーの中には軍を去り、民間企業で復興作業に勤しむ元乗組員もいます。
ガミラス側も似たような状況下にありイスカンダルの理念を放棄し禁断の技術開発に邁進する勢力とガミラス・地球大使<ローレン・バレル>駐在武官<クラウス・キーマン>の様に事態を憂慮する勢力の内紛が始まっていました。
第1話で乗組員達が体験し何故かヤマトにだけ届いた謎のメッセージ。事態をもみ消したい勢力(黒幕は例によってあの芹澤)に狙われた古代はガミラス駐在武官クラウスキーマンに助けられ、月面に建設されたガミラス大使館へ向かいます。謎のメッセージの正体を知るガミラス大使ローレンバレルと極秘裏に会談を進める為に。
【オリジナルのストーリー展開に陰謀じみた数々の謎は楽しめましたが今回の物語の最大の欠点は主題歌が無い事と場違いなあのエンディング…懐かしいけど今更な沢田研●です。】
やっぱり宇宙戦艦ヤマトの主題歌には佐々木いさお様が居ないと駄目だわ(笑)映画ではあのモジャモジャのおっさんのバイオリン演奏に違和感しか感じなかったんですが今回受けた印象もそんな感じです<ヤマト2199>テレビ放映版の主題歌もゴミでしたしね。はっきり言いますけどさ。
タイアップは韓流ドラマだけにしてくれよ。私は殺されても見ないから
とまあ今回はこんな所ですかね。ではまた次回。
追伸:色々映画観たけど当分はアニメネタ続きます(笑)軒並みハズレだったんだよぅ(涙)




