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秋山善吉工務店 17年

2023年1/15〜1/17 タブレット端末にて執筆し新規割り込み投稿

内容は新書判からだけど微妙にタイムパラドックス発生してるので文庫版で修正されてるかな? 出来りゃ成人の日に間に合わせたかったけど無理でした

【 何言いやがる俺はただの大工だ‼ 本宮ひろ志先生の代表作 硬派銀次郎と完結編の山崎銀次郎 が昔大好きだったお客様ならドストライクな豪放(ごうほう)磊落(らいらく)な昔気質の工務店棟梁 秋山善吉が負けず劣らずな参謀嫁 春江と共に 家焼け出され家長も失い自分達を頼ってきた義理の娘とその家族を追い詰めるイジメ、違法薬物の密売、クレーム詐欺犯罪を家族と共に真正面から豪快にブチ壊すそんな物語 でも一応ミステリーですし中山七里先生作品で御馴染みな濃い面々も次々と登場します 】


★なお時代設定は セイレーンの懺悔 16年 と同じ2012年9月頃 宮藤刑事は本作ではレ・ミゼラブルのジャベール警部役です つまり勘違い野郎な咬ませ犬(笑)


日本 ミステリー小説(微妙に嘘)

中山七里(なかやましちり)

光文社 小説宝石 2014年7月号〜2015年4月号

2017年光文社新書 2019年光文社文庫化


 令和5年1月16日 此処の所連日連夜気温20から26度の晴天でしたが昨日辺りから気温下がり再び冬の雰囲気に…… とは言え北風さえ遮れば動いてるなら半袖短パンで過ごせる程度なので やれ大雪で道が大渋滞とか今度は中途半端に雪溶け雪崩だの道路凍結だので対応に追われる本州よりは暖房や光熱費で余計な出費が掛からないのは良いことかと 何もかも値上がり一辺倒なのに給与だけは上がらない今年も中々キツい 此処は同胞多いしオール沖縄が支援するから生活楽だぞみんな来いと最近海外ニュースサイトで半島系が沖縄への集団移住呼び掛けてますが止めてくれ 離地域の空気が化学物質で汚染されまともな空が拝めないのも海や川が汚染され手が付けられないのも自分だけが良かれと辺り構わずゴミポイ捨てしたり 被害者面して下の世話まで行政に集るその餓鬼道に染まった根性そのものなんだと何故自覚しない 家畜小屋で生まれ出荷されてその生を終える豚や肉牛だって周りを過ごしやすくために身を整えるし寝床ぐらいは掃除するぞ


昨日は二日酔いの頭抱えながら遅めの朝食 偶々BSチャンネルのドキュメントで見てしまい閉口したのが この国の何もかもが気に食わないとへの字口で官憲の執拗な職質やら日本国籍取得の際の指紋押捺に住基カードの申請 高齢者に対するデイケアサービスを悪し様に罵るとある在日朝鮮人なジジイの振る舞い いや……そんなに生まれた土地で暮らし日本人と会話することやこの国の食事すら苦痛なら 祖国も帰還者村まで作って呼び掛けてるんだから帰れよ爺さん 半島語話せないし年金も貰えない? 知らんよそんなこと 何故か大晦日前にやっていた京都ウトロ地区の其れと言い死刑冤罪事件のアレやこれと言いNHKが推す自国製作ドキュメントはサンデーモーニング共々、日本人で有ることが恥ずかしいだの日本滅べの大合唱 ついでにかの国の胡散臭いメロドラマ流された日には流石に腹も立つ それにしても地元民蔑ろにしてる売国奴ばかりなのにオール沖縄とは此れ如何に


とまぁ溜まった毒を吐露しスッキリしたので本作の紹介を タイトルと言い表紙デザインと言い まんま老境迎えた山崎銀次郎を彷彿させる度量持つ昭和の頑固爺主演な物語なんて余りにもハードル高過ぎ無いかとツッコミ入りそうだけど元々雑誌連載作品だし 中山七里先生の他のタイトル詐欺作品をそこそこ楽しんだお客さん向けの限定物と考えるのが妥当かと ちゃんとウケたから今度は殆ど水と油な爺婆コンビが陰険なトラブルや胸糞悪い犯罪行為を豪快にぶった斬るなんて変化球作品も出て来る訳です 実はちょっと購入躊躇してる人面疽探偵シリーズも もしかしたら面白いのか? つーかまだまだ他にも色々書いてるんだよ 年間何冊出す気なんだろうこの爺様(苦笑) 取り敢えずもう勘弁してくれと根を上げるまで付き合おうと考えてます



【 前振りで散々罵って置きながら掌返しする様でアレですが 偶々夕方見てたNHK・BSの古い紀行番組で1986年当時の東京の埋立地とか下町の記録映像楽しませて貰ったけど内陸部で千葉県に程近い墨田区は1930年代辺りから少しずつ観光地化が進んだ浅草から荒川渡り多くの職人と町工場が移り住んだ未だ昭和の荒っぽさと余所者への警戒感が並び立つ町 華僑や半島系の愚連隊が闊歩する錦糸町の歓楽街とは裏腹にスカイツリーを見上げる絶景スポットも多い為 表参道辺りは色々勘違いしたセレブが居たり怪し気な店が有ったりと……DQNな千葉県民からは東京の関所と恐れられる危険地帯なんだとか(苦笑) 】


★つまりDQNがヤンチャしたら通りがかりの爺婆にやかましいぞ阿呆と情け容赦なくゴツンとやられる所らしい…… 沖縄で見立てると糸満漁港+那覇の栄町かな 情報源TVとNETだから保障の限りじゃ無いけどな


 秋山善吉工務店は墨田区西に有る 道路交通の便の良さから少しずつマンション建設など再開発が進む住宅街で ただ1棟、昭和の風情をそのまま残す大きな瓦葺きの木造二階建て タバコの火の不始末と思われる火災で家長と自宅を失いウィークリーマンションに仮住まい どんどん右肩下がりで消えていく預金残高に悩む母 秋山景子(けいこ)の背中を押したのは亡くなった夫 史親(ふみちか)の遺された家族を心配する秋山善吉(ぜんきち)春江(はるえ)からの同居の申し出 ちなみに恵子の両親が暮らす実家は遙か彼方の愛知県 中学生の長男 雅彦(まさひこ)と次男 太一(たいち)の学区は隣に移るものの同じ墨田区 再出発を誓う母と長男は5年振りに義父母の家へ着くまでうっかり忘れていた 義父の善吉は言葉も荒いし容赦無く手も上げる昭和の遺物みたいなジジィだった事を


亡くなった史親とは対照的な無愛想 怒るか黙るかしかしない善吉に内心ビビり捲くる母と長男とは対照的に 新生活に真っ先に適応して見せたのは父親よりも祖父似な次男の太一(たいち) その態度が将来の不安に押し潰されそうな母親や慣れない同居に内心戸惑う祖父母を困らせない為の男の意地も少しは入ってると知っているのはかなり喧嘩早い長男 雅彦(まさひこ) 最初にトラブルに巻き込まれたのは事実上の主人公でもある小学4年生の秋山太一(たいち) クラスを支配する暴君 増渕翔太(ますぶちしょうた)と3人の取り巻きに目を付けられ傘下入るの拒否したからイジメのターゲットに 言葉責めに加え4人に殴る蹴るの暴行受ける毎日だったが担任教師もクラスメイトも見て見ぬ振り 兄の介入必死に押し留めたもののある日遂に限界点迎えた太一を押し留めたのは善吉爺ちゃん 色々有って上級生のイジメの標的になっていた翔太を救い出し男の貫目を上げる太一 やっぱお爺ちゃんの言った通りだった 群れて他人をイジメる奴は本当は弱虫だ 敵を作るより友達を作れ


転校先でも3人掛かりで喧嘩売ってきた不良をボコボコにする長男 秋山雅彦(まさひこ) そんな中学2年生に目を付け脱法ハーブの密売人の片棒担がせ傘下に加えようと策略する元先輩で今は暴力団 宏龍会の準構成員の曽我(そが)圭介(けいすけ) 自分が取り扱うハーブが麻薬の紛い物と知らず犯罪行為の片棒担ぎだと自覚したのは最初の顧客 佐伯大二がトリップした状態で車暴走させ通行人4人を跳ねた事件がニュースで流れてから 黒幕の下っ端構成員 瀬尾(せのお)の搦め手で闇社会の一員に堕ちようとしていた雅彦の目を覚まさせたのは脱法ハーブで錯乱したクラスメイト輝美(てるみ)の父親が同僚の自衛官を訓練中に射殺してから 工務店潰すぞと態度豹変させた瀬尾と曽我の脅迫に心折れかけた長男をぶん殴り激を飛ばしたのは善吉爺ちゃん 


雅彦連れ手切れ金片手に愚連隊の事務所に殴り込み 拳銃まで持ち出す曽我と瀬尾等をボコボコにするその姿はとても80歳とは思えない 後日事情聞かされ電話口で必死に謝るのは宏龍会渉外委員長の山崎(やまざき)岳海(たけみ) 殺人や傷害事件に関与し更にはカタギの中学生に手を出した愚連隊の面々がその後どうなったかは…… 流石に未成年には言えんわな(苦笑) ちなみに 魔女は蘇るで登場したヒートの件で宏龍会じゃ脱法ハーブは御法度(処刑案件) 組を裏切り抗争中の中国マフィアと組んだ阿呆共が生き延びる可能性は極めて低い 手切れ金の代わりに中学生だけど大工見習いとして祖父に尻蹴飛ばされながらも生き生きと始まる再出発 そんな雅彦の前に現れ此れ見よがしなブラフを掛ける警視庁捜査一課の宮藤(くどう)賢次(けんじ)巡査部長 秋山史親が亡くなった火災を放火と疑い捜査続ける勘違い野郎の登場で不穏な空気が漂った所で物語は次のエピソードへ 元ゼネコン営業マンな山崎が組長よりも恩義有るオヤジが善吉爺ちゃん 命の恩人でも有るらしいけど詳細は別作品になるのかな?


母と祖父母を心配させまいと頑張る兄弟の姿に焦燥感抱くのは 20年振りに専業主婦からハローワークでの冷たい対応を経験し 更には面接で相手にパワハラかまされ追い返される日々を送る秋山景子(けいこ)40歳 なまじ二人の息子は焼け死んだ父親の様な幼稚な大人になって欲しくない 必ず大学行かせて安定の国家公務員なんて妙な気合入るから尚更空回り 昔の自分見てる様で滅茶苦茶キツかった……ほぼ同じ頃にハローワーク通ってたし結局再就職先見付からず コンビニで深夜勤やって身体壊し危うく死にかけたのは私です やってる方は思いっ切り視野狭窄に陥るから実際搾取し放題なんだよ こちとら父親死んで稼がないと先が無いから高卒で就職 コンビニバイトじゃ大学生のバイトリーダーとか主婦上がりのベテランに 嫌になる程マウンティングされたからあの時のお先真っ暗感がフラッシュバックしたぞど畜生 あまり気負うな困ったら素直に頼れと声掛けてくる義母 春江(はるえ)のアドバイスも馬耳東風


案の定、正社員登用の道も有るなんて嘘も良いとこな ファストファッションなアパレルチェーン店 し…………もとい くりむら衣料のパート・アルバイト店員募集に飛び付いた景子が巻き込まれたのは 実力主義とは名ばかりなパート・アルバイト同士が正社員登用狙い脚を引っ張り合う地獄絵図な職場 サービス業経験者なら身に覚え有り過ぎて痛すぎるエピソード挟みつつ 言いたく無いけど半ば自業自得な振る舞いで フロアマネージャー多賀(たが)紀子(のりこ)に目を付けられた彼女に粘着し強請り集り始めるクレーマーの斎藤(さいとう)晴海(はるみ) バイト代だけでは到底賄えない買物強要されたりクズ石塗れなアクセサリーの負担に耐え兼ね 危うく工務店の資金に手を出そうとした景子に手を差し伸べたのは春江婆ちゃん 


そもそもくりむら衣料小岩店のバイト離職率が極めて高いのはクラスメイトと組み詐欺ビジネスで荒稼ぎしていた紀子達が元凶だった 勿論事件は警察沙汰となり店の評判優先するくりむらは紀子のみならず被害者の景子にも解雇の圧力掛けるから此方から三行半を叩き付ける 自分を性根から叩き直すと景子が選んだ道は此れ迄、春江が担ってた工務店の事務手伝い 実は義理の娘の異変に気付いていたのは善吉爺ちゃんだった…… 自分はこんな性格だし怖がられてるからと嫁に泣き付いた爺ちゃんは今日も何食わぬ顔で大工見習い達に檄を飛ばす ちなみに私が対処追われたのは店のバイトとして入り込んだオウム真理教と創価だったなぁ 陰険さは此れとはダンチだけど自分は全く間違ってないと泣き喚くから物凄くたちが悪い あと旧2ちゃんねるの従業員や店長名指し攻撃の嫌がらせも大変だったよ だから投稿者野放しにしてたひろゆきには殺意すら抱けます


そして最終章は 女子高生誘拐殺人事件…… 詳しくは セイレーンの懺悔 を参照下さいな。 の傍ら頭から秋山家の火災は放火殺人と決め付け犯人探しやってる宮藤警部補の空回りなエピソード なんつーか冤罪事件ってこんな感じで進むんだねとオチ知ってるとうんざりするストーリーだし 息詰まる嫌な雰囲気は出来れば本編購入するなり図書館から本借りて試し読みするなりして堪能して欲しいけど そんな最中、再開発で解体工事中のビルの防塵パネルが倒壊 危うく小学生が潰されそうな所を偶々近くを通りかかった善吉爺ちゃんが身を呈して庇い下敷きに 緊急搬送された善吉爺ちゃんは妻や家族にそれぞれ遺言託し そして駆け付けた宮藤警部補をミスリード 結局火災は放火だったのか事故だったのかはっきりしないまま年月は流れる 祖父と父が殴り合いの喧嘩してるであろう墓の前 善吉爺ちゃんの墓参りにやって来た18歳の秋山太一と宮藤警部の対峙で語られる 未だ健在な春江と景子の後日談 秋山善吉工務店の名はそのままに職人達に時にどやされ背中押されながら雅彦が棟梁目指してる云々 漸く明かされる以外な真実だったが其れはあくまでも推測でしか無い


「 僕は18歳になったんじゃ無い 皆が大人(18歳)にさせてくれたんだ 」 平成が終わり時代は令和 成人年齢引き下げが始まった年のエピソードを最後にこの物語は閉められる



❖中国マフィアの手引で墨田区に脱法ハーブ流してた千葉の売人は頭ベレッタで吹き飛ばされてます……by 逃亡刑事 17年 にて



なお秋山善吉に助けられた小学生麗華(れいか)は何者なのか? わざわざ名前有るから バッカーノとか今度アニメ化されるFateのfakeシリーズ書いてる成田良悟先生みたいにモブキャラで遊び倒す原作者だし多分此れから主要人物に取り上げられるんだろうなあ

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