リコシェ 91年
2023年8/7〜8/8タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
一応ダイ・ハード シリーズのスピンオフ作品だそうですがダーティ・ハリー シリーズの没案でもあるZ級アクション映画
【 残念ながら当時の文献手元に無く裏取りは取れなかったけどダーティ・ハリーのシリーズ4作目或いは5作目没案の再利用 クリント・イーストウッドは当時既に50代後半=普通の刑事物ならとうの昔に現役退くか転職し第二の人生送ってる年齢だからこんな形となるのは有り得たかも? なお出演はデンゼル・ワシントンですがDVD化の際に吹替は東地宏樹さん ベテラン俳優のジョン・リスゴー演じるラスボスの吹替を大塚明夫さんがやってるから中身入れ替わったみたいで滅茶苦茶愉快な事になってます とは言え没案なだけに色々転用されてる描写有りまくり 普通の俳優さん達だったらビデオスルーだったかも 】
★ビデオ化の際に"リコシェ/炎の銃弾"に改題……意味不明なタイトルで映画もビデオも評判どうだったかはお察し下さいな
原題:RICOCHET
跳弾=跳ね返った弾丸の意 大概大怪我の元となる
アメリカ 劇場公開作品
1992年 日本 劇場公開
❖女性レポーター/ゲイル・ウェルランズが登場するダイ・ハード外伝枠
令和5年8月7日 何とか台風6号の暴風圏内から抜け出し家の近所で土砂崩れまで発生させた線状降水帯による横殴りな豪雨も一段落 ということで"ビッグ・ウェンズデー"の話投稿した後は家の前の道路出て竹箒と塵取り手にひたすら降り注いだ枝葉をお片付け 湿ってたり車に轢き潰されてたりと決して舐める様に綺麗という訳ではないにせよちょっとした有料駐車場程の範囲な歩道と車道はうっかり積もった葉っぱで滑ったり枝刺さりパンクや怪我しない程度には片付けられたかと 家人もそうだけど隣近所は溜まった洗濯物をコインランドリーに持ち込んだり備蓄使い果たし心許ない食糧の買出しに出てましたから独りで終わらせましたとも
なお此れからあの呪われた半島へ向かう台風の影響喰らいそうな九州在住の皆様は前もってカセットコンロとガスボンベ 袋麺や缶詰等、断水した時に備えペットボトルに水蓄え冷凍しとくことをお勧めします パン購入も悪くないけど早い者勝ちな競争になるぞ 停電しても30時間ぐらいなら凍ったペットボトルで時間稼ぎ出来ますしね 今回の台風では近所のとある移住者が家屋の屋根に設置したソーラーパネルは笑えるぐらい役に立ちませんでした そもそも雨天は発電量悲惨だしなアレ 一時期CMでもやってた電気自動車使った外部電力供給もアレやるぐらいならガソリン式の発電機使った方がマシだった なんせ電気使い切ったら延々8時間も充電しないと買い物行けないし 台風Uターンで切羽詰まった彼等に色々分けて感謝されましたとも 勿論電動バイクも充電四時間で精々40kmしか走らんから郵便局も何処からか引っ張り出してきた郵政カブ走らせ対応してます 此処まで書いててニュース見て突っ伏したけど台風7号も関東直撃コースなんだね
報道によると8/9予定の長崎原爆慰霊祭も屋内開催になるとかで一安心 今年は割とどぎつい暑さだし屋外開催なんてもってのほか 広島でも式典台無しにしようと屠畜される豚みたいに反社パヨクが喚いてましたが 露助や中共の侵略戦争に協力する半島生物ばかりな自称日本市民とやらは吹き飛ばされるか暑さで熱中症になっちまえ 勿論アレ入国させ嫌がらせに協力してる日本共産党と立憲共産党も同罪さね
【 主演がデンゼル・ワシントンだから1年遅れとは言え日本でも劇場公開されましたが 肝心要のその内容はピチピチタイツやけばけばしいカラーリングで戦わないマーベルコミックみたいなキワモノです(苦笑) ダイ・ハードと同じ時系列で登場人物も被る誰彼構わず死屍累累な物語展開 ティム・バートン版バッドマンのジョーカーみたいな悪役が思わず真顔でアイツ狂ってると慄くキレ散らかした主人公も大概イカレさん まともなキャラクターなんて何処にも居ないSAN値ガリガリ削られるB級どころかZ級な気狂いストーリーですのであまり深読みせずサラッと流して下さいな 】
★ただ本作劇場公開当時は荒唐無稽だった粘着性の逆恨み犯罪者って 前科持ちが成人男性の八割越える令和5年の今のアメリカじゃ割と沢山居そうです その大半は想像力が欠課し掛け算も割り算も出来ないゴブリンモドキだけどね
「 ストリートバスケをやるなら自分が黒人になった積りで立ち向かえ 白んぼも黒んぼも違うのは見た目だけ体力も度胸もそう違いはないよ相棒 」
1984年6月、オリンピック開催特需で街の再開発が進むカリフォルニア州ロサンゼルスの黒人街 ストリートギャングで幼馴染みなオデッサ等と小銭賭けバスケの試合を楽しんでいるのは警察官の仕事に付いて4ヶ月のP.Kことニコラズ・スタイルズ巡査とユダヤ系のラリー・ドイル巡査 真面目な輩は眉を顰めるだろうが此れは馴れ合いなんかじゃない仕事とプライベートを割り切ってるだけだ 牧師の息子という理由でそんな渾名で呼ばれる清濁併せ呑む性格な主人公は警察官の仕事で学費稼ぎUCLAの夜間大学通う苦学生でもある 俺はいつか大統領になってみせると公言してるニックと後に妻となるアリスとの出会いシーンを挟みつつ週末のイベント警備シーンへ
オリンピックを記念し開催された移動遊園地に集う人々 解体予定の廃ビルの中ではお祭り騒ぎに塗れて麻薬取引やってる中国系とヒスパニック系のマフィア達 彼等の取引にカチコミ掛けヘロインも現ナマも横取りしようと部下連れてやって来たのは長年マフィアの殺し屋として汚れ仕事に携わるアール・タルボット・ブレイク 花火の音に紛れ改造ショットガンで元雇い主達を皆殺し まんまと勝ち逃げする筈がヘマやらかした 部下は呆気なくドイル巡査にボコボコにされ窓ガラス割り飛び降りた先には銃を構えるスタイルズ巡査 咄嗟に通りがかりの女を人質にしたが あろうことか銃向けたままストリップ始めパンツ1丁の主人公に徴発されたブレイクは特ダネ狙いのマスコミが構えるビデオカメラの前で徹底的にボコボコに
兼ねてから警察官のイメージ低下に困り果てていたロス市警のエリオット本部長/プリシラ・ブリムリー判事/ファリス黒人市会議員は、黒人で苦学生のニックとユダヤ系のドイル両巡査を英雄として担ぎ上げるため 翌朝、2人をパトロール警官から巡査部長=刑事に昇格 正攻法ではとうてい探し出せない凶悪犯を次々検挙 1986年、夜学卒業した主人公は検事補の道へ進みアリスと結婚し娘授かり ドイル巡査部長も捜査主任に昇進 今度は検事補と腕利きの捜査主任として連続殺人犯を法廷でも追い詰める多忙な日々を送っていた なお真面目一辺倒な普通の検事補と違いニック検事補の被告人尋問も裁判員へのアピールもシモネタにブラックジョーク交じりな庶民派路線 相手の弁護士や裁判官もうっかり笑わせる独特の掌握術というか扇動能力は日本語吹き替え版の方がより楽しめます
で……この映画がキワモノなのはまるで虎の穴=悪役レスラーもといサイコパスな凶悪犯罪者養成所と化してる警察病院で覚醒 カリフォルニア州重犯罪者刑務所で生まれ変わるラスボスの突然変異
腕利きの殺し屋から間抜けなゴミクズ扱いされる様になったアール・タルボット・ブレイク受刑者は一念発起 自分をドン底人生に叩き落としたニックを逆恨みしテレビや新聞等々で持て囃される主人公の動向を絶えずチェックしながら身体鍛え上げ囚人同士の殺し合いで次々名を挙げ アーリア人兄弟会なる務所内マフィアのスカウト受ける 逮捕から7年後、遂に地方検事や弁護士に顔見知りの本屋の爺さんや看守達を皆殺しにし刑務所脱出 その後協力した同僚をも手に掛け自身の事故死偽装 崇拝者だった囚人を部下にしロサンゼルス市内に潜伏 主人公に盗聴器仕込み弱みとなる家族や仲間達をリストアップ 割と付き合い長い女性突撃レポーターのゲイル・ヴェルランズから脱走したブレイクが焼け焦げた移動図書館車の中から焼死体として見付かった云々聞かされるが 多忙な主人公はそんなクソ間抜けな殺し屋のことなんか全く覚えてなんかいなかった
地方検事補から政界の道へ ダウンタウンに青少年健全育成センター進出させ 此処を黒人スラムから希望の街に 身体張りマフィアのトップに登り詰めたオデッサ達をも仲間に引き込み始める大改革 だが清掃業者としてスタイルズ邸に出入りし何も知らないアリスや2人の娘とも友誼深めたブレイクは陰惨極まる嫌がらせを開始する ゲイルも所属するテレビ局チャンネル11で生中継で行われたチャリティーイベントの収益金1万ドルを強奪 ファリス議員を自殺に見せ掛け殺害し主人公と議員がチャイルドポルノの闇商売に手を染めたと流言飛語 此方の方が面白いからと掌返したゲイルとチャンネル11のワイドショーは主人公達のバッシングを開始 拉致監禁の末の拷問をもヤラセと演出し家族からも疑いの眼を向けられる最中 主人公の眼の前でドイル主任刑事が撃ち殺され親友の殺害容疑まで掛けられたニックは遂にブチ切れる
オデッサ等が麻薬精製から手を引いた廃ビル兼工場買い取ったブレイクとキムは得意の極みに有ったが突如地獄の底に叩き落された 金の卵生む筈だった麻薬工場はマスコミや警察集め独演ショー始めた主人公により爆弾で木っ端微塵に吹き飛びキムはオデッサ等に拉致され青少年育成センターとなる筈の建築現場に磔に 煽られ耐性皆無なブレイクはキムに間抜け呼ばわりされ思わず射殺 主人公に誘われるまま巨大なジャングルジムに登り殺し合いを開始 周りではオデッサ等黒人マフィア達が警察やマスコミに野次馬集めブレイクの醜態は全米生中継 そもそも鉄筋だけのこの建設現場こそが糞野郎を地獄の底へ叩き落とす罠だった
「 正気無くすって楽しいな解放感があるよ‼ 」
ブレイクを生贄の豚呼ばわりし徹底的におちょくり捲る主人公達が仕掛けたのは電気罠 塔のてっぺんから感電し落下 鉄骨に串刺しとなる無惨な最後を迎えたブレイクと磔となったキム 裏方はさっさとズラかろう オデッサ達に声を掛け今週土曜日にまたバスケやろうと笑顔向ける主人公 再び掌返しして容疑者から再び英雄となった検事補のコメント貰おうとするゲイルの目の前でカメラを止めたニックによる長い長いお説教タイムが始まる所で物語はエンドロールへ
「 俺とお前 同い年なのにこの違いは何だ(怒) 」 本編最大の突っ込み要素が劇場公開当時御年46歳なブレイク役のジョン・リスゴーが物語設定30手前 実年齢は37歳だったスタイルズ検事補役のデンゼル・ワシントンとの遣り取り…………どう見ても親子ぐらいは離れてるような気が(汗) まぁ滅茶苦茶大人気ないラスボスだから精神年齢は大差無いかも知れないがもうちょい何とかならなかった?




