007 トゥモロー・ネバー・ダイ 97年
2021年8/2〜8/4タブレット端末にて執筆し脱稿 同日新規割込み投稿
細かな手直しはまた後刻
【 此れからの世界は大衆世論を扇動出来る私の様なメディア経営者が支配し制御するのだと思い上がり 中華人民共和国内の地方軍閥とタッグ組んで始める第三次アヘン戦争=中国分割作戦を阻止せよ 割とシリアスモードで悪役が抱える悲哀とか盛り沢山だった前作から一転 その卑劣さ加減に顔見ただけで殴り倒したくなる悪役相手に大暴れ でも劇場公開から四半世紀経った今見直してみると 手段はアレだけどその発想は割と合理的な辺りがかなり怖い 要するに土地資源奪うに辺り利用価値無いから皆殺しにしてたインディアン絶滅政策そのまんまだしね。 】
★1898〜1913年までマスコミと軍部による民衆扇動で断続的に続けられた米西戦争⇒米比戦争 キューバ/プエルトリコ/グアム/フィリピン侵略がまんま此れです 興味有る方は図書館へどうぞ アメリカが何故日本狙ったかも含め教科書じゃ軽く触れてるだけだしね 軍国主義って本当は扇動された大衆が起こす集団ヒステリーでしかありません。
原題:TOMORRW NEVER DIES
明日は必ずやって来る
イギリス/アメリカ 合作 劇場公開作品
1998年 日本 劇場公開
原案:イアン・ランカスター・フレミング
ノベライズ:レイモンド・ベンソン 著
Tomorrow Never Dies 1997年
翻訳版は1998年 角川書店より
令和3年8月3日 世間様は相変わらずオリンピック競技で盛り上がってますが………私個人はそろそろ飽きました つーか種目多過ぎてもう何がなんだが判らないし付いてけない(涙) 特に今回頭抱える羽目になったのが陸上競技 流石に嵌ったら時間も金も幾ら有っても足りないからゲームそのものには手を出してませんが "ウマ娘プリティーダービー" のレース展開を動画サイトで見慣れてしまうと普通の人間様(但し世界トップレベル)の短距離レースがかなり鈍臭く見えてしまうのは何だかな……スポーツにも遊び要素や余裕感じる描写が必要だと痛感します
今回の東京五輪は、オリンピックの政治利用と日本下げ狙う特亜の執拗な嫌がらせとマスゴミ&ワイドショーの偏向報道が鼻についた面も多く 特に延々とデマ流し続けた共同通信と朝日/毎日/東京新聞 NHKは韓国国歌は流しても君が代斉唱は省略したり フジテレビ系列に至っては日本が勝ったら表彰式流さなかったりわざとテロップや写真入れ替えたりと 視聴者に不快感与える嫌がらせ行為が続出 それでいて特亜による恥知らずな振る舞いや妨害工作については報道しない自由を行使 此処まであからさまだと敢えて世論を煽り立て日華事変再びを狙ってんじゃ無いかと勘繰りたくもなります そんな彼等の言い分は我々は日本国民の代表なんだ 誰からも支持されて無いのに代表と抜かすなんて何処まで面の皮が厚いのかね(失笑)
本当に愚かなな統治者は居ない 無能な民が本来清廉潔白なエリートで有るトップを堕落させ統治機構や社会モラルを腐らせ 無謀な侵略戦争へと駆り立てる ちなみにその逆もまた然りだったりする訳で 卵が先か鶏が先か? そんな思考の迷路に取り憑かれ ならば蝗を殺し尽くす独裁者を目指したのが今回の悪役エリオット・カーヴァーで有りそのモデル 変死したユダヤ人のメディア王=ロバート・マックスウェル………ちなみに彼の死因はあくまでも事故死と言う事になってます ちなみに欲深で猜疑心の塊そのものな性格はスティーブ・ジョブスの要素もかなり入ってますが 公開当時残念ながらまだ生きてたので某検索サイトでも敢えて触れてません 新聞王にしたのはアメリカ側との妥協の産物
【 今回のオープニングムービーで大暴れしたジェット機は チェコスロバキア製のアエロL-39アルバトロス 1968年初飛行⇒1972年から1999年まで大量生産された練習/攻撃機 かなり過酷な環境でも離着陸出来、割と使い勝手良いからアメリカ空軍にも売込み有った機体です 核兵器は積めません(笑) 勿論ロシアからは丁重にお断りされたから撮影場所はピレネー山脈とスタジオ合成 ハリウッド映画なら全部CGで済ます所ですが使ったのは射出座席のアレと巡航ミサイルに空中でのミサイル発射ぐらい 勿論今では撮影不可能です。 】
★ユーロ誕生は1999年 準備段階で始まった規制撤廃と銀行の統廃合により大型企業が次々と誕生してた時代 その影ではかなり禄でも無い企業犯罪やら脱税にスキャンダルが多発してた訳で 色々有って愛想尽かした英国がユーロから抜けたのは2020年になります。
☆かなりソフトな表現で誤魔化してますがニュースは作るものだと言い放つCNNの要素も入ったカーヴァー・メディア社 中共が領有権主張してるベトナム・スプラトリー諸島のゴタゴタ ユーロに色々強い態度取れないでいる当時のイギリスの悲哀等々毒気満載ですのでご注意を
1997年2月、ロシア国境近くのとある山岳地帯 テロリストを顧客にした武器直売会の情報を掴んだMi6は集まった国際テロリストと表沙汰には決して出来ない闇に流れた各種最新兵器を一網打尽にするためジェームス・ボンド中佐を派遣 衛星回線通じて次々と明らかになる様々な情報に堪え性が無い制服組のローバック提督は巡航ミサイルによる先制攻撃に踏み切るが 核魚雷までもが現場に持ち込まれている事実に気付き大慌て このままではダーティーボム化した放射性物質がヨーロッパとロシア双方に降りかかる と言う訳で慌てて脱出を命じる分析官チャールズ・ロビンソン大佐の命令無視する形で臨機応変な対応行った主人公により搭載機強奪 辛うじて危機を脱した所でオープニングムービーへ 放射性物質散布は阻止し多数の兵器とテロリストは灰燼と化したものの ヘンリー・グプターとアメリカ合衆国から盗み出された衛星システムの暗号機は行方不明 主人公の独断専行は緊急避難と言う事で相殺される。
事件から数ヶ月後、オックスフォード大学に出向し "女性教授相手にデンマーク語をマンツーマンで学んでいた" ボンド中佐はマネー・ペニー中尉に呼び出された スプラトリー諸島(南沙諸島)近郊公海上を航行していた乗員185名が乗組むイギリス海軍23型フリゲート艦デヴォンシャーが中共空軍による魚雷攻撃受け沈没 中国側はミグ1機が撃ち落とされ 辛うじて脱出に成功した乗組員17名は報復で皆殺し 遺体を発見したのはパトロール中のベトナム海軍 制服組は中華人民共和国に対する即座の反撃に踏み切ろうとするがどうも辻褄が合わない 遺体発見したベトナム側も含め当事者からの情報は一切漏れていないのに 事件発生後僅か3時間のタイムラグでカーヴァー社が報道したニュースはまるで現場を見ていたかの様に正確 しかも犠牲者の写真まで掲載されている ユーロ統合直前な制服組は経験豊富な多くのベテランが現場を去り協調性のみ優れたボンクラばかり 直情的な阿呆を何とかやり込め48時間のタイムリミットを手に入れたもののMは内心呆れ果てている
此れからの敵は旧東欧諸国の様な暗黙のルールが通用する組織ばかりでは無い テロリストだけでも手一杯なのに産業スパイや権力に溺れる多国籍企業も相手にしないといけないのにこの体たらくは何だよ? と言う訳でボンドやチャールズも交えたハイヤーでの移動ミーティングは M秘蔵のバーボン片手に自棄酒モードで行う事になったのだが ハリウッドサイドから間抜けなクレームが入りかなりカットされてます(苦笑) ドイツ・ハンブルクに降り立ったボンドを出迎えるQの小芝居とお馴染みの新装備とボンドカーの説明 ゴールデン・アイ同様、大人な事情で今回持ち込まれたのはBMW750iL ちなみにスマホ=アップルのiPhone発売はこの映画公開10年後 液晶モニター使って自動車やドローン動かす技術は未だ軍が独占してた最新兵器扱い 映画館であのシーン見た時お子様と化した私の反応は見事な黒歴史になりました 今じゃ私の車含め音声ガイドも当たり前だしスマホで家電動かす事も出来る時代が来るとはね
ちなみに購入から1年待たずマニュアル操作し家電や車の音声ガイドは全てカットしましたよ………アレは本当にウザい
自尊心の塊=エリオット・カーヴァーの拠点は普通に悪趣味だった 銀行員として潜り込んだ主人公にお座なりな対応するカーヴァー 此れから始まる定番の嫌味攻撃を遮ったのは新華社通信の記者を名乗る謎の中国人女性ウェイ・リン 中共の諜報員に先を越されたボンドは当初の目的だったメディア王の妻バリス・カーヴァーに接触 独占欲と猜疑心の塊そのものなメディア王は即座に馬脚を顕にした リンチ受けそうになったから容赦なく反撃しパーティー・イベントをまんまと台無しにした主人公宥めるため動くバリス 本社ビルに隠されていたアメリカ軍の最新暗号化通信機をウェイ・リンを出し抜く形で入手 露骨に殺しに掛かるメディア王の部下を返り討ちにしたら 内1人は印刷機に呑み込まれ大惨事 御飾りで妻に添えてやったのに……激昂したカーヴァーは部下で拷問の専門家Dr.カウフマンを使いバリスを殺害するが 殴り掛かれば倍返しな主人公を完全に侮っていた カウフマンは殆ど活躍シーン無いまま頭吹き飛ばされ死亡 駐車場でボンドを待ち伏せていた部下達は自動操縦が可能なボンド・カーに散々振り回された挙げ句追い払われる。
暗号化通信機を手土産に沖縄の嘉手納基地へ アロハシャツ姿で出迎えてくれたのはジャック・ウェイドCIA調査官 フリゲート艦デヴォンシャーはただ沈められただけだったのか? とてもそうは思えないし其れなりに場数踏んだ乗組員を出し抜いた方法を調べる必要が有る フリゲート艦が沈んだ場所はベトナムの領海 高高度からパラシュートで潜入ネイビーシールズ顔負けの遣り方でダイブ フリゲート艦を沈めたのはミサイルでも魚雷でも無かった 艦内から2発の巡航ミサイルが奪われている事実に気付きやっぱりかち合ったウェイ・リンと共に深海に消えようとしていたフリゲート艦から命からがらの脱出 だがウェイ・リンの協力者達は海上で殺されており メディア王の側近スタンパー率いる部下達に捕まりヘリでハノイへ連行 カーヴァー社ベトナム支店は本社同様悪趣味なまでに目立つ
他人を踊らせ奈落の底に蹴落とす事で成り上がって来たラスボスの大演説はあまりに聞くに耐えないからバッサリ省略するが カーヴァーの目的はイギリス軍を悪役に仕立て上げた現中華人民共和国首脳陣の排除 核兵器で北京を灰燼と化し傀儡を引き受けてくれた軍閥チャン将軍を国家主席に祭り上げ その協力の代償にカーヴァーの会社は情報経済を含むありとあらゆる大陸利権を独占する
ステルス艦や各種珍兵器に加え人員を派遣している軍閥の本当の目的に気付かないトンマなラスボスに関わってる暇は無い リンとボンドは手錠を掛けられたまま部下達を殲滅しテナントビルから脱出 盗んだBMWの大型バイク1200Cクルーザーに二人乗りする形で中国人街へ逃走 敵は車のみならずヘリを繰り出し見境なしで撃って来る 追い縋るランドローバーをプロジェクトAなノリで返り討ち ヘリを撃墜したのは洗濯ロープ その後色々有ったがセーフハウスにノコノコ現れたチャン将軍の部下達を皆殺しにして双方の上層部に連絡済ませ ステルス艦が潜んでいると思われるハロン湾へ急行 イギリス海軍に攻撃加え第三次アヘン戦争を起こさせようとする敵の本拠地へ潜入するのだが……ラスボス含めみんな居るけど間抜けにも程が有る(苦笑) 既に真相知らされている中華人民共和国と大英帝国は手ぐすね引いて待ち構えていた
監視カメラに引っ掛かりリンは人質に ならばとボンドはカーヴァーに雇われていたアメリカ人テロリスト=ヘンリー・グプタを人質に時間稼ぎ 端から敵を舐めくさっているカーヴァーはまんまと罠に嵌まり ステルス能力失った艦は英国フリゲート艦ベットフォードによりタコ殴り 後先考えずギャンブルにベッドした間抜けの運命は既に尽きていた カーヴァーはドリル魚雷に押し込まれ文字通り魚の餌 賢さが致命的に足りないスタンパーは自爆装置仕掛けた巡航ミサイルの下敷きとなり生きたままバーベキューにされた上木っ端微塵 色々有って危うく死にかけたものの何とか助け出されたリンとボンドのイチャイチャシーンで物語は大団円 僅か1夜で崩壊したカーヴァーのメディア帝国はその資産丸ごとイギリス政府に接収されMはホクホク顔 妻バジルを衝動的に殺し国外逃亡を図ったエリオット・カーヴァーは自家用クルーズでベトナムへ逃げ込もうとし事故死 恐らくは自殺と言う形で処理された。
★ベトナム/ハノイでのアクションシーンは当局の許可貰えなかったからタイで撮影 再開発に伴い解体予定だった中国人スラム街を丸ごと貸切り本当にヘリ飛ばしたりカーチェイス行ってます。 何故タイに中国人スラム街が有るのかについては別の作品で色々書いたから省略 あの悪趣味なカーヴァービルはハノイ&ハンブルグ共にCG映像です。
☆イギリス映画と言う事でアメリカ空軍全面協力、但し色々映っちゃ困るモノも多い嘉手納基地でのロケは無し 実際はノーフォークのレイクヒース基地で撮影やってます。




