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アルキメデスは生きている!!  84年

一つ思い出せばまた一つ…当分長谷川裕一先生の作品続きます。


余談ですがイラストのみ担当した真田忍軍が関ヶ原に戦車送り込んで大逆転するバカ小説…もといファンタジーは最終回まで出たんでしょうか?



2016年7月18日

【出だしは単なるヨタ話という事で書き忘れてたコラムニストのボブ・グリーンは今何してる?から始めましょう】


 素直にストーリー説明から入れない私は我ながら捻くれてますな。

前回も書いても書いても終わんない間抜けスパイラルに入ってしまった挙げ句、週刊プレイボーイの定番コラム。

オリジナルは新聞・シカゴトリビューン掲載記事翻訳。

ボブグリーンの事ド忘れてました。

どさくさ紛れに此処に書き残しておきます。


と言ってもこっちもニュースサイトで現状を知っただけですけどね。

結論から記すと新聞社首級になったそうです。

原因は未成年者との不倫から始まった脅迫騒ぎが警察沙汰に…。


“カーリーヘアーで青年期の角野拓三様”そっくりだった彼はコラムの内容も爽やかでしたが不可抗力で修羅場に突入。

今後の活躍は未定です。

“女難の相が出ている主人公が女の子の為に体を張ると更なる女難が降りかかる”

…本当の所は優柔不断と、お人好し、超鈍感の三重苦で自業自得なだけですよ。“釣った魚”は責任取りましょう。

物語のテーマ、今回これだったりします


例によって当時、雑誌月刊少年チャンピオンで読んだ記憶のみで再現致しております。キャラクターの名前も“伝説の大魔導師”以外はあやふやです。

指摘頂ければ喜んで訂正致します。では。


【その時、車内に流れるラジオニュースからは月へ向かったシャトル・ムーンレイカーからの最後の通信が流れていた“アルキメデスは生きていた”繰り返すアルキ…】


 その日主人公“ノブロウ”は絶好調で絶不調だった

中学生になり初めて出来た“彼女”と自転車デート


※墓穴①:主人公視点は“ちょっと仲良くなった女の子”程度。勿論彼女“葉子(仮名)”視点は“彼氏”です。


調子にのった彼は坂道を全力滑走…目の前には乗務員不在のままアイドリング中のタクシーが。


後部席の彼女ごと窓ガラスに突っ込んだノブロウは不可解なニュースを聴きながら意識を失う。


“…本日午後月の裏側に接近したNASAの新型スペースシャトル・ムーンレイカー号の通信が途絶…彼等の最後のメッセージは…アルキメデスは生きていた。繰り返しますアルキ………。”



…意識を取り戻した“ノブ”の目の前には涙目の見知らぬ少女。まるで天使のような…やっぱり死んだか?俺は…。


「ねえ…起きて!飛び散ちってた脳みそは詰め直したからもう大丈夫な筈よ?。」「脳みそ!詰め直したぁ!!?」


飛び起きた彼は“空中高く舞い上がり”彼女も慌てて“空を飛び”抱き下ろす。

異様に身体が軽くなり混乱する“ノブ”を落ち着かせる為、食べ物を魔法で合成する“リリルウ”この世界に住む彼女達は全員が魔術師だった。


※当時の表記は魔女でしたが今となっては年齢をごま…げふんげふん…となりそうですから表記変えました同じく魔法使いもアレなイメージが…日本語の意味合いもドンドン変わりますなあ。


イソノさんちの入り婿みたいに「ええ~」とひたすら驚いても困るぞ主人公。マンガと違ってこちとら文章だけじゃよ。


魔法知識も技術も無く。しかし、突然乱入してきた巨大ウサギを片手で地面に叩き付け撃退した怪力持ちの“ノブ”はおそらく異世界から召喚された勇者候補だと思い込んだ“リリルウ”は“ノブ”を村へ連れ帰ります

村長達村人(ちなみに全員女子。野郎は不明)の熱烈な歓迎と宴会の中…露骨に全裸よりヤラシイ格好でベリーダンスしてる娘居ますが狙ってますか?…そうですか。


“ノブ”復活の前に大魔導師の手先、巨大ウサギ達に攫われたと思われる少女の情報と魔法理論の説明シーン。


この世界の魔法理論は絵に書くと簡単なんですが…シーソーを思い浮かべてみて下さいな。


真ん中で▲状のこれが大気中のマナ。

人が座る棒状の部分が魔力。

そして座る時にかかる力(重力)が呪文です。

座る位置の逆すなわち力で上にあがる効果がその結果となります。…文章にすると面倒くさいな。

…という事で“リリルウ”がタクシーの中で頭破裂させてた“ノブ”の惨状も魔法で簡単に修復&蘇生できたワケですが……。あれ?


「その…慌てて詰め直したからもしかしたら見落とした部分があるかも知れない…本当にゴメンね。」


と微妙に怖い話になりますな。オチの伏線ですし。


「それにしてもこの世界の魔法理論ってテコの原理みたいだ」「テコ?」「アルキメデスって大昔の偉い学者が言ってたらしいんだけど……支点さえ有れば私は月さえ動かしてみせるってね(笑)」「ええっ!!ノブは何故大魔導師アルキメデスの名前知ってるの?」「……はい?」


お願いだから顔や動きでリアクションは止めなさい。文章で書くのは…以外略。


【舞台は漸く魔王城…もとい大魔導師アルキメデスの塔へ】


 村に常備してる勇者の鎧…“薩摩の刺客派遣レベルで何回も送り出してるから予備多数”と“量産品勇者の剣”付き添い兼案内役兼…察しろよ…本人も犯る気満々なヒロイン“リリルウ”草食系に見えるけどがっちり肉食です。


※パートで弟の手伝い:超時空騎士団サザンクロスの鎧や備品デザインやってた頃ですが、パワーアシストは無い筈です。

パート代云々は皮肉ですよねきっと。

アニメ関連の人件費は世界最悪ですし。


※墓穴②:巨大ウサギから守られた事。村に若い男性ゼロな段階で色々詰んでます。側から絶対離れない辺り意外と押しが強い?


「超絶完全無敵勇者ノブ様万歳!!!」「大魔導師討伐は任せたぞ!ガンバレ勇者ノブ!!」


ババア…もとい村長達の調子だけは良い声援をバックに大魔導師アルキメデス討伐隊……総員2名は屋根を取り外したタクシーで出発。

車の運転は当然初めての主人公は大はしゃぎしてますが、リリルウは速さに若干ビビり気味。


移動しながら情報の確認進めます。

言葉を話し2足歩行、主人公達をグルグルパンチで襲撃、返り討ちにされ泣いて逃げた“巨大ウサギ”は“アルキメデスの部下”草原に建設中の巨大な塔に多くの魔術師を攫い“薄給でパート”させ何かを準備させています。


“リリルウ”の仲間達を多数こき使い行おうとしている“実験”…考える間もなく巨大ウサギ達に飛行機械で襲撃され呆気なく捕まりますが。


「俺が戦うから運転頼む」「ええ!どうやるの?」「ハンドル動かしてアクセル踏めば良いから」「ええっとハンドルようごけ!?」「わーん(泣)ノブゥ」「ウオワッー(吃驚)」


…確かに魔法でハンドルは動きました。いや、クネクネ踊り出して操縦不可能に!!

まあ正面突破するより、素直に捕まって空から最上階に向かう方が楽に侵入出来るし結果オーライだよね。

捕まってから発言しても説得力無いけど。


【異世界の正体と大魔導師アルキメデスの実験とは?…本当にやりやがった】


 大魔導師アルキメデスの塔は想像を遙かに上廻る大きさでした。

上昇するエレベーターはどんどん高度を上げ雲を抜け見えてきた光景はドームに囲まれた森林地帯、さらに周囲はクレーターだらけの灰色の世界、更に遠くに見えてきたのは…地球。


この世界はアルキメデスが造り上げた月面都市。塔の最上階で攫われた葉子(当時、私存在忘れてまして慌てて1ページ目…イター(◎o◎))

行方不明になっていたスペースシャトル乗務員男女3人と合流。


※ちなみに主人公の背後で定位置狙ってリリルウと葉子のバトル始まってます。


そして待ち受けていたのは……。


「歩き目デース!!」


目玉のお面と駄洒落で全てぶち壊しなジジイが登場。ドン引きするメンバーと作者をボコる編集長。やがて画面には“しばらくおまちください”の看板が。


「わしが大魔導師アルキメデスである。」

何事もなかった様に進めんな(…)


古代ギリシャ時代から生き延びて“月面都市を建築”魔術師達を匿い増やし“10万人もの魔術師を集めて薄給でパートさせ”そして全長2億5千万キロの杭を作り出した理由とは


“かつて民衆に公言した理論の証明”

月の重さで地球を動かす事……ジジイ本気だ!!


実験は遂に始まった。

巨大な杭=塔の頂上は地球に突き刺さり。魔術師達の力で綺麗に切り取られ硬化処理された富士山を支点として空間固定。力点には遂に月が乗っかり…力任せに月ウサギ達の拘束を振り切った主人公達はバカな実験を止めさせる為戦うがジジイはバリアーを作り出し抵抗。


「嫌じゃあ~実験するんじゃあ!ワシの長年の夢なんじゃあ!!」「泣いてないでバリアー開けろジジイ!」「わーん(泣)開かないー」「ここでいきなり科学なのかジジイ」「とにかく物で殴れ、急げ~」


ドタバタやってる内に月の重さで塔の彼方此方に歪み発生。

鉄骨が落ちてくる危険な状態に“バリアーの中で踊るジジイ”はとりあえず無視。



「仕方ない!脱出しましょう。みんな!急いで!!」



塔の外は地球。東京都心のど真ん中。

高さはかなりあるから手段は選べない“リリルウ”真っ赤な顔で魔力が蓄積されている自分の“葉っぱの服を解体”バリュート状の“空飛ぶ絨毯”に組み直して全員を乗せようとしますが目の前でそれ(下着ってなんですか?)を見せられた主人公は思いっきり狼狽。絨毯に飛び乗り損ねて落下。とっさに外にあった鉄骨に掴まります。


鉄骨の支点は巨大ビル、力点はアルキメデスの塔にかかっていました。……梃子の原理は偶然塔の先端部分をへし折り。アルキメデスを乗せたまま宇宙のどこかに飛んでゆき

富士山は太平洋に落下


こうして大魔導師アルキメデスの実験は失敗に終わり。月と地球は塔で繋がる事に…ノブとリリルウ(流石に全裸はヤバいからノブのワイシャツ…葉子は激怒中)は抱き締めあったまま脱出してくる魔術師(全員若い女性)を出迎えハッピーエンドかな?………。


以降後日談。


科学や物理法則は魔術師達のせいで大混乱。元々イタズラ好きな上10万人も地球に遊びに来てます。


富士山は太平洋で新しい島に…領土問題が。


月では月面都市、喋る月ウサギが生物学者を泣かせ。そして…。


「ノブロウ、そろそろご飯よ。降りて来なさい。」


膝の上には“リリルウ”隣には“葉子”の人生修羅場状態。

…頼むから忘れているのは名前だけで有りますように。


悩む主人公の姿がありました。


【何が悲しいってヒロインの名前思い出せない事だったりします】


 ぶっちゃけ本当に子供の頃読んでますから記憶が泣きたくなるくらい有りませんでも二次元キャラで初恋の女の子です。名前覚えてないのが滅茶苦茶悔しい。

逆に今でも何か理解したくない近寄りたくないヒロインが同じ長谷川キャラの“トゥインク”です。死んだ元彼がわすれられず星を飛び回りながら望遠鏡で昔の光景を眺め涙するヒロイン…男だったら殴り倒してますなきっと。


…しかし何で嫌いなキャラクターの名前忘れてないんでしょうか? 何か理不尽です。



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