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アイガー・サンクション 75年

2022年5/1深夜〜深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿

本編でも書いた通りパッケージ裏のライナーノートに騙された(笑) でも自然風景は滅茶苦茶綺麗です ストーリーがトンチキなだけ

【 目玉は出演者達がスタントマン等の代役使わず 文字通り命懸けで登り降りした合衆国のグランドキャニオンと撮影当時も令和4年現在もスイスにおいて難攻不落と恐れられたアイガー北壁(勿論此方の撮影場所は別の山の可能性高い)の山登りシーンに高台から見下ろす雄大な自然風景…………でもね、スパイ・アクションや謀略ミステリー小説として楽しむなら何でこんなモノが世界的に売れたのか本当に分からない(苦笑) 個人的には吹替版なら辛うじて及第点かな ファイト!〜1発!!と叫び リポビタンDが飲みたくなるけど多分気の所為です 】


★なお私みたいに "何で命懸けで山登るのか全く理解出来ないボンクラ" には色んな意味で刺さらないとなるそんな作品でした やっぱり映画も其処まで売れなかったので続編企画は小説出版のみで終わってます 007には勝てなかった。


☆アイガー北壁の初登頂成功は1958年 其れ以降も2013年迄に累計71人がコンスタントに事故死しており 悪趣味な話だけどその光景をレストランやホテル設備充実してる麓のアイガーグレイル駅展望デッキから飲み食いしながら望遠鏡で見物出来るのでアタック始まると有象無象が押し掛けるそうな


原題:THE EIGER SANCTION

アイガーの制裁力 または法律.道徳

アメリカ 劇場公開作品

同年 日本劇場公開

原作:トレヴァニアン著 The Eiger Sanction 1972年

翻訳版は河出書房新社より1985年文庫化

尚続編ルー・サンクションは73年⇒88年に翻訳文庫化


 令和4年5月1日 延々4日間も月末調整とかで処理能力が悲惨な事になってたタブレット端末が漸く動かせる様に Wi-Fi(ワイファイ)なんか使わず光回線繋げりゃこんな問題発生しない訳ですがわざわざ大枚叩いて工事するのもね(汗) ケーブルテレビとか有線放送もそうだったけどこの手のインフラは直ぐに時代遅れになるから焦りたくないものです。 此処数日は活動報告や割り込み投稿した作品の紹介で散々ネタにしたウズラ柄のチビ猫様に未だ振り回されてます 数時間おきにミルクと下の世話に中々減らない蚤取りその他 他の猫に感染ったら地獄絵図は必至だしどうにか風呂に入れないと………ついでに去年から家の飼い猫やってる元野良仔猫がそろそろ成猫なんだけど外見が何処からどう見てもロシアンブルー お前どうやって家に来た?


なまじ相手が人語解さないケダモノだとこんな風に四苦八苦する訳ですが 令和4年4月23日に知床遊覧船沈没事故引き起こした桂田精一社長みたいに 例え日本語通じても当の相手がコミニケーション能力端から抜け落ちてたり 悪い意味で空気読めない愚鈍な役立たずだと尚更苛つきが激しくなる訳です 50代後半にもなって何でもかんでも他人のせいかよ 報道各社のみならずワイドショーの情報も裏取りしてないし色々揉めそうなコンサルタント会社をつついてる記者が殆ど居ないので支離滅裂なテレビ諦め ニュースサイト閲覧可能になってから情報収集 かなり閉鎖的な現地の漁協や観光組合からも孤立し余所者扱いだったとかで此れから海上保安庁や警察の調べが進めば色々見えて来るのかね 何にせよ当座の問題は残る行方不明者の捜索かな 流石に船ごと沈んだ方々の生存の可能性はかなり低いかと


とまあ今回かなり強引な割振りだとは実感してますが 物語の最初から最後までそんな輩が大挙として出てくるから 見終えた直後は精神的に疲れ果て誰彼構わず殴り倒したくなるそんな映画を取り上げます(……おい(汗)) なんつーか間違い無く本人読まないであろう此処で敢えて尋ねるのもアレだけどクリント・イーストウッドさん……何でこんな厄介な作品を映画で撮ろうとしたの(苦笑) レンタル店でDVDパッケージ裏に書かれた熱い裏話につい誘われ手を伸ばしたけど そもそも私は山登り等のアウトドアなんてまず参加しないし 寒かったり暑かったりするのも苦手です そんなモノはモニターの向う側で傍観するに限る だから謀略ミステリーの方を期待してたのですがそっちはかなり御座なり メインは小見出しにも書いた通り雄大な自然風景と 最近中々見る機会無いリポビタンDのCMみたいな挑戦やってるおじさん達の勇姿のみ なおケイン・コスギさんや勝野洋さんの出番も有りませんあしからず 



【 ベトナム戦争を生き残り登山家として活躍 引退後は美術品鑑定家の道へ進み 現在はその多彩な才能を活かし大学教授として忙しい日々を送るジョナサン・ヘムロック教授35歳 かなりの女好きでも有るがかつて危うく破滅しかけた経験から生徒と酔っ払いには据え膳されても手を伸ばさないと決めている……裏の顔は合衆国には存在しない事になっている非合法的な汚れ仕事を司る制裁人(サンクション) 報酬は1人仕留める度に1万ドル その資金を注ぎ込み印象派の絵画コレクションを豪奢な自宅で独り堪能するのが生き甲斐な男の望みは殺し屋家業からの引退 だが他人の弱味を握り操る事に生き甲斐感じる彼の雇い主はジョナサンを手放そうとしない 】


★雇い主で重篤な身障者でもあるドラゴンのモデルは晩年のハワード・ヒューズとドクター・モロー 偏執的な執着心とその外見は文字通りクリーチャーそのもの


 スイス連邦 金融都市チューリッヒ 東側の細菌兵器開発に関するマイクロフィルムを託された諜報員アンリ・ハックを殺害したのは功を焦るキューバ領事ガルシア・クルーガー 厭々ながら潜入の手引をした正体不明の男は殺された諜報員がベトナム戦争時代の元戦友と気付きガルシアを罵るが何もかも手遅れな上に司直到着により肝心要のマイクロフィルム強奪に失敗してしまう 組織の取り纏め役ドラゴンは殺された部下の報復を決断し大学教授ジョナサンを再び汚れ仕事に関わらせるべく暗躍を開始 連絡係(メッセンジャー)として彼に蛇蝎の如く嫌われているポープを送り込む


単位足りないからと色仕掛けに走る生徒を何とかいなし 教授室に戻ればいけ好かない阿呆(ポープ)がエロ本漁るノリで裸婦画眺めてる姿に大激怒 問答無用でボコり追い払ったものの 元上司の強迫はあまりにも陰湿だった 心の中でさっさとくたばれと願いつつ強気の殺害料金交渉 チューリッヒに居残るガルシアを護衛諸共処分し対価は2万ドルと闇ルートで手に入れた印象派絵画の合衆国政府お墨付きな鑑定書類 浮かれついでに帰りの飛行機内で熱烈なアピールしてきた客室乗務員ジェマイマ・ブラウンとあれやこれ 呆れた事に其れは元上司(ドラゴン)が仕掛けたハニートラップ 当初は受ける積り全く無かった2人目のターゲットは正体不明 味方に対する強迫行為は得意な組織だったが敵対組織に対する諜報活動はあのポープが幹部候補な辺りフランス市警以下 いっそのことコイツラ殺してトンズラすれば一件落着しそうなモノと全くヤル気皆無なジョナサンをその気にさせたのは元戦友アンリの殉職


ガルシアの協力者だった男は どうもプロの登山家で今回アイガー北壁征服に挑戦する国際チームの誰からしい 此処までかなりグダグダな遣り取りや迷走シーンはバッサリ省略したけど 監督と脚本家がヘマした訳じゃ無く恐ろしい事に原作通り とにかくかつて二度挑戦し尽く失敗した山登りに本物の代表に代わる形で参加するため鈍った身体鍛え直さないと生きて帰れない 数年前に登山家引退し今はグランドキャニオンで観光ホテル経営兼ロッククライミングのインストラクターやってる親友ベン・ボーマンと彼の一人娘でナバホ族のハーフ=ジョージに下手なロッキーシリーズ顔負けな特訓で鍛えられる主人公 其処へホテル滞在客として現れたのは現麻薬ディーラーにしてかつて主人公の命狙った元戦友マイルズ・メローとそのボディガード 何の事は無い未だ執念深く命狙ってる主人公を本業に復帰させるため協力者とガルシア使いアンリ殺させたのは他でもないマイルズだと判明


ジョージ使った嫌がらせ等々……色々グダグダな展開の末、独り車を駆るジョナサンを殺そうとカーチェイス+銃撃戦 ボディガードを惨殺した主人公は心底目障りなマイルズを砂漠へ置き去り 後日間抜けな裏切り者は水なんて何処にも存在しない大自然で生き延びる事が出来ず野垂れ死んだらしい 残念ながら協力者の名前は判明しないがアイガー北壁に行けば分かる事 あの殆どクリーチャーな上司にしてその部下だった男 ジョナサンは大学教授な割には滅茶苦茶要領が悪かった どう考えても自殺行為そのものなアイガー北壁登頂に挑む国際チームのメンバーは ドイツ人のイキリ野郎カール・フレイタッグ 親子程歳離れた嫁タナを同伴させて来たフランス人のジャンポール・モンテーニュ オーストリア人で唯一の善人アンドレ・マイヤー そしてアメリカ代表を骨折させ入れ替わった主人公に登頂アドバイザー兼救助&バックアップチーム率いるベン


未だ協力者の身元掴めない組織が主人公の監視役として送り込んで来たのはまたしてもポープと例のハニートラップ仕掛けたジェマイマだったが 目障りなポープに技と喧嘩売りボコボコにして追い払う そして始まるアイガー北壁登頂の冒険譚…………とは言え私、本当に申し訳無いけどロッククライミングも雪山登山も全く興味無いもんだからやたら自然が綺麗だなとか いきなり天候悪化するアルプス山脈は怖いなとかその程度しかかけません 落石当たってモンテーニュが脳震盪起こし敢え無く死亡 登頂中止しルート途中のセフティーゾーン目指す主人公達だったが過酷な天候によりフレイタッグもマイヤーも死亡 独りセフティーゾーンに辿り着いたもののザイル絡まり万事休すな主人公を救助チーム率いて助け出してくれたのはボウマンだった


坑道跡からケーブルカーで麓目指し帰途途中明らかとなる 協力者は実はボウマン 麻薬中毒になった娘人質にされ無理矢理協力させられたものの端から主人公を助けようとした親友を今更真犯人ですと突き出してどうする? 容疑者は3人共死んだしあのボンクラ揃いの組織が事件の真相探る筈は無い 本当は物凄くごちゃごちゃしているものの読み終えた瞬間端末叩き壊したくなるストーリーを律儀に書き連ねるのもアレなのでなるべく状況手短に整理して纏めてみたけどこんな感じかね クリント・イーストウッドにジェームズボンド演じさせた物語ですのでラストは勿論ホテルの展望デッキでヒロイン役のジェマイマとイチャイチャ 不意に疑心暗鬼に駆られたヒロインは亡くなった3人は本当に事故だったのと問い掛けますが押し黙る主人公で幕となります。



何処からどう見てもジャンポール・ベルモンドに演らせるべきな内容だったけど 何故クリント・イーストウッドは出演したのか? 勿論予算の都合です

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