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アベンジャーズ 又は オシャレ㊙探偵リプート版 98年

2021年8/7〜8/9深夜タブレット端末にて執筆し脱稿 同日深夜新規割込み投稿

旧版は2014年9/22ガラケー投稿しましたが支離滅裂だったから全面改稿 旧126話から話数も移動します ボンド映画今後も割込み予定だから話数ずれる予定有り

【 殺人許可証持つ元諜報員にして気象兵器使い世界征服企むイカレさんな大富豪オーガスト・デ・ウィンター卿 まんまジェームス・ボンドな過去持つ今作のラスボスで部下共々カラフルなテディベアの着ぐるみコント披露したり スコットランド軍人の伝統衣装に身を包みバグパイプ抱え嬉々として演じるのはショーン・コネリー(苦笑) イギリス・アクションドラマ独特のユーモア再現をアメリカ人製作スタッフが頑張って挑戦したものの見事に空回り 発想は悪く無かったと思うんだけど テレビシリーズの主人公パトリック・マクニーのカメオ出演が………アレだったからなぁ 007シリーズみたいに2ヶ国共同製作だったら雰囲気出たかも 】


★本来シリアスモードだった007シリーズに珍兵器やボンドカーそしてボンドガールを登場させた元凶が今作のテレビシリーズでした ヨーロッパで売れたんだからもうちょい評価されても良かったんだけど 日本じゃ端から売る気無し


☆ルパン三世の峰不二子の原点はこのテレビシリーズから 日本じゃ60年代に都内キー局でシーズン3=オシャレ㊙探偵のタイトルで放映してたそうですが 勿論見た事有りません。


原題:THE AVENGERS

復讐者達

アメリカ劇場公開作品

同年日本限定公開

原作:イギリスITCのテレビシリーズ シーズン6迄製作

1961年〜1969年 全161話

❖1976年〜1978年まで英/仏合作で製作された

THE NEW AVENGERSのデータは詳細不明

翻訳ノベライズ版は1998年 ハヤカワ文庫で出版

内容はテレビシリーズの歴代登場人物全員集合な原案バージョン

既に鬼籍に入ってたり都合つかなかったから脚本変更


 旧稿書いた2014年9/22当時はスコットランド独立運動に動いてたショーン・コネリーのあれやこれに連動しガラケー使って文章纏め上げたけど 映画見た時の記憶が結構うろ覚えだったので支離滅裂に……申し訳無いけど全面的にリプートさせて下さいな。 この映画見たいなと思ったのは "オースティンパワーズ" の宣伝兼ねたスパイ映画やドラマを取り扱った映画秘宝のムック本 偶々50年代〜70年代後半の英国テレビドラマの主題歌集めたCD手に入れ "サンダーバード" や "キャプテン・スカーレット" "謎の円盤UFO" 以外にもITC製作のドラマが色々有ると知った頃 


時代錯誤にも程が有る山高帽(ダービーハット)とこうもり傘を使った近接戦闘術を披露する謎多き英国紳士=ジョン・スティードと彼に絡む復讐や汚名返上に挑む男女達の遣り取りがグレート・ブリテン(笑)しててね ノベライズ版で嵌まり何か異様にアベンジャーズらしくない楽曲揃った (ちなみに映画本編で使ったのはエンドロールの二曲だけの詐欺仕様) サントラ版買って 首を傾げつつもショーン・コネリーが出るなら安心だと期待値ばかり右肩上がり ところがアメリカの映画館で閑古鳥が鳴いたとかで沖縄じゃ劇場未公開⇒後日ビデオ化された本編TSUTAYAから借り あまりのギャグ空回り振りに記憶が飛んだ作品でした ジェレマイア・S・チェチェック監督自身はテレビシリーズの熱狂的なファンだったそうですが 出演者や脚本家に製作スタッフとプロデューサーがイマイチこの作品の魅力理解して無かったのが空回りの原因かな? 


同じ頃、ハリウッドでリメイクされた "サンダーバード" "怪盗紳士セイント" も軒並みコケてるのはもう笑うしか無い リプート作品作るならスパイスとして原作愛が必須だと思います 日本映画もそうだけど売れたからと安易にアニメやコミック映像化すりゃ良いじゃんなんて舐めプは視聴者に見抜かれます。 ちなみに "キングスマン" の元ネタは此れ だから無駄にはなってません。



【 シックな山高帽(ダービーハット)にオーダーメイドのスーツ 中にサーベル仕込んだこうもり傘も使うが 数年前に知り合った妻殺害の冤罪掛けられた医者(デビット・キール)から学んだボクシングのお陰で素手の方が強く 動物学者の女ライダー(キャシー・ゲイル)からマンツーマンで学んだ空手の有段者でも有る いかなる時も英国紳士淑女たれ……首相直属のゴミ処理係=ミニストリーのエージェントはどいつもこいつも変人ばかり 但し見た目だけなら普通の人間との会話が成立しそうだと毎回ヘッドハンティングや新局員のスカウトとかOJTに駆り出されるのが今作の主人公=ジョン・スティード 物語は映画スタジオ=パインウッドを借りて行われた定期訓練の様子から始まります。 】


★ちなみに陸海空免其々の許持ちでフェンシングと銃の名手 天才科学者エマ・ピールはテレビシリーズ3人目の相棒 ノベライズ版では4人目の相棒タラ・キングも登場してますが映画版はオミット どうせシリーズ知ってる奴しか見ないからと説明描写露骨にブッチしてますので独自解釈で物語を再構成してみます。


 各国首脳を招いての気候変動対策国際会議を控えたロンドン 英国気象防護プログラム=ブロスペローがシステム開発責任者により徹底的に破壊された。 其れなりに腕の立つ警備担当者を瞬殺し制御プログラムをリセットした犯人の姿は監視カメラにより事細かに捕えられていたが犯行動機が判らないし 映像が本物なら同一人物が同じ時間違う場所に其々別々に存在する事になる。 


Why done it=何故犯行をおこなったのか? 其れが判らない限りエマ・ピール博士の逮捕は時期尚早だ


ミニストリー指揮官にして安楽椅子探偵M(マザー)の命を受け ヒロイン(ミス・ピール)の素行調査に動いたのは時代錯誤な英国紳士(ジョン・スティード) 車椅子で女性秘書(ブレンダ)に介添えされながら組織を仕切るメタボ男性=M(マザー) Mと対立し全盲で同じく白人男性秘書に介添えされながら動く女性副指揮官=F(ファーザー)の暗闘で軋む組織 冒険家だった夫がアマゾンで行方不明になって以降は半ば精神を病み傾き者化進むピール博士をスティードが任意同行 色々探りを入れてみるもののどう考えても犯人だとは思えない そもそも下手な諜報員なら瞬殺可能な彼女がその気になったらあんな間抜けな証拠は残さない 


礼節が人を作る……英国紳士淑女として新たな戦いに挑むならオーダーメイドのスーツやドレスに傘と靴をと仕立屋(テイラー)訪れ待ち時間の合間にフェンシングやりながら頭脳労働 英国(ブリテン)組織(ミニストリー)に恨みを持つあからさまに怪しい二人目の容疑者に揺さぶりかけるため郊外へのドライブとティータイムを楽しみながら表敬訪問 スティードとピールを尾行する怪し気な男達 運転中に紅茶入れられるスティードのクラシックカーは多分47年型のMGミジェットTCタイプだと思うけど詳しいお客様いらっしゃいますか? ノベライズ版ではボンド中佐と同じベントレー/マークⅣだった筈


郊外に広がる王族もかくやな豪邸で僅かな使用人と暮らす元ミニストリーの遣り手諜報員オーガスト・デ・ウィンター卿 執務室に並べられているのは様々な思い出の光景を玩具化しスノードームに閉じ込めた調度品 宿敵到着を待ち構えパイプオルガンを演奏するボ…………オーガスト 若かりし頃、任務遂行中に敵対組織に殺された新妻の遺影はピール博士と瓜二つ クローン技術や品種改良の才能発揮 F(ファーザー)との共同研究では人口的な気象コントロールシステムを開発 気候変動サービスを行うウェザー社を所有するラスボスの屋敷には多くの温室と貴重な動植物が 


問答無用なセクハラ爺のラブアタックにピール博士が閉口していた頃 彼女を囮に屋敷内へ潜入し証拠集めを行っていたスティードは敷地限定の嵐に振り回されていた 最近じゃロンドンでも中々見掛けなくなった赤い電話ボックスでの小芝居……苦労して受話器持ち上げたら警報装置作動し嵐は吹雪に変わり危うく遭難しそうになるギャグ挟み 突如犬橇で現れたもう1人のピール博士に心臓撃たれたスティードは昏倒 幸いにも弾は新型防弾チョッキを貫通しておらず何とか爺撒いたピール博士により彼女の自宅へ


「ミス・ピール……貴女生き別れの双子の姉か妹いらっしゃいませんか?」


いきなりそんな質問されても本当に困る


THE WARLD IS NOT ENOUGH=世界を手に入れても尚も足りない ウェザー社会議室に集められたのはカラフルでファンシーなテディベアの着ぐるみに入った男女達 とあるシリーズで御馴染みの裏切り者の処刑 (秘密結社のメンバーとして気象兵器開発に携わったけど……責任は追いたくない まぁ大抵は逃げられないのがお約束) をおこなったのは黒クマ姿の常夏爺(オーガスト) 会社潜り込んだら愉快な姿で死んでる爺さん達発見 逃げるテディベア追いピールは上へスティードは下に向かったら ヒロイン待ち構えてたのは色違いのライダースーツ纏った自分自身 チンピラを近接戦闘で撃退し手掛かり掴んだスティードは再び二人のピールを目撃 敵には逃げられたものの常夏爺の嫌疑は真っ黒 


二階建てバスに偽装した移動オフィスでMに報告 同じ頃ラスボスの館では内通者の正体顕にしたFとオーガストがゲートボールデート楽しみながら悪巧み 全盲のFが何故ゲートボール出来るのかは突っ込んだら負けだと思う 戦争始めるからには宣戦布告が紳士の嗜み とは言え年代物なスティードの愛車じゃ咄嗟に逃げるのは難しいからヒロインの愛車68年型ジャガーEタイプⅡクーペを投入 オーガスト邸にカチコミかける二人を迎え撃つのは常夏爺の側近ベイリーが駆るミニクーパーとスズメバチ姿のドローンの群れ ミニガン搭載し空から襲いかかるロボット兵器相手に悪戦苦闘 そうこうしている内に始まるミニクーパーとのカーチェイス 何とかドローン殲滅しミニクーパーに乗った悪党共を撃退 


其処へ現れたのはミニストリー最強の処刑人=花籠乗せた武器庫兼ねた手押し車操る御年80オーバーな老婦人アリス 狙撃銃構え潜んでた敵をマシンガンひょいと担いで蜂の巣に 最近のテロリストはゴキブリ並みねと微笑む彼女もチームに加わりオーガスト邸に乗り込むが常緑樹使ったトピアリーの迷路に翻弄されたり 杖術使うオーガストにスティードが苦戦したりと痛み分け ミニストリー本部ではピールのクローン使ったFのクーデターによりMが失脚 


クローン負けてヒロイン攫われ 移動オフィスに秘書と共に立て籠もるMと連絡取りつつ スティードは資料室の番人=透明人間(インビシブル)ジョーンズ大佐と接触 ちなみにテレビシリーズでスティード演じたパトリック・マクニーは透明人間役(ジョーンズ大佐)で声だけ出演 期待してたファンは皆詐欺だと崩れ落ちたのは言うまでもない オーガストの目的は気象兵器のデモンストレーションと世界征服 各国首脳の目の前でロンドンを凍り付かせ スコットランドを頂点とした世界大統領に就任する事 尚物凄く人望無かったFは職員を再掌握したアリスとMに秘書のブレンダの襲撃受け クローンピールと共にヒロイン人質にしてロンドンからの脱出を図るが途中意識取り戻したピールの活躍でクローン共々爆死した 残るはテムズ川中洲のデス・○ター……もとい気象兵器を操る常夏爺(オーガスト)とベイリーに鉄槌を下すだけ


人工的な大嵐をウォーターバルーンで突破した二人はオーガスト所有の小島へ上陸 雪景色に覆われた芝生広場に転がるのは用済みとなった科学者入りのカラフルでファンシーなテディベアの着ぐるみ達 まんまスター・ウォーズ/エピソードⅣの暗黒卿とオビ・ワンなノリで戦うオーガストとスティード 気象兵器をハッキングするため操作パネルに向かうピールの前に立ち塞がるベイリー まあピールとベイリーの戦いは身軽さに特化したヒロインの圧勝に終わるのだが 杖とこうもり傘で戦うオーガストとスティードの一騎打ちは中々終わらないと思いきや 実は徒手空拳の方が圧倒的に強かったスティードが杖奪いオーガストを串刺しに 其処へ降り注ぐ雷が命中しラスボスはお空の彼方 制御システムは何とか止まりロンドンの危機は免れたものの 男の浪漫=自爆装置が作動 慌てて制御システムの脱出装置使い二人は島から脱出 かくして有れからほぼ20年振りに再視聴しても色々グダグダな物語は漸く大団円


屋上庭園へシャンパン片手にMやブレンダとアリスに歓待されながらティータイムを楽しむスティードとミス・ピールのいちゃつきシーン挟みつつエンドロールへ まんまノリはキングスマンなんだけど どう評価したもんか正直困る ちなみにエンドクレジットで使われる主題歌は007風なのは勿論最後の悪ふざけ




2021年8/9追記 長崎原爆投下の日から76年目 修学旅行で記念館行ったから実は訪問した事無い広島よりも強烈な記憶残ってます 止まった時計や焼き付いた人影が壁ごと遺されてたりとね 


でも建物側でバイオリン演奏し軍服姿で中学生から御布施集めてた自称傷痍軍人は何者だったんだろうか オッサン明らかに40代じゃん(苦笑)

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