狼男アメリカン 81年
2023年6/27〜6/28タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
【 どうせ低予算のホラー作るなら友人達で結託し其々の得意な手札で同じ題材取り扱ってみようか? ヘラルド2作品とワーナー1作品による製作会社の垣根乗り越えモチーフにしたのは人狼或いは狼男と呼ばれる獣憑きや伝染病の具現化 と言う訳でスタントマン上がりなジョン・ランディス監督が狙ったのはホラーと英国風ブラックコメディの融合 ついでにこの頃から世界中で様々なトラブル起こして旅行先のみならず家族や現地アメリカ大使館にも滅茶苦茶迷惑掛けてる自分探しのバックパッカーがただ酷い目に合う物語を 】
★笑えないのが英国風ブラックユーモア 惜しむらくはそれでも声優さんのアドリブと台詞のタイミングが滅茶苦茶面白かった日本語吹替版はソフト未収録
原題:AN AMERICAN WEREWOLF IN LONDN
ロンドンのアメリカ人 狼男
アメリカ 劇場公開作品
日本では1982年 劇場公開
❖邦題の元ネタは多分、名古屋飯な台湾ラーメン・アメリカン
昭和40年代に販売始まり今ではイタリアンにアフリカンも有るそうな
勿論台湾にも当該国にもそんなメニューは有りません
原題の元ネタはパリのアメリカ人
令和5年6月27日 全国ニュースじゃ四代目 市川猿之助が母親の自殺幇助で逮捕とかグダグダに終わったプリコジとか言うハゲが頭目やってる傭兵部隊ワグネルのロシアに対する反乱云々がメインになってるんでしょうが 此処沖縄はどうも端から結託していたらしい玉城デニーと岸田首相がサミット目当てで仕出かした空と海からの特亜直行便解放により通算9度目のパンデミック=武漢コロナの感染入院者が急増中 梅雨も明け此れから長いサマーシーズンに突入するからと久し振りに旅行満喫するのは結構ですが 念の為、事前の予防接種やマスク着用にこまめに消毒を 買い物ついでに病院駆け込む奴等に近付かない様ご注意下さいな
"ハウリング 81年"でも説明したけど 昭和56年1月より日本で全国都道府県一律スタートで始まった"映画の日割引サービス"により初年度の国内&海外劇場公開映画は軽く400本突破 滅茶苦茶増えたお客さん捌きつつ右肩上がりな配給数をどうにかするため首都圏に至ってはオールナイト上映とか昼夜の出し物変えたりと大忙し と言う訳で劇場公開は来年度持ち越しとなった作品も多数に渡り色々大変だったとか…… シネコンなんて影も形もない頃だしね とは言え当時義務教育どころか小学校低学年だった私は勿論本作を劇場で体験しておらず初めて見たのはテレビ放映の吹替版 ホラー苦手な私でも声優さん達のアドリブでしっかり楽しめたんだけど 何故かレンタルビデオも字幕版のみ 日本限定だったコミカルなパッケージも権利云々でアウトとなり 正直センス皆無なアメリカ版のポスターパッケージにしたDVD版も原語版のみだからGEOがホラー映画のコーナー縮小しなければ借りてこなかったかな
シネマサイズのバージョンは今回初めて視聴したけど"ウルフェン 81年"同様、やっぱりエロ要素控え目だし笑えるシーンも1回字幕読んで反応しないと何言ってるのか半分程度しか分かりませんしアメリカ国内とか英語限定のジョークに至ってはもうね なお製作スタッフも出演者も総取替えした続編も劇場公開されDVDレンタルされてたらしいけど殆どの店舗で既にサービス終了扱いとかで私は終ぞ見た事ありません 脚本家締め上げたくなるレベルのポンコツ作品だったそうだけど此ればかりは個人の好き嫌いも入る訳だしなんともはや
【 その昔、イギリス最強のお笑いコンテンツの原点であるモンティ・パイソン・フライング・サーカスを始めあっちのコメディ番組で散々ネタにしてますが何故アメリカ人バックパッカーがウェールズの地元民に敬遠されるのか? 其れは行ってはいけない方向に足踏み入れ呆気なく遭難しかけるのみならず 地元民を閉鎖的な田舎者と馬鹿にしたり 本作撮影当時は大麻と性病でその後はヘロインにクラック 今ではメイド・イン・チャイナの致死性高い合成麻薬フェンタニルの運び屋だったりするから 令和5年現在、イギリスも持ち込まれた各種違法薬物が原因で河川からヘロインの成分検出されるなどしっかり汚染地域となってます 】
★ベトナムみたいに国によっちゃ麻薬持ち込みは死刑案件なんだが 日本でもそうだけど奴等国では合法なのに何故と騒ぎ立てアメリカ大使も介入するんだよ
1980年イギリス西部 ウェールズ地方 昼間でも仄暗い陰鬱な雰囲気漂う曇天と石ころ混じった何処までも不毛な荒野 映画オーメン三部作始めこの国を舞台にした様々な映像媒体でも割と引用されているこの地域の産業は専ら羊の放牧 画面の雰囲気を敢えてブチ壊ししているのはアメリカの古いカントリー風味なラブソング・青い月 ちなみに本編エンドロールでは敢えて黒人コーラスにアレンジした滅茶苦茶明るく陽気なバージョンが嫌味の様に流れるけど私は此れ大好きです そういやシャネルズ⇒ラッツ・アンド・スターも好きだったな ポリコレだか何だか知らんが日本人をJAP呼ばわりする癖に靴墨で顔や手足塗りたくるだけで黒んぼはどうしてああも泣き喚くのか 正直理解したくも有りません
当時のイギリスはEUの前身組織に加盟しヨーロッパの一員となったばかり 保守党マーガレット・サッチャー政権下、始まったのは右肩上がりの消費税増税と金持ちがより儲かる仕組みの所得税減税 割とリアルタイムで当時の海外ニュース見ていたお客様はご存知だろうけど財務省の飼い犬呼ばわりされた自由化とは名ばかりで場当たり的な経済政策は30%を軽く越える自国民の失業者を生み出し物価高は天井知らず 此れから世の中はどんどん悪くなる 放火と略奪により焼け野原と化したアメリカはニューヨークのダウンタウンや不法移民が暴れてるロサンゼルス程では無いにせよ 増税一辺倒なクソババア(当時主婦層からミルク・サッチャーと心底恨まれてる)のせいでウェールズ地方の羊毛も安値で買い叩かれてたから 場違いにも程が有る派手なカラーのダウンジャケットにリュック姿のお上りさんに向けられる眼は相当やばい
ヒッチハイクで3ヶ月掛かりのイタリア南部がゴールな大冒険 大学卒業したばかりのニューヨーカーなデヴィッド・ケスラーとジャック・グッドマンは 度重なる人狼による家畜襲撃事件で皆が殺気立っているイーストプロクターの町のパブで要らぬトラブル仕出かし夜の荒野で迷子に タイミング悪く雨が止み満月が辺り照らす中、コヨーテの様な何かに襲われジャックは即死 瀕死の重傷負ったデヴィッドは遠吠えと断末魔の悲鳴聞いて駆け付けた住民達により助け出される ライフル弾でトドメ刺された其れはコヨーテなんかじゃなく明らかに裸の男 画面は暗転し森の中を彷徨う悪夢からデヴィッドが目覚めたのは事件から三週間後 どうせ本当の事を言っても誰にも信じては貰えない 救急車手配し主人公をロンドンまで搬送させ事件の後処理行った現地警察はアレは異常者による通り魔殺人傷害事件として報告 元々ウェールズ警察と折り合い悪いスコットランド・ヤードのマクマナス巡査部長は被害者が本当は何を見たのか探り入れるが人狼云々な話は完全に主人公の妄想扱いでスルー
入院中も殆ど食物を口にせず悪夢に魘される主人公に惹かれ親身に面倒見てるアレックス・プライス看護婦の目的は勿論玉の輿 なにせジャックの遺体搬送等の後始末で判明したけどデヴィッドの実家はニューヨークの庭付き一戸建てでお手伝いさんまで居る高級住宅街の長男坊 そりゃあロンドンの狭いアパートでリストラに怯える看護婦生活とは天と地の差あるしな 吹替版でテレビで見た時は思わず大爆笑したイーストプロクターの住民達のみならず看護婦だけに通じる下ネタ(ユダヤ人は割礼されてる云々)とか何処までもフラットだけど立ち振舞が明らかに変人なJ.Sハッシュ医師 悪夢に登場する人狼部隊をカリカチュアしたナチの登場とか色々挟み 遂に登場するのは死んだ筈の主人公の友人ジャック 人狼に殺された者は身体腐らせながら魂が成仏出来ない
『 お前しっかりアレに噛まれたろ あと2日でやって来る満月の夜から人狼になるから此れ以上被害者出る前にさっさと死んで共にアッチの世界へ行こう 』
なおカトリックやプロテスタントのみならずユダヤ教も自死はタブーだし 折角美人な看護婦と良い仲なってるし 俺未だ二十代でそんな理由で死にたくない 躊躇していたデヴィッドが突如発作に襲われたのは死霊が警告した通り満月の夜 夜勤で病院泊まり込みのプライスは難を逃れたものの その夜デート帰りのハワー・バーマンとジュディ・ブラウンのカップル 浮浪者のアルフとテッドにジョセフ 地下鉄駅内では偶々独りだったジェラルド・プリンズリーが喰い殺される 翌朝正気に戻った主人公が目覚めた場所はメス狼展示中のロンドン動物園の檻の中 全裸で走り回り開園したばかりの動物園から目撃者に変態呼ばわりされながらも女物のピンクのコート入手しアパートへ生還 同じ頃、密かにデヴィッドのカルテや異常な血液を調べていたハッシュ医師は搬送時の記録含め何もかもが改竄されてる事実に辿り着き 車駆りイーストプロクターの町へ やっぱり余所者には無愛想な住民達だったがこっそり声掛けてきた牧童の証言と警告から主人公が超常現象に巻き込まれた可能性を確信する
確か漫画"ヘタリア"とか"魔法使いの嫁"でもそんな描写有ったけどイングランド人はオカルト大好きなのだよワトソン君(笑)
満腹感に反比例するかのように伸し掛かる罪悪感と恐怖 プライス看護婦からも逃げ出したデヴィッドは自宅へ長距離電話掛け電話BOXの中で手首切って自殺しようとするが痛そうだし怖くて断念 ピカデリーサーカスの影の観光名所=昼間は誰も居ない24時間上映のポルノ映画館に潜り込み死霊の登場を待つ 腐敗が進み凄い姿になったジャックと共に主人公に自殺を促すのは昨夜人狼化したデヴィッドに殺され食われた6人の被害者 やがて夜がやって来た再び発作起こして人狼化したデヴィッドは遠吠え聞いて様子見に来た黒人客喰い殺し 駆け付けた所轄警官により映画館内に閉じ込められる 人を喰うバケモノが暴れてる 野次馬と共に駆け付けた応援の警官の抵抗虚しくシャッター突き破る人狼は偶々駆け付けた警部の首を食い千切り 辺りは逃げ惑う人々とハンドル操作誤ったバスやタクシーの衝突事故で阿鼻叫喚の地獄絵図 ハッシュ医師と共に主人公の殺戮止めさせるため駆け付けたプライス看護婦は警官隊により路地裏へ追い詰められた人狼を説得しようとするが 看護婦守るため警官隊はライフルを一斉発砲 身体のあちこち撃ち抜かれ裸で転がるデヴィッドを見て泣き叫ぶプライス 果たして彼は生きているのか死んでいるのか 画面暗転し物語は陽気なエンドロールへ
❖アラモを忘れるな…… ナチュラルに他国の領土侵略したり喧嘩売るくせに殴られたら逆ギレするのが典型的なアメリカ人 主人公とジャックは教科書通りアメリカ人正義感表す言葉だと勘違いしてますが かつてイングランドと散々やり合ったウェールズ人にしてみれば奴等の阿呆さ嘲笑うネタ 類似語にリメンバー・パールハーバーが存在する
❖カンパリ…… ミラノ在住のカンパリさんが発明したオレンジの皮やコリアンダー等その他薬草を漬けたビター系リキュール 当初はオランダ風苦味酒なんて名称だった 私は昔一本だけ買ったけど苦味はともかく甘みがなぁ(苦笑) 基本はオレンジジュースやソーダ割 イタリア旅行大好きなドイツ人なら必ず飲むそうな なおギネスは勿論アイルランドの黒ビール 私は国産のラガーより此方の方が風味強くて好みだけど大抵の居酒屋には置いてない
★本編唯一のエロ描写はプライス看護婦演じたジェニー・アガタの濡れ場ではなく ピカデリーサーカスの映画館で上映されてた滅茶苦茶シュールなポルノ映画 オーディオコメンタリーを担当したデヴィッドとジャック役の俳優さん達によるとこの二人……そのままノリと勢いで籍入れ結婚したそうな




