ヒートアップ 12年
2023年1/30〜1/31 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
魔女は蘇る の続編だけど登場人物総入れ替えですので前回の謎は謎のまま
【 表世界どころか反社の世界でも使い物にならない社会のゴミを一度投与すれば社会復帰不可能な狂化ドラッグで廃棄処分…… 未だ荒稼ぎ目指し逃げ回る売人を追うのは家族守るため闇の世界に墜ちた元ゼネコン暗部 山崎岳海と特異体質と根深い自殺願望抱える厚生省のハミダシ者な麻薬捜査官 七尾究一郎 冤罪掛けられ警察や暴力団のみならずチャイナマフィアや自衛隊 果てはヒートに目を付けたアメリカ合衆国の特務機関の包囲網からどう生き残る ノリと勢いで最後まで読者振り回すバイオレンスアクション 】
★人の傷み分からん奴は大学出ようがなんだろうがプライドばかりお高く留まり使えない……まんま今の闇バイトのメンバーの末路だよなとなった物語 ヤクザからも信用出来んと見捨てられた社会のゴミは何処へ流れるんだろうなと考えつつ
英題:HEATUP
日本 ミステリー小説
中山七里 著
幻冬舎月刊PR誌ポンツーン 2011年10月〜2012年7月号掲載
加筆修正加え2012年幻冬舎刊 2014年幻冬舎文庫化
令和5年1月末 治りかけで無茶した結果、出先で大雨に打たれ危うく肺炎に(苦笑) 延々2日間高熱出してぶっ倒れましたよど畜生 幸い入院せずに何とか復活したけどやっぱりインフルエンザだったかも 桜満開な此処沖縄本島と違い本州から北海道は未だ大雪被害が続いている様ですのでご自愛を 風邪ならともかく武漢コロナに罹った日にはワクチン接種してても本当に悲惨な事になります 友人は帰郷した息子から感染しダウン 丸1週間PCR検査でOK出るまで六畳間に隔離だったとかでもうカップ麺は見たく無いそうな NETニュースとテレビのワイドショーは相変わらず例のルフィ名乗る屑を頭目とした元オレオレ詐欺の成れの果てでしか無い闇バイトなる強盗団の話ばかり 正直親玉に関しては後は日本に連行し報い受けさせるだけの事だし割りと本当にどうでも良いのだけれど 今回つくづく不快に感じたのが夕方の民放ニュースで度々取り上げられる様になった 自分は貧乏だから富める者から奪えば良いとやらかす餓鬼道に墜ちた有象無象
例えば無人店舗から弁当やブランド肉を盗んで逃げる 或いは他所様の庭先から植木や草花こっそり切り取り持ち帰り 煽り運転やら衝突事故でも罪悪感すら感じていない様な半島生物化した人でなしが多過ぎる 私は例えホームレスになってもあそこまで堕ちたくないな 欧米じゃ滅茶苦茶増えてるらしいがケダモノ以下じゃないかね なお幾ら欧米含むその大半が日本より遥かに生活悲惨だからって 国民の負担増と我慢ばかり要求する自民党宏池会と増税クソメガネも頑張ってるとは到底思えないのよ 財務官僚と一緒に税金ちゅーちゅーやってる立憲共産党や共産党に公明党は尚更論外だけどな この手の愚痴は口に出したり文章に纏め上げる度に精神汚染が進むのだけど敢えて怒りぶち撒けないと要らぬストレス貯まるので勘弁を こんな時のために本作の様な悪党をボコボコに叩き潰す娯楽作品が有る訳です
悪名高いヘロイン始め様々な違法薬物製造に携わって来たのは前にジョン・ル・カレ先生著の一部ノンフィクションな謀略戦扱った物語 ナイロビの蜂 05年 やアニメ・ブラック・ジャック劇場版でも登場してる多国籍の製薬企業 スタインバーグ社はあくまでも架空の存在だけどドイツとフランスの製薬会社に化学に関わる企業に関しては儲け優先でかなりえげつない商売やってる輩に事欠かないから 反ワクチン運動等で槍玉に上がってる面も多くこの手のネタに なお本作はあくまでもフィクションです 色々言いたい事が有るだろうけど其処は割り切って下さいな
【 前作 魔女は蘇る でドイツの大手製薬企業スタインバーグ社がDQNモルモットに人体実験やってた事実が判明 文字通り大半の日本人社員や研究者を軒並み口封じし 脅せは簡単に首縦に振る日本の外務省に圧力掛ける形で事態の隠蔽図る中で始まり終わった不可解な出来事から約2ヶ月 大阪府警や埼玉県警そして千葉県警がタイミング悪く相次いで仕出かした不祥事で身動き取れない中続く厚生労働省 関東信越厚生局麻薬取締部の戦いは囮捜査メインの危険な綱渡り ちなみに本作主人公の七尾究一郎は実家とは疎遠気味だけど北陸大手製薬会社の御曹司 】
★一応 魔女は蘇る⇒ヒートアップ⇒ワルツを踊ろうの三部作になってますが メインの登場人物が毎回総入れ替えだからシリーズでは無いそうです でも続き出そうだよね此れも
埼玉に有った元スタインバーグ社の研究施設が何者かの手により焼失 焼け跡からは赤子の肉片や骨と共に捜査を担当していた警視庁生活安全局 宮條貢平課長補佐の眼鏡等の遺留物が見付かりほぼ殉職扱い 縦割り行政が災いし以降警視庁からの情報共有が途絶する中 大陸系マフィアが持ち込んだヘロインの摘発を続けながら関東信越厚生局麻薬取締部による "狂化薬ヒート" の売人で元スタインバーグ社研究員 仙道寛人の行方を追う取締官達 製薬会社の尻尾切りにより孤立した仙道が顧客に選んだのはその粗雑さと凶悪振りから広域指定暴力団からも見放され中国マフィアに体良く使い棄てにされているDQNを締め上げ浮かび上がる陰惨な未来図
ヘロインやコカイン等の麻薬に異常な耐性というか トリップ等に対するバイパス能力を持つ特異体質の取締官 七尾究一郎に接近し とある不祥事の後始末その他で身動き取れない警察に代わり共同捜査を持掛けて来たのは大陸系マフィアや仙道の様な素人の売人 そして暴対法により制御不可能な愚連隊の跳梁跋扈に手を焼いていた広域指定暴力団 宏龍会・渉外委員長の山崎岳海 一度投与すれば廃人と化す安易な使い棄てのテロに有効なヒートに目を付けたのは暴力団のみならずアメリカ合衆国の暗部や大陸系マフィアを尖兵に暗躍する中国共産党の姿も見え隠れ ほぼ4つ巴の生体サンプル&アンプル争奪戦により七尾の同僚 鰍沢や熊ヶ根が怪物と化したDQNに襲われ負傷し緊急入院で戦線離脱 4件の事件で巻き添えとなった被害者は無辜の民間人だけでも32名 内4人は生死の境を彷徨う重篤…… 失明に脳挫傷で意識が何時回復するかも分からない
警視庁の捜査も空回りと負傷者続出し手が付けられない 主人公の上申受け麻薬取締部一課を取り仕切る篠田麻由美課長は仙道逮捕を優先すべく宏龍会との共闘を黙認 街の暗部に精通する暴力団の協力で忽ち仙道は追い詰められるものの 何者かの介入により仙道は撲殺されアンプルは行方不明 凶器とされた鉄パイプからは何故か七尾の指紋が検出され 城東署の捜査官 仁藤は端から主人公をジャンキーと決め付け逮捕 実は七尾には同僚や上司にひた隠しにしている秘密を抱えている ヘロインやコカイン等で中毒となったり依存する事は皆無だが…… 其れはあくまでも錯乱状態にならないだけ 時折理性を飛ばす発言や光景にキレると下手な人間では抑え付ける事もままならない怪物と成り果てる可能性を持っていた だが主人公には仙道を殺した記憶は皆無だし現場に突入した時は何もかも終わった後だった 当初は山崎や宏龍会の裏切りや策略を疑ったものの 山崎等は冤罪で連行される七尾を助け出すため覆面パトカーを襲撃 山崎自身も他の幹部から麻薬取締部と手を組みアンプル強奪に関わっていると冤罪を掛けられている
仙道を殺しヒートのアンプルを全て奪った真犯人は誰なのか 警視庁に厚生省麻薬取締部、宏龍会やチャイニーズマフィアの其々の勢力が疑心暗鬼に駆られる中で4つ巴な包囲網を辛うじてすり抜けた七尾と山崎が逃げ込んだのは全ての惨劇の始まりの場所 元スタインバーグ社研究所が有った埼玉県所沢の神鳥町 あの事件以降、バケモノと化した野犬や鳥獣による民間人襲撃と土壌汚染が判明し全ての住民が移転や緊急避難を強要され自衛隊と在日米軍により立ち入り禁止の無人地帯と化した森 研究所は焼け落ちたが実は地下の研究施設は難を逃れており 野犬の群れに追われ逃げ込んだ主人公達が遭遇したのは仙道と組みアンプル製造で小遣い稼ぎに勤しんでいた元研究員の本田晃一 仙道殺しアンプル強奪した真犯人の正体は大凡察しが付いているし凶器に七尾の指紋をくっつけた手段も既に判明している 後は治療薬を製造可能な本田を官憲に引き渡せば何もかも解決する だが生体サンプルや土壌等から既にヒート製造のノウハウを入手したアメリカ合衆国は神鳥町を戦闘爆撃機によるテルミット爆弾で焼き尽くす作戦を開始 死んだと見せ掛けとある病院に潜伏していた宮條貢平の緊急連絡で事態把握した七尾と山崎は本田を連れ命懸けの脱出行に挑む破目となる
生き物なら見境なしに襲いかかる狂犬の群れに 上空からは1300度の炎で何もかも焼き尽くすF18戦闘爆撃機による大量のテルミット爆弾投下 敢えてヒートを投与し怪物と化した七尾は狂犬にあちこち齧られ満身創痍な山崎や本田を担いで爆風の中を安全圏目指し走り回る 炎に捕まり此れでジ・エンドとなる主人公達をすんでの所で助け出したのは七尾の同僚達と警備命じられていた自衛官 肝心要の真犯人の正体とその犯行動機云々に関しては書籍購入したお客様のお楽しみなので割愛するけど 覆面パトカー襲撃容疑で追い詰められた山崎の頼りになる援軍はやっぱり御子柴礼司弁護士 互いに組織に馴染まない山崎と七尾の粋な遣り取りをラストに物語は取り敢えず幕を下ろす。
❖令和5年2/7追記:"ヒート"はあくまでも創作上の産物ですが 中華人民共和国の国営企業が開発し鎮痛剤の名目でアメリカ合衆国を始めとする欧米や南米に持ち込んでるのが怪物化以外はまんま此れを連想させるオピノイド系合成麻薬フェンタニル 純正のヘロインの30倍〜50倍の毒性が有り依存症も治癒不可能 ちなみに致死量は僅か2mgだし中毒者に迂闊に触れただけでもトリップ⇒最悪の場合即死するのでジャンキー見付けたらテーザーガン等で無力化し死ぬまで放置しないと救急隊員や警官すらも殉職する可能性が高く 先日ボストンで6人もの警官が黒人容疑者ボコり見殺しにしたのはそんな理由から…… なお容疑者からはフェンタニルは検出されなかったからあっちのニュースで問題視したのみならず警官が殺人容疑で捕まったり暴動やデモ起きる事態となってます。 そりゃあ中共を潰せ奴らを根絶やしにしろなんて発言も出て来るわな 密入国者が大量に持ち込んでるんだから
尚、報道は今の所ウクライナ側兵士の証言程度ですが ウクライナ侵略戦争に駆り出された露助にて 弾除けや肉壁に使われてる兵士に何らかの薬物が投与されてる可能性は極めて高いと書いときます でなきゃ武器すら足りない圧倒的に不利な状況下で第1次大戦なノリで肉弾突撃なんかやれる筈はない アレは投与すれば文字通りロボットと化し食糧も水も与えられない状況で最低でも2週間は戦闘に投与出来る訳ですし 心臓撃ち抜いても暫くは動き回ります 供給元の中華人民共和国は合成麻薬の元になったヘロインを国共内戦や朝鮮戦争で使い潰した元軍閥兵士にも投与し一定の成果上げてますので
此れで2023年1月はほぼ中山七里先生の作品尽くしとなりましたが 買い込み読み耽った本は未だ20冊近く有りまして…………なんつーか凄えです 大手レンタル店のGEOでも壊滅状態の崩画や○流ドラマの代わりに同先生のドラマ化作品 連続殺人鬼カエル男のアピール始まりました 年平均軽く10冊出してるこの爺さん本当に1人で書いてるのとかと考えると変な汗がボタボタと…… プロ作家が生き残るのは本当に大変だ




