関心領域 23年
2025年9/2〜9/4 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 娯楽作品には程遠く必ずしも真実の物語とは断言出来ない つーか原作者も映像再現に辺り証言したり資料提供してくれた生存者達も映画公開前に皆亡くなってる以上、真相なんて見たお客さんが推理するしかないそんな回答無き問題提起 こういうのは本来、TVで深夜枠海外ドキュメンタリー再現ドラマとして流すモノなんだけどね 言語不明瞭しかも意思疎通不可能なクレーマー沸くのでDVDレンタルでやるしか有りません
なお此れ書きながら仕上げたのがハセガワの絶版プラモ[ミグ21]と[ブリティッシュ・F4Jファントム] どちらデカール修復からの作業となったがファントムに武器付いてない……別売りだってさ ファインモールドのミサイル&爆弾セットはほんの少しでも一箱2200円もするので予備パーツ漁るかハセガワのオプションパーツ探して買うか? 此れから回って情報収集ついでに旧盆前の仏壇飾る果物追加購入を バナナは直ぐに熟れるので今日食べて処分する予定
【 人は人であるが故に悍ましい怪物にも命懸けで同調圧力に抗う小さな英雄にも成り得る 文学小説ベースに10年掛かりでその時代と雰囲気を再現…… 特に収容所所長夫妻とその家族は演じる役者さんの会話内容から館の内装に中庭まで再建し登場人物達による日々の日常生活エピソードまで徹底的に 第二次世界大戦終結80周年兼ねた作品だけど 此れ中国ならウイグルにチベットに実在してる異民族絶滅収容所にロシアのウクライナ児童再教育キャンプ 或いはもっと身近な惨劇に置き換えると屠畜場が併設してる御近所と大して違いは無いのかも 】
★知っていたけど信じられなかった 私は悪くない命令に従っただけ 場合によっちゃそんな史実すら証拠隠滅したり真相捻じ曲げ捏造するので惨劇は繰り返される 前書きにも書いた通り娯楽作品じゃ無いからDVDレンタルも早々に終わるでしょう 見ないで後悔するより見て後悔を(笑)
原題:THE ZONE OF IN TEREST
"その領域を見て何を感じた?"とも訳せますが 本当はドイツ語/絶滅収容所限定で使われた特殊な言い回しで"関係者以外立入禁止"を英文化
アメリカ/イギリス/ポーランド合作 劇場公開作品
アメリカ/フランス(カンヌ国際映画祭)先行上映
日本 劇場公開はイギリス/ポーランドと共に2024年
原作:マーティン・エイミス The Zone of in Terst 2014年
翻訳版は早川書房より2024年出版
❖ドイツではヘス夫妻を人非人として描かなかったから未公開(笑)
令和7年9月2日 唐突ですが此れ読んでる奇特なお客様の中で食肉加工の屠畜映像を直接或いは何らかの映像媒体で見た事は有りますか? リーマン時代に私が新入社員研修で見せられたのは機械的に行われる若鶏の電気ショックによる其れでした 同僚や後輩に先輩達の中には其れが豚だったり牛だった場合も有るそうで 当時の私の上司は其れ以降二度と豚肉食べられなくなってます なお私の場合、元々実家が兼業農家だったのでさっきまで生きてた鶏を鎌で首切り捌き軽く茹でて羽毛毟った経験有りまくりだったので幸い鶏肉が食べられなくなるなんて事態には陥りませんでしたが 其れが子供の頃から面倒見てた山羊や兎だったら…… 正直想像すらしたくありません
まぁ其れに比べたら見ず知らずの他人が殺されようが 殺戮者を憎み憎悪する事あっても割とフラットに他人事対応する人でなしと成り果てた訳ですが其れはそれとして
家畜を含む人間以外の獣に感情なんてものは存在しない だから残酷にいたぶって殺して食べても罪にはならない 此れは聖書や些か表現内容や屠畜ルール違ってもコーランやユダヤの経典にも明記されてる現実逃避な言い逃れであり人間(但し其々の宗派の教徒)のみの免罪符 だが後にフランス革命とその後のギロチンによる誰も彼も死刑となる恐怖政治 その残酷さと殺戮数においてそれらすらも越える共産革命やナチズムの原典となる啓蒙思想及び優生思想は皮肉にも観察により生きとし生けるものは喜怒哀楽の感情持つと定義した事が始まりでした なお単細胞の毛唐やアラブ人にその類似品の限界は、日本人と違い物言わぬ植物や昆虫のみならずありとあらゆる全てのモノも(というか人間の認識能力では聴き取れない)其れを持つ事実を全否定し(命を)いただきます 或いは道具や食器に機械を廃棄する際、ご苦労様と頭下げる礼儀であり祈りを嘲笑った事 そもそも今現在の欧米同様、保守もリベラルも脳内で全て分かった気になって"俺に逆らう輩は老若男女関係無しに生きる価値すら無い"と執拗に貶めたり殺したりしてる訳ですので世話が無い
という訳で今月2本目の割込み投稿に選んだのは 偶々本サイトの別のエッセイにも取り上げられてたこんな鬱映画を TSUTAYAやGEOで見掛けてたけどその内旧作レンタル料金となるまで放置プレイする予定でしたが…… 其れすらやらず消えそうだったので同じように消えそうなアレや此れと共に慌ててレンタル 旧盆の準備に溜まる一方の小説の山 同じく罪プラの山消化しつつマラソン視聴に挑む予定
【 INTER ESSENGE BIET 其れはドイツ語で"利害関係の有る領域"と名付けられた絶滅或いは民族浄化収容所を中心に40平方キロを部外者立入禁止とした収容所管理者とその家族のみ居住が赦された特別区画 なお忌まわしい事に史実ではごく一部の自殺或いはドイツ本国内に逃亡し行方眩ませたSS元看守と警備員達を除き彼等の大半が此処で何が行われていたのか知らなかったと裁判でも記録映像のインタビューでも偽証している 】
★実の所は本編見ても分かる通り見て見ぬ振りしてただけ 作品名忘れたけど、とある海外小説で皮肉られてたっけ リベラルでプロテスタントにしてみればユダヤ人やロマは人語解する家畜と同じだと思ってると 勿論ポーランド人の大半もそうだった
まずはこんな前振りから こと洋画に関しては悪名高いタレント吹替が横行し、なるべくオリジナル言語&字幕でとなりがちですが本作に限っては吹替&日本語字幕付きでの視聴をお勧めします…… えげつなさがかなり跳ね上がりますよ。 所詮歴史再現ドラマで別に本当に人殺したり遺体損壊してる訳じゃ有りませんが 毛唐や特亜三国人にイスラム原理主義者がわざわざ遠い日本へ観光に来てまで、墓荒らしやお供え物飲み食いしたり賽銭箱漁り宗教施設に放火とか落書き勤しむ其れは 自分達より遥かに劣る異教徒&異民族には何をしても構わないという共感性や想像意識の致命的な欠落と言えるでしょう 嫌な話だけど日本人なのにわざわざ同じ事やる屑も増えつつ有ります なお動物でも此れは大概家畜の中に生まれます
暗闇の中で聞こえるのはボイラーやその他諸々が奏でる耳障りな不協和音 ポーランド国内をメインに多数設けられたナチス・ドイツの絶滅収容所の奏でるノイズは既にその大半が鬼籍に入った元収容者のトラウマとなっている 流石に映像だけでは再現不可能だけど人体が灰になるまで焼かれる匂いって昭和から平成始め辺りまで割と火葬場で実体験出来た 平成半ば辺りから漸くシステムの改良により無臭となったけど万が一の事が有るからその大半は港湾施設の離れにある 暗闇と不協和音から一転画面に映し出されるのはポーランド人家政婦や使用人にお世話されながら湖で家族団欒に勤しむアウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所所長[ルドルフ・フランツ・フェルナンデス・ヘス親衛隊中佐]にその妻[ヘートヴィッヒ]と三男二女な子供達(クラウス/ハイデトラウト/ハンスユルゲン インゲブリギット/アンネグリッド)
1944年秋ポーランド・ビルケナウ 西からはフランス奪還した英米軍、ウクライナからからは多くのドイツ機甲部隊を瓦解に追い込んだソ連軍が迫りつつ有る
戦時中とはとうてい思えない穏やかな生活に 19世紀の貴族の様に多くの使用人に傅かれる生活 自身もそうだが使用人達にもお裾分けされる豪華な衣類に宝飾品は何もかもユダヤ人収容者から剥ぎ取ったモノ 夫は妻と子供達を慈しみ妻は夢にまで見た多くの花々に加え新鮮な野菜や季節毎に実る様々な果樹からの恵みに満足げ 勿論5人の子供達も末っ子で未だ自我も芽生えない赤ん坊[インゲブリギット]は別として両親を慕う だが温室や果樹園に花畑の肥料として使用人達により漉き込まれているのは人の灰であり簡単に砕けるまで焼かれた人の骨 特に歯は金歯や貴金属の埋めモノ等を回収する為、分別されて収容所周辺の野山に打ち捨てられた 当初車のバックファイアや意味不明なわめき声に聞こえた其れは…………日本語吹替版ではかなりエグい演出入ってるので要注意
ノルマ達成し党の方針"ユダヤ人絶滅作業を効率化せよ" 敗戦後もゴミ焼却による火力発電でガッポリ儲けてたトップフ・ウント・ゼーネの技術者達とガス室や遺体焼却炉の改良及び効率化に勤しむヘス所長 なおこっそり貰ってるマージンは1日でも此処での優雅な生活長引かせるため家畜処分続けるSS隊員にお手紙書かせる買収や愛人との逢瀬とその生活費に注ぎ込んでいた そんな日々も終わりを告げる 党上層部が命じたのはドイツ国内オラニエンブルクに儲けられた収容所へのテコ入と効率良く収容者を処分するノウハウ指南の為の転勤命令 既に第三帝国の終焉は確定しておりありとあらゆる場所でユダヤ人やロマにソ連軍捕虜の口封じが急がれる 庭や邸宅に多くの使用人に傅かれる生活から引き離される事を嫌がった妻は子供達と共にこの土地に残る事を選び うっかり人骨や灰が廃棄された河川の水口にして以降、謎の胃痛に苦しむヘス所長は単身赴任でドイツへ戻る
この物語と対照的に描かれるのがポーランド人家政婦[マルタ]の体験談 彼女は深夜こっそり果樹園からリンゴやジャガイモを盗み出し 昼間多くのユダヤ人収容者が奴隷労働で使い潰される炭鉱の手押し車に食糧を分けていた 食べ物が有れば彼等は少しでも生き延びるチャンスが掴める 其れはもしバレれば彼女自身のみならずその家族すらも処刑される可能性が高い細やかな抵抗 食糧のお礼にと元音楽家な収容者がこっそり忍ばせた手紙と楽譜 昼間休憩時間に何喰わぬ顔でピアノ演奏 悲しげな旋律に添えられた収容者達の嘆きと祈りの文言は決して口にする事を赦されず気取られる訳にはいかない
そして映像はアレから80年後の元アウシュヴィッツ収容所に残されたガス室や展示コーナーに夥しく山積みされた毛髪に爪そして靴と眼鏡の山 1945年1月にアウシュヴィッツ収容所を解放 虐殺者達は執拗なまでに証拠と遺体を隠滅しておりソ連軍側は自国捕虜含む400万人が殺されたとプロパガンダ なお資料と遺留品分析した再調査により250万⇒少なくとも110万とされている。 置き去りにされ後は死を待つのみだった7500名のユダヤ人を救い出した軍の通報により独りドイツ国内で逃走と潜伏生活続けていたヘス元所長は1946年に漸く逮捕 ソ連側に引渡されニュルンベルク軍事裁判で死刑判決を受けた後、アウシュヴィッツ収容所跡地にて1947年に絞首刑となった その裁判映像と吊るされた死体は今も検索サイトで誰でも閲覧可能である。
❖映画では敢えてオチ明かしてないが敗戦後は長らく貧困生活を体験する事となったその妻ヘートヴィッヒが病没したのは1989年 次女インゲブリギットがアメリカ系ユダヤ人と結婚し移住した合衆国に身を寄せた矢先 だが故人の意向で墓に名前は刻まれていないしインゲ自身も映画完成前に病没 長男クラウスは皆に責められる形でアル中により早世、姉ハイデトラウトも心病み亡くなった アンネグリッドは家族捨て音信不通 ハンスユルゲンは他のナチ戦犯家族等と共に贖罪の日々を送りやがで他の証言者と共にその人生を終えた
❖ソ連軍占領地ではどうだったか不明ですがアメリカ軍&イギリス軍占領地で収容所解放後、即座に行われたのは制限区域に居住してたSS隊員の家族そして見て見ぬ振りしてた近隣住民を対象とした強制見学ツアー その映像が果たしてアメリカ国内の映像ニュースで放映されたかは不明ですが 旧版・映像の二十世紀ではカラーで閲覧出来ました 但し敗戦後多くのドイツ人は我が子にその情報開示する行為拒否 何もかもナチとそのシンパが悪かった事として未だ封印中です 状況証拠から恐らく元東ドイツ国民もそうらしい。
そもそも自国の戦争犯罪を糾弾し裁判の形で糾弾した事例は有りますがその多くは有罪にすらなっていません




