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合唱 岬洋介の帰還 20年

2023年1/24〜1/26 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿 病み上がりで本調子には程遠いけどこんな感じで纏めてみました 詰めが甘いのは勘弁を

【 シリーズの目玉と言えるクラッシック音楽に対する拘りとかピアノ演奏の表現等はかなり抑え目ですが 中山七里先生の作品で其々主役張ってる面々がほぼ全員登場 埼玉県警の渡辺&古手川刑事主従に警視庁からは犬養刑事 浦和医大法医学教室からは光崎教授筆頭にキャシーや栂野真琴 そして御子柴弁護士達も登場し情け容赦無いフルボッコタイムが始まるある意味ファンディスク 何故合唱なのかは裏のテーマ含めそんな理由から これまで敢えてネタバレ避けて来た岬洋介が抱えるサイコパスな面も中々キツかった 】


★岬洋介は御子柴弁護士とは真逆なタイプ 路線違っても共にある種の狂信者だからこそ中々人の中に踏み込めない 30越えたら多少は柔軟性や社交性身に着ける筈だけど御子柴と古手川刑事が本能的な恐怖抱く辺り やっぱり有働さゆり(カエル男シリーズ)と同じ生き物なのかもね


英題:CHORUS

コーラス

日本 ミステリー小説

中山七里(なかやましちり)

宝島社より2020年出版 2021年文庫化

ピアニスト 岬洋介シリーズ 第7作目


 令和5年1月24日〜25日 本州は数年振りの大寒波 此処沖縄も朝から雪こそ振らないものの北風が吹き荒れる状態なんで猫共は巣篭もり中 去年灰色猫にナンパされ我が家で大人となった元キジトラ子猫だけはジッとしてる事出来ないからアチラコチラ駆け回ってますが先輩猫3匹+家人全員に甘やかされてるせいかお腹周りがタヌキに(汗) まぁ私も他所事じゃ無いから身体動かしダイエットしようと今決意した所です 取り敢えずは風呂場でスクワット50回と腕立て伏せを 最初からバリアフリー化されてるから我が家の風呂は転倒防止用の手すりとか色々付いてて 公民館前の公園よりはトレーニングがし易いので使わない手は無い


例の闇サイトで集めた使い棄てのDQNとレンタカー使った強盗指南は 関東のみならず大阪、名古屋、広島でも同様の事件に関わっていた可能性が急浮上 未だ手引き役に繋がる有力な情報はどうもオレオレ詐欺や転売ヤーの其れ同様に海外…… 具体的にはフィリピンや特亜3国の犯罪組織が関わってる可能性大ですが なまじ小規模でセコい凌ぎしかやってなかったから逮捕後回しにされていた10代後半〜20代前半の半グレが容疑者としてマークされている可能性が極めて高いかと 既に携帯端末の使用回線はバレてるので動けば動く程、加担者の首が締まってゆくことになるんだけど奴等捕まればどんな惨めな人生送るのか想像すらしてないので本当に無様です 捕まったり出頭してきた連中は笑顔すら浮かべてましたがそもそも出所しても家族と縁切られたりまともな所じゃ働けないの分かってるのかねアレ とまぁ時事ネタで前振り片付けつつ今回はちょっと粗製乱造気味な岬洋介シリーズの7作目を 最後までノリと勢いに振り回されるから面白く無い訳じゃ無いけど今回の凶悪犯と真犯人はかなり薄ッペらいかな



【 中山七里先生のキャラ総ざらいな華やかな展開だけどテーマは地取りによる慎重な証拠固めを迂遠と軽視する安易な科学捜査信仰に対する疑念とNET社会における自己情報管理の大切さ かのドナルド・トランプ元大統領筆頭に海外でも割りと多いけど不特定多数が安易に閲覧出来るインスタグラムやブログ等に安易に孫や子供の写真載せたり 自分は今、こんな贅沢堪能してますなんてリビングルーム撮影したりって…… 犯罪者に狙われる可能性を余りに考慮入れなさ過ぎる 特に日本は抑止力として武装警備員配置したりというか 個人で武器所有する事自体認められておりませんので 】 


★特に仕出かすのが自分が誰かに恨まれてるのをうっかり忘れてる属に言う成功者達 平成半ば辺りまで金持ちは喧嘩せずが美徳だった筈だけど やれ運動会がうるさいとか除夜の鐘が耳障りだとエゴばかり喚き立てる阿呆が本当に増えた


 平成28年(西暦2016年)9月20日朝 さいたま市浦和区高砂(たかさご) 浦和署と目と鼻の先に有る高砂幼稚園の園児3人と保育士2人が刺されたと通報受け駆け付けた捜査官達が目の当たりにしたのは滅多刺しにされ血塗れの犠牲者達が転がる地獄絵図そのもの 実行犯は以前から組対五課が無敵の人(ジャンキー)としてマークしていたコンビニ店員 仙街(せんがい)不比等(ふひと)35歳 逃走中に禁断症状発生させ元コンビニ跡の廃墟で薬物キメた仙街を格闘の末に取り押さえたのは埼玉県警捜査一課の渡瀬(わたせ)警部と古手川(こてがわ)和也(かずや)巡査部長 刑法39条=犯行時に心神喪失状態である事が認められれば被告人を罰することは出来ない そういやこの間福岡でストーカー殺人で捕まった気狂いも酒に酔って云々で罪を逃れようとしてましたがこの手の犯罪も本当に増えたが後は司法の正義に委ねるしかない


同年7月に発生し45名が死傷した相模原障害者施設殺傷事件程では無いにせよ幼い子供達と保育士女性を狙った卑劣な犯行 ワイドショーやSNS等で情報が拡散し世論が刑法39条による実行犯の殺り逃げを許すなと沸騰する中、仙街事件の担当検事に抜擢されたのはその厳格な法の遵守に定評のあるさいたま地方検察庁の天生(あもう)高原(たかはる)刑事部1級検事 実は入庁4年目にどうしても世論の圧力で起訴せざる終えなかった案件を自らの判断で不起訴処分にした過去を持つ天生(あもう)検事に取っては入庁10年目を迎えての汚名返上と昇進のチャンスでも有った 頼れる助手でもある検察事務官の宇賀(うが)麻沙美(まさみ)と共に送検されてきた仙街(せんがい)容疑者を尋問 のらりくらりと責任逃れに終始する容疑者に手こずる天生(あもう)検事を突如襲う原因不明の睡魔…… 銃声聞き付け取調へ室に駆け込んだ警察官と偶々体調不良で席を外した宇賀(うが)事務官が目の当たりにしたのは胸を撃ち抜かれ事切れる仙街容疑者と凶器(トカレフ)を手に机に突っ伏す天生検事


世論は刑法39条を盾に罪を逃れようとした凶悪犯を射殺した天生検事に同情的だったものの さいたま地検上層部や司法省は押収品の科学分析と状況証拠から1級検事の切り捨てを即断 曲がりなりにも味方を追い詰める処刑人役として選ばれたのはかの悪名高い御子柴弁護士に連戦連敗重ね その優秀な能力にも関わらず東京高検で次席検事として冷や飯食い生活やっていた(みさき)恭介(きょうすけ)検事が担ぎ出される 正義の使徒から殺人事件の容疑者に墜ちた天生(あもう)が体験する悲惨な拘置所生活 どうにか弁護士探そうとしてくれるのは宇賀事務官だけ 決定的な状況証拠から人権派の裁判官は端から勝利の見込みが無い天生に手を差し伸べようとせずこのまま国選弁護師に丸投げするしかないのかとなった所で報道聞き付け日本に帰国したのは親友の(みさき)洋介(ようすけ) 


証拠は無いが端から天生検事の無実を確信する洋介が声を掛け雇い入れたのはまたしても山崎(やまざき)岳海(たけみ)と暴力団 宏龍会が被ったトラブルを穏便に収めたばかりの御子柴(みこしば)礼司(れいじ)弁護士 親子喧嘩なら余所でやれと、当初洋介(依頼者)が世界的に有名な天才ピアニストどうこう以前にあの因縁浅からぬ岬検事の息子という事実と助け出さないといけない被告人が石頭な天生検事だと知り嫌悪感顕にする御子柴だったがそんな遣り取りを目の前で見学してた事務員の日下部(くさかべ)洋子(ようこ)にしてみれば誰が相手でも大概動じない先生が圧される光景は初めてだったとか 生け贄の羊として切り捨てられる筈の天生検事に付いた強力で凶悪な敵の登場に思わず我を失う岬検事を更に動揺させようとホテルのラウンジで宣戦布告を果たした洋介は法定闘争を御子柴弁護士に丸投げし 未だ事件の後処理その他で奔走中の埼玉県警 渡瀬班長に面会 彼を通して助手代わりに古手川刑事借りて仙街の遺体見聞し今度は浦和医大法医学教室の光崎(みつざき)教授やキャシー準教授そして栂野真琴(つがのまこと)助教授巻き込み司法解剖を実施 


次いで警視庁を訪問し古手川刑事を介して知り合う犬養(いぬかい)隼人(はやと)警部補にとある調査を依頼 そして自ら関係者や被害者宅を回りながら仙街容疑者の本当の目的を浮かび上がらせてゆく 至近距離で射殺された筈の仙街を撃ったのは明らかに天生検事では無かったし仙街容疑者はただ無作為に高砂保育園を狙った訳では無かった 法定対決を優位に進める御子柴弁護士を襲う敵対暴力団の銃撃事件 またしても緊急搬送される事になった御子柴弁護士の代わりに法定対決を任されたのは洋介 かくして壮絶な親子対決による裁判の結果明らかになる天生検事を狙った陰謀の黒幕とその犯行動機とは…………まぁこの辺りの謎解きに関しては本編読んだお客様だけが知ってれば良い話かな つー訳で何とか親友の危地は救い出したものの コンサート放り出して来たからこのままだと多額の違約金で破産必至な岬洋介は此れからどうなるとなった所で今回は締めとなります


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