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007 オクトパシー 83年

2016年8/9ガラケー投稿 2020年11/13タブレット端末にて改稿開始〜2021年7/7深夜作業終了 本当はもっとゴチャゴチャしてるけど纏めるとこんな感じかな

【 インドへ飛んでドイツに向かいまたインドに舞い戻る ソビエト連邦軍縮反対派のオルロフ将軍等による核兵器テロを阻止し ロマノフ王朝遺産流出の真相を探れ 実は今作のラスボスが珍しい経歴を持ち金持ちな割にかなり中身がショボイ悪役だったのと 本来の原案が洒落にならない内容だったため ハリウッドの検閲通すために脚本は二転三転 何とか飽きさせないアクションとコメディ入った遣り取りでラストまで強引に押し切ったドタバタ作品 短編3本纏めたから辻褄合わせが凄い事になっりました なんつーか力業だよね此れ 】


★特にボンド中佐によりヒロインの父親が自殺に追い込まれた顛末をどう纏めるのか? 其れにファベルジェのタマゴを巡るルパン三世みたいな争奪戦とドイツでの無差別核テロ計画をどう関連付けるのか……いっその事原作無視した方が上手く行ったかも 実はかなり無視したけど上手く行きませんでした。


原題:OCTPUSSY

あくまでもヒロインが父親に付けられた渾名と言う事で

日本語に訳すとかなり危ない表現になります

イギリス/アメリカ合作 劇場公開作品

同年 日本劇場公開

原作:イアン・ランカスター・フレミング

Octpussy and The Living Daylights 1966年

所有者は有る女性/007号の追求/ベルリン脱出を混ぜた

短編集 シリーズ14作目

翻訳版は同年 早川書房 007号/ベルリン脱出 のタイトルで

ハヤカワ・ポケットミステリー で出版

1983年 早川ミステリー文庫化の際オクトパシーに改題


 当初は軍縮に反対するソビエト連邦軍オルロフ将軍派による ロマノフ王朝の遺産を横流ししての武装クーデター資金集め計画から始まり イランないしはインドでアメリカ製核爆弾による無差別テロにより世界を大混乱に陥れ アフガニスタン経由でインドを制圧してのイランへの電源侵攻計画を阻止せよとなる予定が (ちなみに今中華人民共和国が構想してる戦術ドクトリンが此れ) 脚本準備段階で本当にソ連によるアフガニスタン侵攻が始まり初稿案はボツ そもそも2時間ちょいの映画でこんな話描き切れる筈が無い あまりリアルなポリティカルフィクションは007映画じゃない まあこんな感じで脚本二転三転した挙げ句 なんじゃこりゃな展開になったから 最後にオープニングの短編ドラマに取り入れたのは日本のCMで知った当時世界最小のジェット機 BD-5Jアクロスターを使って何かやろう そんな顛末迎えた作品でした。


インドで始まり終わる予定が 旧東ドイツの中心地カール=マルクス=シュタットを経由して西ベルリンで無差別核爆弾テロ未遂となったのは インドやイランでそんなテロが起きても 当時深刻な社会問題引き起こしてた反核兵器団体や原発反対運動起こしてたパヨクがまず動く筈が無いと言うアメリカ製作サイドのかなり的確な突っ込みが有ったから(笑) 多分オーストラリアやインドネシアに核ミサイル落下しても彼等騒がないと私は思うぞ なにせ日本のお仲間、原水協や原水禁も 中国様の核は綺麗な核だから問題ないと真顔で反論するアホウ揃いだし 初稿書いた2016年当時は吹替無しの日本語字幕版 駄洒落や悪ふざけ描写は字幕だけだと笑うのにワンクッション必要 ストーリーも何故ヒロインがボンドに魅せられたのか本当に意味不明だったからかなりボロクソに貶しましたが 改めて日本語吹替版で見直しなおかつオーディオコメンタリー楽しませて貰うと評価はひっくり返ります そもそもこのシリーズは頭空っぽにしてお祭り騒ぎを楽しむ映画だし 歴史書でも論文でも無かったね 危うく道を違える所でした と言う訳で何とか辻褄合わせに挑戦してみます



【 今回のオープニングも本編と無関係 CIAと共同で行われた中南米某国の軍事独裁政権統治下の国に横流しされた新型レーダーと戦闘機に対する破壊工作 新兵器の展示販売と馬障害競走が行なわれいるイベント会場に ビアンカ諜報員と共に牽引式馬運車で乗り込んだボンド中佐は 将校に変装し格納庫へ潜入するが偶々その日現れた同姓同名の情報将校に捕らえられる ビアンカの機転……具体的にはスカート捲って監視兵を色仕掛け で脱出に成功したボンドは脱出用の小型ジェット機で敵を翻弄 撃ち放たれた対空ミサイルは格納庫をすり抜けた主人公の機体追い掛け大爆発 トラブル有ったが無事任務を達成 ガス欠起こしたアクロスターを何とかアメリカ合衆国に滑り込ませガソリンスタンドへ 満タンお願いね 今回は終始こんな感じで進みます。 】


★確か東芝が本作のタイアップ企画やってた筈だけどうろ覚え


 度重なるロマノフ王朝遺産流出の謎と真相を追っていた009が西ベルリンの英国大使館にて殉職した 発見時何故かサーカスのピエロ姿の扮装で背中に投げナイフが刺さっており 握り締めた秘宝ファベルジェのタマゴは精巧に作られた偽物 後任を託されたのはアメリカ中南米の任務を終え久し振りにMI6本部に戻ったジェームス・ボンド中佐 そろそろ定年間近なマネー・ペニー中尉のアシスタント兼後継者候補のペネローペ・スモールボーン少尉を交えての何時もの小芝居を挟みつつ 新しく就任したMやグレイ国防大臣 そして宝石鑑定の専門家ジム・ファニング卿を交えての状況説明と ソビエト側で冷や汗かいてる脳筋(オルロフ)将軍のエピソード書いたら支離滅裂になるからばっさりカット 


王朝遺産の西側流出が始まったのは約半年前だが恐らくクレムリン上層部の許可は取り付けておらず何者かが組織的に無断で流出させている可能性が高い そこへ来て数日後サザビーで開催される競売目玉商品の精巧な偽物を巡り諜報員が殺された ボンドは手掛かりを掴むためファニング卿と共に英国博物館代表としてオークション会場に潜入 恐らく009を謀殺したソビエト連邦上層部と繋がる何者かは 秘宝流出の発覚を遅らせるため偽物とすり替えを繰り返している可能性が極めて高い 本物を取り返し再び偽物を作る必要が有る筈だから金に糸目はつけないはずだ 


ボンドのブラフにまんまと引っ掛かったお間抜け様は 元アフガニスタン王国の亡命貴族 カマル・カーン 資産価値は精々25万〜30万ポンドの悪趣味なイースターエッグに倍額以上の痛い出費を強いられたカモが手に入れたのは実は偽物 本物は商品鑑定の際すり替え済 騙された事に気付かず急ぎインドへ戻るカーンにさらなる揺さぶり掛けるため Qにコピーして貰った盗聴&発振器付の偽物を手にボンドはデリーへ向かう ちなみに本物はMl6で預かり 近々流出資産の行方追い英国に来るであろうゴーゴルKGB将軍への手土産になる予定 


タージ・マハルの威容にウタイゴルの湖を堪能しつつ ヘリで現地に乗り込んだボンドを出迎えた現地のエージェント・テニス得意なビジャイ・アムリトラジ(ちなみに本名)や3輪バイク運転手姿のサドルディン事務局長によると イカサマは得意でも商才まるで皆無なお坊ちゃま=カマルの大躍進の原因はオクトパシーと名乗る謎の宝石商らしいと判明 早速ホテルのカジノでバックギャモンでカモを食い物にしてた阿呆の神経をタマゴで逆撫でしたらまんまと馬脚を現した オークション会場でも見掛けた慇懃無礼なターバン野郎ゴビンダ率いる刺客相手にトゥクトゥクでカーチェイス インド名物大道芸人を巻き込んでの大立ち回り かなり有能なビジェイの運転テクニックにテニスラケット使ったアクション まんまと追手撒いた主人公等は隠し通路が設けられた前線基地へ到着 今度はインドへ単身赴任命ぜられたQから新装備や兵器預かりホテルへ戻る


ホテルのプールサイドでボンドを待っていたのは カマル等の監視役を務めるオクトパシーの懐刀を名乗る女性マクダ まんまと主人公を翻弄した彼女は貴方の目的は把握していると堂々と夜戦を挑み (詳しくは映像見て察してね) 見事な手段で偽物のファベルジェのタマゴを奪いカマルの屋敷へ ついでにうっかりゴビンダに気付くのが遅れボンドも拉致された イギリスの諜報部員? 即座に殺せとイキるカマルだったが とある理由からボンドを五体満足な状態で私の屋敷に連れて来いとオクトパシーから厳命され渋々軟禁状態に かなりキワモノなアフガン料理による嫌がらせとか嫌味な会話劇については長々書いてもアレだから本編どうぞ 


カマル邸に探りを入れていたのは主人公だけでなく KGBやインド政府のエージェントも居たが皆殺し 其処へノコノコとヘリで乗り込んで来たのはソビエト連邦書記長やゴーゴル将軍と敵対するオルロフ将軍 オクトパシーの組織を使い流出遺産をインドに持ち込ませていたのは軍縮反対派だと漸く判明 確かにQの盗聴器は優れ物だったがマクダの使うドライヤーが放つ電磁波に邪魔され肝心要の陰謀が分からない どうも東ベルリンに持ち込んだ何かでテロを起こす積りらしいがブツは何だ? 盗聴バレた主人公は冷凍庫へ逃げ込み死体袋に紛れ込む 翌朝始まった虎狩り名目のボンド捜索 まんまとカマルの裏かいたボンドは虎やインド象 見境なくライフル撃ってくる追手を翻弄しながらワニと戦ったりターザンやったりと大忙し 偶々湖にやって来たアメリカ人観光客のジャングルツアーに助けて貰うと返す刀で今度はオクトパシーの宮殿へ潜入 勿論その行為はオクトパシーのみならず部下全員にバレており再び軟禁される事に


オクトパシーの父で元00メンバー=デクスター・スマイス少佐とボンド中佐の因縁その他は本編見て貰うとして 女性ばかりなオクトパシーの部下は東南アジアから集められた孤児を引き取り育て上げた彼女の妹達 その育成資金の出処はスマイス少佐の自決促す事でボンドが見逃した北朝鮮から奪った莫大な金塊 なおまかり間違ってもオクトパシーをお母さん或いはマムと言ってはいけないらしい(笑) 


どうしてもボンドの口を塞ぎたいゴビンダは謎の丸鋸ヨーヨー使いを雇入れ宮殿を襲撃 Qと共にボンドの後方支援を行っていたビジャイが殉職 寝室現れた殺し屋相手に肉弾戦、オクトパシー庇いヨーヨー使いと共に湖落ちたボンドは殺し屋諸共ワニの餌食になった風を装い宮殿を脱出 ビジャイ殉職の復讐誓い東ベルリンへ向かう 同じ頃ゴーゴル将軍率いるKGB特別チームは反軍縮派のメンバーを1斉摘発 漸くカマルやオルロフ将軍が遺産流出に関わっている事を突き止め動き出していた インドルートは英国とソ連に気付かれたから今回からは東ベルリン経由でロマノフの宝石運び出す 運搬係に選ばれたのはオクトパシーを始めとする多数の部下達やオルロフ将軍の子飼の暗殺者=ナイフ使いのミーシカとグリーシカも潜り込んでいるサーカス団 今迄はこのルート使い偽物をソ連に運んでたが手段を選んでいる余裕は無い 


と言う事になってるが実はオルロフ将軍とカマルはそろそろ邪魔になったオクトパシー1味諸共厄介払いをする積りだった 大量の宝石や美術品の代わりに金庫に仕舞われたのはアメリカ製の戦術核爆弾を模した時限作動式原子爆弾 今回のサーカス興行先は西ドイツのアメリカ空軍基地 爆発すれば数千人が即死し大勢の被爆者が発生するがソ連の関与はまず疑われない 既に莫大な資金注ぎ込んで爆弾製造にあたらせた技術者達の口封じは終わっている 核爆発を期にヨーロッパから米軍を撤退に追い込んだら後はクーデター起こし 軍部を掌握している私がソ連邦英雄となりヨーロッパを占領 カマルはその専属商人となる計画だったが オルロフ将軍は駆け付けたゴーゴル将軍率いるKGB特別捜査チームに追い詰められ部下ごとあの世 現場駆け付けたボンドは西ドイツ警察相手にカーチェイスやったり双子のナイフ使いと戦って斃し ピエロに変装し米軍基地に設けられたサーカス会場に潜入 オクトパシーとその部下にアメリカ空軍憲兵隊を巻き込みながらも持ち込まれた原子爆弾をギリギリで無効化


ゴビンダと共にインドへ逃げ戻るカマルへ報復をオクトパシーとその部下達は1足先にインドに戻った 後処理その他で遅れて到着したボンドとQはインド支部が手配した気球でカマル邸に乗り込むが 怒りの女軍団はカマルの部下を薙ぎ倒しており現場は既に乱戦状態 ゴビンダに不意を突かれ人質になったオクトパシー連れカマル等は小型双発飛行機(ロッキード・エレクトラ)で逃走図るが 後始末をQと女軍団に任せ馬で駆け付けたボンドは飛行機にしがみつく 何とか振り落とそうとするカマルとボンドの壮絶な戦い ボンド殺害命じられたゴビンダは奮闘したもののパラシュート無しでスカイダイビング 飛行機壊し不時着した機内に潜り込みオクトパシー救出 独り操縦不能な双発機に取り残されたカマルは木っ端微塵 数週間後Mと顔だけ笑顔で面談してるゴーゴル将軍はロマノフ資産の返還交渉行いながら色々知ってそうな疫病神(ボンド)の行方を問い掛けるが 脱出の際に左足を骨折し絶対安静中のアレは未だインドで療養中だと誤魔化すMの姿


ちなみにボンドはオクトパシーの宮殿で楽しい療養生活満喫中だった




★ビジャイの本業はインド最強のプロテニスプレーヤー 当時はウィンブルドンの常連。


☆バイク改造の3輪タクシー・トゥクトゥクは大型バイク改造のバスタイプが沖縄の場合、糸満市豊崎のショッピングモールに数年前ディスプレイ用で有りました。インド人経営のレストランなんかではアルミ缶加工して作られたミニチュアが売られてたりします。



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