カリフォルニア・クライシス 追撃の銃火 86年
2015年11/9投稿 2019年1/23改稿開始〜
【アメリカ風のポップアートな世界で独特なキャラクター達がスペースマインドと呼ばれる宇宙の彼方からやって来た人工物を奪い合いカーチェイス。貧乏アラサー男とトラブルに嬉々として飛び込んだ美少女と猫…彼等を手段を選ばず追い詰める親友にして軍人と全てを闇に葬ろうと画策する人々のドタバタが……どう決着したか何かオチがはっきりしないモヤッとする物語でした。】
日本オリジナルアニメ作品.
わたせせいぞうのイラストか描いた人忘れたけどアメリカ西海岸の風景を多色刷り版画風に描いたアニメで、当時あるアニメ雑誌の絶賛記事(あれ書いたライターは間違いなく本編観てません(笑)結構そんな無責任なプレビューあったんですよ。)に騙されて購入した作品です
DVD化はされてませんが動画サイトで今観ても鮮やかな映像が楽しめます。
主題歌はちょっと微妙かな?
…今思うとバイト代5万前後の収入でよく買ったよな
携帯も肩掛けしか無かった時代とは言え。
テレビでも映画でも無いオリジナル・ビデオ・アニメはビデオデッキが4万円切った頃から登場しまして、当初は“ダロス”“バース”とかどちらの企画にも通らなかった微妙な作品から始まりました。
どうせ買うのはマニアか多種多様に種類が欲しいレンタル店。割と実験感覚で変な作品が出回った時代でこのアニメもそうでした。
上映時間は45分でほとんどのシーンが歌か音楽が流れるイメージシーン。
論理委員会なんてマヌケな存在が無かった頃のアニメですから飲酒運転もノーヘル運転も「作り話だからOK、真似するあんたが悪い!」となっているお話ですよ。
物語はアラサーの主人公“ノエラ”が仕事でサンディエゴ~ロサンゼルスに移動中、偶然知り合ったバイク乗りのガキンチョ「マーシャ」と会話してたら、軍用トレーラーと黒塗りのライトバンの銃撃戦に巻き込まれ逃走。
バイクを壊されて腹立った「マーシャ」がトレーラーからがめたのは“時空を越えて瞬間移動が体験出来る謎の球体”
実は墜落したUFOから回収したそれを巡ってロシアの武装工作員部隊とアメリカ空軍の特殊部隊に追いかけ廻される。
という話で裏設定のアメリカ空軍側の現場責任者「チャック」が実は主人公の友人とか、そもそも“球体”の正体って何だったのか?
恋愛要素もお色気もゼロで展開します。
酒でも飲みながら、あまり深く考えないでボケっと眺めるそんな物語でした。




