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人類ネコ科  85~86年

前回の予告通りなんとか書き上げたんで投稿します。


尚、オープニングのアレは彼等のやり取りを思い出しながら書いた悪ふざけです。

本編にはそんなシーン有りませんからご注意下さいな。



2016年7月5日


そういや彼女達に初めて色気感じたの北斗君拷問の為、ナチスドイツ軍コスプレしてたシーンでした


【人類名古屋化計画でも第6天魔王の陰謀でも有りません。確かに語尾はミャーだけど。】


 西湘市・南山荘。その朝いつものごとく部屋に“お気に入りの下着”を干しに来た兵藤真琴、樋口京子、小山麻美はベッドに鎮座する“それ”を目撃した。


「…そんないくら女嫌いだからってまさか!」

「いや彼なら有り得る。人間辞めても筋を通したかったのよ。」

「でもまさか…こんなに小さくなっちゃって(涙)」


ベッドの上で彼は茶トラの身体を震わせ、抗議の声を小さく上げた

「ニャア……?」



「てめえらいい加減にしろ!!」

黙って見てた部屋の住人、七瀬北斗は豪快にハリセンを振り下ろした。



「……で、日比野さんは?」「里美?…私ら呼んで部屋に戻ったよ」


ちなみに北斗以外は例によって下着姿だけど色気もへったくれも有りません…。




 “ネコじゃないもん!”という事でタイトルから会話形式でボケてみましたがいかがでしょうか?

評判良ければまたやります。



小見出し通り名古屋産まれの西のランボー“守山修一郎”が愛する“中島亜津美”さんと人類名古屋化計画実施する訳でも無いですよ?


主人公“七瀬北斗”は西湘高校合格直後、両親がオーストラリアに栄転。彼だけは、ある下らない理由で日本残留を決意

ネコと女子大生が集まるアパート南山荘(別名ニャンニャン荘)に独り暮らしとなりました。

小柄(159cm)で生真面目、向こう気が強い彼は皆さんの予想通り“居候やってる猫様と暇な女子大生のオモチャ”


特に同じ階の3人、兵藤真琴(お色気メガネ)樋口京子(ショートヘアにタバコ愛飲)小山麻美(黒髪線目)と正体不明の住人日比野里美(コミック参照?)にネコ被りとイヤ過ぎる現実を見せられ体験した彼は見事にグレました。


女嫌いをこじらせ、オールバックなケンカの帝王“守山修一郎”と常につるんでいる北斗君。


学校では、作者のデビュー作“ズームイン”ヒロイン:いずみの後継者。新聞部改めふぉーかす倶楽部“荒井由美子(安い買収価格&捏造可能byあっちゃん)”によって本人不許可で“腐女子のヒロイン”となっていた様な気がするのは私の記憶力が変な方向に歪んでるせいでしょうか。


高校1年バレンタインデーのその日、硬派を誓った彼の年貢は第1話で呆気なくお代官様(舞奈に)取り立てられます。


駅で真琴さんから貰った危険物(3倍お返し確定済みのバレンタインチョコ)を事情を知らない修一郎にプレゼント。


ところが何も入って無い筈の机の中にバレンタインチョコレートとお手紙が


いきなり挙動不審になった北斗君を怪しむ修一郎をごまかしつつ授業は始まりました。


いったいどうして?

そんな日に限ってお昼になっても終わらない授業…

昼飯確保の為、廊下側の通風窓

(冷房無い時代だから全て開けられたのよ)

を抜け出した彼が眼にしたのは…。


まあ、試しにネット検索したら画面があっさり出やがったのでこう書いときます。



…汚れ無き新世界(笑)へようこそ。

年貢の収め時だよ、北斗君。



という訳でヒロイン“谷山舞奈”登場です。


彼女がその日その時間、何故そこに居たのは勿論理由が有りますよ。お客さん。




【彼女が彼に惹かれた理由は、入学式の帰り道目にした光景でした。】


 机の中にあったバレンタインチョコと手紙の贈り主は、西湘高校にファンクラブまで存在する美少女“谷山舞奈”でした。あの日彼女のスカートに頭を突っ込む命知らずな暴挙(事故です)をやらかした北斗君はその日からファンクラブに命を狙われる事に(笑)


…出落ちキャラの卓球部のお兄さんはどんな最後だったけ?


いきなりバイオレンスな状況からスタートした為、ドン引きな北斗君でしたが、事情を知った舞奈の親友あっちゃんこと“中島亜津美”の協力と更に亜津美さんに惚れた修一郎の実力行使を伴う“穏やかな話し合い”で北斗君は舞奈ちゃんとデートに……。



詳しい事は出来ればコミック参照して欲しいのですが、


北斗君にとって色々不本意だった筈のデートが彼女の想いを理解する事で見事に華開いてゆくシーンは必見です。


バブル時代目前で価値観も倫理も入れ替わる

丁度、過渡期な時代の

ラブコメですから

北斗君、ちゃんと男の子やってます。


…かくして初々しい馬鹿っプルが誕生する訳ですが、新たな問題点が。


亜津美さん曰わく

“冗談が通じない究極の世間知らず”なヒロイン

実は男女のアレな知識が皆無だったりするのですよ


愉快なリアクションが面白い“みんなの弟”に

純粋にそういう知識皆無な“妹”が…

南山荘の暇人3名

(里美さんは大体寝てる為不参加)

も彼等にからみ。


更には修一郎と北斗の幼なじみ“瑞穂”の登場(小姑)に

恋愛=即結婚な暴走パープー娘が心配な谷山家の母。

なんとかオーストラリアに連れて帰りたい七瀬家の子離れ出来ないお父さん等々


様々なキャラクターが登場してドタバタが続きます。


勿論、舞奈ファンクラブとの明るいバイオレンスなシーンも最終回近くまで続く訳ですが、

陰険な悪党が描けない作者の性格もあり

意外と爽やかで男らしい終わり方するのですよ。


※村上もとか先生らと一緒にアシスタントやってた“ワイルド7”の悪党とは大違いです。傾向自体違うけどね。



…それにしても、今思うとあっちゃん、なんか舞奈の母親状態ですな。



【トラックに跳ねられ異世界転移する?和風なお父さん(舞奈父)はいかがですか?】


 答え:日常ラブコメだからそんなシーンは有りません。


 私がこのコミックを掲載した“月間少年サンデー”を知ったのは偶然“県立地球防衛軍”のタイトルを見た時でした。


あれから未だに建物も店主も替わってませんが、

近所で唯一雑誌取り扱ってた雑貨屋さんが有りまして、友人が“週刊少年サンデー”私が“少年ビックコミック”ついでに叔父が“少年ジャンプ”

(勿論ジャンプの代金は叔父様負担です。慈悲は無い(笑))”

を購入し、シェアして読んでました。


( )な理由、しかも“エリア88”と“空色みーな”が載った“ビックコミック”は隔週販売で小遣いに余裕があった私は迷わず購入。


以降人類ネコ科~ブラッディエンジェルズ連載終了まで付き合いました。


まあ丁度、雑貨屋は廃業→いきなり花屋兼クリーニング屋になった事も理由だったりします。


※ちなみに今は普通の民家、なぜかクリーニング店の看板はそのままです。営業してませんよ?



翌年その隣の空き地に大型書店兼、CD販売/ビデオレンタル店が出来たから単行本はそちらで買いました。


それまでストーリーは北斗君の外国留学騒ぎ(黒幕は馬鹿父:母によって折檻)~なら結婚して付いてくと舞奈さん暴走~南山荘に押し掛け女房~両親に発覚し南山荘籠城事件(笑)からしか知らない事もあり、そんな話だったんだと納得しながら読みました。


でコミックスでのお気に入りのエピソードはダントツで正体不明な隣人“日比野里美”さんの話になる訳ですが、もう一つのお気に入りが留学騒ぎの中、ちょっとした勘違いから修一郎に襲い掛かる“舞奈の父”の物語です。



ごく普通の会社員やってる父は休日に家族サービスを計画します。

ところが妻によると娘は朝から彼氏の所にお出掛け中


様子を見に行った彼はちょっとした勘違いで娘の彼氏が“守山修一郎”だと思い込んでしまいます。


こっそり娘の行動を見守る彼の目に飛び込んで来たのは号泣する娘の姿でした


(北斗君、留学の可能性を修一郎から聞かされ妄想~暴走してた訳ですが距離がある為聞こえてません。)


…誤解に誤解を重ねた彼は自宅の居間から家宝“備前長船兼光(別名:日本刀)”を持ち出し

怨敵“守山修一”に襲い掛かかります。


折しも信号は赤、彼の横には警笛鳴らすダンプトラックが……………。


という事で、舞奈の父は娘の家出~籠城騒ぎに介入出来ず

病院で枕を濡らす事になりました。


後々娘から彼氏を紹介された父の反応や

“なろう”の定番ネタ異世界転移に成功したかどうかは、誰も知りません。



※オマケ:北崎拓先生のメジャーデビュー作“空色みーな”って“人類ネコ科”の性別真逆なストーリーでしたね。

こっちは恋愛要素微妙なシスコン娘(中学生で171cm)の成長物語でした。


どさくさ紛れに“人類ネコ科”以前の怪作“いずみちゃんグラフィティ”の話も混ぜようとしたんですが、ハダカとパンチラ、刈り上げアレルギーのネタしか思い出せませんので諦めました。


週刊少年ジャンプは今も昔も青少年の下半身の味方です(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] この作品を知ったのは、遺作「はろーあんくる愛蔵版」からと思います。確か全3冊だったかな。 [気になる点] 月間サンデーでしたか。 そう言えば「週間は忙しいからやらん」と愛蔵版のエピに乗…
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