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女王陛下の 007 69年

2021年6/15〜6/17タブレット端末にて執筆し深夜脱稿 新規割込み投稿

本当はやたらと長いデートシーンとか突っ込み要素満載ですが 延々と書いても疲れるだけだからサラッと流します 発想はかなり怖いんだけど恋愛要素優先だったしなあ此れ

【 此れまで敢えて語られて来なかったジェームス・ボンド中佐のプライベートが垣間見えるエピソードで有りシリーズ唯一のバッドエンド とは言え今見直すと異常におっかないのがスペクターのテロ計画 洗脳した美女達を歩く細菌爆弾に仕立て上げる世界同時感染爆発(パンデミック)作戦 当時は家畜&作物に致命的な害を齎す細菌カプセル持たせるなんて荒唐無稽なアイデアを含め、まさか本当にそんな犯罪やる国やテロリストは居ないだろうと纏めてスルーされたのですが 狂牛病に鳥インフルエンザと口蹄疫そして豚コレラにSARSとMARSに続いて武漢コロナと並べると…………あれ?考えてみると感染経路は全部あの国と半島じゃん(汗) 】


★50年以上前は人を病原体の運び屋に仕立て上げる事自体が荒唐無稽だったけど 党員以外は人間じゃ無い紀元前の価値観な国ならやりかねない とだけ書いときますか 具体名は上げてないから多分セーフ


☆だから私はあの3ヶ国の人間は例えビジネス目的でも入れちゃいけないと書かせて貰います……前科が余りにも多過ぎる 武漢コロナ感染爆発まで沖縄で猛威振るった豚コレラも感染経路は禁止物持ち込んだ観光客だったの忘れたかね。


原題:ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE

本来の意味はエリザベス女王陛下の為の警護要員ですが……

イギリス/アメリカ合作 劇場公開作品

同年日本劇場公開

原作:イアン・ランカスター・フレミング

On Her Majesty's Secret Service 1963年

シリーズ10作目

同年早川書房 ハヤカワ・ポケットミステリー

後年 早川ミステリー文庫化

さいとうたかをのコミカライズ版は68年頃?



 そういや小学生の頃 初めて月曜ロードショーでこの作品見た時 いきなり知らないオジサンがジェームス・ボンドやってて誰だコイツ? とテレビの前で固まった記憶が………その後三代目ボンド=ロジャー・ムーアーの映画が夏休み作品としてラインナップされる様になってから フィクション作品なんだしまあこんなモンかなと色々耐性付きました(笑) とは言え番組司会者・荻昌弘さんの解説なければ あのラストを含め納得しなかったかな オープニングムービーに使われたジョン・バリーのテーマ曲聞きたさに90年代にサントラCD買い込んだのは良い思い出です 


あの頃は月1枚と決めて色々サントラ買い漁りました 沖縄BOOK BOXと言うレンタルビデオ&本・CD販売チェーン店の全盛期だったしTSUTAYAも競争するかの様に出店ラッシュ状態だった上、平行輸入品に至っては高くても半額の1500円以下 再視聴に辺り久し振りにCDラックから引っ張り出したけど個人的にはシリーズの中でもこの作品のサントラが1番ベストだと断言しときます。


今作ヒロインのトレーシーことテレサ・ディ・ヴィセンゾ元公爵夫人はバツイチで元子持ち(確か息子が誘拐ビジネスで殺され離婚 映画版では旦那が愛人と事故死) 時系列では40歳を迎え現役引退を考える様になった主人公が何故そう若くもないマフィアの娘に惚れたのか? そもそも原作小説読んでないからその辺りは想像外になりますが 映画に登場する彼女は其れまでの御飾り要員と違って1作目〜2作目に登場する謎の遊び人シルヴィア同様、修羅場馴れしてるとか色々相通じるモノが有りまして だからこそボンドが結婚まで突き進もうとしたのかなと 後今回ブロフェルド役を演じたテリー・サバラスは子供の頃から好きだったんですよ 笑いながら怒る演技&吹替版の声演じた大平透さんや森山周一郎さんの声がお気に入りで内容的に色々アレな作品でもあのオジサン出て吹替版入ってるなら大体OK あんな声出せる大人には未だ程遠いな私(泣)



【 今回調べるまで私もマフィア=イタリアのイメージでしたがユニオン・コルス(なおコーザ・ノストラも別組織)は一応犯罪組織では有るものの 何方かと言うと港湾労働者を纏める小規模経営の自警団⇒令和3年現在はPMC=民間軍事会社です。 勿論本拠は自治権持つフランス領コルシカ島 イタリアからは目と鼻の先程度ぐらいしか離れてませんから色々文化混ざったり結構エゲツない対立の歴史が有ったりしますが フランス国内にも進出してるシシリアンよりはおとなしめ なおポルトガルは撮影当時の治安もさることながらイアン・フレミングがボンドのモデルとなる人物目撃したりシリーズ第1作小説の舞台となった場所でも有りました。 】


★爆弾テロと左翼団体の破壊活動で危険だからイタリア/スペイン/フランス/西ドイツは軒並みアウト 撮影当時は辛うじて治安安定してたポルトガルもこの数年後、中国共産党の支援受けた軍のクーデターで地獄へ真っ逆さま イギリスもIRAが爆弾テロ繰り返し ヨーロッパで安全な所はスイスだけとなります 


☆本来は "二度死ぬ" の前のエピソードになる予定だったけど主役入替えたから辻褄合わせは諦めてます ジェームス・ボンドはあくまでも諜報員名で何人かが掛け持ちしてるコードネーム そう割り切って下さいな 無駄な上映時間や脚本も前作遥かに下回る頓珍漢さなのは原因不明です。



 スペクター首領 エルンスト・スタブロ・ブロフェルド暗殺計画=ベッドラム作戦はターゲットの行方が掴めぬまま2年の年月を迎えようとしていた MI6の上司達にも明かせない犯罪組織と通じている情報屋を訪ね 数年振りにポルトガルを訪れていたジェームス・ボンドはある夜想定外のトラブルに見舞われる 愛車アストン・マーチンDBSにロードレースを挑んで来たのは赤い1969年型のマーキュリー・クーガー そこそこ運転には自身の有るボンドを呆気なく追い抜いたその車を運転していたのは同世代と思われる女性 ところが彼女はいきなり入水自殺を図り止めようと動いたらいきなり2人の暴漢に襲われ返り討ち 意識を取り戻した彼女はフラフラと砂浜を離れた 何だか知らないが迷惑この上ない疫病神みたいだ と言う訳で主役入替えしてのオープニングは割とぐだぐだモードで始まります。


厄介さん=トレーシーことテレサ・ディ・ヴィセンゾ公爵夫人とは5つ星ホテル(パラシオ・エストリル・ホテル)で数刻後再会 お金無いのにカジノでギャンブルやって大負け 警察呼ばれる寸前だった彼女をまたしても庇う羽目になったり 懲りずにまた現れた暴漢を殴り倒し 部屋でワルサー奪い待ち受けていたトレーシーを宥めたりと色々有った後 性的な意味で食い逃げされ頭抱えた直後にホテル玄関口でいきなり5人の男達に捕らえられ強制連行 実はトレーシーはユニオン・コルスの大物マルク・アンジェ・ドラコの娘だと判明 裏社会では悪名高いスペクターの数々の犯罪計画潰した事で有名人な主人公 最近夫の浮気発覚&愛人共々交通事故で未亡人となり元々素行がアレだった(テレサ)は死に急いでいたが もしかしたら立ち直るチャンスかも……腕っぷしも修羅場に対するクソ度胸振りも気に入られたボンドにいきなり降り掛かる縁談話 


色々視聴者大混乱に陥れる急展開 職務放棄と連絡途絶を理由にベットラム作戦の要員から解任 売り言葉に買い言葉で辞職表明する積もりだった主人公を上手くフォローし尻叩くMとマネー・ペニー中尉の飴と鞭 辞職から一転急遽2週間の有給休暇を命じられたボンドはドラコやその美人秘書と荒事得意な部下達 そして謎多き貿易会社取締役に興味を抱き始めたトレーシーも含め家族同然な交流を行いながら遂にブロフェルドの潜伏先を突き止める 整形を重ね元イギリス貴族デ・ブルーシャン伯爵(ブロフェルドの仏語読み)の末裔を名乗るブロフェルドはあろう事か英国紋章院へ自身の身分保障を申請している アレルギー研究で医学博士の資格を手に入れ侵入が極めて困難なスイスの山岳地帯に研究所を建てているブロフェルドに接近するため僅か1日で紋章官の資格を取得したボンドは同じく休暇中のMの自宅を訪ね直談判 何とか調査許可を取り付けた


ノエルの季節を迎えたユングフラウの街 先行したバックアップメンバーと車窓で挨拶交わしヒラリー・ブレイ卿に成り代わっての潜入捜査 イルマ・ブント看護婦長を始めどいつもこいつも人殺しの匂いがプンプン臭う 列車から馬車橇、途中からヘリに乗り換えての山登り アレルギー症状を克服するための療養所だと言う警備厳重な元展望レストランには世界中から大勢の女性患者が滞在している バックアップメンバーが捕まり拷問受けたりボンドが自身の身体餌に患者から情報収集その他色々楽しい事やらかしたから即座に正体バレ 勝ち誇るブロフェルド直々に世界同時パンデミック=死の天使作戦の内容が明かされた と言っても判り易く簡単に纏めると "某国の武漢細菌兵器研究所を始めとする施設が定期的に国内外にバラ撒いてたアレ"


此処20年ぐらい、何か可笑しいと思いませんでしたか? 定期的に起きるインフルエンザの集団発生とか鳥インフルエンザに口蹄疫 そして今回の武漢コロナ世界同時多発パンデミック 映画ではアレルギー治療に訪れた世界中の患者に催眠術で暗示与えてスプレー持たせ人間細菌爆弾に仕立て上げてましたが こっちは幾ら使い捨てても構わない馬鹿な農民達に仕込み小銭与えて観光客に仕立て上げ…………まあ状況証拠ですけどね 去年試験投入した麦を不作に追い込む病原体の散布は大成功 何より散布した人間爆弾は何も覚えて無いから証拠も無い で今回バラ撒こうとしているのは植物や家畜のみならず人間の生殖能力すらも永遠に奪う特殊ウィルス・オメガ 数ヶ国程度なら封じ込め その間にワクチン研究で対処出来るだろうがもし世界で同時多発的に感染爆発が始まり其れに対処出来るワクチンを我々が保有していると国連に通告すれば 我が身可愛さに取引に応じる国々は多数に登るだろう そう楽しげに呟くブロフェルドに反論出来ない主人公


とは言え今作のスペクターは歴代最低レベルに詰めが甘い 主人公殺さずに交渉役で使い潰そうとしたから色々有ってボンドは研究施設からスキー装備奪って脱出 イルマ除いて幹部殆ど死んだり捕まってるから追撃部隊指揮するのはブロフェルド 真っ暗闇の中繰り広げられるスキーチェイス 麓の村にはイルマとおっかない部下達が詰めていたが生憎今夜はXmas 大勢の観光客を隠れ蓑に逃げ回り時折追い付いた刺客を返り討ちにしてるボンドに手を差し伸べたのは主人公の正体知ってわざわざスイスまで駆け付けたトレーシー 彼女が持ち込んだマーキュリー・クーガーによるカーチェイスに積み込まれたスキー装備使った逃避行 まあそれでも多勢に無勢、追撃部隊を使い捨てる形で主人公達を追い込んだブロフェルドは部下を囮に雪崩攻撃 ボンドは辛うじて生還したもののスペクターの兵士ごと雪崩に巻き込まれたトレーシーは人質にされた イギリスに戻ったボンドは特殊部隊の投入を進言するが既に死の天使は世界中に散布済 誰が何処に居るかだけでなく総数は何人に及ぶのか 何も分からない以上ブロフェルドの言いなりになるしか無い


ボンドは迷った末に頼りになる義父(ドラコ)に連絡 下手な特殊部隊なら全員皆殺しなユニオン・コルスの団員達とヘリに分譲しWHOの救難チームを装いスペクターの秘密基地を強襲もといカチコミ マシンガンやバズーカのみならず火炎放射器まで持ち込んだコルスの強襲チームは忽ち基地を制圧し 見張り殺したトレーシー連れて脱出 独り基地から逃げ出すラスボス追ってスキーチェイスにボブスレー対決 タイミング良く柱に体当たりしたブロフェルドは間違いなく死んでいる様に見えた そして物語は大団円、今回の任務を最後に引退し トレーシーと式を上げ新婚旅行に出発する主人公にいきなり銃を向けたのは死んだ筈のブロフェルドと途中居たのすっかり忘れてたイルマの婆さん ボンドを庇いトレーシーは頭を撃たれ即死 泣き叫び錯乱状態の主人公は死んだ彼女を抱き締め口づけを…………。 



★本当はスキーでの逃走シーンをもっと詳しく書きたかったけど……そもそもスキーもスノボも未経験 ローラースケートも駄目だったから多分スケートもアウトです 足跡1つ無いパウダースノーの上で繰り広げられた死闘は後年、日本映画 子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎 1974年 でしっかりパクられてましたね。 時代劇なのにスキーで死合う大勢の侍達があまりにも凄かった ちなみに刀がストック代わり(下手なボンドカー顔負けな乳母車も大概お馬鹿でしたけど……) もう1回見たいけどDVD置いてない(涙)


☆ブロフェルドがやらかしたイギリスへの病原体散布&ストレス実験は 催眠術云々はともかく架空のエピソードでは有りません 紀元前〜1950年代まで歴代の中華王朝が本当に行った侵略戦争で使われた常套手段で日清戦争でも日本軍側にそこそこのダメージ与えてます 水源地や井戸に死体沈めたり病人捨てて来るだけだから簡単なのよ


と言う訳で次はベルセルク纏めてからダイヤモンドは永遠にに取り掛かります ネバーセイ・ネバーアゲインの再視聴&原稿直しはどうするか考え中 ロジャー・ムーアの吹替やった広川太一郎さんの声も久し振りに聞きたいし今のボンド映画は全く見てないからそっちも見たい 悩みに終わりは有りません。

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