悪魔の飽食 81年
帝銀事件で死刑判決を受けた“平沢貞通死刑囚”は再審こそ行われませんでしたが医療刑務所で寿命で97年の人生を終えました。
歴代の大臣は全員彼の刑執行命令だけは発行していません。
せめてもの意地だったんでしょうね。
彼をモデルに描いた小説が金田一耕助シリーズ“悪魔が来たりて笛を吹く”だったりします。偶然ですか?
2016年8月4日
【森村誠一と新聞赤旗の記者下里正樹+正体不明の情報提供者による“架空戦記超大作”です】
最初に書いときますが関東軍第731“防疫給水”部隊と指揮官の石井四郎が実在した事以外は全て“思い込みと嘘情報”で仕上げられた架空戦記です。
残酷描写に定評のある小説家渾身の演出…“但し未だに情報提供者に会えない”に証拠写真の大半が出鱈目だった為、事実発覚直後に“作者自ら謝罪会見”。最初に出版された光文社カッパノベル版は絶版となりました。
現在読む事が出来るのはでっち上げに対する注釈と偽証写真を排除した角川書店版になります。もっとも再販した理由は読んだ人ならご存知でしょう。
1つ目は不謹慎で不道徳な展開にドキドキさせる事実や史実を交えたホラー&スプラッタ小説としては最高に面白い展開の物語だったからです。
そして2つ目の理由が当時非加熱製剤により400名以上の痛ましい犠牲者を出した“薬害エイズ事件”に関わったと言われる元関東軍731部隊員に纏わる噂話でした。この話は次項で纏めます。
私の場合、父親がエロ本と一緒に隠してた秘蔵コーナーから借りパク(笑)学校で友達と密かに回し読みしてギャーギャーやってました。勿論最終的には教師にバレて絶賛される事に……アレ?
※ネコと子供は父親のエロ本隠し=宝探しとなります。隠せば隠す程、挑戦者は燃えます。見せたくない物はむしろ堂々と置いておくと発覚しません。
83年に中国語版発売。日本版も含めて大ヒットしましたから88年に中国共産党全面協力で香港映画として製作→DVD化されています。但し見る際は要注意、死体の一部は死刑囚を使った本物で、映画の中で本当に子供を解剖。動物虐待シーンも満載です。勿論テレビ放送は不可能。それでも中国政府によってかなり検閲されています。オリジナルは中国国内のみ閲覧可能です。
今も普通に本屋で購入して読む事が出来るのは偽証事件発覚~謝罪会見以降“作者“森村誠一”とその家族だけに集中して行われた陰惨な嫌がらせ”です。
不思議な事に“赤旗”に対しては昔から定期的にやってた街宣車による騒音攻撃だけでした。
“自称右翼”街宣車による自宅襲撃や投石、脅迫電話や手紙等で世間一般の大顰蹙&森村誠一とその家族を物心両面で追い詰めたのと、事件以降突然始まった中国共産党による物心両面の全面支援だったりします。
そりゃあ陰惨な嫌がらせやられてる最中に“あなたは間違っていない”と全肯定する人物が接近したら“転ぶ”わな。ましてや悲惨な戦争体験を持つ彼が、動かない政府や警察に深刻な不信感を抱くのには充分な時間が有りました。
今や彼も“日本は一度滅べと願う”熱狂的な反日教徒になりました。
60年代に始まった反戦運動に対する中途半端な弾圧→学生運動に発達したそれは結局仲間同士の内ゲバ→自滅となった訳ですが以降もはっきり意見表明をしない“腰抜け政府”と当時から既に“口だけ”だった野党とマスゴミ。
不信感と不安がこの本の再販、同じ様な理由で“ノストラダムスの大予言”や落合信彦の自称“ノンフィクション小説”大ヒットの原因となりました。
歪んだ時代は結局インターネットや携帯が当たり前の存在となり情報原も確認する人々も複数となった現在まで続いています。
もっとも直接自分の目で確認する人が少なくなったが為に誤報もデマも飛び交う辺り昔と変わらないかねぇ?。
沖縄の米軍基地の前に居座る連中にも、そんな行程を経て“歪んだ”連中がかなりいます。ある意味洗脳なんですけどね、周囲の人間が批判すればする程反発するのですよ頭に留めといて下さいね。
それじゃあ、あの話は中国共産党と赤旗&騙された作者による“完全なでっち上げ”かと言いますと実はそうじゃないんです。全てはとある未解決事件に纏わる出処不明の怪談話から始まりました。
噂話を纏め物語として流したら右翼団体による威力業務妨害と偶然併発した薬害エイズ事件に関わる隠蔽行為でかえって噂話に真実味を与えてしまい。ついには無関係の外国組織が利権欲しさに介入…結果はこうなりました。
※ここ迄読んだ方は大体お気付きでしょうが右翼団体もパヨク団体も間に色々挟んでるけどバックは同じ存在じゃねーのと疑いませんか?
私は間違い無くそうだと疑ってます。
【全ては第1次世界大戦から始まりました。西部戦線におけるドイツ軍の毒ガス大量散布。】
井戸に毒物散布したり病人や死体を城に投げ込んだりする陰険なやり方は紀元前から世界中で行われてますが、化学兵器として毒ガスを大量散布したのはドイツ軍が初めてとなります。
この戦いに日本はヨーロッパ戦線には直接関わりませんでしたが、連合軍の一員として南太平洋におけるドイツ軍毒ガス&麻薬生産施設の制圧。青島要塞制圧。地中海の輸送船護衛に大活躍しています。
その際、多数の資料と生産に関するノウハウ。技術者を捕虜とし獲得しました。
1925年に新たに化学兵器/細菌兵器使用禁止を義務付けた改定ジュネーヴ条約締結により日本でも法律を厳守したのですが、周辺の敵対国、特にソビエト連邦と中華民国は加盟拒否。
否応無しに防疫の為の研究は継続される事になります。
結局条約締結国の全てが最低限の防衛の為、なし崩しで毒ガスや細菌兵器を生産。
日本以外は現在も所持しています。米軍統治下の沖縄には1978年迄、多数の毒ガス弾が配備されていました。…核兵器も含めておそらく今もね。
証拠はあるの?と色々問い詰められそうですが公平な第3者機関による簡単な電磁波チェックで結論が出る筈ですが左右のマスゴミはどちらも知らん振りですね。
失笑ものです。
脱線はここ迄にして話戻します。満州事変以降、日本においても知識を持つ医師、化学技術者は総動員されました。
主な貯蔵先は防御に適し緊急の際民間人の被害が出ず事故処理が容易な瀬戸内海の元無人島。
研究施設や人員も大方そこに大東亜戦争終結迄駐留していたのです。
唯一の例外が満州国に駐留する事になった関東軍直属の特殊防疫部隊731部隊でした。
【怪談話の拡散~帝銀事件の不自然な捜査妨害~みどり十字の薬害エイズ事件…かくして悪魔は野に放たれた】
現在は中華人民(笑)共和国が大半を支配する中国大陸。遥か数千年もの間、自然破壊と戦争。民族や文化大虐殺を繰り広げたあの場所は最後の清の時代には既に疲弊しきっていました。
自然の自己修復は奥地の一部を除いてもはや不可能。河川だけでなく地下水迄、大腸菌が繁殖し地表ではペスト菌、コレラ菌等の伝染病菌がウヨウヨ。
折しも世界的な大不況と無制限に資金を貪る朝鮮半島のアレで国内、特に冷害の被害に定期的に苦しめられ弱体化した東北地方を中心とする棄民=移民団は地元民が逃げ出した新天地を発展させる為、懸命に植林等を行っていましたが“焼け石に水の状態”で次々と疫病に感染し倒れました。
※棄民政策は南米や北米、果てはオーストラリア迄向けられ様々な理由で多くの日本人が騙され、海外に送られました。中国大陸もそんな形で多数が送られてます。
当初は貿易等で進出した民間人(日本以外の外国人も含む)護衛の為、ロシア帝国南下対策の為、限定滞在予定だった満州地方派遣軍はズルズルと居残る形となってしまい中華民国の軍閥、張作霖軍による外国人虐殺行為から始まった宣戦布告無き対立は最終的に全面戦闘行為に発展。
日本国内の派閥争いで命令が来ないまま孤立した派遣軍は張作霖を暗殺。軍隊による満州地方の治安回復を勝手に始めてしまいます。
傀儡として幽閉されていた満州族最後の皇帝を元首とし満州国独立。中国大陸の関東地方を制圧した派遣軍は名称を“関東軍”と変え以降も大陸で命令無きままなし崩し的に戦争を行う事になります。
※中国は数千年もの間、宣戦布告無しで勝手に開戦・勝利して来ました。阿片戦争の辺りから負け戦続けてますが遣り口は未だに変わってません。
国内から緊急に徴兵した大兵力の健康維持と満州国における開拓民を優先に全民族の疫病根絶の為、安全な飲料水と農業用水供給を目指し医療行為経験者を好条件でかき集めた専門チーム=それが731部隊の正体でした。
流石に全て日本人医師だけでは編成出来なかった為、多数の満州人、漢人、朝鮮人の助手を加えた多国籍の混成部隊です。
噂話は編成直後から始まります。
常に白衣で行動。場合によっては防護服にゴーグル、ガスマスクで水質調査。独立した形で疫病根絶に安全な飲料水確保に動き回る彼等の外観に恐怖を抱いた一般兵士や民間人の中から、彼等は実は新兵器の研究→細菌兵器開発→憲兵と組んで人体実験の材料探しのデマが広まり。
関東軍の中枢部が彼等を優遇する一方、情報公開を拒否した為、デマは何時しか日本全土に…アジア全域に展開する日本兵の間に拡大。
瀬戸内海の秘密を守りたい軍中枢部の意向もあって噂話は更に内容が残虐描写満載の怪談話に変わります。
大戦末期、関東軍が行った幹部のみの脱出行為も彼等の悪評アップに貢献しました。
民間人の脱出時間を少しでも稼ぐ為。全滅必死の戦闘を行った樺太派遣軍と異なり。大多数の下士官兵士、軍属、民間人を置き去りに或いは身替わりに逃走に成功した幹部達。
エリートチームである731部隊員とその家族も優先的に日本本国に帰還します。見捨てられた兵士の中には勿論現地採用の731部隊の軍属達も居ました。
※逃げ遅れた民間人や兵士達、更には日本軍に好意的だった満州人や漢人。民間人中心に最低50万人はソビエト軍にその場で殺され、更にその数年後逃げ込んで来た中華民国軍兵士も含む30万人は中華人民共和国軍によって老若男女全て餓死に追い込まれました。街から出れば赤子すら銃殺刑。遺体は破壊した街毎埋められました。
僅かな生存者は近隣諸国を経由して日本やアメリカに亡命しています。
置き去りにされ悲惨な体験をし復讐心や憎悪を抱く彼等の追求をかわす為、関東軍幹部達とその家族は潜伏。戦後の混乱期を生き延びます。
地獄から生還した兵士達による731部隊の噂話はいつしか真実にねじ曲がり密かに民間に拡散しました。そんな中事件は起きます。1948年1月26日に青酸毒物による12名もの犠牲者を出した“帝銀事件”毒物なら彼等の仕業に違いないと告発されたのは既に医師として現役復帰していた元731部隊員50名でした。
まるで中世ヨーロッパの魔女狩りと化した世論と捜査陣に危機感を抱いたGHQ(連合軍司令部)は事件に介入。
結局模倣犯として別の事件の捜査線上に浮かんでいた画家、平沢貞通容疑者を逮捕。虚言癖のある彼はたちまち裁判で死刑判決を受け収監されました。
GHQが噂話の打ち消しに介入、どう考えても犯人らしくない人物を半ば強制的に死刑囚に追い込んだ事から当時の人々は更に疑いを強める事になります。
“米軍と交渉した彼等は人体実験データと引き換えに戦犯から逃れたと”
更に朝鮮戦争が始まり、作戦ミスで多数の犠牲者を出した責任を逃れる為、毛沢東が広めたデマ
“アメリカ軍が細菌兵器を投入した”
という話が“赤旗”や“共産党経由”で広まる様になり731部隊の悪評は更に悪化しました。
真実を告発しようとした中国義勇軍指揮官や幹部達は幽閉され文化大革命でなぶり殺し。或いは生きながら身体を切断され市民の食料となりました。
疑惑の真実を証明出来た筈の石井四郎氏は何一つ弁解せずに59年に亡くなります。関東軍は幹部達の安全の為10万人が戦死65万人がシベリアでの抑留生活を体験し更に数万単位の凍死者を出しました。罪悪感から逃れる事は終生無かった様です。
財産は全て元部下達に振り分け、自身は医師として死ぬ直前迄、患者の治療に携わっていたそうです。あの小説先に読んじゃうと余りのギャップにドン引き必死。
写真見る限り普通のお爺ちゃん先生だしねぇ。
悪意丸出しで編集された光文社版の写真 は本当に別人です。
実際彼等の無実はGHQの調査資料ではっきりしてます。
アメリカ軍は戦争中に国内に落とされた風船爆弾において細菌兵器使用を警戒し捕虜の尋問で証言された細菌兵器の開発
しいては人体実験の疑いがある全ての組織の徹底調査を行っていました。
戦争中に空中偵察、スパイの潜入捜査を進めていたアメリカ軍の調査結果は明らかに“白”但し所詮は忌々しいジャップの化学者です。特に保護の必要性も有りませんでした。
真実を語れる人々の死をきっかけに陰険な“死体蹴り”は始まります。例えば映画の中でいきなり生態実験で子供を感電死させる“日本の戦争”731部隊登場シーン。あの作品では南京大虐殺の犠牲者をいきなり30万人と表記します。子供向きに販売されるオカルトムック。私があの部隊の噂話を読んだのはタイガーブックスの第2次世界大戦を特集したムック本のごく小さな記事でした。
同じ頃自称関東軍関係者を名乗る正体不明の人物が多数登場。日本軍による村落の根切り。日本人はけして使わない漢字表記“三光作戦”等の怪しい体験談が大量に登場します。
全ての集大成としてねじ曲げた真相をバラ撒いたのがこの本でした。
全ての嘘に私が気付いたのは20歳を迎えた頃です。
本の中で毒ガス処理で全て皆殺しにされた筈の中国で“マルタ”の生き残りがいきなり登場。満面の笑顔の狂人と化した作者、森村誠一に握手を求め自分達がどうゆう風に拷問されたか元気いっぱい証言するババアの姿に激怒したのは言うまでもないですよね!?
因みに麻薬の栽培ノウハウについては“金丸信”とだけ書いときます




