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007 美しき獲物たち 85年

2021年7/9〜7/10午後 タブレット端末にて執筆し脱稿 同日新規割込み投稿

下手なアニメの総集編57話を無理矢理2時間ちょいに纏めた内容だから書いても書いても終わらない 手直しその他は後日

【 実際やったら文字通り原題のFrom a View to a Kill=何て美しい殺戮の光景 になる筈だけど 全年齢作品として楽しんで貰うため敢えて "シリコン・バレー" に壊滅的な被害与えICチップのシェア独占狙うなんてお馬鹿な陰謀潰せとなりました 但し主人公&ヒロインよりも遥かに派手なクリストファー・ウォーケンとグレイス・ジョーンズ演じるソ連製改良人間コンビが大暴れするから陰謀なんてどうでも良くなる凄いポンコツ超大作 目玉は今じゃ観光客による記念撮影すら禁止されているエッフェル塔でのアクションと アメリカ西海岸サンフランシスコの名所巡り。 】


★ロジャー・ムーアー&マネー・ペニー中尉役のロイス・マックスウェル引退回 と言う訳で今回はやりたい放題してます 実際サン・アンドレア断層弄ったら何が起こるかについては映画 カリフォルニア・ダウン 95年 を参照下さいな コロニー落としと同じ位のダメージになります なお1985年のICチップのシェアは高品質が売りの日本と台湾がほぼ独占 供給過剰で大暴落した末に阿呆なアメリカに無理矢理バレーの再建手伝わされた日本が手を出したのは某半島企業 そして今に至ります まかり間違ってもあの国は使うべきじゃ無かった


☆今作ヒロイン=スティシー・サットン演じたタニア・ロバーツは2021年1月4日に感染症により急逝 享年65歳 謹んで冥福祈ります


原題:A VIEW TO A KILL

語呂合せで並べただけで実はこんな英語有りません

美しき獲物たち の邦題は妙訳

イギリス/アメリカ合作 劇場公開作品

同年 日本劇場公開

原作:イアン・ランカスター・フレミング

From a View to a Kill 1960年

短編集 シリーズ8作目

翻訳版は 1964年 007号の冒険 のタイトルで東京創元社より出版

文庫化に辺り 007/薔薇と拳銃 に改題

薔薇と拳銃(フロム・ア・ビュー・トゥ・ア・キル) /読後焼却の事(ユア・アイズ・オンリー) /珍魚ヒルデブラント/危険/ナッソーの夜

の5作品を1本にな無茶振り回


 令和3年7月9日 昨日の広島に続き今日は九州北部に環状降水帯が こうも連日大雨洪水警報の情報が続くと地球からのストレスチェック受けてるみたいだなと感じる今日この頃 綺麗だけど割とどんよりした気分味わったガス抜き回に紹介する映画視聴と感想纏め終わったから気分切り替え 再びお祭り騒ぎ要素満載なポンコツ超大作へ(笑) 個人的にはあからさまに賞狙いな芸術作品や要らない憎しみや嫌悪感押し付けて来る意識高い系の物語よりお馬鹿な作品や物語の方が好みです。


コネリーが演じた初代からレーゼンビーそしてムーアー版ボンドまで 夏休みか年末年始のお祭り作品としてテレビで楽しんで来た007作品 今作がテレビ放映されたのは遅咲きにも程が有る軽い厨二病に感染してた91年頃 確か就職活動の真っ最中でもあったので今回が初視聴になります デュラン・デュランの主題歌使ったプロモーションPVは劇場公開当時楽しませて貰ったものの テレビ放映は約6年程もタイムラグが有ったのですよ 他にも色々見たい作品有るのに安価でも500円近いレンタル料金払って英語版しか並んで無いビデオを見たいかと聞かれても……当時の私ならまず受け入れなかったと思います 同じ料金払うならエロに走るわな多分 


と言う訳で今回日本語吹替版と原語版双方で楽しませて貰いましたが 暴れ踊りキレ捲くるクリストファー・ウォーケンが滅茶苦茶楽しかった 今では風格有るマフィア幹部や落ち着いた会社経営者が似合う役者さんになってますが 当時はデビッド・ボウイをタメ張れるプッツン演義が光る人だったんですね ついでに書いとくとグレイス・ジョーンズも色々濃かったから 何時もなら主人公側の非常識振りに吹き出す所が今回は常識人枠になってたのが何ともはや



【 判るお客さんは笑ってくれな今回のお遊び要素はタニア・ロバーツが5期(最終シーズン)メンバーで関わった "チャーリーズ・エンジェル" ネタが満載なのと シリーズ ゴールドフィンガーにケイト/女王陛下の007にタラが出演 2人のヒロインを前座に満を持して出演したもう1人のヒーロー "アベンジャーズ無敵の英国紳士にして殺人許可証持つ諜報部員ジョン・スティード" 役のパトリック・マクーニ登場回 ロジャー・ムーアーは "怪盗紳士セイント/サイモン・テンプラー役" だったからイギリス/アメリカのスパイ&探偵ドラマ共演の要素も入ってます。 】


★オープニングムービーに登場する出落ちキャラ ボンドの助手キンバリー・ジョーンズ演じたメアリー・スタヴィンが何となくファラ・フォーセット風なヘアスタイルにファッションなのも勿論チャーリーズ・エンジェルを意識してのお遊び モード・アダムス同様オクトパシーからの連続出演になります。


 シベリアで消息を絶った003がソ連から持ち出したICチップを僅かな遺品と共に回収 空と地上から文字通り人海戦術で押し寄せる国境警備隊から逃げ回る スキー⇒スノーモービル⇒お手製スノーボードで臨機応変に対応しつつしつこく追い縋るヘリを発煙筒で撃墜 助手キンバリーが持ち込んだのは流氷を模した半潜水艇 せっかくソ連に潜り込んだから本場の食材と酒も手土産に なお令和3年現在も純正のキャビアとウォッカは西側の食品衛生法規制によりロシア共和国に入国しないと買えません (参考文献はヘタリア旅の会話ブック) 海外や日本で出回ってるのは特亜製のライセンス品か近隣国(ポーランドやウクライナ)の類似品 と言う訳で何時もなノリで楽しいアラスカへの船旅5泊6日に出発するボンド中佐の姿から 何処からどう見ても悪ふざけとしか思えないオープニングムービーに突入 


回収された耐電磁パルス対応型のICチップはMI6がフランス企業に委託製造を託した其れの完全コピー或いは純正品の可能性が極めて高い 半年前に当該企業を吸収合併した多国籍企業(ゾーリン・インダストリー)への内偵はシロだったがMとQはオーナーの マックス・ゾーリンの出自そのものを怪しんでいた 14年前、東ドイツから西側へ亡命し無一文からフランスの名士にまで成り上がった男は 丁度今、自分の馬をレースに参加させるため競馬場に来ている 珍しくドレスアップした中尉が受付で舞い上がってのは其れか 急遽着換えイギリス競馬界の大立者 ゴッドフリー・チベット卿の案内で貴賓席からレース見学 ゾーリンが買い集めている馬はメンタルや体力面で色々問題有る安物ばかりなのに 何故かレースに勝ち続け莫大な利益を上げている事からドーピングを疑われているものの証拠は見付かっていないのだと言う


馬鹿力誇る赤が大好きな黒人メイディ 乗馬服愛用する18歳ジェニー・フレックス 多分員数合わせな面白系中国人パン・ホー 3人の秘書と執事スカルピンをハイテンションで連れ歩くラスボス(ゾーリン)は何をするにも滅茶苦茶目立つ なけなしの給与をスった中尉(マネー・ペニー)に万馬券の換金頼みボンドはフランスへ飛ぶ エッフェル塔の高級レストランで出迎えてくれたのは チベット卿の依頼でゾーリンの身元調査を続けていた灰色の脳細胞でグルメな名探偵オベルジェーヌ卿 呆れた事にフランス司法当局の人物データは完全に抹消されていた この国は何処の誰とも判らない輩に経済界を牛耳られている


モブの女性客にオクトパシー(モード・アダムス)が居るけど知らんふり 始まった蝶を操る美女のショー 色々見えてるドレイク嬢の艶姿にはしゃぐ名探偵は玩具の蝶に仕込まれた毒針で呆気なく退場 やたらデカい黒装束の女暗殺者(メイディ)追い掛けエッフェル塔で格闘戦 パラグライダーで逃げる忍者追いコンコルド広場で休憩中のタクシー奪い道路を逆走 ルノー11はいきなりオープンカーになったり半分に千切れても走ると判明するが結局逃げられた 貴族の馬鹿息子に変装し運転手に変装したチベット卿と共に 古城丸ごと競走馬の育成所にしてるゾーリン邸へ潜入 あのテレビシリーズ好きなお客様なら悶絶必至な小芝居やチベット卿の活躍 


謎だけ残して一旦退場するヒロインの登場場面 予算注ぎ込み捲りな競走馬競売シーンに豪華絢爛なガーデンパーティ ゾーリンが父親の様に付き従うカール・ルトナー博士 あからさまに場違いな採掘技師ボブ・コンリーとの遣り取り ゾーリン所有の競走馬の秘密が改造手術であり其れに使われてるICチップは此処から東側へも送られている事実が判明するが 改造されているのは馬だけでは無かった マックス・ゾーリンと3人の秘書はソ連が送り込んだ改造人間だ チベット卿は悪のチャーリーズ・エンジェルに敢え無く殺され まんまとゾーリンの裏をかき脱出を図るボンドも捕まり池に沈められるが 薬物投与によりかなり間抜けモードになってる敵の詰めは果てしなく甘く生還し物語は続く 


KGBの命令を黙殺し不要な暗殺を繰り返すゾーリン等を掣肘するため現れたゴーゴル将軍とその部下達 デビュー前のドルフ・ラングレン演じるヴェンツと嫌味なネタバレ発言やらかすクロトコフを脅し付けるゾーリンの精神は既に壊れ始めていた ナチス政権下のドイツ強制収容所でカール・ルトナー博士が研究していたのは強化人間 母体に大量の薬物を投与し文字通り使い捨てる形で生み出された其れは 著しい身体能力向上と知性を手に入れた超人だが絶え間ない薬物投与と洗脳作業が必要でその反動でやがて狂い短い人生終える欠陥品 亡くなる直前のマイケル・ジャクソン化が進むゾーリンが計画したのはアメリカ合衆国西海岸シリコンバレーの壊滅計画 此奴壊れてる……ドン引きした日本企業の経営者は出資や協力を拒むが既に精神病みきったゾーリンやメイディを止められない 飛行船から突き落とされ地上のシミになった日本人社長 まだ誰か降りたい方はいらっしゃいますか ゾーリンの満面の笑みは既に狂喜に輝いている


ところでだ……前回のオクトパシーもそうだったけど数本の短編小説を無理矢理1本の映画に纏めようとするとかなり酷い事になる 此処まで書いて漸くストーリーの半分なんだけど後は滅茶苦茶なので巻きで進めます お祭り映画に辻褄合わせは無用だと考えただろ製作スタッフ(怒) サンフランシスコならチャイナタウンと言う事でボンドを出迎えてくれたCIAのエージェントは魚屋やってるチャック・リー 出落ち状態だったヒロイン=ステイシー・サットンとはサンフランシスコ市長舎で再会 彼女とゾーリンの因縁云々は細かい描写ばっさり省くと父親殺され会社乗っ取られた事で長年民事裁判続けてる関係 ゾーリンの部下に襲われすんでの所でボンドに助けられた彼女は訴訟取り下げる代わりに渡された小切手を粉々に破いて主人公に協力 シリーズ始まって初めて映像化されたボンドの手料理を堪能する事に 


石油が絶対出ない採掘施設でかち合ったKGBの破壊工作チーム 爆弾仕掛けてたクロトコフはゾーリンに殺され盗聴器仕掛けてたボンドと顔見知りなスパイ=ポーラ・イワノバは色仕掛けで主人公が集めた決定的な証拠を盗もうと動くが 尾行してたゴーゴル将軍含めしっかり手球に取られてる 市庁舎で見付かった決定的な証拠書類と地図 偶々ゾーリンと悪のチャーリーズ・エンジェルによる証拠隠滅活動に巻き込まれ市長とチャック・リーは殉職 撮影のため本当に燃やされたサンフランシスコ市長舎からの命懸けな脱出 CIAエージェント殺害容疑の冤罪掛けられ始まった市内やあの坂道使ったはしご車とパトカーのド派手なカーチェイス 何とか警察振り切り爆薬運送業者のトラック奪い サンアンドレアス断層破壊のため掘られた大穴へ潜入 


アルツハイマーが悪化し金の事しか考えられないルトナー博士とスカルピン執事の操り人形と成り果てたゾーリンは錯乱し 全て終わったら証拠隠滅する目的で仕掛けてた爆弾を起動 用済みとなったボブ・コンリーとその数百人の部下達諸共 主人公達のみならずメイディやジェニーにパン君までも殺しに掛かる押し寄せる湖からの濁流から逃げ惑う部下達をマシンガンで笑いながら大虐殺 ステイシー脱出させ追い縋るメイディと格闘中だったボンドも濁流巻き込まれ溺れかけたメイディ救出し脱出路を探す 溺死したジェニーの死体発見 ゾーリンの裏切りに激昂するも発作が始まり最早自分に残された時間はあと僅かだと気付いたメイディはボンドに手伝って貰い断層に仕掛けらた解体不可能な時限爆弾抱えて独り坑道の外へ 飛行船で脱出し作戦成功を待ちわびる阿呆三人を嘲るかの様に笑い飛ばし木っ端微塵 


ステイシー攫って逃げるゾーリンの飛行船にしがみつき空中遊泳 サンフランシスコ市内を大混乱に陥れた挙げ句ゴールデン・ゲート・ブリッジに叩き付けられそうになったボンドは反撃開始 ステイシーの活躍で外へ投げ出されたゾーリンとボンドはワイヤーの上で殴り合い まあ色々有ってゾーリンは紐なし無しでバンジージャンプ 大事な商品壊され錯乱状態のルトナー博士はダイナマイト持ち出し主人公を殺そうとするが スカルピン諸共飛行船の中で汚い花火になった 数日後、結局あの事件はどうなった? ボンドに渡すレーニン勲章手土産にMI6を訪問したゴーゴル将軍は 好奇心を顕に疫病神の行方を尋ねるが当の本人はとにかく疲れたとステイシー宅に入り浸り中 シャワールームでヒロインといちゃつくボンド おちょくる目的で投入されたQのスパイロボットによる生中継は見事に邪魔が入る形で中断 エンドロールはサンフランシスコ湾とゴールデン・ゲート・ブリッジ


まあ終わり良ければ全て良しと言う事で


実はルパン三世カリオストロの城からぱく……もといインスパイアしたネタ多数 まぁユア・アイズ・オンリーのシトロエン2CVもかな

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