インソムニア 02年
2024年1/19〜1/20タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿
先日別宅暫定14話に割込み投稿したノルウェー映画リメイク版 犯行動機等、シチュエーションは一緒でも受ける印象は全く異なるので此処に置いときます
【 お天道様に顔向け出来ない人生ドン詰まりなアメリカ人の老若男女が最後に逃げ込む天獄=アラスカ(笑) オリジナルバージョン同様、ほぼ2ヶ月間白夜が続く寒さ厳しい北極圏で何者かに殺されたのは色々後ろ暗い噂の絶えなかった17歳の少女 何故か南の果てロサンゼルス市警から空路派遣された2人の刑事の葛藤やら色々シチュエーションは異なるけど犯人やストーリー展開は大凡同じ 此方はちゃんと北極圏の人を寄せ付けない自然の美しさとかヒューマンドラマを娯楽作品として堪能出来るバージョン 】
★ほぼ同じ緯度で北極圏だけど住民が抱える問題は微妙に違う そもそもアラスカじゃ海産物以外の殆どの食料が野菜に至るまで輸入品 よって食品物価はノルウェーよりも酷かったりする 基準はニューヨークの倍
原題:INSOMNIA
不眠症 但し此方の主人公達がそうなってるのは別の理由
アメリカ 劇場公開作品
同年 日本 劇場公開
❖ノルウェー映画インソムニアのリメイク版
令和6年1月19日 昨日は旧暦の12月8日鬼餅寒の日で本来なら1年で最も寒くなる季節 ところが空は晴れ渡り気温は昼間軽く24度近く行ってて扇風機回す程では無いにせよ冬用の衣類なんか着てられない 特に伸びた髪が鬱陶しいから理髪店に顔出し思いっ切り短目に散髪して貰いました 何にせよ此れで今夜は快適に眠れそうです 寝汗かいてた上に寝癖も笑えるレベルだったしな 今年程正月らしさも味わえず 家の近所に晴れ着貸出しとか記念撮影やったりヘアセットやる店が沢山あるので割と人手も多い成人式も何となく目出度さ全く感じないまま過ごしそろそろ1月も後半戦 此処沖縄じゃ桜は北で順繰りに咲くので南部じゃ未だに葉っぱだけ 此れが全部紅葉し落ち葉になれば桜が咲くのだけれど寒くなるのは23日頃からとかで去年同様一気に開花ではなく其れぞれ異なるタイミングで花開くかも
此処の所、少女を狙った陰惨な性的倒錯者が出て来る作品ばかり続けてますが 今年に入って地元の新聞やネットで見掛けるニュースもそんな事件が結構多いので何となく 後味悪いオリジナル版は別館で取扱ったので本宅はリメイクだけど受ける印象別物な物語を 私は故いかりや長介さんが日本語吹替演ってた"ポパイ"とか"グットモーニングベトナム"でロビン・ウィリアムズさんの事知りましたがストーカー役やペドフィリアな性犯罪者役も演ってたと知り好奇心から手を出しました 此方はちゃんと主人公が自分の犯した罪にケジメつけるし犯人役もちゃんと悪役やってるので娯楽作品として楽しめます 上映当時? とにかく仕事忙しくて何でもかんでもアンテナ張ったりリソース振分けてる余裕無かったんだよ
最近気になってるのが今年1月15日に逮捕送検されている北海道小樽市の宿泊施設で2018年1月から2022年2月まで繰り返されていたらしい13歳以下の少女に睡眠導入剤飲ませ性的悪戯やレイプやってたらしい忌まわしい事件 被害者が何名なのか?その実態は? 報道サイドが加害者の人権優先で取扱ってるから詳細は未だ誤魔化されたままだけどSNSで仲間募りオフ会でそんな事やってたのは茨城県の無職46歳をリーダーとする神奈川県/札幌市/大阪府/沖縄県から定期的に集まっていた5人の男達 どうせ起訴され有罪となったにしても精々6年以下の懲役 現在週刊文春がワイドショーと組んで執拗な名誉棄損とネットリンチ煽ってる松本人志さんの買春騒動と違い、加害者の写真や名前に経歴すら犯罪者の人権守らないといけないからと公表しないんだろうなと思うと何か胸糞悪いので後日詳細な情報流れて来たら創作物の紹介ついでに徹底的に悪様に罵り晒し物にしようかと そもそも性犯罪は麻薬取締法違反同様、再犯率高いからね
【 オリジナル版のノルウェーとリメイク版のアラスカ 最大の違いはアラスカには消費税が存在しないこと ただでさえも加工食品は空輸やか細い陸路のトラック頼りだから滅茶苦茶高いのに消費税まで取ったら住民が居なくなるなんて世知がない理由なんだけどね ちなみに物価はニューヨークの2倍から3倍 流石に現地調達出来るアザラシの肉や海産物は安いらしいが日本円換算で牛乳は㍑2000円でチーズなんかは首都圏でも1パック3000円相当 だからほんの100年前までは鯨やアザラシの生肉や血がビタミン体内に摂取出来る唯一の栄養源だったとか 】
★勿論地下資源の採掘業務で其れなりに潤ってるから基本給は日本の其れと比較にすらならないらしいが ノルウェー同様に娯楽はテレビやインターネット程度 勿論石油ストーブの故障や真冬の外出は死を招く
アメリカ合衆国最北端の地アラスカ州ナイトミュート ここから余所に行けない住民は2種類に分けられる 此処で生まれた者か此処に逃げ込んだ者か…… 夢見がちな17歳の少女ケイ・コンネルがナイトミュートの街郊外のゴミ処理施設で見付かった 死因は脳震盪 遺体は犯人が証拠を隠滅するため丁寧に洗い清められ衣服を剥かれゴミ袋に包まれて 街の揉め事は精々酔っ払い同士の喧嘩程度 此れ迄にも多くの難事件を解決してきた殺人課の刑事の応援を そんな口実で遠くロサンゼルス市警から派遣されることになったのは定年退職間近なウィル・ドーマー警部と彼の愛弟子の様な相棒ハップ・エックハート巡査部長
ドーマー警部は連続殺人鬼を追い詰めるため証拠を捏造した疑いが内務監査部のワーフィールド検事に掛けられている 突破口としてマスコミ使った執拗なバッシングが掛けられているのはその相棒のハップ刑事 例え微罪だろうが発覚すれば家族共々露頭に迷う 事実上家族を人質に取られ司法取引に応じようとしているハップの気分転換を兼ねた出張捜査 ちなみにオリジナル版と違い氷河と森しか無い空を飛ぶのはカナダ製の小型旅客機DHC−6/ダッシュ6の水上離着陸タイプ 夏場のアラスカではまともな滑走路確保出来ないのでカナダはバンクーバーで定員19人乗りなこの機体に乗り換えるのが定番だけど濃霧や悪天候で遅延もザラらしい
2人に尊敬の眼差し向け出迎える地元のホープ=エリー・バー巡査部長 ナイトミュート署の捜査官達は腕利きの捜査官到着に歓迎と冷やかしがほぼ半々 応援要請した警視のチャーリー・シュバック署長は頼れるロサンゼルス市警時代の元相棒を恨み骨髄な内務監査部から庇う気満々 彼もかつて内務監査の同僚密告に応じず栄転口実にアラスカに左遷されてきた過去を持つ 報告書から記載抜け落ちた些細な見落としから浮かび上がる被害者が日常的に交際相手から執拗なDVを受けていた証拠 被害者の部屋に残された遺留品から浮かび上がるお金持ちのパトロンの影と此れ迄親友だったらしいクラスメイトのタニア・フランケとの確執 金曜日彼女はいきなり溜り場から姿を消し何者かに殺され遺棄された このまま学校へ乗り込んでアリバイの無いその彼氏ランディ・ステッツとタニア・フランケを衆目の中で追い詰める
初動捜査に夢中な主人公達はうっかりしてたが時刻は既に夜10時 夏場のアラスカは日が沈まない とりあえずホテルに戻り慌てて遅い夕食かきこみ仮眠を取る 学校訪問は明日に持ち越し だが翌朝新たな物的証拠が渓流の漁師小屋で見付かった マスコミを集めテレビ/ラジオ/新聞で情報公開し罠を張る 主人公達が内務監査に目を付けられたのはそんな罠で多くの犯罪者を検挙してきた実績だったがどうも此処は落ち着かない 捜査班による張り込みの最中、霧と共に現れた不審者を包囲しようとするもフレッド・ダガー巡査部長のミスで容疑者に気付かれた 濃霧に紛れようとする獲物を必死に追い掛ける主人公達 フレッド刑事が脚を撃たれ始まった銃撃戦 主人公に撃たれ瀕死の重傷負ったのはハップ刑事だった
心労から来る不眠症に悩まされていた彼は司法取引に応じようとして同僚に口封じされるかもと妄想を拗らせていた 相棒の怯え切った眼差しと断末魔に動揺を隠せない主人公はうっかり誤射の事実を隠蔽してしまう あの時、ふと思わなかったか? 相棒口封じすれば無期懲役で収監されてる犯罪者達を証拠捏造口実に野に放たずに済むかもと? 相棒の妻に訃報を伝え彼女から必ず犯人を捕まえずに報いを受けさせてくれと懇願された主人公が浮かべる苦悶に満ちた表情 滞在先のホテル女主人レイチェル・クレメントは昨日チェックインしたばかりの陽気な相棒の殉職に動揺を隠さない 必ず犯人に報いを 捜査官のみならず多くのボランティアも参加した現場検証にローラー作戦による遺留品探し ランディとタニアは被害者のパパ活相手を知っている 残された日記から小説家志望だった少女が先生と慕うペーパーバッグライター(要するにラノベ作家)ウォルター・フィンチが捜査線上に参考人として浮かび上がる
「 確かに彼女を死なせ証拠隠滅し遺体を遺棄したのは私だがあれは事故だったんだ もし殺害が発覚すれば此処にすら居られなくなる 」
元々刑事になりたかったが夢破れラノベ作家になった真犯人ウォルター・フィンチはこの頃漸くその片鱗が始まったSNSで主人公等が内務監査で槍玉に挙げられ日本で言う所の週刊文春みたいな媒体の飛ばし記事に追い詰められている事を熟知していた 状況証拠からドーマー警部の誤射によるハップ刑事殺害を確信するフィンチはかつて祖母と共に此処に逃げ込んだ経緯と白夜に苛まれ不眠症に苦しめられた経験を駆使し言葉巧みに眠れず判断力が低下し幻想と立ち眩みに加え視力低下に苦しむ主人公を追い詰める
此処から抜け出そうと足掻く少女をDV兼ねた性的暴行で支配しようとしていたランディを真犯人に仕立て上げよう そうすれば君は此処からロサンゼルスに帰れる だが主人公は此れ迄積み重ねた連続殺人鬼との対峙経験からフィンチの欺瞞を見抜いていた 境界線を踏み越え1度誰かを手に掛けた人間は必ず殺害を繰り返す 彼と同じ様に境界線を踏み越え相棒殺害の冤罪を真犯人のせいにした俺に断罪する権利は有るのか? だが同僚誤射の事実を今更シュバック署長や共に捜査する仲間達、特に2人を尊敬しているエリー・バー巡査部長に自分が堕ちる不様な姿を見せられない
さり気なく捜査を妨害しつつも監視する真犯人の裏をかく形で最後の愛弟子エリ・バー巡査部長に捜査のノウハウを叩き込み遂に真犯人を追い込む主人公 長年自身が抱え込んだ闇を自ら此処を流刑地として移り住んたホテル・オーナーに吐露した主人公は彼女に抱き締められ添い寝 もう此れで思い残す事は無いと 自身の捜査官人生にケジメを着けるべく犯行現場で事件の真相に辿り着いたエリー・バー巡査部長を口封じしようと罠を張るフィンチの前に立ちはだかる 敢えて突入役の囮引受けフィンチと刺し違える主人公 撃たれたフィンチは即死しそのまま冷たい湖の底へ姿を消し ハップ刑事と同じ様に瀕死の重傷を負ったドーマー警部の姿からその真意を悟ったエリー刑事は密かに隠し持っていた断罪の証拠を投げ捨てようとするが
「 道を違えるな俺達は刑事としての責任を貫き通すしか無いんだ 」瀕死の主人公に父親の様に諭される
此れで漸く眠れる頼むから起こさないでくれ 桟橋で事切れる主人公を膝枕で看取るエリー刑事の姿を映し物語はエンドロールへ オリジナル版とは真逆の印象残す此方の方が私はお気に入りだけどお客様はどう思います? 出来れば2本続けて見て比べて欲しいかな
❖冒頭に出て来る水上機 正式名称はデ・ハビランド・カナダDHC−6ツイン・オッター アザラシの英語読みだけど日本語では"遂に落ちた"に聞こえるのでダッシュ6或いはツインオッターで表記する STROL機能持ち基本仕様は固定脚 人員/貨物輸送のみならず軽攻撃機としても使えるので未だ素材変えたりする等の改良加えながら生産中 日本でも旧タイプは離島路線飛んでいた
❖内務監査の是非に関しては敢えて此処では語らないけど 他人の脚引っ張る形で出世街道這い上がる類の屑が検察官だったりするのは刑事物の定番ネタ ちなみにあっちの会社では割と多いとかでかつては天下取ってたディズニーが凋落したのは綺麗事喚き立てるこんな寄生虫が経営陣を乗っ取ったことによる そんな組織がどうなるかは日本じゃ"新撰組始末記"割と最近だと大河ドラマの"鎌倉殿の13人" 反社取扱った内容なら"日本赤軍の総括"とか"仁義なき戦い"なんてのも有ったけ 1握りのエリートによる集団指導体制…………上手く行く筈が無いんだよ。




