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復讐の協奏曲 20年

2023年4/14〜4/15タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿

【 今回のネタは2007年辺りからSNSで煽る阿呆が沸き始めた結果、匿名じゃ無いと悪口1つも相手に言えない卑怯者で底無しの屑がドツボに嵌る弁護士懲戒請求の落とし穴と 悪質なDV=家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)による離婚調停の不備が原因で内外問わず中々減らない無戸籍者の問題にその他諸々………… 例のバカッターやTikTokとやらで増え続ける阿呆以上に問題なのが匿名を盾にそんな犯罪仕出かしたDQNだけでなく 犯罪者の家族や在席していた学校に部活を攻撃する輩 醜悪な行為や振る舞いに怒るのは正しいけど本来全く無関係な輩が正義の味方面し断罪するのって奴等と同じぐらい醜悪なんだって事を肝に銘じて欲しいモノ 】


★周りの人間まで共に地獄へ落とす輩ってSNSなんて媒体登場以前から居たけどね 此れよんで1人でもそんな屑が減る事祈ります。


日本 ミステリー小説

協奏曲と書いてコンチェルトと読みます

中山(なかやま)七里(しちり)

弁護士 御子柴礼司シリーズ 第5弾

講談社 刊 2023年講談社文庫化

講談社雑誌メフィスト2018年VOL.2〜2019年VOL.2


 令和5年4月14日 今月6日から行方不明だった陸上自衛隊のUH-60ヘリが下地島近海で漸く見付かったものの沈んでいる場所は水深100m そういや去年知床半島で沈んだ観光船もそんな感じでしたが勿論普通の遣り方では引上げ不可能ですので搭乗員の生死云々等の確認はまだ時間が掛かりそうです。 報道によると矢張り全員絶望の可能性が高そうですがそもそも何故こんな事態になったのか 僻地呼ばわりされてる下地島や宮古島でも個人撮影の記録媒体の他にかなり解像度怪しいものの監視カメラが捉えたレーダー消失直前の映像からも何らトラブルの前兆は無かった様に見えるし…… 何にせよ此れで真相究明と行方不明者発見の手掛かりが見付かれば良いなと思います 自衛官の殉職、特に周囲を大海原に取り囲まれた此処沖縄みたいな所だと中々遺体の回収もままならない事が有るしね


で今回取り上げるのはずっと文庫版発売を首を長くし待ち構えてた御子柴礼司弁護士シリーズの第5弾 なお3弾〜4弾に当たる文庫本も既に購入済みでとうの昔に読み終えてますが割と軽めな岬洋介シリーズと違って此方はダントツに取り扱うテーマ重いし どう自分なりに物語解釈し肝心要なネタバレ無しで纏めるか悩んでいる最中ですのでもう少し時間下さいな 漸くかなり手こずったストロベリーナイト・シリーズ纏め終わり 午後からページ開き読み終えた所です 時事ネタで組み込んだ自称ジャ(勿論モデルは)ーナリスト(伊藤詩織)のハニトラなオープニングで滅茶苦茶笑った やっぱり毒性強めな時事ネタ扱わせたら中山七里先生がダントツかと 史実でそんな罠にまんまと引っ掛ったのは確かTBSのベテランアナウンサーでしたがアレを御子柴弁護士が担当したら 今思い出しても胸糞悪い判決引っくり返りかなり痛快だったろうにと思います



【 詳細に関してはノーコメント貫かさせて貰うけど私自身もかつて人権派弁護士団を相手に延々10年以上やり合った民事訴訟で散々神経逆撫でされたから奴等に対しては目の前に現れたらボコボコに殴り倒したくなる程度には恨み骨髄ですが 動画サイトやSNSに良く沸いてる正体不明な扇動者に言われるがまま弁護士や判事に検察官の懲戒処分請求をやってしまうと強烈なしっぺ返し喰らいます 大体あっちは法律の盲点突いたり抜け道見付け出すプロよ この物語でも書いてある通り逆に名誉毀損で民事告訴され高額の賠償請求 例え和解でも相場は1件150万 そもそも見ず知らずな赤の他人に煽られイキる阿呆が悪いんだけどね。 】


★勿論国会議員なんかもこんな形で遣り返して来ますので要注意 アレに天誅加えたいなら合法的に選挙で落選させるしか有りません……敢えて名前出してないけど何処のクイズ野郎かお解りですね(笑)


 プロローグは幼い日下部(くさかべ)洋子(ようこ)の遊び友達 佐原みどりに纏わる思い出、両親は共働きで姉亜希子(あきこ)は同世代な友達付き合いで忙しい とある理由からみどりの引き立て役を演じていたある日、彼女は誘拐されやがてバラバラ死体となり街のあちこちに飾り立てられる 恐ろしかったのは友人を失った事じゃない それまで自分の末娘に物与えるだけだった彼女の母親が "死体配達人" を含む周囲の有象無象に向ける憎悪 残虐な事件をお祭り感覚で騒ぎ立てその友人のコメントまで引き出そうとするワイドショーのレポーター そして洋子は殺された少女の母に葬儀の場で無理矢理誓わされる事になる やがて名前も変え世間に戻って来る死体配達人=園部信一郎に死の報いを だが彼女(洋子)は既に復讐や憎悪が人を歪ませる事を知り尽くしていた。


まんまと自称ジャーナリストな地雷女のハニートラップに引っ掛かり、強制わいせつ罪で収監された国民党衆議院議員 猪俣(いのまた)幸四郎(こうしろう)の接見を終えたばかりの御子柴(みこしば)礼司(れいじ)弁護士を呼び出したのは彼の恩人であり煮ても焼いても食えないベテラン弁護士な谷崎(たにざき)完吾(かんご) 《この国のジャスティス》と名乗る匿名の人物が旗頭となり始まった御子柴(みこしば)弁護士を筆頭に多くの日本弁護士会メンバーをターゲットにした一般人による懲戒請求は1日500件以上となり右肩上がりで増え続けている 単なる書類の遣り取りだけでも日本弁護士会の事務員や其々の事務所の所員が対応に忙殺され裁判が進まない 対処を丸投げされた御子柴は逆に名誉毀損で告訴状送り煽られた馬鹿を纏めて叩き潰し扇動者を炙り出そうとする


そんな最中、知り合いの紹介で外資コンサルタントの知原(ともはら)徹央(てつお)との気が進まない会食を終えたばかりの主人公の秘書 日下部(くさかべ)洋子(ようこ)が 翌朝、突如事務所に押し掛けた警視庁刑事部の桶屋(おけや)東谷(ひがしたに)刑事により知原殺害の容疑で逮捕連行された 匿名の通報者により犯人として名指しされ 見付かった凶器にくっきり残されていたステーキナイフの持ち手に遺された指紋が彼女の其れと一致したのみならず悪名高い御子柴弁護士の秘書である事 被疑者が未婚女性で結婚に焦っていた可能性等々……状況証拠と言うには明らかにお粗末極まる訴訟理由に頭抱えつつも彼女を救い出すため奔走始める御子柴だったが 実は洋子の出自も何を考えわざわざ滅茶苦茶評判悪い主人公の事務所で押掛け秘書やってたのか知らない事実に愕然とする事になる 


なお相談受けた谷垣の紹介で洋子の事務仕事引き継がされたのは 色々やらかし現在無職でハローワーク通いな面白弁護士 宝来(ほうらい)兼人(かねと) 《この国のジャスティス》とは無関係だが同じ様にSNSで扇動された大量の懲戒請求で事務所を畳まざる終えなくなった宝来(ほうらい)弁護士は洋子の事務処理能力に感嘆し相変わらず無愛想で熾烈な遣り取り交わす御子柴弁護士に反感抱きつつも主人公が常に囲まれる逆境に呆れたりその分析能力や依頼人の権利を命賭けても優先する態度に驚いたりと忙しい日々を送る事になる 凶器は何故ステーキナイフだったのか そもそも殺人行為に使いようが無い其れをどうやって凶器に加工した 手掛かりとなったのは被害者と洋子が会食したその日以降から完全に行方眩ませた接客係 森沢(もりさわ)雛乃(ひなの)と 洋子に知原を無理矢理紹介し見合いじみた会食をセッティングした南雲(なぐも)涼香(りょうか) 知原が行っていた女性を利用した産業スパイ 森沢同様その経歴は何もかも偽物だった南雲の正体は知原の手引き役だと判明


同時進行で進む宝来弁護士との二人三脚の調査を邪魔するかの様に起きた2人を狙う通り魔事件 捜査担当する亀有署強行班 室田(むろた)刑事のみならず谷垣弁護士事務所の事務員達や広域指定暴力団 宏龍(こうりゅう)会の渉外委員長の山崎(やまざき)岳海(たくみ)を通し始まる警視庁の内部調査 なお相変わらず洋子と仲良しで事務所に遊びに来る少女倫子(りんこ)も登場し御子柴を叱咤激励したのは言うまでも無い 洋子が冤罪掛けられた理由は間接的に御子柴弁護士を追い詰めるのみならず 彼女を直接狙う理由が必ず存在しその向こう側には《この国のジャスティス》が居る 此処で漸く明らかになる洋子が佐原みどりの遊び友達だった事実と彼女の戸籍が存在しない事実 全ての手掛かりは死体配達人が誕生した九州福岡のあの街に有る 佐原みどりの姉 亜希子(あきこ)の冤罪晴らし2人の娘をペド野郎の魔の手から救った事実を知っていた老婆 倉科スミが語る日下部母子が味わった偏見と苦難 ある意味園部信一郎なんかより桁違いに悲惨だった洋子の生い立ち 御子柴の正体を端から見抜いていても彼が変わった事に気付いてる老婆に背中押され始まる法廷での戦い


日下部洋子に冤罪掛けた森沢雛乃の裁判所内での逮捕勾留 彼女を操りまた知原をも操っていた《この国のジャスティス》を宝来弁護士や室田刑事や山崎等と共に追い詰める御子柴弁護士 逮捕された真犯人の意外な正体とその人物をも操っていたスポンサーの正体に付いては本編読んだお客様が確認を とにかく無罪放免となった洋子が語る御子柴弁護士の正体知りながら押掛け秘書になった意外な真相 谷垣弁護士事務所のメンバー等が準備してた出所祝いの食事会を当初参加固辞する積りだった御子柴弁護士を翻意させたクスッとさせる理由等 このシリーズ好きなお客様ならもしかして此れ最終回かよと突っ込みはいりそうですがかなりベビーだった前回&前々回よりは 幾分前向きで明るい終わり方となります。



❖本編のあらすじには組み込め無かったから此処に追記を 保育園児〜中学生の頃の友人と今更仲良く出来ますか? 私は絶対無理です(苦笑) 特に露骨な同調圧力とマウンティングが幅効かせてた保育園〜小学生時代の自称友人には近寄りたくも無いしましてや滅茶苦茶校内暴力や虐め蔓延った中学生時代の友人なんて殺意しか抱けません。 まともに対等な遣り取り交わし例え裏切られても許せる関係の友人は高校時代に知り合った連中ぐらいだな つー訳で日下部洋子にとって佐原みどりとはどんな存在だったか 此処では敢えて名前出さないがとあるクラスメイトとはどんな関係だったのか…………我と我が身振り返り思わず納得したのは私だけですかね? 子供の友情なんて架空(ジブリ)の世界にしか存在しないんだよ


ちなみに今日和歌山の漁港で増税クソメガネが襲われたそうですが………… 心底どうでも良いのでスルーさせて頂きます。 自衛官10人がヘリごと行方不明になってもゴルフに出掛ける人非人の安否なんざ私は知らん 現政権で唯一評価してるのは彼の国に対する塩対応ぐらいだしなあ

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