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ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編 06年

とりあえず出来ましたから投稿します。


事実関係はかなり思い出補正入ってますからご注意下さい。

間違いについては機会を見つけて直します。


2016年6月30日

【ひぐらしのなく頃に本編見た人でないと意味合いが違ってしまうある意味失敗作な外伝です】


※2007年に発売された“園崎詩音”が探偵役のうち切…未完ストーリー“現壊し編”と掲載の後日談も含みます。



 今回は、原作(書き下ろし)竜騎士07先生、コミカライズは同人誌(…読んだけどさ)で有名な鬼頭えん先生が担当したマンガ版“ひぐらしのなく頃に”のお話です。


…前回とギャップが有り過ぎるわ!と色々突っ込み受けそうですが、舞台(岐阜県白川郷がモデルの架空村落)も時代背景(昭和58年/1983年)も割りかし近い場所ですし良いですよね?


※日本アルプス挟んでるけどさ。


 多分ゲーム(笑)“ひぐらしのなく頃”に、前半(鬼隠し~祟殺し編)は1週間ほぼ完徹。


(昼間はちゃんと会社員やってました。よく生きてたね私…)


後半戦はパソコン店の同人ゲームコーナーに続編が出る度に突入。


最後?の“羽入”が見せた“梨花様の悪夢?”のバージョンまで夢中になって読みました。

パソコンや携帯端末で小説読む楽しみを教えてくれた作品です。


アニメについてはあの絵柄とストーリーのギャップがちょっと…だった事もあり実はDVD最終巻しか見てません。


登場人物全員が可愛いらしく、あの“鷹野三四”にすら好意しか抱けない状況で陰惨な惨劇シーンに精神的に耐えられず逃げました。


同人ソフトのあの絵の方がもっと酷い(笑)と言われそうですが(特に指の数とファッションセンス…)


まともな絵のセンス無しの原作者が一生懸命書き上げた絵を貶したくねーです。


※ちなみに実写版は予告編すら拒否させていただいております(笑)

ゴメン生理的に無理。


※アンソロジーやショートショートで大笑いする事になった謎のカレー大好きねーちゃん“知絵留先生”についての冷や汗ものな顛末については後に“月姫”やって知りました。


アニメ放映、ついでに実写版映画が決まった段階であの膨大なテキストを全て書籍化、コミカライズ、更にはファンによるショートショート、同人誌風のパロディ含めたアンソロジー化は、今思い出すと凄い光景でした。


コミック版、最終的には本編だけで軽く40冊以上…本屋に専用コーナーあったもんなぁ。


アニメについては苦手意識が有りつつも最後の最後“三四嬢ちゃん”の何事も起こらない平和で楽しいとある1日。



惨劇のきっかけになるアレでは無く、“羽入”の能力で別の時間軸で彼女に一生残る楽しい思い出を象徴する事になる“お子様ランチの日の丸”シーンを見せてくれたアニメ製作スタッフには感謝の言葉しかありません。


とまあ、滅茶苦茶長い上に各章でビビり、登場人物に感情移入した上、マジ泣きしたもんで短く纏める事は不可能ですから、本編の話は追々やります。

本編コミックと違う出版社で出た作品の為、例によって半ば廃版になりかけている事もあり、ネタバレ有りで進めます。


ついでに書くと本編の“雛見沢症候群=オヤシロ様の呪い”の真実知らないと単なるキチガ○による家族崩壊劇となりますのでご注意下さいな。



では、外伝のお話です。




【昭和58年、雛見沢近郊のにある街、垣内のとある高校生達の日常シーンから物語は始まります】



 父冬司の栄転で雛見沢近郊の集落 “興宮”から都会の“垣内”に引っ越した公由家。


“オヤシロ様の祟り”を畏れる祖母あきと母春子の心配をよそに、


古臭い風習から一旦離れる事が出来た主人公“公由夏美”は新しい友人が出来たり、

不器用で取っ付き難いけど優しいクラスメイト“藤堂暁”に片思いしたりと

高校生活をエンジョイしていました。


女子制服がなんか田舎の中学生みたいとお思いでしょうが、

彼女達、本編の圭一君達より年上な昭和41~42年産まれです。前回書いた“すくらっぷブックの晴ボン達と同い年”つまり今では…おや、こんな時間に誰だろう……………………………………………………本編の“鉈女レナさん”より残虐凶暴なヤンデレからかうのは命懸けです(油汗)ええ。






話戻します。正統派ラブコメというより純愛展開なストーリーはある事故の報道でいきなり暗転します。


雛見沢村で突然!発生した“火山性ガスによる集落全滅事故”と直前に起きた“フリーカメラマン富竹”の変死事件&身元不明のドラム缶焼死体発見、入江診療所所長&看護婦行方不明事件を追う“大石刑事”


数年前、偶然に雛見沢のバス停で“何年も同じ時間を生きる少女”と知り合い彼女を救う事を約束した“赤坂刑事”の登場です。


本編の圭一、レナ、魅音、紗都子、梨花、詩音が頑張ってる影で彼等も大活躍した事で事件は解決する訳ですが今回は手遅れでした。


入江診療所の看護婦で実は祖父の代から雛見沢と関わりのある“鷹野三四”も興味を持ち長年にわたる調査状況を記録に残していた“オヤシロ様の祟り”と事件事故の因果関係。


おそらく全ての真相を知っている筈の鬼の子孫。

雛見沢で畏れ信仰されている御三家「園崎」「古手」「公由」の家族も事故で全員死亡。


諦めきれない彼等は一縷の望みをかけ傍系の公由家を訪れたのですが、皮肉にもその事をきっかけに“オヤシロ様の祟り”が襲い掛かります。


※殺人描写、順番については当時読んだ時の私の記憶です。

後日調査可能であれば訂正。再投稿します。


祟りを発症した祖母あきはオヤシロ様への生け贄として義理の息子、冬司を殺害。遺体はノコギリでバラバラにされていました。まるで“綿流し”の伝説の様に。


夫を殺害されたショックで逆上した娘、春子は包丁であきをメッタ刺し。

母を殺し娘にも重傷を負わせた事で呪いから解放された春子は娘の目の前で自ら包丁で首を落とします。


「あなただけは生きて、生きて呪われた運命から逃げなさい。」



緊急通報で救急隊に助けられた“夏美”は病院へ搬送。


不可解な殺人事件、自殺行動、事故は全ての雛見沢出身者に襲い掛かる様になりました。

まるで“オヤシロ様の祟り”の様に。




【オヤシロ様の祟り=雛見沢症候群の正体。そして本当に呪われていたのは…】


※本編のゲーム、アニメ、コミック版未読の方はネタバレとなりますから読まないで下さい。まあ、自己責任です。




 古くは特別な能力を持ち“鬼”と呼ばれる様になった御三家と同郷の村人達。


寄生虫として脳に侵入、人間離れした能力を手に入れる代わり村から出られない。

出ればいずれ発狂し惨劇を引き起こしてしまうそれは、いつしか“オヤシロ様の祟り”と呼ばれ畏れられる様になりました。


雛見沢症候群と呼ばれるその症状に、数年前のダム建設反対運動で発症した彼等が起こした惨劇に驚愕した政府は、ある程度事情を知る御三家と接触。


住民のパニックを抑えつつ正体不明の症状の治療&研究施設として“入江診療所”を建設。


表向きは単なる村の診療所。

裏では重症患者の隔離収容。感染予防の研究&症状の軽減。

最終的には感染源発見とメカニズム、治療薬の研究が目的です。


その事業に、実は数百年以上前から古手神社に降りていた存在も密かに協力していました。


寄生虫に苦しめられる村人の願いから産まれた姿亡き鬼“羽入”は当代の巫女と共に症状の軽減、予防に協力

本来であれば感染者全員が発症→自殺するプロセスを神社の守護範囲限定、但し精神的に安定している限りで抑えていました。


彼女の別名は“オヤシロ様”です。


感染源すら不明、患者が発症しても自殺してしまう事で治療が困難だった状況はある事件で解決の糸口を掴みます。

妹、紗都子を虐待から守る為、叔父に重症を負わせた北条悟史が雛見沢脱出の際、症候群を発症。


診療所に収容された彼に“羽入”と巫女が接触。

症状の進行を抑える為、昏睡状態になった“悟史”の治療は入江医師に託されます。


入江医師の努力、羽入と巫女の見えない協力の末。

ついに治療薬が完成

ところがそれを待って全てを奪う勢力が潜入していました。


…本来なら全ての湖、火山性ガスの調査により“おきる筈がない硫化水素ガスの大量発生”は彼等が起こします。


まあ、この辺りの裏話は外伝には関係ない事ですので本編で書きますね。



 “公由夏美”の事件終結後、別の事件を捜査していた“赤坂刑事”の元に“大石刑事”から緊急の連絡が…公由家の犠牲者に纏わる不可解な事実でした。


全てを理解した“赤坂”は病室に居る筈の“夏美”を探します。


彼女を心の底から心配し見舞いに訪れていた“藤堂”は屋上に呼び出されていました。


「藤堂君、わたしの事好きだよね……だからお願い!イッショニ死んで!しんで!!シンデェ!!! アハハハハハハハハハハハ。」


赤坂刑事が取り押さえた時には既に彼女は藤堂君をメッタ刺しにしていました。


…実は雛見沢症候群を発症し妄想から家族を殺傷。


遺体損壊を行っていたのは主人公“公由夏美”です。


結局彼女は警察病院へ、果物ナイフで刺されながらも“夏美”を正気に戻し抱きしめていた“藤堂君”は病院で彼女の退院を待つ事になります。




【鬼曝し編アフター/落ち無しの現壊し編オマケストーリーに移ります】



 事件から数年後…とある街で雛見沢に関わる事件を捜査中の赤坂刑事は病院で“藤堂暁”と再開します。

垣内から離れ大都会で暮らしている“藤堂”彼の隣りには事件終結後、遠縁の親族に引き取られ音信不通となった“夏美”の姿が有りました。


自分自身に恐怖し閉じこもっていた夏美を探し出し、改めてプロポーズした藤堂は夏美と結婚。


彼女が病院にいたのは新しい命を授かったからでした。


彼女は、あの頃をふり返り赤坂刑事に自分の覚悟を伝えます。


「もし、再び症候群が再発したら…今度は一人で死ぬ覚悟が出来ている。」


赤坂刑事は彼女達の幸せを祈るだけでした。



【オマケ:ある意味最強ヤンデレヒロインは本編に殴り込みます(笑)】


 外伝のストーリー自体はドシリアスで儚げですがオマケコミックで犠牲者になった家族一同や友人達とはっちゃけまくった“夏美さん”


藤堂君を亀甲縛りしスクール水着でいたぶる姿は余りの落差に大爆笑しました。


人気も出たおかげでパソコン版やメジャーゲーム機対応版にも乱入。

本編のキャラクター達を恐怖のどん底に陥れました(笑)


ちなみに武器は“お婆ちゃんのノコギリ”と“お母さんの包丁”……色々怖いから由来は聞かないでね




現壊し編…書き忘れてました(笑)


後書きで書きますと

園崎のバハアのせいで脱走不可能&全寮製の女子中に入った雛見沢出身のいじめられっこ転入生の周りで原因不明の殺人事件が……事態を隠蔽したい園崎のバハアが送り込んだのは園崎詩音?


という所で打ち切りになったお話です。

オチは現在も行方不明となっています。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 「パソコン店の同人ゲームコーナ」 過去の評判の良かった名作エ○ゲーを、店頭で買えた時代、「月姫」、「ひぐらし」、「うみねこ」が同列でプレミア付きで売られていた時代はどこにいったのやらと・・…
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