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トーマス・クラウン・アフェアー 99年

2021年11/15〜11/16タブレット端末にて執筆し夕方脱稿 即日新規割り込み投稿

法事=四十九日法要進めながら睡眠時間削り急ぎ執筆 明日は定期検診入りますので早めに寝ます 手直しは後日で勘弁を


【 "華麗なる賭け" のリメイク版ですが 何方かと言うとピアース・ブロスナンの出世作 "探偵レミントン・スティール" の平成外伝版と書いた方がしっくり来るかな 完全に別作品と割り切った方が楽しめます 怪人二十面相と同じで大勢の観客を驚かせ振り回し愉しませるためだけに盗み 女性口説き落とす技術を披露する正体不明な謎の怪盗紳士な主人公が大活躍する物語になりました。 個人的な感想ですが旧版のフェイ・ダナウェイはただケバかったけどリメイク版のヒロイン演じたレネ・ルッソの当時の顔はまんまIKKO&微妙に全盛期の山田邦子でしゃくれてるのが気になります 】


★整形美人なカマとイケメンの恋愛にしか見えなかったから吹替え無けりゃ物語にイマイチ集中出来なかったかも やはり自分でもマズいと感じたのか再整形してますが……今度は笑顔がジャック・ニコルソン なんでこうなった?


☆ハドソン・ホー……いえ何でも有りません 売り上げはそこそこ健闘したものの続編にして "トプカピ"リメイク版の "ザ・トプカピ・アフェアー" は製作お流れに 流石に20年以上続報無いしブロスナンもそろそろお歳だからアクションは難しいと思う 11/17追記:2022公開予定な泥棒義賊ミスフィッツって……まさかね?


原題:THE THOMAS CROWN AFFAIR

トーマス・クラウンの事件

アメリカ劇場公開作品

同年 日本劇場公開


 令和3年11月半ば "華麗なる賭け 68年" のリメイク版が有るよと知ったのは映画見て原稿纏めるため偶々Wikipedia検索してた時 劇場公開時やテレビ放映の際は全く気にも止めて無かったけど折角○○年振りにオリジナル版を最後まで楽しませてもらったから此方もレンタルやってたら取り上げてみようかと割引クーポン貰って探してみたら半ば埃被った状態で見掛けたからレンタル 主人公の立ち位置は同じ様で微妙に違ったり盗みのセンスが怪人二十面相なのが妙にしっくりきたりと色々楽しかったのでズルズルとストーリーに引き込まれました。 但し此れリメイクでは無いよね 小見出しにも書きましたがその昔日本テレビ系列で深夜放映してた海外ドラマ "探偵レミントン・スティール 83〜87年 全96話" の後日談みたいなモノと考え見た方が無難かと ストーリーも展開も似て非なる物語になってます アメリカンセレブなマックィーン版は現金とスリルだったけど英国怪盗紳士版なブロスナン版は絵画と思わせながら実は違うものを求めてるみたいだし


何にせよ多少なりともストーリー変えてあってホッとしました 全く同じだったら何故わざわざリメイクしたのか分からなくなるし リバイバル上映かテレビ放映待つしかない昭和50年代ならともかく 今じゃその気になればレンタルにNET配信だったりBS放送なんかでも昔の作品 但し名作に限る は割と簡単に視聴出来る環境で有る以上 出演者替えただけの劣化版は生き残れない ただ惜しむらくは主人公の犯行動機が予備知識持たないと全く見えない事 サスペンス要素入れつつ2人のイケメン取っ換え引っ変えなラブコメ風味の恋愛ドラマを其処までフォローするのもアレだけど色々モヤッと来るんだよ と言う訳で動機は状況証拠から適当に推測(でっち上げ)してます ご容赦下さいませ。


☆レミントン・スティール:80年代後半まで職業の男尊女卑が当たり前だったアメリカ合衆国(女性が正規雇用される様に法律変わったのは呆れた事に90年代半ば入ってから ちなみにフランスも同じ頃) 女性だけど私立探偵のライセンス取得したヒロインが依頼人からの門前払い避ける為、架空の探偵事務所所長レミントン・スティールを作り出したら 謎めいたイケメンが私こそ本物のレミントンだと纏わり付く事に ちなみに彼の正体も本名も不明だが推理と腕っ節は最強だった………まぁそんなストーリー 確か神谷明さんが吹替えやってた筈だけど私が見てたのAFNで放映してたオリジナル版だからヒロインの名前も細かいストーリーも覚えてません。



【 舞台は東海岸北部の大都市ボストンから少しだけ南のニューヨークへ とある理由で精神科通院を続けている主人公トーマス・クラウンのカウンセリングを行っているのは旧作でヒロイン演じたフェイ・ダナウェイ 人と関わり合う事は大好きなのに他人を決して受け容れない カウンセリングから浮かび上がる主人公の独特な価値観と抱える闇はまるで怪異そのもの そもそもトーマス・クラウンと名乗っては居るが果たして其れは本名なのか アイルランドで生まれ育ちイギリスの名門大学で様々な資格と人脈を築いた男の本質は決して明らかにされる事は無い。 】


★ちなみに旧作版はヒロイン27歳で主人公は38歳でしたが今作は2人共アラフィフな47歳……恋愛とかエロに関しても無理出来ない年齢だから色々キツいかも


 誰しもが唯一無二の存在になれる訳じゃ無いし良き後継者に成れる訳でも無い 1999年9月、未だ残暑に苦しむニューヨーク 僅か数十年でウォール街の大立者となり自社ビルを持つCEOに上り詰めたトーマス・クラウンが魅力を感じるのはオリジナルを超えたいと望み願い掛け金を積上げる挑戦者達 時に複製品(レプリカ)はオリジナルを超えたいと願う余り本物より輝く時が有る 彼は其れが何よりも愛しくて堪らなかった 元々アイルランド出身で成り上がるために英国紳士のルールを身に着けたアラフィフ男の趣味嗜好と美意識はどこか微妙に他人とズレている。 


マンハッタンの中心部ウォール街の名物はいつまで経っても改善しない朝の大渋滞 自宅マンションから毎朝運転手付きのベントレーで会社に通う彼の日課は出勤途中で渋滞捕まったら車出勤をきっぱり諦めメトロポリタン美術館に立ち寄り 朝飯として露店で買った大振りなクロワッサンを食べながら生まれ故郷を連想させる干し草と休憩する農夫を描いた絵をベンチで鑑賞する事 朝の美術館は来店者もまばら……本物の印象派巨匠達の作品が展示されているそのコーナーで唯一の偽物(レプリカ) ゴッホ『昼 休憩』の出自を知りながら誰よりもその作品を愛すクラウン社長の奇行は古参のキュレーターにはお馴染みの光景 だがその日に限り彼は敢えて展示室に時限機動式のヒーターを仕込んだアタッシュケースを残してゆく


何時もの如く歩いて自社ビルへ 決して権力をひけらかさない彼こそが多くの人々が出入りし様々な業種が出店してるテナントビルの持ち主だと気付いているのは1握りの警備員だけ 最上階のオフィスで主人公を出迎えるのは出自を問わず彼にスカウトされ育て上げられた部下達 同じ頃、クラウンが立ち去った美術館には中国からの美術品を搬入するトラックがやって来る 品目リストでは柩と言う事になっているがコンテナで持ち込まれたのは巨大な馬の石像 何にせよ今日は金曜日だから納品先と連絡取れるのは早くとも月曜日 コンテナを開いたもののそのまま倉庫に放置される事が決まった像の中から現れたのは東欧系な4人の男達 手慣れた感じでメンテナンスルームに潜入しセンサーの目を誤魔化しながら電子ロックや空調設備を止め キュレーターの扮装に着換え美術館内部へ潜り込む 


まぁ色々細かい描写を挟むがまんまと観客や担当キュレーターを騙し印象派作品コーナーを占拠した男達の犯行を阻んだのは 仕事を早々に終わらせ作品鑑賞するために空のスーツケースを手に再び美術館を訪れていた主人公だった。 異変を見抜いたクラウンの対応により本物のキュレーター達が駆け付け格闘戦の末に4人の男達は次々と拘束され 彼等と美術品をピックアップする筈だった盗難ヘリは仲間を見捨てて逃走 だが大混乱の最中安全柵が下ろされ密室になる筈だった展示室に潜り込み監視システムが全て止まった或いはとある手段で無効化された部屋からモネの『黄昏 ヴェネツィア』時価総額1億ドルを盗み出したのはクラウン 何喰わぬ顔で群衆や駆け付けた警官隊の列を突破 タクシー拾い自宅マンションへ戻り作品鑑賞しながら独り静かに勝利を満喫する主人公の姿。



 強奪は未然に防いだのに盗まれた絵画が1枚 乗り捨てられたヘリは湾岸で見付かったが犯人(パイロット)にはまんまと逃げられた 唯一の手掛かりは防護柵を押し留めた持ち主不明なスーツケースに英語が殆ど話せない4人の男達(ルーマニア人) 捜査陣指揮するマイケル・マッキャン刑事の前に現れ この襲撃が絵画窃盗をカモフラージュする為のブラフだと見抜いたのはスイスの保険会社から派遣された凄腕の女賞金稼ぎキャサリン・バニング 盗まれたモネの作品には高額の盗難保険金が掛けられており絵画取り戻した際の彼女の成功報酬はその10% 前作のヒロインとは違った意味で思い込みが強くキャラが滅茶苦茶濃い彼女の父親は悪名高い賞金稼ぎクラレンス・オールド 47迎え未だ未婚な筈のヒロインの名字が違うのは浮名流した恋人の名字を勝手に奪ったモノ 男は女を駄目にすると主張しかなり押しの強いヒロインが目を付けたのは所轄署で捜査協力に参加したのみならず リスク覚悟で自身が所有するピサロ作品をギャラリーに貸し出した主人公


野性のカンで主人公(クラウン)を犯人だと決め付けたキャサリンは リスクが極めて高いゲームに大金注ぎ込む事を躊躇わないクラウンに接近 其れは美味しい所軒並み持ってゆく前作ヒロイン言う所のハリネズミのジレンマ 互いの痛い所をつつきながら行われる食事会やデートその他 アラフィフマニアなかなり特殊な趣味嗜好無ければポリバケツ必須なエロ描写等を延々と書き綴るのは疲れるだけだから勘弁を(苦笑) 流石にげんなりしたからスキップしたぞ私は グライダーでは2人乗りでアクロバット飛行し バハマの別荘地でクラウンの愛車となったのはフォードマスタングのコブラ……あのシェルビーコブラにあやかった特別仕様車らしいが此れも本物目指したレプリカな辺り業は深い マッキャン刑事指揮下令状手に白中堂々行われた家宅捜索は見事に空振りに終わり キャサリンと荒事専門チームによる押込み強盗そのものな捜索で見付かったモネの絵はものの見事な模造品


部下達と共に資産を次々処分し会社の精算進める主人公 親子程歳の離れた謎多き美女アンナ・ヌーセンとクラウンの親しき関係に嫉妬心抱き始めるキャサリンの迷走 見た目ショーン・コネリーを彷彿させるパロディ画家フレデリック・ゴーシャンと贋作製作の罪で刑務所滞在中のハインリッヒ・ヌーツォンとクラウン社長の不可解な関係 小ネタは書けば書くほどゴチャゴチャしてくるからあっさり省略するが 焦るヒロインの動揺誘うため主人公が行った犯行予告は盗まれたモネの絵の返却 襲撃場所は週末迎え多くの人々が行き来するメトロポリタン美術館 館内や周辺の建物 果ては安全管理ルームにまで大勢の刑事警官が詰める中始まったクラウン社長の悪ふざけ マルグリットの絵を連想させる山高帽(ダービーハット)にインバネスコートとアタッシュケース 館内をそんな格好で歩き回るのは主人公の会社の元社員達 まんまと振り回され迷走する捜索班 


服装を替え見事に包囲網潜り抜けたクラウンが展示室に投げ込んだのは発煙弾 センサーは火事と勘違いし作品保護する為のシャッター降ろしスプリンクラーが作動 小細工によりシャッターが降りなかったピサロの風景画に容赦無く掛かる水 何故か絵の具が溶け出しその下から現れたのは盗まれた筈のモネの絵画 代わりに奪われたもう1つのモネの絵 模造品から贋作画家の行方を探していたマッキャン刑事の口から明かされる謎の美女アンナ・ヌーセンの意外な正体は二代目の贋作画家で有り遣り手の大泥棒 恩師でも有るハインリッヒに彼女の後見人を託されたクラウンが何故会社を立ち上げ仲間をスカウトしモネの絵を盗んだのか 其れは本物を間近で鑑賞させ彼女を1人前のプロに育て上げる為の卒業試験と言えるモノ キャサリンがその事を確信したのはヘリポートで彼女の到着を待ち受けていた主人公の執事から託された盗まれた筈のもう1つのモネの絵 何にせよ作品は無事戻り賞金稼ぎが嗅ぎ回る余地は最早何処にも無い モロッコに戻るため空港へ ラウンジで航空券受け取るついでに盗品を美術館へ送り届ける手配済ませヒロインは機上の人に 


最後の最後で置いて往かれた 不意に泣き出した彼女にハンカチを差し出したのは…………。 


何かもう後半進む程シッチャカメッチャカになりましたからこんな風に解釈してみましたが此れで合ってるかな? エンドクレジットでボサノバ調の旧作主題歌歌っているのはスティング 色々もにょる物語はこんな風に終わります。



1999年終末論……日本じゃ流石にその年迎えて直ぐ 俺達あのオッサンに騙されたと感づきましたが合衆国やヨーロッパじゃ大真面目に信じて滅茶苦茶やった阿呆が多発 あの雰囲気は当時リアルタイムであの1年過ごした奴じゃないと分からないかも

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