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追想  56年

2015年11/8ガラケー投稿 2021年4/21改稿開始〜

ロシア革命を逃れた皇女が生きている……そんな噂話から始まった物語

【追想=忘れていた記憶を思い出す事 今となってはどうしてこんな邦題付いたのか本気で謎な舞台劇の映画化作品で 物語の背景知らないと何故たかが帝政ロシアの亡命貴族風情が下々の人間にこうも慇懃無礼なのかとか どいつもこいつもフランスに逃げ込みウジウジやってるのか 私自身もそうだけど今の人間には到底理解出来ないと思います 御年40代突入したイングリット・バーグマンが20代の記憶喪失な女性役を熱演 DVD見てた当時は正直無理な設定と進まない物語 やさぐれモードでちっとも楽しめない恋愛要素に忌避感すら抱いた作品だけど ある種のジャンルの原点です。】


★考えてみると挙動不審な令嬢を滅びた皇族の末裔に仕立て上げたり婚約破棄や略奪愛な描写はまんま見覚え有りまくり(苦笑) ラノベやなろうがオワコンだと上から目線で騒いでるお馬鹿ちゃんの頭引っ掴んで見せたい映画ですね


原題:ANASTAASIA

アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ

18歳で家族や使用人共々

アカに嬲れ殺された悲劇のヒロイン

アメリカ劇場公開作品

1957年 日本劇場公開

原作はマルセル・モーレットが書いた戯曲




 “アイマス”ネタでボケようか?と思いましたがそもそもゲームの内容すら知りませんから諦めました(笑)


でもメイド姿はドストライクです(…おい)



1997年に二十世紀FOXでアニメ映画としてリメイクした作品で


ロシア革命の最中・家族全員に加えメイドや料理人、生まれたばかりの愛犬まで徹底的に酷たらしく惨殺されたロマノフ王朝ニコライ2世の三女“アナスタシア・ニコラエブナ”(名前の意味は“鎖を引きちぎる者”あるいは“脱獄犯”)例によって略奪・レイプ目的で裁判抜きの虐殺となった経緯を知ったソビエト連邦政府は大慌て。


全ては白露軍(旧貴族軍)の兵士がやった事。~すぐにバレて現場責任者の暴走となり(夫妻は銃殺。子供は行方不明)



関係者の口を封じ、事態の穏便な解決を図りますが身の危険を感じたその口封じの関係者が次々と亡命したから世界中にバレました。


もちろんそんな阿呆な残虐行為をやらかしたソビエト政府&熱狂的に支持した馬鹿共も只で済む筈がなく。

数年後に素人農法で食料不足は更に悪化。近隣の国まで救助目当ての難民キャンプが立ち並びますが、

当然どこの国も支援を拒否しました。

餓死&病死者数は数百万人。


※NHKの映像の世紀で記録映像観れます。


以降も内ゲバで第2次世界大戦終了まで数千万人の死者が続きます。


結局ソビエト連邦政府が崩壊するまで犯人の氏名は不明。1980年代に考古学者による遺骨発見まで殺害状況の具体的な内容は国家機密になり当時は様々なデマが飛び交う事になります。


個人資産について当時のロマノフ王室は世界一の大金持ち。


身の危険を感じていたニコライ2世は莫大な資産(噂ですよ)を海外に移していた為、革命を起こしたどちらの勢力もスイス銀行を始めとするヨーロッパ各地に預け入れた総額3600万ドル(噂ですよ)を手にする事は出来ません。

ロマノフ王朝の資産を手に入れる為、個人~ソビエト政府が量産した粗悪品まで


行方知れずの3人の娘:上からオリガ/タチアナ/アナスタシア、最年少の王子アレクセイの偽物が30年間に230名も発生する事になりました。


この映画は簡単に纏めるとセーヌ川で自殺未遂を犯した記憶の無い女性「アナ(イングリッドバーグマン)」に目を付けた亡命ロシア貴族で現在詐欺師の「ボーニン(ユルブリンナー)」が仲間達と“お嬢様教育”


偽物の“アナスタシア姫”としてデンマークに亡命中だった前皇妃(要するにお婆ちゃん)に紹介。


同じく生き残った遠縁のポーリン皇太子の妻にしてボロ儲けを狙うが彼女の正体は実は本物の…… 。


という展開のどっかの整形国家のパクリドラマみたいな内容ではっきり言って退屈でした(笑)

但しどう考えても起用ミスなボーニン役・当時世界一セクシーなハゲと呼ばれた?ユルブリンナーのインパクトが強烈で今なら違う意味で楽しめます。


例えるなら北斗神拳伝承候補な兄弟によるシンデレラ。

魁男塾メンバーによる監獄学園(おかしい…違和感ないぞ)方面で。




【実はこの映画キャストはハリウッドからですがれっきとしたフランス映画です】


…阿呆な内ゲバ革命が原因で今現在も国力衰退させてる国がこんな物語書いたんかい!と突っ込み入れた所でアニメ映画版に移ります。


小さなお友達、いつか白い伽椰子さんに乗った俊雄君が枕元に…違った王子様を待ってン十年のお姫様向けにリメイクし、タイトルは原題通り“アナスタシア”になりました。


何か圧力でもあったのか家族殺害の犯人は謎だらけで頭も怪しい拝み屋のラスプーチン(愛称で書くとロシアの無敵大統領になるので危険)

を悪役に無理やり投入。

全ての元凶はキリストモドキな怪しい魔法使いとなりますが史実は単なる占い師のおっさんです。


国の運営に関わる人間が占い師なんてどうよ?と知らない人なら思うでしょうが、判断によって沢山の人生が変わる可能性がある時「あんたの判断は正しい」と胡散臭い方法で認めてあげたり、どんな形になったとしても笑っている利害関係無しの道化は居ると楽なのですよ。


悪役が酷いのを除けば往年のディズニー風の歌と踊り。

ミュージカル風な演出が懐かしい作品です。


今やディズニーは3Dのピクサー主流だから別物ですよね。





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