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静おばあちゃんと要介護探偵2  20年

2023年1/17〜1/19 タブレット端末にて執筆し投稿 出版社別だけど さよならドビュッシー に繋がる要介護探偵香月玄太郎と綴喜みち子 岬洋介の恩師 高円寺静がタッグ組む短編集 他にも色々有るので忘れない内に追々と

【 生きてる限り戦いは続く 其れなりに長く生き伴侶や子供達に先立たれても…… 職責に従い或いは面倒見る社員のために他の多くの人々の人生を変えてしまった多分誰よりも罪深い私達は畳の上で大往生なんて許されない 元裁判官で現在非常勤講師の 高円寺(こうえんじ)(しずか)80歳と車椅子で拘束されても名古屋の風雲児な香月地所所長 香月(こうずき)玄太郎(げんたろう)70歳 行く先々で必ず事件に巻き込まれる水と油な老人コンビが立ち向かうのは かなりギスギスする様になった人々が仕出かす様々な出来事 】


★基本暴力沙汰とかカーチェイスは年齢的にアウトなコンビの多分最後の物語 何だかんだで今回でタッグは品切れかと なお前作では組事務所にカチコミ……此れ書いてた時は読んで無かったんだよ


英題:THE GRAYBEARD DETECTIVE AGECY

Grandma Shizuka and the Detective

in a Wheelchair 2

日本 ミステリー小説

中山七里(なかやましちり)

文藝春秋社 雑誌 オール讀物 2019年5月〜2020年8月号掲載

加筆修正し書籍化 要介護探偵シリーズ第三弾でコンビとしては第二弾


 令和5年1月17日 平成7年の阪神淡路大震災から28年目の冬 それ以前の雲仙普賢岳噴火の土石流災害とか奥尻島津波災害同様、なまじ鮮明なカラー映像やら写真残ってるから割と最近有った事の様に感じますが モニター越しとは言えリアルタイムで災害目撃してると 当時生まれた子供達が親となったり社会人として第1線で働いている事実につくづく私も歳取ったよなと感慨深いモノが有ります で、当時の自分を囲む環境とか世間様の雰囲気とかふと振り返ってみたのだけれど あの頃も世の中はどんどん悪くなるとか やれイジメ問題がどうこうにストーカー そして悪名高いオウム真理教のアレやこれ有ったから技術的な進歩とか 映像媒体の其れや物価等は置いといて そんなに今よりは生き易かったかと考えても あの頃はあれで結構生き辛かったよな……なんて話になるのはどういうことよ


民放の夕方の国内ニュース見ててもそう感じたけど 今も昔もそこそこ苛立つ出来事多かったこと思い出すと いちいち瑣末事で目くじら立てるのも何だかなぁって気分になりませんか 私は属にパヨクと嘲笑われる全共闘世代じゃ有るまいし 時代が悪かっただの親ガチャとか子供部屋オジサンとかニートなんて失笑ものな造語作り出す口先だけの自称文士様が死ぬほど嫌いです 過去にも此れから訪れる未来でも楽でギスギスしない人生送りたいなら妥協やなあなあも是とする息抜きの仕方覚えろ 右肩上がりが永遠に続く経済も嫌な事件事故が起こらない未来も有り得ない 出来ないことは出来る奴に任せ 起こり得る悲劇を止めるなら 自分はこうしたいんだと後先考えず動けるバカは最高なのかも知れません


同原作者の 秋山善吉工務店 同様に 雑誌連載だから好き勝手やらして貰ったらしいこのシリーズ 当初は図書館本を読破する積りだったんだけどね…… どうしても前作や関連作品が気になって財布とにらめっこしながら購入することに とは言えかなり売れてる作家さんでも県内の本屋でシリーズ全部取り揃えてるのは売場が広いジュンク堂書店のみ 個人営業の書店は殆ど閉店してるし後は定期的に本州の古本市で玉石混合状態で仕入れてくるかれこれ四半世紀の付き合いな古本屋ぐらい TSUTAYAに至っては近頃じゃ万引きと転売警戒して新作しか置いてないもんなと愚痴書き込みつつストーリーの紹介へ 



■第1話:もの言えぬ証人 2019年5月号


❖ドクターデスの遺産ではメインじゃ無かったので改めて取り上げるのは 貧困と高齢のダブルパンチ喰らった老人抱える家庭に突き付けられる安楽死問題 多分私も以前の入院で懲りたから二度と入院は御免かな 後40越えると健康診断は本当に恐怖です 明日からいきなり入院と言われてもそんな金何処にも無いぞ


 平成18年(2006年)2月 側に居るだけでストレス溜まる要介護探偵でトラブルメーカーな糞爺(クソジジイ)から離れるなら渡りに船かも…… 元判事 高円寺(こうえんじ) (しずか)は司法研究所教官に招聘(しょうへい)され埼玉県和光市に移住 再就職ついでに診察代負担してくれるし多忙理由に長年さぼり気味だった健康診断受けるため都内 練馬中央病院へ 自分が玄太郎(クソジジイ)に負けず劣らずに運が悪いのをうっかり忘れてたと気付いた時はもう手遅れだった。 なお司法試験受かり法曹界へ向かう裁判官や検事志望者が実務者研修含む履修期間はこの年4月から1年4ヶ月に短縮⇒法律変わり9月から1年に 更にこの5年後には給与制から貸与性になるなど悪循環が続くのだが長い話になるので省略 


よりにもよって待合室で再会したのは 空気読まず大声で声掛ける香月(こうづき)玄太郎(げんたろう)と馬鹿な雇い主ですいませんと周りに頭下げつつジジィと親子漫談繰り広げる家政婦の綴喜(つづき)みち子 水と油なトラブルホイホイが揃った以上何も起こらない筈はなく 事情聴取を口実に医療過誤の容疑で連行されようとしている外科医 楠本(くすもと)良治(りょうじ)の無実を叫ぶ看護師に味方するため練馬警察署刑事部の久留米(くるめ)警部補と対峙 昨年の暮れに起きた医療過誤に続き一昨日に術後容態急変させ亡くなった入院患者 古見(ふるみ)正蔵(しょうぞう)の死因は点滴とすり替えられた麻酔薬によるモノだった 当初は施術手伝った楠本医師ついで浅倉(あさくら)麻衣子(まいこ)看護師を快楽殺人者と決め付け 犯人として連行しようとするヘボ刑事達にブチ切れる玄太郎と静


死角多過ぎて頼りにならない監視カメラの記録により 病室に忍び込めるなら誰でも患者を手に掛けることが可能だと判明し今度は被害者と対立中だった家族に疑いの目を向ける捜査陣 折からの不況で経営する鉄工所畳まざる終えなかった上に銀行は貸し剥がし敢行 彼等の厳しい経済状況から疑いが益々深まる中、玄太郎の部下達の調査で明らかとなる被害者が家族を死後も守るため奔走した事実 誰が何の目的で事実上文無しの老人を殺害したのか不明なまま始まる家族葬の中で明らかとなる真相とは 実の所此れは犯罪事件には程遠いモノ 事件解決後判明する玄太郎が患った病とはステージⅢの大腸癌 此れからどうなるとなった所で物語は次回へ



■第2話:像は忘れない 2019年8月号


❖耐震関係の設計偽装が表面化したのは2005年の姉歯事件の辺りから ただでさえもオフィスビルやタワーマンション建設に関してはダークな話色々聞いてます 拝金主義の阿呆が施工主だったりすると本当に地獄です


 今まで散々悪いことやって来た俺がたかが癌程度で終わる訳が無い そう言い残し、香月玄太郎の緊急手術は何とか成功したものの暫くは東京で絶対安静 介護申し出た次男夫婦は仕事と俺の2人の孫娘を優先しろとけんもほろろに追い出され 契約の問題でみち子さんも名古屋へ戻らないといけない 彼女始め楠本医師や看護師達に懇願されなし崩し的に "歩く不発弾" の(いさ)め役に抜擢された(しずか) 入院中の玄太郎を見舞いに駆け付ける東京の経済界の重鎮達との懇談で持ち込まれた構造計算偽装書問題 騒ぎの中心となっているのは鳴川建築設計事務所の1級建築士 鳴川(なるかわ)秀美(ひでみ)の犯罪行為を告発する密告電話から始まった一連の疑惑 2月に行われた衆議院における参考人招致に出席し証言したのは共に手抜き工事の疑い掛けられたカイザ建設の経営者 介座(かいざ)峯治(みねはる)


参考人招致を拒否しマスコミの前で介座の悪辣さを罵る鳴川設計士とただひたすら自身の無実を叫ぶ介座社長の対立 世論は隠蔽体質持つ日建連に極めて不利だが 鳴川設計士の仕事に対するストイックさを勝っていた玄太郎は渦中の設計士が耐震偽装に関わっているとは到底思えないと言い切る 翌日、鳴川は歩道橋の下で墜死体として見付かり 日建連会長の灯和(とうわ)克洋(かつひろ) 愛宕署強行課の栃波(とちなみ)刑事に懇願され動けない玄太郎に代わり事情聴取に立ち合う形となった静 未だ容疑者が定まらず畑違いな世界の初動捜査に手間取る栃波刑事の苦境見かねた静は なし崩し的にアドバイザー役に抜擢 やがて容疑者として浮かび上がる介座社長 アリバイ崩しのみならず何故、被害者は容疑者を陥れようとわざと耐震設計偽装し警察へ密告電話したのか 其れは娘程歳の離れた妹が介座の餌食となり自死に追い込まれた末の復讐だった 後に東日本大震災の前触れと判明する大規模地震で危うく人生終わりかける静を身体張り庇い モニター越しに介座社長の嘘を見抜き栃波刑事にアリバイ崩しの証拠探させる傍ら闇社会の面々使い被害者と容疑者の因縁見付け出す玄太郎の活躍により事件は解決するも探偵役担わされた(しずか)は糞ジジイ表に立たせられず内心面映ゆい そんな感じで物語は終焉 タイトルの意味は読んだお客様だけの特典という事で



■第3話:鉄の柩 2019年12月号


❖何故か日本だけで集中的に件数増え続け問題視される高齢者ドライバーの事故 車の安全装置云々と言うより本当は失われた20年とやらで道半ばで放棄された信号や道路整備 そして少しの運転ミスも許されない高い運転技術を目指す日本独特な同調圧力が元凶です ちなみにアメリカとロシアは死ぬなら死ねと問題放棄しまともな統計取ってません 特に都心部の其れは高架道路の老朽化も含め色々と コンビニやフロント企業ネタは本編で


 4月12日午前10時30分 元愛宕署副所長 壁村(かべむら)正彦(まさひこ)はハイブリッド車の運転誤りコンビニに突入 歩道歩く園児の列を避けての行為だったが4人の怪我人出し本人は即死 司法研究所で偶々新聞読み終え免許返納考える(しずか)と絡むのは変わり者な研修生 (みさき)洋介(ようすけ) そして相変わらずリハビリ中の玄太郎との夫婦漫談 地方暮らしの高齢者を苛む交通機関の不備に纏わる問題やら色々小ネタ挟みつつ病室にやって来たのは恩師の無実を証明したい愛宕署の栃波刑事 当初は公私混同と栃波刑事を叱る静だったが偶には外で息抜きさせろと我が儘貫く玄太郎に折れる形で現地調査へ


新聞やNETニュース記事等にも度々取り上げられるし コンビニバイト経験有るお客様なら結構ご存知なスクラップビルドの影で本社の食い物にされる個人経営者の闇 この辺りは新春早々BSの海外ドキュメンタリーでも問題提起されてたけど 今の全国チェーン企業の大半はジャンル関係無しに 競争止めて安易に市場の奪い合いを優先 結果新たな顧客や需要どころか同じ系列店オーナーや従業員同士が脚引っ張り合う悪循環に突入 私もリーマン時代にそんな流れに抵抗したんだけど 売上の(しつ)ではなく目先の利益の数値優先する上司に疎まれ退職に追い込まれたから他人事じゃなかった 親ガチャ云々で甘ったれた挙げ句オレオレ詐欺で捕まり服役中の壁村の息子 幸弘(ゆきひろ)に対する接見 事故を起こす前、壁村が財産を全て処分し未だ救済がなおざりにされたままな被害者達に分配した事実 どうも墜ちた息子受け子に仕立て上げ荒稼ぎしていた詐欺グループの本拠に鉄槌下す積りが不意に現れた園児達避けた結果あんな結末となったと判明


東京国税局の佐崎(ささき)と共に詐欺師を引掛け 全ての元凶で半グレ団体率いる皆木(みなき)等を脱税容疑で根こそぎ退治 此れでオレオレ詐欺を含め全ての全容が明らかになるし壁村元署長の汚名も返上 2人が故人の覚悟見抜いたのは主の居ない自宅を訪問した時の事 家の中は綺麗に掃き清められていた



■第4話:葬儀を終えて 2020年2月〜4月号


❖老害云々言い出したのは何処のどいつやら マウント好きな阿呆の振る舞いは最早目に余る程 そんな輩は自分が後期高齢者になった時どんな言い訳するんだか なお女性犯罪者による毒殺事件が頻繁したのは平成21年頃 悪名高い和歌山カレー毒殺事件の林真須美死刑囚筆頭に都心じゃ木嶋佳苗死刑囚の婚活毒殺 先日刑務所で変死した鳥取の毒婦 上田美由紀こと李美由?とかね数え上げるとキリが無い 悲惨なのは子供もその後、保護施設でのイジメや世間のリンチで追い詰められ自殺に追い込まれてること


 例え残虐非道な振る舞いしても私達が裁く罪人は誰かの親であり子供なんだ 金目当てに行き当たりばったりに3人を殺害した雪代(ゆきしろ)佳純(かすみ)被告に下されたのは死刑判決 裁判は母親を司法に奪われ泣き叫ぶ幼い娘の叫びによりかなり後味悪い結末を迎えた 重い決断下し表向きは超然と構えながらも疲労困憊な高円寺静 裁判長に労いの言葉掛ける多嶋(たじま)俊作(しゅんさく)右陪審と牧瀬(まきせ)寿々男(すずお)左陪審 其れは元号が平成に変わり司法改革が始まる10年以上前のプロローグ とある冤罪事件に拘り……詳しくは 渡瀬班長主役の テミスの剣 14年 にて裁判官の職を辞し早17年 偶々マンションの自室で目を通していた新聞の訃報欄に掲載されていたのは歳下の元同僚 多嶋の葬儀案内 死因は熱中症による孤独死で遺体発見まで随分間が有ったらしいと判明 駆け付けた静が抱く故人に憎悪剥き出しな遺族に対する疑念  


長男夫婦の長女 多嶋里奈(りな)6歳は じいじが殺されたと主張するが長男夫婦や現場で遺体を見聞した監察医も事故死と主張し司法解剖も行われてすら居ない 火葬されたら全ての証拠は消えてしまう 悩んだ末に(しずか)が頼ったのは香月玄太郎 実は都内の火葬場って大半が民営化 色々有って令和5年現在は中華人民共和国と悪名高いあの都知事等がバックに付いた自称中国民間企業が経営してるって知ってましたか? ちなみに平成18年当時は未だ国内企業が経営してましたので焼き窯故障と言い張り遺体確保 まんま玄太郎ゆずりの強引な手口で行われた司法解剖で判明する多嶋の本当の死因はヘロインによる意識混濁とブレーカーを何らかの手段で落とし放置された事による熱中症 被害者は事故ではなく殺された可能性が極めて高い 平成12年に退官以降、アルツハイマーの病に苦しむ被害者を個人アパートに追い遣り徘徊や万引き防止するため部屋に閉じ込める様アドバイスしたのは俊作のデイケアサービス請け負った錦織デイサービスの経営者 錦織(にしきおり)妃呂子(ひろこ) 何故か静に敵愾心顕にする錦織に露骨に嫌悪感抱く玄太郎 犯罪バレ実の父を老害と罵り露骨に2人に喧嘩売ったDQN夫婦はその場で刑事に取り押さえられるが全く自身等の振る舞いに反省してない愚か者達を煽った黒幕が居る



■第5話:復讐の女神 2020年8月号


❖毒島刑事最後の事件でも七色の毒でも出て来た他人操り最後の1線越えさせるタイプの犯罪者 現行法では中々仕留める手段が限定されるのだけれど海千山千なこのコンビの報復は滅茶苦茶キツい 金で天誅喰らわせるそのやり方がまかり通るのは玄太郎爺さんだからこそ


 平成18年9月18日夜 埼玉県の司法研究所の講師として多忙な日々送る高円寺(しずか)の心を折ったのは娘夫婦 滝沢洋平と美沙子の交通事故死 無傷で生き残ったのは当時14歳を迎えた孫娘の(まどか)だけ 浅草浅草寺の御祭りで酔っ払い運転による過失致死で警察に出頭してきたのは警察官の三枝(さえぐさ)光範(みつのり) だが被疑者の身体からはアルコールは検出されず担当刑事のサボタージュその他様々な妨害が入り執行猶予付の懲役2年4ヶ月…… 事実上の無罪放免だった 6月に起きた司法修習生 岬洋介の退所とピアニストへの転向に不祥事の後始末 心病む孫を引き取り2人寄り添うように生きる日々


練馬中央病院から退院し真っ先に駆け付けてくれた香月玄太郎と綴喜みち子 錯乱状態の円を宥める玄太郎が語る命より大切な2人の孫 香月(はるか)と従妹にあたる片桐ルシア 特にスマトラ島沖地震の津波で両親も家も友人も何もかも無くしたルシアの話は円と静の心を立ち直らせる切っ掛けとなる 


「 理不尽と戦うには2つの方法がある 真っ当で居続けるか それとも自分が世の中よりも理不尽になるか……君はどっちを選ぶ? 」


10月24日 またしても訃報が飛び込んだ 前橋市岩神町の路上で殺されたのは元同僚の牧瀬寿々男 捜査に関わるべきか傍観すべきか悩む(しずか)を訪ねて来たのは群馬県警本部の末次(すえつぐ)刑事 挙動不審な態度顕にする被害者の妻 久爾子(くにこ) 何者かにより定期的に送り付けられる高山の民芸品さるぼぼ人形 被害者に懸想していた秘書官 相楽みゆきの怪しい振る舞い 携帯に残された履歴から敢え無く自供、嫉妬心から被害者を手に掛けたのは妻の牧瀬久爾子だと判明するも此処から事件は二転三転へ 久爾子を操り寿々男(すずお)判事を殺すよう誘導した正体不明の隣人 古江(ふるえ)藍子(あいこ) 何処の誰とも分からない殺人教唆行った真犯人はまんまと警察の包囲網を潜り抜ける 事件後程無く自宅に掛かる静と円に対する殺害予告の電話 静がねらわれてると知り練馬署からは久留米刑事 愛宕署からは栃波刑事が護衛志願し駆け付ける そしてトラブル聞き付け玄太郎とみち子もやって来た 多嶋元判事の件で残された謎を部下使い再調査していた玄太郎が追い詰めた殺人教唆を仕出かしたバケモノの正体は錦織妃呂子こと死刑囚 雪代佳純の娘○○○○


「 人を撃って良い者は自分が撃たれる覚悟が出来ている者だけだ 」


此れからお前を真綿で絞め殺す様な遣り方で追い詰める 憎悪顕に2人を罵るバケモノにそう宣戦布告 やがて警察も到着し容疑者は駆け付けたマスコミの前で連行され晒し者に もう二度と東京になんか来るものか 元気にそう言い残しみち子と共に名古屋へ戻る玄太郎と静や円の遣り取り挟み物語は幕を下ろすのだが ……………… この手の犯罪調べると山の様に実例出てくるけど死刑囚の娘を手遅れなまでに歪ませた輩が何処かにきっと居る筈なんだよなあ そもそもさよならドビュッシーのあの火災は本当に事故だったのかね?



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